GANTZ 変な特典をもらった男の物語   作:鼻眼鏡26号

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みなさんおひさ〜
クリスマス予定の無い鼻眼鏡です。

さて、言い訳タイムといきますか。

pso2 楽しい
ファンタビ 面白い
オルフェンズ 面白い
筋トレ 腹筋痛い
BLEACH 全て月島さんのおかげだろ



まぁ、こんなとこかな(反省する気無し)


それではスタート


超能力は超便利

桜井side

 

 

 

 

「えっ!?…今回で?」

 

 

今回の敵は基本的弱くて数が多いがかなり余裕に戦える相手であってそれを見た師匠が話した。

 

 

「ああ、今回でほとんどの奴が100点に到達出来るぞ。」

 

 

「………終わることができるのか。」

 

 

「まぁ、リーダーと和泉はクリアすれば絶対に100点に到達はするだろうな。」

 

 

師匠は、今のところ点数を1番取っていて尚且つその人の強さを考えて話していた。

 

 

「そう言えば、最近人間ドック行っててさ。」

 

 

「どうしたんですか?急に」

 

 

唐突に話を変えた師匠。

 

 

「超能力……あれはダメだ。使い続けると身体にガタがくる。」

 

 

「………」

 

 

おれ自身も少しは想定していたから特に驚きはしない、なにせ使うごとに毎回鼻血が出るのだから使うごとに体のどこかを傷付けているのだろうと思ってたからだ。

 

 

「俺の内臓…もう老人だってさ…ハハッ」

 

 

「………」

 

 

俺は使い始めたばかりだからまだ目立った体の衰えはないがいずれは師匠のようになってしまうのだろうか。

 

 

そんな事を考えていたが急に場の空気が変わった気がした。

 

 

「おお……ある程度はやるみたいだな……」

 

 

「!?」

 

 

そこにはサングラスをかけたジャケット男が居た。

そこにいるだけの存在感が圧倒的に違くて俺は鳥肌がたっていた。

 

 

「師匠……」

 

 

「ああ、幹部クラスのバケモンだろうな。」

 

 

師匠もわかっているようでしっかり銃を構えていた。

 

 

「お前ら二人、相手してやる。……かかってこいハンター」

 

 

そう言うと頭からツノを生やし指の爪が鋭くなった。

 

 

「2人相手でも余裕ってか。」

 

 

「ハンターって俺らの事か?」

 

 

などと俺らは言うが緊張をほぐすので精一杯である。

 

 

「炭にしてやる」

 

 

そう言うと鬼幹部は手から炎を作り出しみるみると丸く大きくなって火球が出来上がった。

 

 

「来るぞ!!」

 

 

「はいッ」

 

 

それと同時に鬼幹部は火球を投げ飛ばし

 

 

ドォンッ!

 

 

爆発を起こした。

 

 

「撃て撃て!!」

 

 

俺ら2人で挟みながらも鬼幹部を狙うが射線上から外れて全て避けられてしまう。

 

 

そこで鬼幹部は手から炎作り出し地面に沿って俺に炎を撃ち出す。

 

 

「桜井ッ!」

 

 

「ーーくッ!……ギリ大丈夫です!」

 

 

当たる直前に地面を強く踏み込んで飛び上がりなんとか避けた。

 

 

しかし、鬼幹部はそれを読んでいたかのように着地地点に素早く巨大な火球を作り撃ち込んできた。

 

 

「……やぼい…これ当たる。」

 

 

当たると確信した俺はどうも冷静だった。

ふと、昨日の出来事を思い出した。

 

 

 

 

 

 

 

前日

 

 

 

 

その日、俺はトンコツさんと一緒に下校中の寄り道中の話しである。

 

 

「ねぇ、桜井君ってさ好きなコ…いるの?」

 

 

「いや…そーゆうわけじゃ…………」

 

 

「あたしとか恋愛対象にならない?」

 

 

「いや……そーじゃなくて………俺…いつ死ぬかわかんない…から…」

 

 

「!?なに?何それ…」

 

 

「………明日」

 

 

「え?」

 

 

「明日…返事するから…待っててくれる?必ず」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

現在

 

 

 

 

 

やばい今の100%走馬灯だ。

 

 

俺は当たるとわかっていて防ごうとせずあえて何もしなかった…が。

 

 

俺の前にいつの間にか居た師匠が手のひらを火球に向けて

 

 

パァンッ!

