GANTZ 変な特典をもらった男の物語   作:鼻眼鏡26号

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「体が軽い……こんな幸せな気持ちで書けるなんてはじめて!」

「もう、何も怖くない!!」







「そんな風に考えてた時期もありました!!!」

「死亡フラグ建てちゃったけど大丈夫かな?」






田中星人に遭遇しました。

「西に銃が効かなかったのはスーツのおかげか?」

 

 

竜伍は先ほどの件を考えていた。

 

 

「まぁ何にせよ今はどう逃げるか考えるか。」

 

 

「あっ!…転送来た。」

 

 

今度は岸本が転送されて行った。

 

 

「気をつけろよ。」

 

 

「うん。頑張る。」

 

 

そう言って岸本は転送されて行った。

 

 

「結局ヤンキーの人達の一人と高校生あと、おばあさんと子供が何とか着させるように言えたよ。」

 

 

「苦労かけたな。」

 

 

「いや、俺が勝手にやってたことだ。」

 

 

加藤は苦労の末全員では無いが着させる事が出来たようだ。

 

 

「気がつけば俺らが最後みたいだな。」

 

 

辺りを見回すとそこには2人しか部屋に居なくなっていた。

 

 

「お、今度は俺だ。」

 

 

どうやら加藤が先のようだ。

 

 

「気をつけろよ。」

 

 

「ああ。」

 

 

加藤は転送されて行った。

 

 

竜伍「さて、行くか。」

 

 

そう言って竜伍も転送されて行った。

 

 

 

 

どこかの橋の上

 

 

 

 

「ん?全員何で川の方を見てるんだ?」

 

 

「!竜伍君大変なの!西君が…」

 

 

岸本が慌てて来て説明しようとしたら。

 

 

「ちくしょう!!スーツがオシャカになりやがった!誰か降りて助けろ!!」

 

 

川の方から西が叫んでいた。

 

 

「加藤!降りて西を助けてやってくれ!俺が援護する!」

 

 

竜伍は走って橋の階段に向かって走り加藤に指示をした。

 

 

「わかった!」

 

 

加藤は橋から飛んで川に落ちて行ったが。

 

 

キュィィィィィィン!!

 

 

「ガハッ!!」

 

 

川の中から出てきた田中星人が西に向かって口から光線のような物を当て西は顔のいたるところから血を吹き出した。

 

 

「ま…間に合わなかった。」

 

 

加藤は間に合わなかった事に呆然と立ち尽くしていた。

 

 

ドボン!

 

 

田中星人は川に潜った。

 

 

「加藤!止まるな!!標的になるぞ!!」

 

 

「!そうだった。この銃確かタイムラグが。」

 

 

ギョーン!ギョーン!ギョーン!

 

 

加藤は川に銃を撃ち走り出した。

 

 

ドボンッ!ドボンッ!ドボンッ!

 

 

加藤が走り抜けてから後から川は爆発し小さい波を作った。

 

 

「おい、大丈夫か!」

 

 

加藤は西を背負い声をかけたが西は呻き声を上げるだけだった。

 

 

「誰か!加藤君を助けてあげて!このままじゃ危ない!!」

 

 

岸本は近くにいる奴らに声をかけるが。

 

 

「誰がやるかよ。」

 

 

「死にたくねぇし。あぶねぇだろ。」

 

 

そう言ってぞろぞろと歩いて行ってしまった。

 

 

「だ…ダメ!行っちゃダメ!!爆弾が!」

 

 

頭に爆弾が入っていることを知っているからこそ岸本は必死に叫ぶが誰も聞く耳を持たない。

 

 

「取り敢えず川から出ないと。」

 

 

加藤はまた銃を川に撃ち走り出した。

 

 

ザバンッ!

 

 

「!?」

 

 

岸にあと少しのところで田中星人が川の中から飛び出し口を開けて加藤に撃ち放とうとした時。

 

 

「当たれ!」

 

 

ギョーン!

 

 

竜伍が捕獲レーザーを放ち田中星人へ飛んで行き。

 

 

ヒュン

 

 

外れた。

 

 

「クソ!」

 

 

竜伍は急いで階段を降りて行った。

 

 

「竜伍君!」

 

 

岸本も慌てて竜伍を追いかける。

 

 

ドバァァン!!

 

 

田中星人の光線が飛び川が爆発を起こした。

 

 

「加藤!!」

 

 

竜伍が岸に着き叫んだ。

 

 

「うおおおお!!」

 

 

加藤が叫びながら上がってきて田中星人をスーツの力で締め付けている。

 

 

ブシュゥゥゥゥゥゥゥ!

 

 

そこで田中星人から煙が上がった。

 

 

ガシャン!

 

 

「ガアアアアーーーー!!」

 

 

田中星人のロボットスーツから謎の液体を飛ばすくちばしを持つ生物が出てきた。

 

 

ギョーン!

