カウントダウン~A HAPPY NEW DAYS~ 作:幻想の投影物
てけりと歩いてさあ帰ろう
「はやくはやくはやく~っ!」
「ほいさっさ。にしても落ちつけ」
「アンタが落ちつき過ぎなんだってぇ! ひゃ、斜め右34度からホーネット!」
指示に従って体を逸らせば、俵担ぎにしたナフェの服を掠めて飛んでいく赤色のエネルギー弾。姿は見ていなくともその攻撃方法から赤色、つまりはマズマの扱っているアーマメントなのだろうなぁ、とあの映画狂いで俳優喰らいの
―――今頃、エイリアンズ(ナフェ抜き)で映画作りの提案でもしてんだろうか。
そんなくだらない事を考えながらに近くに突き刺さっていた2メートルほどの鉄骨を走りながらに地面から引き抜くと、その場で一回転しながら後方に向かって投げ捨てる。重くヴゥンと風を切る音を響かせていた鉄骨は何かに衝突すると、今度は着弾物と爆発音を響かせて戦場のハーモニーを作りだす。
そんな空気にも慣れたものだと思いながら、俵担ぎのナフェを落とさないように丁度いい速度でその地を駆け抜けていった。爆発音につられて其方にアーマメントが集まるだろうから、これ以上のエンカウントは最小限に収める事が……できたらいいなぁと思いつつ。
元々はUEFに戻る為にこの地を駆け抜けていたのだが、少しは観光して行きたいという気持ちもある。そして生き残りがいればあわよくば回収して一緒に旅をしようとも思うが、ナフェでさえきついこの速度に普通の人間が合わせられる筈もないのだろうなと軽い諦めが溜息と共に出て来た。
エイリアンがギリギリ耐えられる速度。つまりは新幹線並みの速度である。何故この体がそんな常識外れの力を身に宿しているのかについてはもう追求を諦めるとして、何故かUEFに行ってからはそれが殊更に強まり、「あの」総督の彼女ともまともに打ち合えるレベルに到達していた事は不幸中の幸いだろう。でなければ、あの場所でナフェ共々ネブレイドされてしまっていただろうから。
そうしたくだりを終えて、今に至ってはスリル満点の逃亡生活だ。
おそらく…いや、考えるまでもなく、ナフェもエイリアン側からは指名手配されているだろう。漫画版が基準の様なこの世界ではあるが、モスクワのどこかで「ナナ」を見たことがないし、シズとカーリーに関してはどうなっているやら、皆目見当もつかないとはこの事か。先が見えなくなった未来に辟易して、つい、ため込んだ息を吐きだした。
「やれやれだぜ…」
「文句言いたいのはこっち~! も、絶対ムリ。あの方から敵対認定受けてるっぽいし、私達ストック共々殺されちゃうってば!」
「安心しろ。俺が守ってやるっ」
「こんなパパモドキに守られるなんて屈辱だし」
「んだとオイコラ」
漫才をしながらも駆け抜ける二人は、他の人間から見ることができたなら随分と珍妙に映っていただろう。その速度を眼で捉えて、かつ、ソニックブームにまみれた会話を聞きとる事が出来る人物に限られるだろうが。
そろそろ音の速度も駆け抜けるんじゃないかこの男と言わんばかりの速度なものだから、このやり取りをしている間にもアジア地域の元諸国の国境は既に幾つか通り抜けている。高速で追いかけるアーマメントをやりくりしながら縦横無尽にアジア大陸を走っているので、彼は今「テケリ」という地名の場所に逃げ込んでいた。国名で言うならキルギスとカザフスタンの間らへんにあると言っておこう。
けっして、「テケリ・リ」という言葉を思い浮かべてはいけない。此処のエイリアンとは比べ物にならない程の狂気的で名状しがたい外宇宙的怪物に引き込まれてしまうだろうから。
ほおら
あなたの
「後ろ…―――いや、窓に! 窓に!」
