GANTZ 変な特典をもらった男の物語   作:鼻眼鏡26号

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さて、ネギ星人の戦闘が終わります。

それではスタート。


情けをかけるな容赦するな

「なんだてめえ!!」

 

 

ネギ星人大人バージョンにヤクザの男が睨みながら近づいてき

 

 

「フンッ!」

 

 

ネギ星人の顔面へ頭突きをくりだした。

 

 

 

 

「っ!?い…いってぇ!!何だこいつ!鉄みてぇに硬てぇ!」

 

 

ヤクザの頭から血が流れていた。

 

 

ガシッ!

 

 

ネギ星人はヤクザの頭を掴むとヤクザの体を持ち上げた。

 

 

「う…うわぁぁぁぁぁ!」

 

 

ギョーン!

 

 

1人が慌ててネギ星人に向かって銃を撃ったが。

 

 

「て…てめえ俺を撃ちやがったな!」

 

 

ネギ星人が持ち上げたていたヤクザ男を盾にして防いだのである。

 

 

「俺は死なねぇ!絶対死なねぇ!!」

 

 

ババッン!!

 

 

その言葉を最後にヤクザ男の胴体が破裂し下半身が地面に落ちた。

 

 

「う…うわぁぁぁぁぁ!!」

 

 

「う…撃て撃て!!!」

 

 

「ああああああああ!!」

 

 

全員は銃を撃つがそれを素早く動いて避け

 

 

「ああああ腕がぁぁぁぁ」

 

 

鋭い爪で腕やら胴体などを

 

 

「夢だこれは夢なんだ。」

 

 

切り裂く。

 

 

「…………」ガタガタ

 

 

惨劇の中加藤は震えるだけ。

 

 

シーン

 

 

先ほどとうって変わって静寂が訪れた。

しかし、そこは地獄絵図である。

 

(だ…ダメだ、う…動けない。)

 

 

「………」

 

 

ネギ星人は加藤に近づいてきた。

 

 

「………」

 

 

「ブァウッ!」

 

 

ネギ星人の爪が横振りに加藤はギリギリで避けて腹をかすめて加藤は持っていた黒い銃をネギ星人の顔面に向けた。

 

 

「ズバヌッ!ヌバ!ガムジ!」

 

 

「待ってくれ!俺は殺し合いとかしたく無いんだ!」

 

 

「ガブ!ゼグバ!」

 

 

「クソッ!…伝わんねぇよな。」

 

 

「ズバ!」

 

 

ネギ星人は両腕の爪を振って加藤に攻撃してきた。

 

 

「ちょっと…待て……待ってくれ!」

 

 

何とかギリギリで避ける加藤はだんだんと後ろへ下がっていく。

 

 

「…クソッ!ガードレールか。」

 

 

「ナバヌ!」

 

 

「う…うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」

 

 

加藤はガードレールから落ちて坂から転げ落ちて行った。

 

 

 

 

加藤サイドアウト

 

 

 

 

 

 

 

竜伍サイド

 

 

加藤が坂から落ちる少し前。

 

 

「どうなってんのかな他のみんな。」

 

 

「そういえば途中で帰って良いものかな?」

 

 

「いいだろ。どうせ参加任意だし。」

 

 

現在2人は坂を下りていて軽い話をしていたのである。

 

 

ピンポロパンポロ

 

 

「な…何この音!」

 

 

「………頭からか?」

 

 

岸本が驚くなか竜伍は頭から音が聞こえる事を探っていた。

 

 

「まぁ、いいだろ進むよ。」

 

 

「だ…大丈夫なの?」

 

 

歩き出す竜伍に岸本は不安でいっぱいだった。

 

 

「音がどんどん大きくなるな。ん?あれは……………岸本さんはこっちに来るな。」

 

 

「え?なんで?」

 

 

「何でもだ。」

 

 

1人で先を歩く竜伍はあるものを見つけた。

 

 

「これは、部屋にいた人の死体か?」

 

 

それは、先ほどまで部屋にいた人で中坊の話に興味を持たず先に帰った人である。

 

 

それが、頭のない死体の状態で見つかった。

 