 

 

「捕獲だ。」

 

 

竜伍は銃を撃ち田中星人の生物をレーザーで止めた。

 

 

「うおぇぇぇぇなんだありゃ!」

 

 

「気持ちわり!!」

 

 

「あ、帰ってきた。」

 

 

いつの間にか先ほど帰って行った奴らが戻って来ていた。

 

 

「こいつどうする?」

 

 

「お前が決めろ。それと撃つならこっちにしろ。」

 

 

竜伍は加藤に自分の持っていた銃を投げ渡した。

 

 

「どうせお前はそっちの銃じゃ撃てねぇのは分かってる。なんならそっちで試してみろ。」

 

 

竜伍は加藤が撃ったら爆発するタイプの銃を相手に撃てない事は分かっていたので自分の持っていた捕獲用銃を渡した。

 

 

「ありがとう。竜ちゃん」

 

 

ギョーン!

 

 

ジジジジジジジジジジ

 

 

加藤が撃ったら田中星人の生物の方が転送されていくかのようにレーザーで消えて行った。

 

 

「上に向かって行ったな。」

 

 

竜伍は上を向いていると

 

 

「おい!俺のダチが一人死んじまったじゃねえか!」

 

 

先ほどの奴らがぞろぞろと降りてきた。

 

 

「加藤、西の状態を見てくれ聞き出せる事を聞き出してくれ。」

 

 

竜伍は一切の無視で加藤に指示を出した。

 

 

「耳からも血が出てる、鼓膜が破けてるな。」

 

 

「確か、頭蓋骨に叫んで振動を起こせば聞こえるだとか。」

 

 

岸本が思いついたかのように言った。

 

 

「試してみてくれ。」

 

 

「聞こえるか!田中星人は倒したぞ!」

 

 

加藤は西の頭に向かい叫んだ。

 

 

「………え?…たおし…たのか?」

 

 

「田中星人は複数いる筈だもう西は助からない。取り敢えず、どうやったら解放されるのか聞いてくれ。」

 

 

「……クソ。………俺たちはどうしたら解放されるんだ!!」

 

 

「かえ…りたい…ママ……せっかく…せっかく…87点も取ったのに…あと…13点なのに。」

 

 

西は途切れながらも声に出していた。

 

 

「点数。」

 

 

竜伍は西の言葉を考えていた。

 

 

「さむい…さむいよ…ママ……ママ…………………。」

 

 

西はゆっくりと息を止めていった。

 

 

「クソ!」

 

 

加藤は立ち上がり救えなかったことに苛立った。

 

 

「100点ってそうゆうことか。」

 

 

「竜伍君?」

 

 

「加藤、推測だが解放は前にあったあの採点だ。」

 

 

竜伍は分かったかのように説明する。

 

 

「ハッ!それで100点か!」

 

 

「ああ、多分あの採点で合計100点集めると多分解放されるか選択肢が出るはずだ。」

 

 

「そっか!じゃあ、早く次の田中星人を探しに行かないと。」

 

 

「確か前回西が持ってたあの小さい装置にレーダー機能があったはずだ。」

 

 

「これだね。」

 

 

岸本は自分の腕に付けていた装置を出した。

 

 

「なぁ、あんたら俺らはこれからどうすれば良いんだ?」

 

 

スーツを着た高校生が話しかけると。

 

 

「ああ、俺が話すよ。竜ちゃん達は装置を使って探して見てくれ。」

 

 

「わかった。」

 

 

「これが消えるヤツで………どれだろ。」

 

 

「手当たりしだいに押していこう。」

 

 

「!う…うん……。」

 

 

岸本は急に近づいた竜伍に動揺しながらも操作を続けた。

 

 

(な…なんか顔が熱い。)

 

 

岸本は自分の顔が熱くなりながらも操作をして。

 

 

「コレだ。」

 

 

「あ…本当だ…あと何体かいるね。」

 

 

「加藤、レーダーを見つけた。これで残りも倒して終わりだ。」

 

 

「わかった。」

 

 

竜伍は、レーダーを加藤に渡した。

 

 

「すまないが俺はこれ以上は協力出来そうに無い。」

 

 

「いや、十分だよ。さっきも俺のこと助けてくれたし。あっそうだこれありがとう。」

 

 

加藤は竜伍に渡された銃を返そうとしたが。

 

 

「いいよ。今回お前はそれを使え、俺も予備でもう一つ持ってるんだ。」

 

 

竜伍はもう一つの捕獲用銃を取り出して見せた。

 

 

 

「分かった、ありがとう。よし、皆んな!俺は今から解放の為にもう一体の相手を倒しに行く。解放されたい奴がいたら俺について来い!」

 

 

加藤は歩き出した。

 

 

その後を追って行く人達。

 

 

「竜伍君、気をつけてね。」

 

 

「ああ、岸本もな。」

 

 

岸本もあいさつをして加藤に付いて行った。

 

 

(しかし、よくもまぁこんな殺し合いを長く一年も続けられたな。こいつは。)

 

 

竜伍は西を見てそう考えていると。

 

 

「おい、お前。」

 

 

残ったヤンキー2人が銃を竜伍に向かって突きつけていた。




「前書きで書いた通り私まどマギが好きです。」

「ゲームもやりました。4日で全エンディング見ました。そんくらい好きです。」

「でも、ハマる時期が遅くてまどマギ展に行けなかった(泣)」

「そんな作者が書くガンツをこれからもよろしくお願いします!」

感想、指摘待ってまーす。(^o^)/

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