積もる話はありません
それではスタート
岸本side
お久しぶりです
岸本恵です。
今現在竜伍君は学校に行っていて家には私1人です。
掃除も終えて今はお昼で昼ごはんである蕎麦を茹でているところです。
ピンポーン
「茹でている最中だってのに…空気の読めない人がいるんもんだね。」
そんな悪態をつきながら玄関を開けると
そこに居たのはーーー
竜伍side
この頃学校では池袋の宇宙人そしてそこに居た黒い特殊部隊の話で持ちきりだった。
「まぁ…学校の連中が俺らの事を分かるわけないもんな。」
そんな事を呟きながら帰路について家の前にやって来ると。
タンタンタンと階段を降りる音が聞こえて階段の前で待っていると
「有馬…竜伍君?」
そこには長身で眼鏡にトレンチコートを着た男性が俺の名前を言う。
その長身の男は懐から名刺を出して着た。
そこには
「フリーライターの……菊池さん?」
「ああ…ちょっと部屋でいいかな?聞きたいことがあるんだけど」
「………わかりました。」
それから家に入ると岸本がいるかと思いきや誰も居なかった。
(買い物でも行ったのか?)
「1時間くらいいいかい?」
「ええ…大丈夫だと思います。」
「今…池袋の宇宙人騒ぎでテレビでスペシャル番組みたいなやってるでしょ……僕は約2年ほど前から…騒ぎになる前からずっと追っていた。」
菊池は淡々と話していき自分のバッグから雑誌を取り出した。
「これ知ってる?…今出てるやつ」
「……有馬竜五……有馬竜吾……有馬龍五…3人……割といるんだな」
俺が読んでいると菊池はバッグからノートパソコンを取り出した。
「黒い球の部屋ってサイト…知らない?」
「……ハァ……またそれか。」
「?…以前誰かが訪ねて来たのかい?」
「知り合いがな…まぁ個人情報だから流石に名前は伏せるけど」
「そうかい………このサイトを知っているなら僕が聞きたいこと大体見当がつくだろ?」
「……ハァ…はっきり言いますがこれは俺では無い。」
正直に話てもいいけれど俺は賭けに出ることはできなかった。
実を言うと御言が去ってから俺の頭にまた爆弾が入っている可能性があるため前とは違って動きづらいのである。
「では…これはどうだい?」
そうして菊池は画像を映し出した。
それは雷鬼と対峙しているガンツチーム…俺らである。
「これきみだよね。」
「…似てますね。」
「これって彼ら3人の方よりもきみに近いと思うんだ。」
菊池は俺の顔を見て様子を伺う。
そして菊池は画像を変えていく
「まぁいいか…これは東京の多摩地区…板橋区…千葉の幕張…石川県…福岡県…こういった原因不明の建物破壊は日本各地で発見されている。僕が調べた結果世界でもこういったことが起きている。」
「………」
「最後にはこれを見て欲しい」
菊池が映し出した最後の画像は黒い球であった。
「黒い球を象徴としているドイツの宗教団体だ。………どうだい?こんな感じだけれど。」
「………俺の見解を言わせてもらっても?」
「…ああ、頼むよ。」
俺は原作とは違う道を進むことにした。
「これと同様な事件が菊池さんが言うに2年ほど前からあったんですよね?…なのになぜ世間には知れ渡っていないのか。…これから考えるにこの人たちは黒い球のことについて話すことができないんじゃ無いのか…例えば黒い球の事について少しでも関連づける事を話せば死ぬとか?」
これは俺がガンツのチームの一員であると言う事を言っているのと同じである。
「…………!?……た…確かにそうだな。そうなると質問も考えなければならないな。」
どうやら菊池は気付いてくれたようだ。
「た……たまに連絡してもいいかい?」
「ええ…わかりました。」
菊池は動揺しながらも連絡先を交換しさっさと菊池は帰って行った。
そこから入れ違いに恵が帰って来た。
どうやら買い物に行っていたようだ。
「さて……ここからだな。」
ちくしょう
書く意欲というものがイマイチ起きない
頑張ります
感想指摘待ってまーす