GANTZ 変な特典をもらった男の物語   作:鼻眼鏡26号

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前回タイトルから今回は戦いが始まるだろうと思っていたそこの君。
残念だなハズレだ。
俺の文才の無さを知らなかったが故のハズレだ。
悔しがる必要はない。




などとほざいてますがすみませんでした。
次回から鬼星人ボスと戦います。


とりあえずスタート




最後の戦いその直前

和泉side

 

 

 

 

俺が相手をしていたのは雑魚だけでどうやら引き運が悪いようだ。

 

 

「雑魚がこんな感じだとボスや幹部もたかが知れているな。」

 

 

死体を見て俺は残念だと思いながら立っていたが。

 

 

パンっ!パンッ!

 

 

日本では聞きなれない銃声が聞こえてきたのである。

 

 

「………銃声という事はあっちにも星人が現れたか……点数稼ぎするか。」

 

 

俺は銃声の方向へと走り出す。

 

 

走った先にあったのは

バラバラとなった警察官や動けなくなっている野次馬。

そして、佇んでいる鬼を体現した様な姿の鬼星人ボスが居た。

 

 

「……ああ、あいつらの言っていたガキだな。」

 

 

鬼星人ボスが俺を見て言った言葉はおおよそ誰が話したのか見当はついていた。

あの黒服の男達だろう。前に1人でいるときに襲われたが返り討ちにしたのを覚えている。

星人同士が情報を共有していても不思議ではないからな。

 

 

「俺を知っているのか……なら俺がどれだけ危険か聞いているよな?」

 

 

この言葉は自惚れているからではないただの挑発だ。

 

 

「自惚れているのか分からんが………」

 

 

その言葉と同時に鬼星人ボスは目の前から消え

 

 

ゴンッ!

 

 

俺の背中を太い腕がぶつかり俺の体は宙へと舞、地面に前から崩れた。

 

 

「お前ごときに俺が負けるわけねぇだろ。」

 

 

この言葉から戦いは始まった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

竜伍side

 

 

 

 

 

 

 

俺は鈴木さんと風、タケシと他のメンバーと合流すべく走っていると

 

 

「竜伍君!」

 

 

「レイカに稲葉か」

 

 

前からレイカと稲葉がやってきた。

 

 

「竜伍君……ごめんなさい。あの人たちを守れなかった………本当にごめんなさい。」

 

 

レイカの言う通り今回初参加の男達が居なかった。

まぁ、予想はしていた。いくらレイカが強くて原作を変えるほどの影響があってもこれが現実であると。

 

 

「反省するのは終わってからでいい…それにお前らが生きているならそれでいい。…レイカ…よくやった。」

 

 

俺は頭を下げるレイカの頭をポンと触れて慰めた。

 

 

「りゅ……竜伍君」

 

 

レイカは赤い顔をしているが俺は特に気にせず。

 

 

「後は、桜井と坂田だけだ。………なんだ稲葉?」

 

 

俺のことを先程から睨んでいる稲葉に言葉をかけるが

 

 

「フンッ……」

 

 

鼻を鳴らしすぐさまそっぽを向いた。

 

 

「あ……リーダー!」

 

 

突然前から桜井が現れた。

 

 

「桜井か………坂田はどうした?」

 

 

俺は坂田の姿が見えず桜井にたずねると

 

 

「師匠は……敵の幹部にやられました。」

 

 

「……そうか…幹部はどうした?」

 

 

「俺がやりました。」

 

 

桜井は割と落ち着いて話す。

師匠を失ったのだが冷静なのが妙だが、今はそれどころじゃ無いから急ぐとした。

 

 

「そうか…よくやった。残りは僅かださっさと終わらせるぞ。」

 

 

「…おいおい、仲間が死んだってのにすぐ次になんて無理に決まってんだろ。」

 

 

俺の言動が気に食わなかったのか稲葉は言うが

 

 

「無理ならここで呆然としていればいい。そうやって失敗したら今度はもっと大勢が死に死んだ奴らは無駄死になる。」

 

 

「テメェそんな言い方はーーぐっ!」

 

 

俺は稲葉の言葉を聞かず首を掴み上げる。

 

 

