GANTZ 変な特典をもらった男の物語   作:鼻眼鏡26号

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皆さんお久しぶりです。

と1話ごとに毎度お久しぶりと言うのは私のやる気のなさが現れていますね。

それではスタートです。


鬼退治

レイカside

 

 

さっきまで追い詰められるだけだった雷鬼は私たちの攻撃を一瞬で消えるように避けて竜伍君に一撃を加えた。

 

 

(……今すぐにでも竜伍君のところに行きたいけれどこいつは絶対に逃す気なんて無いでしょうね。)

 

 

電気を纏った雷鬼は先程までの超高速を超えるほどの速さで正直なところここにいる誰もが雷鬼には敵わないと思う程に絶望し押していた状況から竜伍に希望を持っていたがそれも無くなったのである。

 

 

(だからと言って私は諦めないけどね。)

 

 

私は、ソードを構え地面を踏んで一気に雷鬼に間をつめて振りかぶるが振りかぶると同時に背中に衝撃を受けて地面に倒れこむ。

 

 

「ぐっ!………」

 

 

キュゥゥゥゥン

 

 

私のスーツは今の一撃で壊れただの布切れになってしまった。

 

 

「………これで終わりだな。」

 

 

「うぐっ!ぅぅぅぅ」

 

 

雷鬼は私の腹を掴んでまるで人形を持つかのように持ち上げた。

 

 

「宣言通り貴様ら人間は全て殺す」

 

 

「ぐぐッ……バカ……じゃないの……彼はまだ…死んじゃいない…わよ。」

 

 

私はこの言葉には確信がある彼はこのままで終わる人ではない。

 

 

「……ッ!」

 

 

雷鬼は竜伍の飛んで行った方向をすぐに振り向くがそこには誰も居ない。

しかし、その逆方向では。

 

 

ダンッ!

 

 

一気に敵との距離を詰め

 

 

「あああぁぁぁ!」

 

 

飛び出してきた桜井が超能力を使い

 

 

ブチブチッ

 

 

「ぐぁぁぁぁっ!」

 

 

気絶から立ち直ったばかりのせいか狙いがうまく定まらなかったがレイカを掴んでいた左の豪腕の神経を断ち切ることに成功した。

 

 

「くそっ!心臓を狙い損ねた!」

 

 

「かはっ……ハァ…でも、傷は負わせることが出来たわ。……このまま!」

 

 

レイカは着地と同時にXガンを構えるが。

 

 

「図に乗るな下等生物が!」

 

 

雷鬼が拳に雷を纏いレイカの胸に打ち込んだ。

 

 

「ガハッ……」

 

 

レイカは宙を浮いて気絶してしまいこのまま地面に打ち付けられれば間違いなく死んでしまう。

 

 

しかし、彼はしっかりと彼女をキャッチしていた。

 

 

 

 

 

 

 

竜伍side

 

 

「………悪いなレイカ、桜井…後は……俺に任せてくれないか?」

 

 

「…り…リーダー…それよりレイカさんが。」

 

 

「強打で骨や内臓がやられているが運良くまだ生きてる。さっさと終わらせれば生きて帰れるさ。」

 

 

そう言って俺はレイカを桜井に渡し敵に向かい歩き出す。

 

 

「まさか、待ってくれるとは思わなかったよ。」

 

 

「最期の時の会話くらいさせてやるさ。」

 

 

「傲慢だな。」

 

 

その言葉と同時に俺は地面を踏み一気に詰め寄りそれに合わして雷鬼が拳を振りかぶるがそれを俺は飄々と避けカウンターを打ち込む。

 

 

そこから竜伍の一方的な攻撃が続く。

雷鬼が攻撃すれば竜伍は避けカウンターを顎や体に打ち込む。

 

 

(何故だ!先ほどまで何も出来ずただやられるだけだった雑魚であった筈だ。)

 

 

「………」

 

 

竜伍は依然として表情を変えずただただ拳を相手に打ち込むだけである。

 

 

顔に足に腕に体にただ殴る拳は何を思い殴るのか。

何故、雷を纏い目に見えぬ程の速さで動く雷鬼を捉えることができるのか。

 

 

それは前回、説明した特典能力には上限が存在しないから。

その強さは大衆の期待、プレッシャー、己の怒り、焦り、それら全て含めてがこの能力の真価。

 

 

ただ訳のわからない能力ではない。

 

 

「ハァァァ!!」

 

 

雷鬼の足を崩しその隙に鉄山靠を叩き込み後ろにあるトラックに激突させた。

 

 

ウォォォォォォォ!!!

 

 

それと同時に周りの歓声が上がる。

 

 

「立て……次で最期だ。」

 

 

落ちていたソードの柄を持って刀身を出し構える。

 

 

「………俺を……ナメるな!!」

 

 

雷鬼は電気を纏い一気に距離を詰め拳を振りかぶるモーションを見せ俺はソードを振るうが

 

 

「…左腕!?」

 

 

切ったのは雷鬼にはもう動かせない左腕で、肩から切り離されそこから出る血液が俺の目にかかりそうになりとっさに目を瞑ってしまい。

 

 

ガガンッ!!

 

 

雷鬼の渾身右腕が俺の体を宙を舞いその後ろにあったバスに激突しそのバスも横転した。

 

 

キュゥゥゥゥン

 

 

俺のスーツが壊されただの布切れになった。

 

 

「ハァ…窮鼠猫を噛む……か……と言うか…毎度毎度詰めが甘いよな。」

 

 

俺はバスから降りてソードを担ぎ

 

 

「おい…和泉……寝てる場合じゃねぇだろ。さっさと起きろよ。」

 

 

「うるさい……黙ってろ…さっさと終わらしてやる。」

 

 

「…ハッ……何様だよこの野郎。」

 

 

そうして2人はソードを構え雷鬼に向かう。

 

 

 

 

 

 

 




次は構成ができているのでやる気を出して投稿します。

頑張ります。

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