GANTZ 変な特典をもらった男の物語   作:鼻眼鏡26号

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前回が去年の10月に投稿

それから約4カ月。

本当に色々あったな。

スパイダーマンにpso2、アニメにテスト。
本当に色々あった。

今日も髪が白いや


すみません、遅れました。



決着

避ける

 

 

避ける

 

 

避ける

 

 

それだけしか出来ない。

そして、当たらない。

 

 

「やばいな…マジで当たらん。」

 

 

この戦いは長引けば長引くほど学習され俺の不利になって行くこの状況に少しづつ焦りを感じていた。

俺自身も避けることに全神経を注いで、隙を見るなり攻撃するも当たらない。

もし、この状況がこのまま続けば俺の負けは確定だろう。ならばこの状況を整理して考えよう。

 

今現在わかっているのは、このぬらりひょんは100点を7回取るような岡を倒す実力がある。

スーツが万全な俺に対して一撃までは食らっても大丈夫だろう。これは、風が万全ではないスーツが一撃で壊されるまでであったことから考えられる。

次の標的では、スーツの耐久値を無視する化け物の星人だからそれほどでは無いはずだ。

 

こいつは高い学習能力に再生能力がある。

しかし、弱点として不意打ちには弱い。

この点から考えられるのは、こいつの目は相手の動きを見ることにより学習する。こいつは、俺とは違う情報による予知能力を扱っている。

 

 

「こいつは、やりずらいな。」

 

 

この狭い屋上で、立ち回るのも限界がある。

明らかな格上を相手に俺の感覚も鋭くなるが、それを上回る学習速度で少しずつ攻撃が掠り始める。

このままでは、ジリ貧なため。

 

 

「よし、逃げるか。」

 

 

立ち回る中、四方の地面に踏み込みでヒビを入れXガンを撃ち地面を崩壊させた。

崩れる瓦礫の中を駆けて窓から飛び出る。

案外スーツのお陰で映画俳優ばりのアクションシーンが可能になりそれが今回、俺の命を救っていた。

 

 

「加藤!!走れ!!!」

 

 

俺の叫びに加藤は驚くも言葉通りに動き出す。

橋の真ん中に到着した俺は、その場で振り返りソードを構えた。

ここからは、加藤がZガンまで到達し周りの援護で俺がこの場から離脱するまでが勝負だった。

 

 

「まっ…あの程度じゃ死ぬわけ無いよな。」

 

 

目の前に現れた先程となんら変わらない無傷のぬらりひょん最終形態が居た。

右手にはソードを、左手にはXガン

 

 

「さて、第2ラウンドだ。」

 

 

飛び出すと同時にXガンでの牽制し前に出る。

当然のように避けられるが、前に出る隙は作られた。

ソードを振るうが避けられる。しかし、相手の攻撃も竜伍には当たらない。

 

この状況は、先程と違い目立つ道頓堀の橋の上で観客が多いほどプレッシャーがかかる。

それが、体には緊張させるが特典能力のどんな状況でも冷静になれる能力は、その緊張を無くし走馬灯を見るときのようにゆっくりと見えて体が嘘のように滑らかに動く。

そして更に、行動の可能性の予測により攻撃が当たる事もなく少しずつだが、こちらの攻撃が当たるようになった。

 

右腕の鋭い爪が俺の胴体を貫かんとするも、一歩横にずれるだけで体スレスレで通り過ぎ背中で構えていたソードがぬらりひょんの肘を分断させた。

 

 

「ほんっとに…すげえなこの能力の。」

 

 

今まで、当たりもしなかった攻撃が当たり周りの状況によって全てが変わるなんて。

 

 

「わけわからないと思ってたけど便利だな。」

 

 

その言葉と同時に、ぬらりひょんの左肩が破裂した。

ようやく狙撃が始まったか。

一瞬一瞬が長く感じた時間はすぐに過ぎて、狙撃により体の所々が破裂し先程の原型を留めていない。

 

巻き込まれないようにバックステップでその場から離脱し範囲外へと抜ける。

その瞬間に、ぬらりひょんの目が光りその光は鉛筆程の細い線が一瞬にして遠くのビルに届きその場が爆発を起こす。

 

 

「無差別なら幾らでもやりようがある。」

 

 

俺は、狙撃されているぬらりひょんに向かい走り出す。

それと同時に、無差別で撃っていたぬらりひょんは範囲内に入ってきた俺に向かい照準を合わせビームを撃つ。

一方で、目線を見ていた俺には避けるもある事に気付いてしまい焦った。

 

 

「まずい!加藤が!」

 

 

俺が避けた事により後ろでZガンに向かって走っていた加藤のそばに当たり爆発に巻き込まれ足を失った。

ぬらりひょんまでまだ距離があり攻撃が届かないため次の2発目も俺は反射で避けてしまうが、次の場合だと加藤は確実に死んでしまう。

 

自分の命惜しさが出てしまう中、加藤の前にもう一つの黒い影が飛び出してきた。

 

 

「絶対に君を死なせへん!!」

 

 

大声で聞こえる関西弁、彼女は大阪チームの山崎杏。

加藤を愛した女性だ。

彼女の登場と同時に、このままでは原作通りで進む展開でどうにもならない状況で、諦めぬらりひょんに向かおうとしたその時。

 

ぬらりひょんの上に突然現れた黒い影が、縦に切り裂いた。

 

 

「こいつは、俺が仕留める!」

 

 

長い長髪に高身長のイケメン男の和泉紫音が大声で宣誓しソードを振るう。

 

 

「……あの野郎いい所を持っていきやがって。…山崎杏!加藤を連れて武器のところに走れ!!」

 

 

「!?…は…はい!」

 

 

俺の突然の声に驚き身体を震わすが返事と同時にすぐ動き出す。

俺は走るのを再開し和泉に合わせぬらりひょんを挟むようにソードを振るう。

目から発するレーザーに細心の注意して、振るわれる爪を避けソードで切り込む。

狙撃も止まらずぬらりひょんの胴体がボロボロに段々と姿を変えて行く。

再生能力を超える攻撃に終止符を打つ加藤の攻撃を待つ間は時間が凝縮されとても長く感じていたがそれもついに終わりを迎えた。

 

 

「離れてぇぇぇ!!」

 

 

その大声に、俺と和泉は素早く反応してぬらりひょんの両腕を切断と同時にバックステップで離れる。

 

離れた瞬間にぬらりひょんを中心に重力が落ちて丸い円で潰れた。

それが何度も何度も何度も何度も落ちて来て俺と和泉はその攻撃を避けるように走り続ける。

 

ものすごい騒音で行われる攻撃を背にして走り続ける。

そしてようやくその騒音が聞こえなくなり終わったのだと思い振り返るとそこには。

原作でページを全て使っていたのを思い出すもそれ以上の衝撃の光景であった。

巨大な円の形で何も残っていなかった。

 

 

「はぁ〜終わりか。」

 

 

地面に倒れ込んだと同時に、転送が開始され俺たちのミッションが終わった。






4ヶ月もかけてこのクオリティは、読者をバカにしていると思われますが、これだけは言っておきます。

絶対に完結させます。

感想、指摘を待ってます。

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