 

「て事は、この音は警告音であってある一定の範囲を出るとこの形だと爆発か?」

 

 

竜伍は死体を見て状況を冷静に推理していた。

 

 

「やっぱりこれは、ゲームなんかじゃねぇ。本気の殺し合いかこれは。」

 

 

竜伍は立ち上がり岸本の下へ戻った。

 

 

「ね…ねぇ何があったの?」

 

 

「知らない方がいい。ついでに戻るぞ。」

 

 

「え?なんで他の道からじゃ駄目なの?」

 

 

「状況は道中話すから付いてきてくれ。」

 

 

そう言って竜伍は歩いて行った。

 

 

「ちょっと待ってよー」

 

 

 

 

加藤達がいた所の近く

 

 

 

 

「どうするの?私達2人でなんとかなるもんなの?」

 

 

状況を説明し岸本は戸惑いながらも歩いている。

 

 

「どうにかするしかない。」

 

 

「そ…そんな。」

 

 

「基本動くのは俺だ。岸本さんはもしもの時にその黒い銃で敵を撃って欲しいだけだ。」

 

 

「簡単に言うけど私銃なんて撃ったことないよ。」

 

 

「それは俺もだ、おっと着いたぞ。」

 

 

「……うっ!な……何あれ。」

 

 

二人の視線の先には大柄な男が一人立っていてその周りには赤色で染められていて下には人間の体がバラバラになって落ちていた。

 

 

「考えるのは後だ。来るぞ!」

 

 

竜伍の言う通りネギ星人は走り出して2人を追いかけてきた。

 

 

「イヤぁぁぁ!」

 

 

「しっかり走れ!追いつかれるぞ!」

 

 

2人は一直線の道を走りだす。

 

 

「……………きた!その裏路地に岸本さんは入ってくれ!」

 

 

「う…うん!気をつけてね。」

 

 

「ああ!さて、ネギ星人さん鬼ごっこを始めるか。」

 

 

岸本を安全な場所へ行かせて竜伍は走り出した。

 

 

「フッ……フッ………フッ!」

 

 

竜伍は追いつかれないように近くに落ちてるゴミ箱やゴミ袋を投げて障害物にした。

 

 

「あんまり効果無しだな。」

 

 

「ズバッ!ガバヌ!」

 

 

「逆効果だな。」

 

 

そしてまた走り出した。

 

 

「………………?何だこれ。」

 

 

竜伍は走っていて気付いたことがある。

 

 

それは

 

 

「走ってる速度がおかしい。」

 

 

そう、竜伍の走る速度はもう人間が出せる速度では無かった。

 

 

「まぁいい、むしろ好都合だ。」

 

 

竜伍は深く考えるのはやめた。

 

 

そして、竜伍は角を曲がり壁を手で弾いて方向転換してまた走りだす。それを繰り返し走り続けた。

 

 

「階段!飛ぶか。」

 

 

「うおおおおお!!!」

 

 

そして竜伍は

 

 

階段を

 

 

蹴って

 

 

飛んだ。

 

 

地面から5メートルくらい空中まで。

 

 

 

「飛びすぎだな。」

 

 

しかし、階段もかなりの段があって竜伍は空中約15メートル辺りにいる。マンションの5階あたりである。

 

 

「これは失敗すれば死ぬ。……いや、骨折だな。」

 

 

やはり、竜伍は冷静だ。

 

 

ブシュゥゥゥゥゥゥゥ

 

 

「おっとっとっと…っと!」

 

 

靴から大量の煙が出てきて竜伍は無事着地出来たのである。

 

 

「スーツの性能か、凄いな。」

 

 

竜伍はそんな事を言ってると。

 

 

後ろからネギ星人が階段から落ちてきた。

 

 

「階段から落ちきてきたってのに立ってられるなんてまず人間じゃないな。これで決定だな。それなら今度はスーツがどこまでやれるか試してみるか。」

 

 

竜伍は腕を振って臨戦態勢に入るが。

 

 

そこで

 

 

「竜ちゃん!逃げろ!!」

 

 

加藤がネギ星人の首に腕を巻いて締めていた。

 

