GANTZ 変な特典をもらった男の物語   作:鼻眼鏡26号

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遅くて申し訳ないです。

言い訳を言うと他の小説が面白かったんです。

………言い訳してすみません。

とりあえずスタート


採点と日常

ガンツの部屋

 

 

 

 

 

「ただいま〜」

 

 

俺は気楽な感じで転送されて帰ってきた。

 

 

「あ!…有馬くん!」

 

 

「あっ!リーダー!」

 

 

帰ってきた途端にレイカや残った生き残りの桜井や坂田がやって来た。

 

 

「んん?リーダー?」

 

 

俺は桜井から言われたリーダーに疑問を持った振りをした。

 

 

「ああいや、何だかみんなを引っ張ってくれる様な存在感だったから。」

 

 

「そうか、取り敢えずリーダーはやめてくれ。」

 

 

ちーーーん!

 

 

そんなこんなで話しているとガンツから終了の合図が聞こえた。

 

 

「え!?これで終わり?もっと生きていた人はいた筈なのに。」

 

 

桜井は人数が少ないことに疑問を抱いていた。

まぁ、当然だろう。ここは、俺が説明をしないとな。

 

 

「ついさっき、謎の黒服の男達が現れてな突然俺たちを襲い始めてな。応戦はしてみたがこれが限界だった。」

 

 

演技をするのはこんな感じでいいだろう。

 

「そ…そうですか。」

 

 

桜井は落ち込んでいる。

こいつこんなキャラだっけか?

 

 

それぢわ ちいてんを はじぬる

 

 

ガンツの画面に言葉が浮かび上がり採点が始まった。

 

 

 

 

 

 

あほの……

 

 

11点

 

 

total11点

のこり89点

 

 

 

 

 

「あ!……あほのって俺か!?」

 

 

表示された名前が気に入らなかった坂田ガンツに叫ぶ。

 

 

「つーか、11点って言われてもな。」

 

 

坂田は点数の意味が解らず困惑もする。

まぁ、最初はそんなもんだよな。

 

 

「この採点は合計で100点になると何かが起きるらしい。」

 

 

俺は原作知識を語るが少しばかりイレギュラーが起きているので確信はなかった。

 

 

 

 

 

やんでレイカ

 

 

0点

 

 

ありまにくっつきすぎ

 

 

 

 

 

「こ……これ、わ…私!?」

 

 

レイカの採点画面が出ると同時にレイカは驚き、恥ずかしさから顔を手で隠す。

 

 

「ち…違うからね!!」

 

 

レイカは竜伍の肩を掴んで思いっきり揺らしていた。

 

 

「わかった…わかったから揺さぶるのをやめろ」

 

 

本人は否定しているがうっとおしいくらいくっついていたがな。

 

 

 

 

いなかっぺ大将

 

 

5点

 

 

total5点

残り95てん

 

 

 

 

「…………」

 

 

「…………」

 

 

「…………」

 

 

 

いや、なんか喋ろよ。

 

 

 

 

 

 

チェリー

 

 

9てん

 

 

トータル9点

残り91点

 

 

 

 

「9点か〜」

 

 

「………」

 

 

「………」

 

 

「………」

 

 

だからなんか喋ろよ!

 

 

 

稲葉

 

 

0点

 

 

かっこつけすぎ

影うすい

 

 

 

「カッコつけすぎ……」

 

 

「………」

 

 

そのカッコつけすぎの稲葉は壁を背に片足の膝を立てて座っていた。

 

 

確かに喋ろよと言ったが物凄く喋りずらくなったな。

氏ね稲葉(個人的にこいつ嫌いだしな。)

 

 

 

ハゲ

 

5点

 

 

total5点

残り95てん

 

 

 

「ははは…ハゲ?私?」

 

 

「………」

 

 

やばいフォローしづらい。

つーか、鈴木さんいつ点数取ったんだ?終始気絶していたはずなのだが。

 

 

 

ホイホイ

 

 

0てん

 

 

やる気はかんじるのだが

和泉につきまといすぎ

 

 

「ホイホイってあの動物園のパンダ…?」

 

 

桜井が見るパンダは和泉につきっきりである。

 

 

 

 

和泉くん

 

 

16てん

 

 

total16てん

あと84てんでおわり

 

 

 

「おおすげぇ!!」

 

 

「16点って……この人……」

 

 

(あたり前だおまえ達と一緒にするなおまえ達は運が良かっただけなんだよ。)

って考えてる顔だな。

 

 

ありま

 

 

58てん

 

 

total58てん

あと42てんでおわり

 

 

 

「おおーやるねー」

 

 

「やっぱさすがリーダー!」

 

 

原作の彼と言動や行動が違うから点数にも影響されて少なかったり多かったりすると思ったのだがまさか同じ点数だったとはな。

 

 

「リーダーってのはやめてくれ。つーか、スーツを着て何回か経験を得れば取れない点数じゃない。それに一回目の挑戦で点数が取れる方が凄いよ。」

 

 

そんな話をしていとガンツの画面が消えて真っ黒になった。

 

 

「表示がなくなった………もうドアが開くから自由に帰れるはずだ。」

 

 

「だが、またしばらくすると強制的にこの部屋に呼ばれる。その時はうなじあたりに寒気が来るから。」

 

 

「さっき言った点数は…まだ見たことないが100点を取ると何かが起こると俺は思っている。」

 

 

本当は知ってるけど。

 

 

「今までやったことないが………ここにいる全員が生き残る確率を上げる方法があるはずだ。………できるだけミッションのない間も集まって情報交換やスーツを着てスーツに慣れる練習をしたいと思う。」

 

 

「次のミッションも1人も欠かさず生き残るんだ。」

 

 

 

それから全員が連絡先を交換してそこでは解散となった。

和泉は先に帰って行った。

 

 

 

 

 

 

次の日

 

 

 

 

 

「生きて帰れて良かったね。」

 

 

朝、学校に着いて自分の席に座ったと同時に御言が話しかけてきた。

随分久しぶりに思える。

 

 

「余り学校では話しかけないって事にしてなかったか?」

 

 

「まぁ、挨拶くらいはいいじゃん。」

 

 

「中々物騒な挨拶じゃないか。」

 

 

そんなこんなで時間が過ぎて

 

 

「え!?私の出番もう終わり!?」

 

 

 

 

 

 

放課後

 

 

 

 

 

俺はスーツを着てビルからビルへと飛んでいた。

 

 

「ふぅ………」

 

 

俺はビルの広告の上に止まって沈もうとしている夕日を見ていた。

 

 

「都会でも中々いい景色だな。」

 

 

全てが終わって、もしもあいつと一緒にいられるのならベタだけど星を見に行きたいな。

 

 

 




最後のあいつとは誰なんでしょうね?

もう少し頑張って書きます。

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