GANTZ 変な特典をもらった男の物語   作:鼻眼鏡26号

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大変お待たせしました。
そして大変申し訳ございませんでした。

勉強して、ゲームして、Wi-Fi繋がらなくなって、ゲームして、課題に追われて、ゲームして。


…ゲームしかしてねぇ。


とりあえずスタート。


女の戦いは大抵エグい

レイカside

 

 

竜伍くんを追いかけようにも素早い身のこなしとステルスモードで見失ってしまい、追いかけるのをやめた私は…今、憂さ晴らしをしていた。

 

 

「ふふふ…いいわね。この新しい武器。」

 

 

前回の100点で手に入れた新しい武器は、もはや銃とも言えない形だが巨大な箱型銃は一度撃てば狙った範囲半径5メートル程を、重力で押しつぶす、見ているだけでスカッとする武器だった。

 

 

「ふふふ…今度は貴方と一緒に肩を並べてみせるわ。」

 

 

共にパートナーとして私は竜伍君の隣に居るためにはこのミッションで強くなってからに認められてもらわないといけない。

 

 

「そして、これを機にあの女狐をどうにかしないと。」

 

 

私にはもう1つやらなくてはならない事がある。

それは、竜伍君の今現在隣に居る昔の女だかなんだか胸の脂肪だけの女狐を竜伍君から離さなくてはならないのだ。

このミッションで強くなりあわよくば今回であの女狐に釘を刺しておかないとね。

 

それよりもまずは。

 

 

「おーい、レイカちゃーん彼氏いる?」

 

 

「握手お願いします」

 

 

先程から付いてくるこいつらをどうにか撒かないと私の目標は全然達成出来ない。

だからこそ、先程からビルの壁を走ったり飛び越えたりしているのだが、後ろの奴らはふつうに付いて来る。

鬱陶しいのだがコイツらは、相当の実力者だと動きを見てわかる。だからこそ、鬱陶しい。

 

 

「!…あの女狐。」

 

 

逃げてる中、私の視界に入った女狐はソード一本…それも片手だけで街中にいる妖怪どもを斬り倒していた。

 

斬り終えるとそこに一旦止まり一息ついていた。

そしてその姿は、先程まで大量の星人を相手していたとは思えないほどの綺麗な姿であり返り血が一滴もついていなかった。

 

素人目でもわかる…彼女は信じられないほど強いと。

だからこそ私は行動を起こした。

 

 

「ねぇ…貴方達……もし私の言うこと聞いてくれたらツーショットの写真を撮らせてあげるわ。」

 

 

「「まじっすか!!」」

 

 

「だから、あの女のスーツを破壊しなさい。いい?破壊だけよ。」

 

 

「「わかりました!!」」

 

 

関西男2人は即答で飛んで行く。

この時程芸能人やってて良かったって思たわ。

 

さて、どうなるかしらね。

 

 

ーーーーーーーーーーー

 

 

そんな事を露知らずの岸本。

 

 

「ふぅ………もう少しで100点になりそうね。」

 

 

ソードを仕舞い一息ついていたが、私の5感が何かを感じ取りその場で伏せた。

伏せた瞬間、後ろからスーツを着た男2人がソードで私を斬りつけようと振りかぶり空を斬っていた。

 

 

「いやーまじか…」

 

 

「あれ避けるんか〜」

 

 

目の前には口調からしてこっちの大阪チームの連中だろう。

2人の佇まいは結構な実力者だとわかった。

多分、数回はミッションをクリアはしているだろう。

 

 

「えっと…一体何のようですか?それも、いきなり斬りつけようなんて」

 

 

「おっ…よく見るとかわええな〜この子。」

 

 

「スーツ壊したら聞いてみよか〜好きにしてええか。」

 

 

人の話を聞いてない上に不快な会話に私はソードを抜刀した。

正直、気分が悪いからコイツら殺そう。

 

 

「めっちゃ、やる気やん」

 

 

「まぁ、そっちの方が燃えるけどなっ!」

 

 

男の1人が横一線にソードを振りかぶり私はそれを逆手で持ったソードで防ぎ空いた手で男の腕を掴んだ。

そして、もう1人が逆方向からソードを振るうが、それを掴んだ腕を引きもう1人の顔面に当たる。

 

 

「いったー…なにやっとんねん」

 

 

「黙っとれ自分のせいやろ。」

 

 

言い合ってる隙だらけの男の1人に一瞬で詰め寄りソードをフェンシングのように突き出す。

男は目を瞑り上半身を下にずらして避けるが、そこは岸本の計画通りで伏せた顔面に踵を打ち付ける。

 

蹴られた男は衝撃で尻餅をつく。意表を突かれ驚いた男はソードを上段から振り下ろすも、岸本がソードを持ち変えて逆手にし刀身を伸ばして地面に突き刺し固定する。

 

そこを軸に体を回転させ男のソードの持ち手を蹴り上げる。

 

 

「「!?」」

 

 

そのまま続けて、岸本は尻餅をついてる男の顔面を掴み地面に叩きつけ首のところに狙いをつけスーツの弱点のボタンを押しつぶす。

そして、スーツの力を失った男の頭をまた持ち上げ、再度地面に叩きつけ頭を潰した。

 

 

「おまっ!…マジか」

 

 

もう1人のと男が驚愕の声を上げると同時に岸本はソードで男の首を刎ねた。

 

 

「ふぅ…おしまい。」

 

 

息1つ枯らさずにその場は、静かになった。

 

 

ーーーーーーーーーーー

 

 

一部始終を見ていたレイカは、その存在に恐れ尻餅をついたまま動かなかった。

 

 

「な…なんなのあの女狐は……なんの躊躇いなくひ…人を」

 

 

震える足で逃げようと思ったその瞬間。

 

 

「やっぱりここに居たね。」

 

 

「ひぃ!」

 

 

後ろから聞こえた声に驚きそして、動きが止まってしまった。

 

 

「なかなかの事してくれたね……レイカさん?」

 

 

「…………」

 

 

「大方、竜伍君絡みだよね?…出来ればやめて欲しいな私の彼を取ろうだなんて。」

 

 

「いっ!…痛いっ!」

 

 

彼女は私のスーツを一瞬にして壊し髪の毛を掴んだ。

 

 

「私と彼の仲は、貴方になんか生涯追いつけないものなの」

 

 

「待って…待って」

 

 

岸本はソードを持ちゆっくりと刀身を伸ばした。

伸ばす先は

 

 

「嫌っ…!!やめて!やめて!!私が悪かったから!!」

 

 

「動かないでよ…ズレるともっと痛いよ。…大丈夫片方無くなっても死にはしないから。」

 

 

「いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

 

 

その声と共に私の視界は暗くなりすぐ後に意識を失った。

 

 

 

 

ーーーーーーーーーー

 

 

「……前は私が先だったけど今度は一緒にいようね。竜伍くん。」

 

 

 






私にこんな趣味はありません。

ヤンデレは好きだけど。


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