GANTZ 変な特典をもらった男の物語   作:鼻眼鏡26号

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保存なしの弾丸執筆です。

それでは、スタートです。


合同チームは即興じゃ無理がある

 

 

「今まで東京を出たミッションは無かったのに。」

 

 

「なんかあるな…また…こりゃ」

 

 

桜井と坂田の言葉はあながち間違いでは無かった。

今回の敵の強さ多さそしてカタストロフィに近づいているため最後の詰めのようなものだ。

そして

 

 

「なんやこいつら」

 

 

「コスプレ集団や」

 

 

「ウッソッ…パンダやん!!」

 

 

前回と同じく俺たちの姿が見えるようになっている。

 

 

「竜ちゃん俺たちの姿って見えてるのか?」

 

 

「前回からな…これはより気を引き締めろよ……おおよそだが今回の敵は前回の鬼より強いはずだ。」

 

 

「ッ!?あの鬼よりですか。」

 

 

桜井は俺の言葉に思い出していた。

あの圧倒的な力を持っていたあの鬼星人のボスを

 

 

「もうすぐだ…近いぞ、油断するなよ。」

 

 

レーダーを見ながら走り道頓堀の戎橋に到着すると。

 

 

「!?あ……」

 

 

「なんやねんおまえら」

 

 

同じ黒のパワードスーツを着た大阪チームが現れた。

 

 

「なんやねんこいつら」

 

 

「なんでスーツ着とんねん」

 

 

明らかに大阪チームの奴らはかなりの実力だと見てすぐにわかった。

4回クリアの男室屋と三回クリアの島木、同じく三回クリアの桑原と三人は異彩を放っていた。

しかし、正直面倒だからさっさと場を収めるか。

 

 

「あんたら大阪のチームだろ…俺らは東京のチームだ。今回は同じターゲットであるぬらりひょんはどこにいるか分かるか?」

 

 

「なんやおまえ…なんでそないことまで分かんねん。」

 

 

「お前ら知らないのか?…あの黒い球が全世界にあるんだぜ?」

 

 

「「「「!?」」」」

 

 

大阪チームは対して驚いていないがそれよりもうちらのチームが驚いていた。

 

 

「りゅ…竜ちゃんそれって本当なのか!?」

 

 

「リーダー!他のチームに会ったことあるんですか!?」

 

 

正直こっちの方が面倒だな…やらなきゃよかった。

 

 

「ここは俺らのテリトリーやねん…獲物には手ェ出すなや!!」

 

 

そんな騒ぎの中室屋は俺らに向かい忠告のように睨みつけてきたが俺には関係がない。

だが、今回は俺にとっていいタイミングでもあった。

 

 

大阪チームが離れていき俺たちは集まり話し合った。

 

 

「今回俺からの指示としては〝自分の判断で動け〝だ。」

 

 

「そ…それって」

 

 

何人は分かってもらえたようだがより説明すると。

 

 

「全員は俺に頼りすぎているところもある…それに前回のあの鬼星人のボスと相手をした時に感じただろ…自分達の実力不足を。」

 

 

「「「「………」」」」

 

 

一同は黙り思い当たる節があると感じていた。

 

 

「だから、今回は自分の信じるように動け俺からはそれだけだ。」

 

 

俺はそこでステルスモードになりこの場から一瞬にして離れた。

個人としては今回の指示は賭けのようなものだった。

星人の強さは通常より強くハードモードなこの世界ではチーム全体としてもっと強くなってほしい。願わくばカタストロフィを全員が生き残って欲しい。

 

 

俺は心の中でそんな思いを考えていた。

 

 

 






強化クエストスタート


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大阪弁むずい

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