「そうゆう…余計なお世話を出来るのは空想上の主人公か、それなりの実力を持った者だけだ。……第一にまだ話は終わってない。………100点だ…100点を取れば3つの選択肢がある。」

 

 

竜伍は淡々と話を進める。

 

 

「1つ目は記憶を消して解放、2つ目はより強力な武器、最後はメモリーの中から人間を再生する………いわゆる、蘇らせる事が出来ると言う事だ。」

 

 

そう言って俺は稲葉の首から手を離した。

 

 

「ぐっ……ゴホッゴホッ……」

 

 

稲葉は俺を恨めしそうに見るが俺は無視して

 

 

「説明は終わりだ。……さっさと倒して帰るぞ日常へと。」

 

 

俺はそう言うと走り出し全員が何も言わずについて来た。

 

 

(玄野みたいにはいかないものだな。)

 

 

そんな風に考えているが

 

 

「!……全員止まれ。」

 

 

ギンッ!

 

 

俺はとっさにソードを抜刀し敵の刀を防いだ。

 

 

「おーおー…よく止めたな。」

 

 

目の前にはサングラスをかけた坊主頭の黒服が俺が刀を止めたのを見て気分を高ぶらせていた。

 

 

「…………」

 

 

「なんだよ…反応がねぇな。」

 

 

黒服は少し呆れたがそこに割って入るのが

 

 

「竜伍君に触るな」

 

 

「おっと!」

 

 

ガキンッ

 

 

レイカがソードを振るうがそれも刀で防がれそのまま後ろに下がった。

 

 

「じゃあ…次は「やめておけ無駄死にするぞ」……」

 

 

飛び込もうとしていた黒服が金髪ホストが肩に手を置き止めた。

 

 

「それにこいつらはこれからアイツに消されるそれを見てようじゃねぇか。」

 

 

「……そうだな。……」

 

 

そう言って刀を肩にかけ歩き出し俺たちを素通りして行った。

 

 

 

「有馬君……彼らは誰なんだい?」

 

 

鈴木さんが俺へと訪ねてくる。

まぁ、なんせ奴らと会うのは俺か和泉くらいだからな。

 

 

「人間に最も近い星人というくらいしか俺には分かりません。」

 

 

「そうかい……なら、普段からも気をつけないとね。」

 

 

「そうですね……しかし、今はそれどころじゃ無い時間が無駄にならないで済んだだけ良かったがさっさとボスのところへ向かおう。最悪一般人にも被害が出てるかもしれない。」

 

 

そうして俺らは走り出す鬼星人ボスのいる所に。

 

 

 

 

 

 

 

和泉side

 

 

 

 

 

ありえない……こんな化け物がいるだなんて。

最初は捉えられないほどでは無い速度だったのに途端に速さが増し俺を蹂躙し圧倒的破壊力で俺のスーツを破壊したのだ。

 

 

「俺がこの程度で気がすむと思ったか?」

 

 

呆然とし実力差に打ちのめされた俺に話しかける鬼星人ボスは

 

 

「俺の同胞を殺った貴様らを俺は必ず殺す!!そいつらが終わったら次はこの街だ!!ここが終われば次の街!!!いずれは貴様らを一匹残らず滅ぼしてやる!!!」

 

 

大声で叫び散らす鬼星人ボスは街にいる一般人を恐怖を植え付ける。

誰もが絶望の中

 

 

彼らは現れた。

 

 

 

 

 

ブシュゥゥゥゥゥゥゥ!!

 

 

上空から現れた黒いスーツを着た6人は俺を囲むように着地しその6人は鬼星人ボスへとまっすぐな目で見ていた。

 

 

「月並みなセリフだが言わせてもらう………信じろ……俺たちならやれる。」

 

 

先頭に立つ有馬はその言葉の後にソードを伸ばし振りかぶる。

 

 

 

 

鬼星人との最後の戦いが始まったのだ。

 

 

 

 

 







うぁぁぁぁ!!
臭いセリフばっかで恥ずかしい!!


さて、そんな事より鬼星人編最後の戦いとなりました。
なんか、終わりそうな雰囲気出してるけどしっかり最後まで書きますから長くなりますが宜しくお願いします。


感想指摘待ってまーす。
次はなるべく年内に更新してみせます。

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