GANTZ 変な特典をもらった男の物語   作:鼻眼鏡26号

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皆さんお久しぶりです。

鼻眼鏡26号です。
ここ最近レポートに追われていて投稿できなかったことをここに謝罪します。

投稿できなかったのは他にも理由がありましてストレスが溜まりすぎて非常に短いですが軽い鬱状態であって(あれを鬱と言えるかどうかわかりませんが)ほぼ無気力状態になりました。

皆さんもお気をつけて。

それではスタートです。

注意:今回キャラ崩壊があります。




本当に大切なもの。

竜伍side

 

 

 

帰り道のこの頃

一本の電話がかかってきた。

 

 

「お……もうきたか。」

 

 

電話の相手はフリージャーナリストの菊池さんだ。

 

 

「もしもし…どうしました菊池さん。」

 

 

『有馬くんすまない…君の情報とその仲間の1人の情報をとある集団に渡してしまった。多分だが今日あたりに襲撃が来るだろう。』

 

 

「………そうですか誰の情報を教えたのか教えてください。」

 

 

俺は知ってはいるが念のために聞いてみた。

 

 

『………あ…ああ…な…名前は和泉紫音くんだ。』

 

 

「……ああそれで結構です。……では切りますね。」

 

 

『へ?…ちょっと…』

 

 

俺は電話を乱暴に切った。

 

 

「さてと、こっちも片付いたしさっさと行きますか。」

 

 

俺はそのまま走り出す。

その場には黒服を着た無数の男たちが死体となって散らばっていた。

 

 

 

 

和泉side

 

 

 

 

電車を真っ二つにした後騒ぎにはなったが俺は透明になる事でその騒ぎから逃げてきたのである。

そうして着いた自分の家だが。

 

 

「チッ………住所までバレてんのかよ。…面倒だな。」

 

 

黒服の男が集団となって俺のマンション前に武器を持って集まってきた。

すぐに透明化を始めるがそれと同時に一斉にマシンガンを発砲しあたり一面弾幕となっていた。俺は撃つとわかっていた為高く飛び上がり黒服の頭上からソードを伸ばし振り下ろし1人を両断し続けてさらにソードを伸ばして横一線に振り切ると半分を仕留めることができた。

 

 

「チッ……半分か」

 

 

ソードを元の長さに戻し空中から撃たれる弾幕をスーツの機能で素早い動きのおかげで避け着地前の黒服を1人ずつ切り刻む。

 

 

「らぁぁぁ!」

 

 

大勢の中1人が刀で飛び出すと次々と銃を捨て刀で攻めに来た。

 

 

「最初からそうしろよ。…ちまちま撃たれるより楽だ。」

 

 

斬りかかる黒服を通り過ぎるように首をはねて周りから一斉に飛びかかる黒服を正面は胴体を突き刺し力で押し出し避けると刺さっている黒服を蹴ってソードから抜くと張り切って隙だらけの黒服を1人ずつ肩から切りおろし心臓を突き刺し首をはねて一掃する。

 

 

「まだだ……まだ奴には程遠い。」

 

 

俺は自分の動きを見て竜伍との違いを実感していた。

奴は進む道に流れるように敵を切り崩しその存在だけで圧倒的な威圧を放っているのである。

今の俺にはその領域には遠く及ばない。持てる自分の動きは才能とただの力任せ竜伍を静の動きとなるなら俺は豪の動き真反対である。

 

 

真反対で同じ動きが出来ないとわかってはいるが見ているとどうしても比べてしまうのだ。

 

 

「最後だ」

 

 

その言葉と同時に俺が振り下ろしたソードは最後の1人の黒服の首を跳ねるところだった。

 

 

「さて、ここからが第2ラウンドか。」

 

 

そこには4人の黒服幹部が揃っていた。

 

 

「ほーあれだけ相手したってのに随分と余裕だな。」

 

 

「ーーふんっ!」

 

 

