GANTZ 変な特典をもらった男の物語   作:鼻眼鏡26号

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みなさんお久しぶりです。

気付いたら2ヶ月経っていました。

あっという間ですね。

おまちしていかは知りませんが

取り敢えずスタートです。






話は変わって桜井 弘斗編

俺の名前は桜井 弘斗『サクライ ヒロト』私立中学に通うただの中学生だ。

 

 

俺にはこれと言った特技は持ち合わせてはいない。

強いて挙げると興味がある事には熱中する事位だ。今まで、色んな事をやって来たがどれも直ぐに飽きてやめてしまっている。

 

 

今もそうだ。

 

 

引きこもりがどんな感じか興味が出たが3日目である今日で飽きてしまった。

何故引きこもると言う経緯を言うと。

まず、中学でサッカーに興味を持つ→サッカー部の先輩である同級生のいじめ対象になる→サッカーに飽きていじめられる心境に興味を持つ→飽きる→引きこもりの気分を味わおうと言う興味を持つ←今ここ!!

 

 

と言うことで引きこもりやってます。

 

 

 

「パソコン弄ってても興味を持つようなことないな〜」

 

 

俺はこの三日間ずっとパソコンを弄りひたすら自分が納得する興味を探していた。

 

 

「掲示板で聞いてみるか。」

 

 

ネタに詰まって掲示板を見て投稿することにした。

 

 

「興味が出るような事を教えて下さいっと、……こんなんで見つかるかな?」

 

 

しばらく、見ていると色々返事が返ってきた。

 

 

そこには、『今、この漫画がオススメ』や『UFOでも見てろ』など月並みな事しか返ってこなかった。

 

 

下へとスクロールして行き一つの返信に目を奪われた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『自殺してみろよ。』

 

 

 

 

「これだ!!」

 

 

俺は驚きと嬉しさで飛び上がった。

 

 

「早速、実行してみよう!!」

 

 

俺は学ランのズボンに付いてるベルトを首に巻きつけドアノブへと引っ掛け後は自分で引っ張れば首が締まるようにした。

 

 

「ふー、ふー………よし、やるぞ。」

 

 

ベルトを引っ張り俺の首は締まった。

 

 

(息ができない、苦しい、…………辛い………)

 

 

首が締まる中そんな事を考えていてふと思った。

 

 

 

(生きたい!!)

 

 

「ぐっ…がっ!………がはっ!………オェェェェ!!」

 

 

ベルトをかきむしり何とか外した俺は胃の中の物を吐き出した。

 

 

(死ねなかった。何でだ?怖かったからか?)

 

 

自分でもよくわからなかった。

でも、とにかく生きたいって思った。

 

 

 

 

 

 

 

 

3日後

 

 

俺はまたパソコンを弄っていた。

 

 

『自殺は出来ませんでした』

 

 

あれから何度か試そうとしたが挑戦する前に怯えていて出来なかった。

 

 

「やっぱり興味が尽きないな人間って。」

 

 

ひと段落を置いて倒れようとしたらパソコンに1通の返信が来た。

 

 

「ん?なになに『俺に会ってみろ、人生が変わるぞ』だって?何だろ」

 

 

俺は興味を惹かれいつの間にか約束を取り付けていた。

 

 

 

次の日

 

 

 

家の前にサングラスを掛けたロン毛でロングコートを着た男が居た。

 

 

「結構早いっすね」

 

 

俺は家を空けてその男を家へ入れた。

 

 

「坂田………いや、坂田さんと呼べ」

 

 

ロン毛の男は部屋に入ると同時に名前を名乗った。

 

 

「あ、はい。」

 

 

俺は相槌を打った。

 

 

「………」

 

 

 

「………」

 

 

 

沈黙が続くが

 

 

「コーヒー位出すよな普通」

 

 

坂田が突然と注文をしてきて俺は取り敢えずコーヒーを出した。

 

 

「サンキュ………ズズッ」

 

 

渡したコーヒーを直ぐに飲み干すと

 

 

「俺さ、キムタクに似てね?………ちょっとだけ。」

 

 

坂田が突然言い出して来たが真面目に応えようとすると少々悩んだ正直ただのロン毛のチャラ男にしか見えないその容姿でさらに鼻の横にホクロがあり尚のことキムタクに見えなかった。

 

 

「まぁ、ロン毛と言うとこだけ似てますね。」

 

 

俺は正直に答えた。

 

 

「お前、結構毒吐くね。」

 

 