「きゃぁぁぁぁぁっ!? っていきなり何すんのっ!」
「アザトースッ!」
邪神の名前を悲鳴にしながら崩れ落ちる彼。どうやらクトゥルフな神話もかじっている懸命な探索者のようだったが、この場所ではそんな空想など比べ物にならない物量で攻めてくる現実的なエイリアンが闊歩している。言葉から誤解されそうなので言っておくが、彼は別に「まぞひずむ」を目覚めている訳でもないから安心していい。
それほど大きくもない街であるテケリの朽ち果てた一軒家にお邪魔した二人は、自然も豊富に生い茂る――またの名を荒れ果てたともいう――伸び放題、かつ育ち放題で放置されていた家庭庭園を奇跡的に発見し、そこの野菜を貪り取っていた。此処までの道のりが実に都合がよ過ぎたので、動物なども見当たるかと思ったが、植物と魚以外の動物はほとんどアーマメントがネブレイドの為に肉片に変えてエイリアンたちに献上している為、早々見つかる物でもないと分かって肩を落とした。
それでも逞しくやっていくのが彼らクオリティ。
草ばかりであっても調味料と火、それから水が少々残っていれば美味しく仕上げる事が出来るのである。現に彼は調理スキルを発揮して、とても偏ったあり合わせとは思えない程豪勢な食事を作っていた。
箸やスプーンなどは見当たらず、放置されていて錆などが凄い事になっていたので、二人で手づかみにして食べている中、ナフェは疲れたように息を吐きだした。
「あーぁ、アタシは裏方で色々やる方だったのに、これで全部今までの工作も無駄になっちゃったわけかぁ」
エイリアンたちの通信用であろう端末をおもむろに取り出して弄っているが、本部とは繋がりを断絶させられたかのように砂嵐しか映っていない。基本的な無線傍受や、この世界の原典となった物語で行っていたエイリアンによる無線への強制介入は、おそらくあの端末を介して行っていたのだろう。
しばらくその画面を見つめていた彼女であったが、改めてなにも映さなくなってしまった事は覆し様がないと悟ったのか、諦めたように其れを懐に戻した。
「こういう場合、UEFの連中が受け入れてくれる事を願うばかりになるのか?」
「なんでアタシがストックごときに庇護を受けなきゃなんないのさ」
「そりゃ失礼。UEFにゃ“友達”もたくさんいるから、心配ご無用ってことだよな。はっはっ―――げほぉっ」
笑っているさなかに一撃もらい、彼はその場でうずくまって悶絶する。
顔を赤らめたナフェが照れ隠しとばかりに大皿にあった大半の食材をもぎ取ると、大口を開けて一辺に中へと放り込んだ。彼が痛みから覚める頃には残っていた食材はほとんどナフェの腹の中。余計な事言ったかと、頭を抱えるには十分すぎる問題である。主に自分の食料的に。
食べ終わった食器はもう使う事もないだろうと、雑に水だけで洗ってその家の食器棚の中に戻した。普通の一軒家を勝手知ったる我が家の様に扱えるのは人間としての独占欲がそそられるシチュエーションだとは思うが、無数のアーマメントに追われる身としては長い間同じ場所に留まり続ける事も得策ではない。
「…ん?」
ふと気付けば、ナフェの姿が近くに無い事に思い至った。暗闇の中でもフードの端から覗くピンクで暖色の髪の毛は、こうして暗い中でも蛍光するかのように主張をしているというのに、それが一回り辺りを見渡しても見つける事が出来ない。
拠点としてこの家を使っている以上はこの近く、ないしは室内にいる筈だが。
いや、と思いを振り払って彼はナフェを探す事を止めた。
この短い間に、実に様々な事が在った。新年を迎えて四日は過ぎているが、一日目の終わりに「彼女」と再会し、二日目に至るまで戦った。三日目と今日はアジア大陸を音すらかくやという速度で駆けまわり、ようやく見つけた一時的な拠点も周りを荒れ放題の自然で囲まれた殺風景な場所。