 

「おいおい、加藤そんな事をしなくてもー」

 

 

「うわぁぁぁぁぁ!!!」

 

 

ネギ星人はたかだか人間の筋力の締めなど効くはずなく爪で加藤の腕を切り裂いた。

 

 

加藤は地面にうつ伏せになり血が吹き出る腕を押さえてた。

 

 

「だから、何で何も考えずに動くんだよ。……だが………おいネギ星人…」

 

 

竜伍は呆れていたが次には低い声でネギ星人を呼んだ。

 

 

「とりあえず、俺の友人を傷つけた事を後悔させてやる。」

 

 

「言葉はわかんねぇだろうが言わせてもらうぞ。」

 

 

そして竜伍の目つきが変わる。

 

 

「………殺してやるからかかって来い。」

 

 

殺気そのものを目で表していた。

 

 

「グモッ!ナバヌッ!バダズッ!」

 

 

ネギ星人は走り出し、そこから両方の爪を横から大振りした。

 

 

「おせぇよ!」

 

 

竜伍は振ってくる両腕を掴んで止めた。

 

 

「スゥゥゥ………ハァァァァァァァァ!!!」

 

 

竜伍は両腕に力を込めて

 

 

ボキン!ゴキン!

 

 

ネギ星人の両腕をへし折った。

 

 

「グモォォォ。」

 

 

「オラァ!」

 

 

竜伍は下からアッパーを打ちそこから殴打の連続でネギ星人は顔の全体が血塗れであった。

 

 

「ネギ……あげますから。」

 

 

「いらねぇよ。」

 

 

竜伍は止めとばかりに膝をネギ星人の顎に打った。

 

 

それと同時に

 

 

バシュッ!キュイ!キュイ!キュイ!ドドドン!

 

 

横から突然三角形のレーザーで繋がっている弾丸がネギ星人を捕らえるように捕獲した。

 

 

ここでこんなことができるのは。

 

 

「………中坊か?」

 

 

バチバチバチ

 

 

「正〜解、つかお前本当に人間か?」

 

 

「一応、現在16年人間として生きてるつもりだが。」

 

 

「ふん……そうかい。まぁいいや今回は点数あげるよ。」

 

 

「点数?何だそれ。」

 

 

「戻ったら教えてやるよ。だから、今持ってるそいつでこいつを撃ってよ。」

 

 

そいつとは、スーツについてる黒い銃の事である。

 

 

「2つ引き金あるがどっち引くんだ?」

 

 

「両方同時だよ。」

 

 

「撃つとどうなる?」

 

 

竜伍は構えながら聞く。

 

 

「もちろん、爆発して死ぬよ。」

 

 

どうやらかなりの危険な武器な様だ。

 

 

「撃っちゃだめだ!竜ちゃん!」

 

 

「加藤……大丈夫か?」

 

 

加藤は会話を聞いていたようで竜伍には撃ってほしくないと願うかのように言っていた。

 

 

「早く撃たないとそいつ死ぬよ。」

 

 

「……参考に一つだけ聞かせてくれ。お前は殺す時どう思っている。」

 

 

「ん?どう思っているか………楽しいかな。だって弾けたりして気分が良くなるからだな。…お前からも俺と同類のような感じがしたから撃って貰いたいんだよ。」

 

 

「ダメだ!竜ちゃん!撃っちゃだめだ!」

 

 

「残念ながら俺にはそんな趣味はねぇよ。」

 

 

「チッお前偽善者か?だったら俺が殺るけど。」

 

 

西は自分の銃をネギ星人に向けた。

 

 

「待てよ。」

 

 

「何だよまだ何か―――」

 

 

 

 

 

「殺らないなんて言ってねぇよ。」

 

 

ギョーン!

 

 

竜伍は黒い銃をネギ星人に向けて発射した。

 

 

バァッン!

 

 

少し遅れてネギ星人の頭が弾け飛んだ。

 

 

 




書いててちょっとスッキリした。

考えるのが楽しいから筆が進みますね〜。

次回も楽しみにー

感想、指摘待ってまーす!^o^

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