お久しぶりです。
まずはみなさん長らく待たせてすみませんでした。
少々、テスト期間で忙しいのに風邪を引いたり
治ったと思ったらまたぶり返すという最悪な事が続きこんなに遅くなりました。
これからもう少し頑張るのでゆっくりと見守ってください。
それではスタート
鈴木さんもやられて仲間は減っていき戦力としては桜井、俺、レイカと追い詰められていた。
「作戦変更だ………全員で接近戦で戦う。レイカは鈴木さんを後退させた後で加われ。」
「「了解(です)」」
俺の指示通りレイカは鈴木さんを抱えて飛び上がり、桜井は超能力を使用するため俺と肩を並べる。
「桜井…その超能力で周辺にレーダーをかけて奴の位置を教えてくれ。」
「は…はい!」
雷鬼の対策として今度は桜井の超能力のレーダーを俺らの周辺に広げ一瞬でも当たればその場所を感知する。
いわゆるナ○トの白眼である。
「………!…後ろです!」
「…ッ!」
桜井の指示通り俺はソードを振るうが避けられ空振りに終わる。
雷鬼の速さは目で追うのはほぼ不可能で見えたとしてもその超高速で出来た残像のみ。
捉えるのはまず無理である。
「がっ!」
そうこうしていると後ろで桜井が雷鬼の超高速から繰り出される拳が体に当たり体を宙へと舞っていた。
「これで残りは二匹だな。」
超高速を辞め前に現れた雷鬼。
桜井はスーツが壊れてないにしろ衝撃だけで気絶してしまった。
「お前らは俺に敵わない」
「っ!ーー」
前に居たと思ったら突然背後に回られていて俺は急いでソードを振るうがやはり空振りに終わる。
「こっちだ。」
「っ!ーー」
今度は声のする方から拳が飛んできてそれは体を後ろにそらして避ける。
声をかけてから攻撃するという事は雷鬼が俺のことを舐めて攻撃してきているのである。
「お前などいつでも殺せる」と言わんばかりの攻撃である。
これを所謂、絶体絶命の状態である。
誰もがそう思っていた。
誰もが諦めていた。
しかし、有馬竜伍は当然諦めていない。
彼は、諦めてなどいない。
彼は、ずっと模索している。
彼は、敵を倒すことに必死である。
そして彼は、冷静である。
(……原作の玄野はほとんど目に頼らずまるで気配のようなものを追いかけているように見えた。……勘が冴えているとも言える。)
当然、思考中の間も雷鬼の攻撃は止まらない。
だが、ここで妙なことが起き始めているのである。
雷鬼はさっきと変わって声を発さず攻撃するにも関わらず竜伍はその攻撃を完璧に避けているのである。
(気配をどう掴めばいいのかは今は置いといて……たった今気づいたが雷鬼の攻撃がさっきよりもゆっくりに見える。何故だ?)
竜伍は気づいてはいないがこれは転生特典である『どんな状況でも冷静でいられる能力』の真価である。
冷静である事は周りがよく見えていること、落ち着いて考えることのできる事である。この能力は焦りやプレッシャーがかかると発動するものでその状況が極限に大変な状況であればあるほど能力はより強く発動するのである。
より強く発動すれば五感を刺激しより強くし普通なら捉えられないような事でも捉えられるようになって行くそれがこの能力の真価である。
「考えるのは後にしよう……そこだッ!」
動きが遅く見える雷鬼にタイミングを合わせソードを振るうと雷鬼の頬をかすった。
「!?…何ッ!」
雷鬼が余裕の表情から一転し驚愕の顔に変わった。
「………見えてきた。」
俺は次の行動のためソードを構え振り抜くが雷鬼は超高速で逃げた。
「逃さない!」
「がっ!!」
しかし、雷鬼の背後からレイカが飛び出しソードを振るい背中に切り傷をおわした。
「ナイスだレイカ!トドメを行くぞ!」
「うん!」
俺とレイカは走りソードを雷鬼を挟むように振り切るその時
「………切り札を使うか。」
雷鬼はそう呟き
ピキピキッバリバリッ
その場から一瞬で姿を消し
「ガハッ!」
俺の腹に拳を打ち付け空高く打ち上げられビルに突っ込んだ。
そこには、雷を纏った雷鬼が圧倒的な存在感を放っていた。
能力の真価などの説明は前々から決めていたので異論は認めません。
次回、決着つくかな〜?
感想指摘待ってまーす。
感想は作者を気遣ってね。