坂田が表情を変えず言う。

 

 

「あの、人生を変えるってどういうことですか?」

 

 

そろそろ本題に入ろうと俺は話題を戻した。

 

 

「お前いじめられてるだろ。」

 

 

「(?まぁ、一時期そうゆうのに興味があったからな)はい。」

 

 

「俺はお前を生かしに来た。俺は命の尊さとか生きてる喜びとか説くつもりはない。」

 

 

「…………」

 

 

「まぁ、見てろ。」

 

 

坂田は話し終えるとコーヒーを入れ

 

 

 

 

 

 

カップに入っているコーヒーだけをそのまま浮かせた。

 

 

 

「なっ!?…なんだこれ…」

 

 

(マジックや手品なんかじゃない。)

 

 

俺は一目見てそう決めつけ目の前の現象に興味津々であった。

 

 

 

そして、ゆっくりとコーヒーをカップへと戻して行った。

 

 

「見ての通りこれは手品や胡散臭いマジックなんかじゃない。」

 

 

 

 

「これは力だ。」

 

 

「すげぇ…………坂田さん!これを俺に教えてくれ!!」

 

 

俺は焦るように教えを懇願した。

 

 

「焦るな……お前にはもうこれを使えるように体を少し弄った。」

 

 

「今みたいに浮かせるようになるのは…………お前次第だ。」

 

 

坂田はキメ顔で言い放った。

 

 

「さて、始めるぞ。」

 

 

「はい!」

 

 

坂田は電気を消しライターを手に持った。

 

 

「まずはこの火を見ろ。…………そして、消す。」

 

 

ライターをつけ直ぐに消す坂田。

 

 

「見えるか?うっすらと火の残像が。」

 

 

「はい、残像が残ってます。」

 

 

「よし………まずは無機質で重さの無いものを動かせるようになれ……このようにな。」

 

 

坂田は火の残像を指で操り自在な動きを見せた。

 

 

「すげぇ」

 

 

俺は感心してさっきからすげぇとしか言っていないが気にしない。

 

 

「これが出来るようになったら……今度はホコリをこの指の輪にすり抜けさせろ。」

 

 

「2日以内にやれるようになれ」

 

 

坂田はそう言うと帰り支度をした。

 

 

「大事なのは出来ないと思わないことだ。いいな?」

 

 

「はいっ!」

 

 

そう言うと坂田はどこかへ行った。

 

 

俺はその後この力を扱えるようにひたすら練習をした。

 

 

 

 

 

 

 

次の日

 

 

 

 

 

 

俺のこの力はたった1日で物を動かしそれを自在に操るまでになっていた。

 

 

「………はい……体の中身まで見えるようになりました。」

 

 

『マジかよ、たった1日でそこまでやるか……やっぱり才能あるよお前。』

 

 

「師匠のお陰っすよ。」

 

 

『………師匠はやめろ。………まぁいい、それじゃあやって来いよ。』

 

 

「??…何をですか?」

 

 

坂田の唐突な言葉に俺は意味がわからなかったが。

 

 

『お前をいじめた奴らを………殺すんだよ』

 

 

「!?」

 

 

まるで当たり前かのように言い放った坂田に俺は驚いた。

 

 

『どうせ、死んでもいい屑だ殺したって心臓麻痺にしか思われねぇよ。』

 

 

坂田は淡々と話すが俺は全く別なことを考えていた。

 

 

(殺す?奴らを?……………でも。)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(興味あるなそれ。)

 

 

俺は狂っているかもしれない。

これからやろうとしている事が楽しみで仕方ない。

 

 

 

「そうですね。……わかりました……………殺してきます。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

学校

 

 

 

 

 

 

 

 

 

結果として俺は学校へ行きいじめていた三人が俺へと絡んできた。

そいつらは俺を男子トイレへと連れて行くと。殴る蹴るなどの暴力を行った。

 

 

しかし、今の俺には力がある。

 

 

1人を脳にある適当な血管を潰し倒れさせた。

2人目は心臓だけを潰し倒れさせた。

3人目は心臓を止めるだけで終わらせ死んでいった。

 

 

文字にしてみればあっけないが今の俺は気分が悪かった。

人を殺した感覚が想像以上に強く襲ってきた。

 

 

「ハァ……ハァ……なんでだなんでだなんでだなんでだなんでだよ!」

 

 

階段で1人俯いて恐怖が凄かった。

胸が押しつぶされるような感覚で殺した瞬間がフラッシュバックし気持ち悪くなる。

 

 

(何を間違えたんだ?俺は!!)