人間としての感性も持ち合わせたナフェとしては、やはり辛いと思う所や疲れたと言う感想もあるだろう。その事にいちいち介入するようなお節介を焼き続けていては、エイリアンとしての彼女が何の成長もしない。
「…ったく、自覚しろよな」
エイリアン・ナフェ。
この認識を、捨て去ってはいけない。何故か、そんな風に思えるようになったのはいつだったかも分からない。だが、それでも、やはり……
彼女は、彼女のままで「在る」べきだ、と。心のどこかが訴えている。
浮かぶ月や、ストックがいなくなった事で再び映えるようになったらしい夜空を見上げて息をつく。
今日の中継場所として決めた埃っぽいこの家のベッドは彼がはたいてくれたおかげでそれなりに寝れるように放ったが、やはり長らく放置されていた事でギシギシと言うスプリングの音が不安に思えてくる。
「あーあ」
これで何度めだろうか。
郷愁も入り混じったような声が出て、やはり此処から見える月を凝視してしまっていた。
これで、反逆者。そればかりが己の中で渦巻いて、我ながら女々しいばかりの感情を持つに至ったものだと自嘲する。あの引力で浮かんでいる星には、己が所属していた同種のコミュニティが展開されているのだろう。そして、あの方…いや、総督が言っていたからには人類「一時」一掃計画の為に集まった、協力者のシズやカーリーもいる筈だ。
だが、この身は月からこぼれ落とされた身の上。連絡手段さえ断ち切られた現状、はたしてあの二人は此方に対して協力を続けてくれるのかどうか。
「いや、無理でしょ」
自分で思って言うのも何だが、これはない。
あの二人も結局は己の種族ではなく、己達だけの為に生き残りを誓い合った、言わば利用し利用される関係。所詮は利害の一致に他ならないのである。あちらが下手を打った場合は此方が消していただろうし、此方が情報バレでもした日には、総督より早く
所詮そんなものなのだ。此処で言うストックとの純粋な協力関係は仲間内では一度も見た事が無い。ミーを追いかけ回すようになったリリオだって、ここのストックをネブレイドしてから芽生えた感情に振りまわされているだけだ。自分でさえ分からないのに、絶対に「愛情」なんて理解できていないに決まっている。だからミーに軽くあしらわれるんだっての。
「いやいやいや、なんであいつらのことばっかり考えてんのさアタシ」
どうにも調子が狂う。確かに反逆者としてブラックリストに入れられた事で生存確率的に絶望はしたものの、前なら新たな手段を探して必死に使える駒や手段を考慮し、総督から逃げ出そうとしたはずだ。だというのに、今は現状に流されて後悔ばかりの体たらく。これでは、まるで「ニンゲン」のようではないか。
実に、馬鹿馬鹿しい。そう思ってナフェはベッドに倒れ込んだ。
彼の手際の良さに感心するべきか、そうした事で普通なら大量に空へ舞うであろう長年放置され続けた埃はほとんど出ず、鼻をくすぐるほども排出されていなかった。
寝転んだまま、再び窓の外を見上げる。
唐突に、月が綺麗だと突飛もない事が思い浮かんできた。
「ホント、穢れなんて知らないなんて顔しちゃってさ……」
そして重なるのは現在、唯一の駒…いや、味方と言っても差支えが無い「彼」の存在。総督とタイマン張って生き延びるばかりか、明らかに有り得ない偶然が重なったにしてもノックアウトの一撃を与えたストックと言うのもおこがましい身体能力の持ち主。その割には、ミーの遠見やリリオの索敵。シズ・カーリーの以心伝心と言った特殊な能力を持ち合わせていないので、おそらく人間には違いないのであろう彼。
