GANTZ 変な特典をもらった男の物語   作:鼻眼鏡26号

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お久です。

それではスタート


それぞれの実力

 桜井side

 

 

 死んだと思っていたら大勢の人が居る部屋に居てそこで宇宙人と戦うなどと言う奴がいてそしていつの間にか幕張に居た。

 正直、頭の整理が追いつかない。

 

 

「師匠、何なんですかね?これ。」

 

 

 困った時には師匠に聞くのが一番だな。

 

 

「それを俺に聞くか?全くついていけないね。」

 

 

 ダメっぽいな。

 

 

「まぁ、外に出られたんだ。さっさと帰ろうぜ。まだ電車があるはずだからよ。」

 

 

「そうっすね。」

 

 

 師匠と俺が歩き出したその瞬間。

 

 

 キャァァァァァァァァ!!

 

 

 ウワァァァァァァァァ!!

 

 

 さっきの変な部屋に居た人達が悲鳴をあげていた。

 

 

「うわっ…うわっ…ああああーー

 

 

 バァンッ!

 

 

 頭が膨れ上がり爆発を起こす。

 これだけで周りの人間はまともに考えられなくなる。走り出せば爆発その影響で彼らは絶望していた。

 

 

 しかし、彼らは違かった。

 

 

「チッ…頭に爆弾が入ってやがる。」

 

 

「!戻れば音がしなくなった!」

 

 

 坂田と桜井彼らによってその場の空気が変わった。

 

 

「戻れ戻れ!!」

 

 

 声を出すと同時に我先へと走り出して行った。

 

 

 

 

 桜井side

 

 

 

 先ほどの転送先に戻った。

 しかし、周りは肩で息をしている。

 

 

「クソッどうすりゃいいんだよ!」

 

 

 坂田師匠は柱に蹴りを入れて苛立っていた。

 しかし、苛立つのも仕方がない。こんなゴールの見えないゲームなんてクソゲーもいいとこだ。

 

 

「…そういえば、あの男はこの状況を知っていた。あいつならーー」

 

 

 俺はさっきまでいたあの部屋に詳しいであろう男を思い出していたら。突如黒い影が飛んできた。

 

 

「うわっ…な…なんだ………って、何だよこれ。」

 

 

 グルルルル

 

 

 俺の眼の前に現れたのは図鑑などでよく見るであろう小型恐竜であった。

 

 

 ギャァァァァァァ!!

 

 

「!?何だ!……うっ」

 

 

 悲鳴の元を見て見ると小型恐竜が悲鳴をあげていたであろう人間の胴体を貪り食っていた。

 血が流れ出し地面は赤く染まっていた。

 

 

「!?桜井!!」

 

 

 グガァァァ!!

 

 

「うわっ!……あぶねぇ。」

 

 

 師匠の一声で俺を食おうとした恐竜を避ける事に成功した。

 

 

「ちくしょう!桜井!透視(スキャン)しろ!!」

 

 

「!…はい!!」

 

 

俺と坂田師匠は眼の前の恐竜に透視《スキャン》を始め心臓らしき物を探す。

 

 

「思ったより頭骨が厚いぞ、透視《スキャン》しにくい!!」

 

 

師匠の言う通り頭骨は分厚く脳などの血管まで届かない。

 

 

「心臓らしいもんがない!それっぽいのを探すしかない!」

 

 

俺は心臓を探すが左にあるであろう心臓が無かった。

 

 

「………!?…ここか!?」

 

 

師匠は恐竜にギリギリまで近づき物を潰す要領で強く握った。

 

 

ズダァンッ!!

 

 

恐竜は大きく横に倒れた。

 

 

「右胸だッ!」

 

 

「あッ、はいッ!!」

 

 

師匠の言う通り右胸を透視すると心臓らしきものが見つかった。

それを俺は超能力で握り潰す。

 

 

ブチッブチッブチブチブチッ!

 

 

血管が切れる音が俺の耳に響いた。

 

 

ドォンッ!

 

 

恐竜も糸が切れたように倒れた。

 

 

(あと、3匹)

 

 

俺は残りの恐竜を見回すと1匹は師匠が相手をしている。もう1匹は人を食っているが残り1匹は巨漢の男が素手で相手をしている。

 

 

(素手とかマジかよッ。)

 

 

俺は大男を一瞥してから1匹を仕留めた。

 

 

何とか大男も恐竜を仕留めたようで恐竜を一掃した。

 

 

「何とか終わったな。」

 

 

「ですね、早くあの男を探さないと。」

 

 

師匠と話していたら。

 

 

 

 

グオオオオオオォォォォォォ!!

 

 

 

 

とてつもない雄叫びが辺りに響いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

雄叫びが聞こえる少し前 竜伍side

 

 

 

 

 

まさか、鈴木さんが容赦無く撃つとは思わなかった。

原作じゃこんな事はあり得ない…けど、俺自体がこの先を知っていて俺なら変えることが出来る。それは周りに影響するのか?

 

 

「竜伍くん?大丈夫かい?」

 

 

「ハッ…すみませんちょっと考え事していました。………あのこういう事って何だか苦手そうだなと思いまして。」

 

 

「……まぁ、そうだね。でも、割り切らないと。」

 

 

「そ…そうですか。」

 

 

やはり、変わってるな。

 

 

ゴゴゴゴゴ

 

 

………すっかり忘れていた。こいつは頭がなくなったくらいじゃ死なないんだったな。

 

 

「わわっ動き出したよ。」

 

 

「大丈夫です、多分奴も生物ですから心臓らしいものはあります。それを叩けばいいだけです。ですので、鈴木さんは奴の尻尾を引っ張ってもらえますか?」

 

 

「それはいいけど、私の力じゃ…」

 

 

「言い忘れてたがそのスーツは強化パワースーツだ。常人とは比べ物にならないほど力が出ます。それで、何とかなります。」

 

 

「……やってみるよ。」

 

 

鈴木さんは走り出しブラキオサウルスの振り回す尻尾をしゃがんで避け尻尾に飛びついた。

 

 

「行くよ!竜伍くん!」

 

 

スーツの機能を引き出し強化された力で引っ張りブラキオサウルスの前足を浮かせた。

 

 

「ナイスだ鈴木さん!!」

 

 

俺はブラキオサウルスの下に滑り込みXガンのスコープで心臓を狙い

 

 

ギョーンギョーン

 

 

撃ち込む。

 

 

ボコッボコッ

 

 

ブラキオサウルスの心臓は破裂しゆっくりと横に倒れた。

 

 

 

 

 

「鈴木さん、足止め有難うございます。」

 

 

「こんな私でも役に立てて良かったよ。」

 

 

しかし、まだ終わった訳ではない。

俺が倒したのは子供のブラキオサウルス。大人の方は今も寝ている。

ここで倒すのが最適である。

 

 

「さて、もう1匹も始末しよう----------!?」

 

 

「うわぁぁぁぁぁ!!」

 

 

竜伍はXガンを構えたその時。

目の前は暗くなり反射的に飛び上がり回避をした。

鈴木さんはその黒い物体に吹き飛ばされた。

 

 

「………あらら、さっさと殺れば良かったな。」

 

 

竜伍の目の前にはティラノサウルスが二体もいた。

 

 

 

 

 

 




最近感想もらえるけど、大概が批判ですごく悲しい気持ちになったwww

あと、ヒロインは決まってるよ。ほんの僅かだけど付箋を敷いてあるよ。

あとは、皆さんのご想像にお任せします。


感想(偶には面白いなど)、指摘(なるべく優しい言葉で)待ってまーす。

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