 

 

火球を消滅させた。

 

 

「桜井…まだレクチャーが終わってねぇよ。ぶっつけ本番だが炎の逸らし方をやるぞ。」

 

 

「……は…はい!」

 

 

俺はすぐに立ち師匠と並んで手を構えた。

 

 

「能力を出し惜しみなく使うぞ。……小さく量の多い火球は前に盾を作るように考えて直撃させないように逸らせ。」

 

 

「はいッ!」

 

 

師匠の言う通り盾をイメージして撃ち込んでくる火球を逸らした。

 

 

「俺が特攻する!後ろから援護しろ桜井!」

 

 

「はいッ!」

 

 

師匠が特攻し始めるが何故か嫌な感じがしていた。

なんと言うかこうデジャブみたいな

 

 

しかし、そのまま進む師匠の後ろについて協力して前から飛ばされる火球を逸らして突き進む。

 

 

あ……これ、新宿で大量殺人を起こした犯人に挑んだ時と状況が同じだ。

 

 

ふと思い出した記憶は嫌な再現となる。

 

 

「……捉えた!……ッ!?」

 

 

師匠は鬼幹部を捉えた超能力を発動させたはずだが様子がおかしかった。

 

 

「……何処に!?……!…桜井!!」

 

 

「えっ!?…」

 

 

ドンッ

 

 

慌てて何かを探す師匠が俺を突き飛ばす。

 

 

ゴオォォォォォ

 

 

「あああああああ!!」

 

 

そこには炎の中から現れた鬼幹部が師匠のスーツを壊し燃やしているところであった。

 

 

師匠はそのまま焼かれ焦げてバラバラになった。

 

 

「ハッハッハッ……あと一匹。」

 

 

鬼幹部は無傷であった。

どうやら師匠は攻撃に失敗したようだった。

 

 

「ちょっとはやると思ったんだがな。……正直大したことないな。」

 

 

その言葉が起因ではないが何故だか怒りに燃えていた。

何に対して怒りがあるのかは分からない。

 

 

しかし、目の前のコイツには今までない程の殺意と怒りに満ちていた。

 

 

「オラッ……さっさとかかってーーーッ!?」

 

 

鬼幹部は急なことに驚愕し戸惑った。

 

 

先ほどまで俯いていたガキが俺の目の前に居てその目は俺を威圧するほどの殺意に満ちて居た。

 

 

メキッ

 

 

桜井の拳は鬼幹部の胸骨を砕くように打ち込まれた。

 

 

「ガッ!ーー」

 

 

バキッ

 

 

今度は顎へ打ち込まれ歯が砕けた。

打ち込まれた鬼幹部は仰向けに倒れるがすぐに上半身を起こす。

しかし、桜井は追い討ちをせず離れていた。

 

 

「今の2発は、師匠の分と………八つ当たりだ。」

 

 

「そしてこれが………」

 

 

桜井は超能力で鬼幹部を持ち上げ空中で止める。

そして、拳を徐々に握って行くと。

 

 

バキベキッ

 

 

鬼幹部の体は徐々に潰れていき

 

 

「…………特に理由なかったや」

 

 

ゴシャッ!

 

 

鬼幹部は潰れて体から血を吹き出し潰れた。

 

 

 

 

 

「師匠………仇は取りました。」

 

 

桜井はそう呟き歩き出す。

 

 

「にしてもやっぱ、リーダーはすごいな。何で俺が怒りに任せると周りが見えなくなること知ってるんだろ。まぁ、忠告のお陰で冷静でいられたから良かったけど。」

 

 

桜井は訓練の時に竜伍に言われた忠告を思い出していた。

 

 

「さてと、さっさとリーダーと合流するか。」

 

 

 

 

 

 

 






なんか、リスクある能力って使いたいような使いたく無いような。

さてさて、次回は風の話なのですが。
博多弁とか無理なんで視点は竜伍君です。



感想、指摘待ってまーす。
感想では鼻眼鏡に優しくね。

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