 

 

そんなことを考えていると。

 

 

「こんなとこにいたか桜井。刑事の方が話を聞きたがっていたぞ。」

 

 

担任が俺を探していたようだ。

 

 

「わかり……ました。」

 

 

フラフラになりながらおぼつかない足で歩いて行く。

 

 

トイレの前に1人の男性がいた。

 

 

「君が桜井 弘斗君か?」

 

 

「は……はい。」

 

 

俺はばれていないかの恐怖にも襲われて返事をするのも大変だった。

 

 

「君の組の3人がトイレの中で倒れた時、君中にいたんだよね?」

 

 

「あっ……はい」

 

 

「最初からどーなったか説明してもらえるかな?」

 

 

「わ…わかりました。…えっとあっちの」

 

 

俺は説明しようとトイレの中に入ろうとすると

 

 

「あっ…中 入んなくていいから。それよりも、顔…どうした?頬が腫れているが。」

 

 

「その…小田君に殴られて…。」

 

 

「……君たちを見るに一方的にやられてたのか?」

 

 

「はい………」

 

 

俺は俯いて答えた。

 

 

「普通はこんなになるまでやらんけどな……よっぽど憎かったのか……だが、最近の中学生は限度を知らんのか……」

 

 

「………その…3人にトイレに連れられて……囲まれてい…殴る蹴るとかしてたら急に皆んな倒れ出して」

 

 

「?急に倒れたって……何かキッカケは?」

 

 

刑事は怪訝な顔で伺った。

 

 

「いや……別に……最初に赤木君が顔が痛いって……言い出して」

 

 

「ガスの臭いとかしなかったか?…なんか変な臭いとか……」

 

 

「いえ……特には……」

 

 

そのまま取り調べが進み俺は緊張で時間が長く感じていた。

 

 

「連絡先と名前を教えてもらうよ。」

 

 

「はい……」

 

 

俺は連絡先と名前を教えた。

 

 

「協力ありがとう、もう行っていいよ。」

 

 

「はい………」

 

 

俺は多少の緊張がやっと解かれた。

 

 

「あ………ちょっと」

 

 

刑事は突然俺を呼び止めた。

 

 

「な……なんでしょう。」

 

 

冷静を装ってはいるが緊張している。

 

 

「憎かったろう………3人のこと」

 

 

「え?………まぁ、そうですけど。」

 

 

「殺したいくらいに」

 

 

「……………」

 

 

「殺せるほどの勇気があれば………いじめられることはなかったと思います。」

 

 

俺はそう言うとその場から足早と去っていった。

 

 

 

 

 

 

桜井 自宅

 

 

 

 

 

 

 

俺は帰ってからずっとベッドにうつ伏せで倒れていた。

 

 

「やっぱり、あいつら死んだよな。」

 

 

もうどうしようもないことをしてしまった後悔をしていた。

 

 

「そう言えば1人だけ死ぬなとか殺すのをやめてくれだとか言ってるのいたな。」

 

 

俺は掲示板にいた1人を思い出していた。

 

 

「名前は確かトンコツだっけか。………会って話せるかな。」

 

 

そう思った俺はメールでトンコツに会う約束を送っていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

新宿 紀伊国屋前

 

 

 

 

 

俺は1人待っていてた。

 

 

(本当に来るのか?)

 

 

そう思っていた矢先後ろから背を軽く指で叩かれた

 

 

(来たのか!?)

 

 

恐る恐る後ろを振り向くとニット帽を被りコートにスカートを履いた俺より背は小さいが同い年位の女子がいた。

 

 

「チェリーさんですか?」

 

 

俺のネットでの名前を言って確かめていた。

 

 

「ト……トンコツ!?」

 

 

俺も相手のネット名を言うがそれよりも

 

 

 

 

 

 

その女子がかなり可愛かったことに驚いた。

 

 

 

 

 





皆さんは夏休み楽しかったですか?

俺には今年夏休みが無いという地獄を味わっていました。

そんなことより桜井の性格変化と言っても大して変わってないようですが変人をモチーフにしてみた結果最初はあんな風になって最後には原作と同じになっていました。

ですが、この性格のおかげで今後の未来が少しずつ変わっていきます。

まぁ、そこまで行くのに大分遠い道のりですが皆さんにも楽しんで行ってもらいたいです。

また、不定期になりますが必ず書くので見捨てないでくださいwww


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