相手は何かを言っていたがそれを無視して俺はソードを振るうが余裕で避けられた。

相手の4人は俺を囲むようにソードのギリギリ届かない位置を保ちマシンガンやらでちまちまと攻撃し常に動き回っていた。

 

 

「くそっ」

 

 

俺はそれを崩すべく黒服幹部の一番年寄りっぽい男を標的に定め攻撃を集中しようと動くがそれこそ相手の思う壺であった。

俺の動きを待っていたとばかり三人が同時に襲い掛かり振り下ろされた刀を俺は一太刀を受け避けた。

 

 

「…こんなんだとこっちのジリ貧でやられちまう。」

 

 

俺は意を決してソードを伸ばして大きく横に振りかぶる。

 

 

「刀を伸ばしたぞ!」

 

 

金髪吸血鬼が叫び4人全員が飛び上がるが一瞬遅れて飛んだ年寄り吸血鬼の両足を切り落とした。

 

 

「マジかよ!」

 

 

その近くで飛んでいた吸血鬼も着地寸前で胴体を両断し残りが二体となった。

 

 

「オラッ!」

 

 

ソードを元の長さに戻しているとそれより早く接近して来た吸血鬼が掴み掛かりスーツの弱点であるボタンを力強く押す。

 

 

「もう少しっ…ガッ」

 

 

俺は背負い投げからソードを吸血鬼の喉に突き刺した。

 

 

キュウゥゥゥン

 

 

そんな音が聞こえスーツが壊れるのが分かった。

 

 

吸血鬼の残りは一体そしてそいつは吸血鬼の中で最も強い金髪の男。

俺はソードを構え例えスーツが壊れていようが走り出す。

筋力の差は歴然で俺は奴の斬撃を避け続けソードを振り回す。

 

 

「ハァ……ハァ…」

 

 

「………諦めねぇんだな。」

 

 

金髪吸血鬼はタバコを吸いながらボソリと呟く。

俺には聞こえなかった。俺には今頭の中で今までの思い出を走馬灯を見ていた。

 

 

「ハァ……ハァ……は…ははは」

 

 

「…………」

 

 

突然笑い出した俺を見ても金髪吸血鬼は顔色を変えなかった。

 

 

「俺もここまでか。………フンッ!」

 

 

ソードを振り下ろすが金髪吸血鬼は刀で打ち上げソードを俺の手から離させた。

 

 

カランカラン

 

 

落ちて来たソードは俺の横に音を鳴らし落ちて来た。

 

 

俺は棒立ちで金髪吸血鬼を見ていた。

金髪吸血鬼は刀を俺の首筋に当てる。

 

 

「…………」

 

 

俺は走馬灯を見て思っていた生まれて約17年色々あったなと。

そうして最後に思いついたのは彼女の顔だった。あいつとの出会いをあいつとの思い出を全て思い出す。

 

 

「最後の言葉なんか言っとくか?お前は強い覚えといてやるよ。」

 

 

金髪吸血鬼の言葉に俺はこんな強いやつに殺られるのも悪く無いなと思っていた。

 

 

 

だが

 

 

 

 

「最後…………」

 

 

その言葉を聞いて俺は決心した。

 

 

「……フンッ!」

 

 

「グガッ!?」

 

 

俺の不意をついた頭突きに金髪吸血鬼は顔面を歪ませた。

予想外の攻撃に金髪吸血鬼は驚くも攻撃体制になるがその一瞬で俺はやつにタックルを仕掛けた。

タックルを喰らうことでバランスが崩れ奴は仰向けに倒れる。

 

 

「最後にしちゃいけねぇ!俺はあいつに会うんだ……俺はまだこんなところで死ねるか!!」

 

 

自分を隠すのはやめた。

俺が初めて恋をした彼女の元に帰るまで。

俺は必死に抗うことを決めた。

 

 







キャラ崩壊待った無しですねwww


感想指摘待ってまーす。

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