ようやく御言編が終わり
次はあのオニ星人編が始まります。
私が一番描きたい内容です。
取り敢えずスタート
「おおーそっちは大丈夫だったか?」
全てが終わり俺は御言と合流できた。
「大丈夫じゃないよ。こう見えて腕切られたし。」
そう言って御言は切られているスーツの無い綺麗な腕を見せた。
「………大丈夫っぽいな。」
「もういいや…さて、お互いの報告でもしますか。」
「…俺は取り敢えず全員のスーツを破壊してモブが2人か3人死んだ。和泉は意識あるが俺に負けたからってお前を殺すのを諦めたよ。」
「………うそん、和泉くんもう別人じゃん。……つか、モブ殺したんかい。」
「人数調整のためな。」
「……一応、記憶操作するからさ次に会う時にはこのことは無かったことになるんだよ。…………まぁ、いっか。」
御言はやれやれと思いながらも話す。
「私はレイカ相手だったけど明らかに強さが違った。原作よりも強いよ。もうこれは何かしらの手が加えられてるよ。」
やはり、そうなってしまったか。
まぁ、そこは御言に任せよう。
「さてと、これからの事なんだけど、まずはこれを渡しておくね。」
御言はそう言ってポケットからUSBメモリを取り出した。
「……マジでなんだこれ?」
「…はいはい、説明するから。……それはね、もしもほんっと〜〜に一大事の時にパソコンに繋ぐと何処に居ようと私を呼ぶ事が出来る装置です。ちなみに居る事の出来るのは30分だけだよ。」
「一大事ってのは死にそうって事か。そんな状況でパソコンの近くに居る事が稀だろうに。」
「…つべこべ言わずに待ってなさい。」
そう言って御言は俺にUSBメモリを手渡す。
「どれくらいで戻ってこれるんだ?」
「なーにー私が居なくて寂しいの〜〜」
御言は俺の胸に指を滑らすが俺は
「……………」
「マジでめんどくさそうな顔ヤメテ!!結構ショックだから!」
ビービービー
そんなことをして居ると御言の腕時計からアラームのような音が鳴った。
「あ、終わったみたい。……さて、これから少しの別れだね。一応、原因が見つかればすぐに戻るよ。」
「そうか、なら暫しの別れだな。」
「うん、…………あの子のためにも頑張りなよ。」
「……ああ。」
御言は最後にそう言うと転送されて行った。
ガンツの部屋
部屋に戻ると他の全員が今まであった出来事を忘れており、ゆびわ星人を倒し終わった所までの記憶となっていた。
「さて、帰るか。」
俺は御言から貰ったUSBメモリをしっかりと持って帰った。
次の日
学校へ行くが当然御言の席も無くなっていた。
「あいつが居ないと静かだな。」
俺は自分の中での御言の存在の大きさを感じながら過ごして居た。
「待ってろよ。必ず…お前達を生き返らせる。」
晴れた空に俺は決意を呟いた。
桜井side
俺はある日ネットで知り合ったトンコツさんと家に一緒にいた。
この日に俺は超能力を話すつもりでいた。
「最初は、興味本位だった人の死について。殺してみればどんな気分なのか自分に何が変わるのか価値観とかどうなんだろうって。けれど殺してみたら何も残らなかった。」
「…………」
「やってしまった。と思いもしなかった、後悔も無かった。ここに居るのは人間だった物だとそう思うだけだった。………俺は何なんだ?」
「…………超能力とかって思い込みじゃないの?…偶然別の死因で死んじゃって。」
やはり、信じられないようでトンコツさんは俺を慰めるように言ってくれた。
しかし、もう超能力のことは教えるつもりだ。
「た……例えば催眠術とか?……え!?えっ!?う…浮いてる!?」
俺の超能力でトンコツさんを浮かせる。その事にトンコツさんは驚き動揺していた。
「こんなこと出来ても自分が何だかわからない。」
俺は両手のひらで顔を覆う。
「………これじゃあ自首しても…今の法律じゃあ罪にできないのかな?…………罪にならないからいいってわけじゃないのよね。」
俺はそこから話せなかった。
しかし、トンコツさんは違った。
「じゃあさ…………これから君はずっと死ぬまで人の命を救っていくの。その超能力を使って。」
「………どうやって?病気とかは治せないよ。」
「そっかぁ……じゃあさ、ニュースにあったさ通り魔殺人事件。その犯人を捕まえるの2人で。そうすればさ…人を救ったという君になれるよ。自分が何なのかは行動して見つけないとね。」
「……自分を何なのかを行動して見つける…か。………よし、やろう。」
こうして俺は自分が何なのかを見つけるための行動が始まった。
桜井編が終わるとオニ星人編に入りまーす。
それまで待ってて〜
ちなみに暇だったので今回も2話連続投稿です。
次は30分後です。