アレは何事かどころか、全てを知っている風に自分と話が合っていた。そしてあの身体能力。その出所を探るために、ほんの少しでもネブレイドしてみたいという気持ちは持ち合わせていたが、今となっては下手に彼を傷つけると生き残れなくなるからと手を出せない。…いや、本当に「出せない」のだろうか? 出さない、の間違いではなく。
そんな事ばかり思っていると、下からワザとらしく、やはり彼らしい溜息まじりに声が聞こえて来た。
「…ったく、自覚しろよな」
「………自覚、か」
いけないいけない。また思考がストックよりの「感情に流された方向」に向いていた。これでは先ほど馬鹿にしたリリオと同じではないか。
あの言葉が、地獄に垂らされた一本の蜘蛛の糸の様に自分と言う存在を確立させてくれるのが腹立たしいが、今回ばかりは助かったと礼を言っておこう。こうして自分がストック共曰く「エイリアン」としての自覚を持っていなければ、ふとした拍子に人間では無い事を思い出してこの身に宿る力を辺り構わずに撒き散らしてしまいそうだったから。
そう考えると、やはりストックの中の人間と言う種族のネブレイドは、此方の種族にとってどんなメリットがあるのかという思考に辿り着いた。ちょうど
生き残れたとするなら、自分は人類と共に悠久の時を持つ事になるのだ。今からこうして、何か熱心に打ち込めるものを突き詰めていく行動をするのも悪くないだろう。
「そうなれば、アタシの平穏が来た後に実験台の用意だよね。……何人かあいつらを生き残らせるにしたら、やっぱりリリオの目の前でミーを殺して心情の変化を測ってみたり……うん、意外と…面白そう……じゃん…」
彼女はそこで、糸の切れた人形の様にベッドに倒れ伏した。
疲労が溜って、疑心暗鬼に陥って、ここでようやく気が緩む事が出来たから、こうして眠気が襲ってきたのろう。まどろみに身を任せたナフェが深い眠りの中に誘われた事を見届けると、ドアの前からは離れていく彼の姿を見る事が出来た。
「っはは……お節介だな、俺も。どうにも」
小さな頬笑みを携えた彼の表情は、やはりいつもと変わらぬ晴れやかな笑みで在ったとか。
その目撃者がいない故に真相は定かではないのではあるが。
日も十分に上った頃、アーマメントの襲来がすっかりやんだ事に首をかしげながらも、今がチャンスだろうとこの街を出ることにした。険しい道のりになるだろうが、近くにある山脈地帯に敢えて進んで行くことで追ってくるアーマメントを必然的に少なくできるだろうし、飛行型の追手にはナフェのレーザーを使ってもらえば無音で敵を撃破すること出来る。敵の破壊音だけは響き渡るだろうが、高所からの落下であればその分時間と距離が開いて陽動にもなるだろう。敵が常時本部と連絡を取っていなければ、の話だが。
「その案は賛成。流石にアーマメントもジェネレーターやシンボル以外は本部との交信の手段を持ってないし、あんな固定型を追手に使うとは思えないしね。怖いのはジョン・ドゥとかワープを使ってくる棺桶なんだけど……」
「ソイツらの場合、反応速度が無い。それに捕縛の鎖を出したとしても引きちぎれる自信はある」
「だよね。じゃ、進路は山間部ってことで山登り頑張んなさい」
「へいへい、そのへんは分かってたよ。俺が直接足にならないと徒歩じゃ何時まで経ってもモスクワには戻れないからなぁ……」
そんじゃいざ出発、そう告げようとしたナフェに彼は待ったをかけた。
「どうしたの?」
「昨日色々弄って通信機…みたいなアレ? 使ったらUEFと繋がらないか?」
「あ、いきなりいなくなったからPSSの馬鹿どもとかがうるさそうだもんね。電波そのものが断ち切られた訳じゃないからちょっと試してみる価値はあるかも」
少し待ってて、と彼女が端末を弄って映し出されたのは、何と投影型のスクリーン。その辺りに人類との技術格差を感じた彼であったが、出来るならばと一心不乱にUEF無線の周波数を探っている彼女にその視線は通らない。
しばらくキーボードを打っているかのような動作をした後に、ビンゴ、という言葉を漏らした。
「やたっ、繋がった!」
≪こ…らUEF………聞こ………フェ……おっ! へ…じ……を≫
「後は周波数をきっちり合わせてっと……」
投影されたダイアルの一つを回すと、ノイズがかった声がより鮮明に聞こえてくる。もっともノイズが掛らない位置に調節した無線は、次の様な事を述べていた。
≪こちらモスクワ、UEF本部だ。生き残りがいればアメリカ大陸はニューヨーク、アフリカならばジブラルタル海峡まで来てほしい。それと、黒髪の日本人とピンク色の髪をした両腕がアーマメントの少女がいれば目撃情報を募集している。彼らは我々の仲間だ。繰り返す、生き残りはロシアのモスクワに。日本人と少女の連れがいれば目撃情報を……≫
此れを聞いた二人は、少しばかり心が温まった。
UEFは自分たちを仲間だと思っていた事、そして自分たちを探してくれていた事。
ならば、言うほかはあるまい。
「UEF本部、聞こえるか」
≪繰り返す……ザザザ……回線を録音から切り替えた。まさか、君なのか…?≫
「マリオン指揮官、こちらはナフェと一緒にいる。あの夜に敵の総督のもとに飛ばされましたが…命からがら逃げかえることに成功しました。現在はテケリにいますが、其方に向かおうとしています」
≪はっはっは! それは何よりだ! “君の足なら”、どれくらいで着きそうだ?≫
「3日もあれば、十分に―――」
≪≪おい、アイツが見つかったって本当か!?≫≫
「――……フォボス、ロスコル。お前ら落ちつけって」
≪あー…ゴホン≫
マリオンの息が聞こえたかと思うと、向こうからは少しばかりの「やっちまえ」「いいぞ司令官」という歓声や、何かを人の様なものを殴る音が聞こえて来た。
それから十秒ほどだろうか。再び無線がノイズを走らせると、威厳に満ちた声が再び聞こえてくる。
≪あー、ナフェ君。君も無事かね≫
「やっと気付いたの? まぁ全然ダイジョーブだから、すぐにそっちに行けるよ」
≪いつもと変わりない君で嬉しいよ。その無事なままで、是非戻って来てくれたまえ≫
「はーい」
「司令官、詳細は戻って来てから話しますが、三日後までに戦力を固めておいてください。なにぶん、俺達追われてるもんで」
≪ふむ…練習ばかりでだらけているPSS新鋭部隊の実戦には丁度いいが……≫
「そりゃあ、もう。…名残惜しいんですが、そろそろ切らせて貰います。早めに直に話したい事が在るので」
≪それは朗報だ。では、十分に戦力を集めて待つ事にしよう。それじゃあ、また会う時には…≫
「≪
通信が切れ、投影スクリーンも何もかもが消えた端末を懐に戻すと、ナフェは彼の背中に飛び乗り、肩車の形になった。
「…行ける?」
「当然だっての。安心しとけ」
「じゃ、さっさとバカみたいなのがいるあっちに行こっか」
「了解っ」
地面が抉れるほどに強く踏みしめ、再スタートをその場で誓う。
新たな戦いが待ち受けることは承知の上。各々の胸に灯を抱えて、二人の影はテケリの地から姿を消したのだった。
久しぶりの投稿になります。
しがらみも消え去ったので、晴れ晴れとした気分で書くことができました。
もう…(受験結果なんて)怖くない…
こんな軽い気持ちで書けるなんて初めて…!
ちょっと、ずっと遊べるようにってキュゥべえと契約してきます。