GANTZ 変な特典をもらった男の物語   作:鼻眼鏡26号

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なるべく早くと言ったのに遅くなってすみませんでした!!

後は、後書きで書きます。

取り敢えずスタート!!






復活?リニューアル?決着?

「げげっ!特典内容間違えて登録してた!」

 

 

御言はパソコンを操作しながら呟いた。

 

 

「よりにもよって感情が無くなる特典なんて………ここで気づいといて良かった。」

 

 

決してとっさに考えた事ではありません。

 

 

「ふぃー…やっと終わった〜…………起きてるでしょ…竜伍君」

 

 

御言が話しかけると竜伍は目を覚ました。

 

 

「……久しぶりだな。」

 

 

そこには妙に落ち着いていて優しい雰囲気の竜伍が居た。

 

 

「おっ優しいですよオーラがバンバン出てるね。やっぱり元がいいと違うね。」

 

 

「元って………転生前の話か?それって今の俺だろ。」

 

 

「努力嫌いの成績中の下で喧嘩のけの字も知らない君が今じゃ全く逆なのにね。」

 

 

「まさに、完璧超人になったって訳だな。」

 

 

「自惚れんな。厨二病末期でそれが終わるとギャーギャー言うだけの小物だった癖に。」

 

 

「…………当たりが強いな」

 

 

竜伍は肩を竦め多少落ち込んだが。

 

 

「元はと言えばあんたが全て悪い筈なんだが?記憶を持ち越さないミスをするわあんたが手伝うって事も教えない。本当にあんた首席か?」

 

 

「ちょっ!?…私そんな事一言も教えてないのに!!何でマニュアルに書いてある事を知ってんの!?」

 

 

御言が言うマニュアルは転生試験のルール内容が書かれている事で色々と書かれているがそれはまた今度。

 

 

「あんたの記憶を入れる作業で手違いかなんかでマニュアルだが何だが色々な事が入ってるんだよ。」

 

 

「ううう、またドジ踏んだ。」

 

 

御言は自分のミスに落ち込むが。

 

 

「次は失敗しなければいいさ。」

 

 

竜伍は御言の頭に手をポンと触って保健室のドアへ向かった。

 

 

「行くの?」

 

 

「ああ、倒さないといけないしアホだった俺を終わりにしたいからな。」

 

 

「一応遠くから見てるから何かあったら言ってね。こう見えても耳はいいから。」

 

 

「ああ、ありがとう。」

 

 

そう言って竜伍は歩き出し自分の教室へと向かった。

 

 

 

 

 

教室

 

 

 

 

「はっはっ……スゲぇこんだけの数を」

 

 

生徒の血で汚れた教室では机を持った和泉が、返り血で汚れた中野?が立っていた。

 

 

「来るぞ……来るぞ…………ほら!来た!」

 

 

中野?は手を突き出す。

それを和泉は机の表面で軌道をずらし避ける。

その机を押し出し中野?へぶつける。

 

 

「……………」

 

 

「ハァ…ハァ…何なんだこいつ。」

 

 

中野?は特に外傷はなく難なく立ち上がり

そこから一気に詰め寄り机を弾き捨てさせる。

机を弾かれその衝撃で和泉は上半身を後ろにそらし地面に落ちている椅子を掴み振り上げる。

ぶつかった衝撃に中野?はよろけるそこを和泉は見逃さない、追撃で横に振りそこから連撃を加える。

最後の1発で中野?は吹き飛び壁に叩きつけた。

 

 

「ハァ…ハァ…やったぞ。」

 

 

和泉は息切れ気味に勝利を噛み締めていたが。

 

 

ピシッ…………パカッ

 

 

中野?は真ん中から割れ中からチビ星人が現れた。

 

 

「こんなの本当に居んのかよ。」

 

 

「……………!」

 

 

「うおっ!?」

 

 

チビ星人が突き出す拳に和泉はとっさに椅子を防御にするが拳が当たると同時に椅子がねじ曲がり和泉が吹き飛んで行った。

 

 

「ううう………。」

 

 

そのまま和泉は倒れ気絶した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ハァ…………やはり間に合わなかったか。」

 

 

『!?貴様!』

 

 

チビ星人は驚き声の元を見ると

 

 

有馬竜伍がそこに立っていた。

 

 

「………自分の間抜け加減が酷すぎて呆れる。言葉も出ないな。」

 

 

竜伍は教室の惨状を見て表情が暗かった。

 

 

『貴様一人では割に合わない正義はこちらにある。貴様らが始めた事だ。」

 

 

「そうだな。だが、それがどうした。」

 

 

『何!』

 

 

「面倒くさい事は終わってからでいいだろ?もう起こしちまったから決着つけようぜ?」

 

 

竜伍は軽く挑発すると

 

 

『舐めるな下等種族が!』

 

 

チビ星人は驚く速さで拳を打ち出すが竜伍は軽々と避ける。

すぐに次を打ち出すがまたしても竜伍は軽々と避けた。

 

 

「どうした?遅いぞ。」

 

 

竜伍は余裕の表情で避け続ける。

 

 

チビ星人の拳を決して遅くは無いが竜伍はいかにも次に打ち込む場所がわかるかのように動いていた。

 

 

『…何故だ!何故当たらない!』

 

 

「そう言われてもな正直、俺にもわからん。」

 

 

竜伍が言っている事は本当である。

彼は気づいてはいないが竜伍が行っているのは可能性からの行動であった。

次の行動は何通りもあるがその可能性を頭の中で一瞬で浮かべその中から最善の行動を相手が攻撃をするコンマ数秒で実行に移す人間離れの力を発揮している。

因みに人間の見てから動き出す反応速度は最小で0.1秒、それを竜伍は転生特典を使うことで0.1秒という反応速度である。

その力を竜伍は無意識無自覚で使っていた。

 

 

「ここだ。」

 

 

チビ星人の拳を避け一気に詰め寄り指二本でチビ星人の右目を潰した。

 

 

『!?!?何!』

 

 

チビ星人は右目を押さえよろける。その隙を竜伍は見逃さず先ほど和泉が持っていた壊された椅子の脚を持ち胸の部分に突き刺した。

 

 

椅子の脚は少しだけ突き刺さりそこを竜伍は回し蹴りでさらに押し込んだ。

 

 

『……ありえない、こんな……………生身の状態の人間なんかに!』

 

 

チビ星人の言う通り竜伍はスーツを着ていなかった。

 

 

「御言、Xガンを送ってくれ。」

 

 

竜伍がそう呟くと竜伍の右腕にXガンが転送された。

 

 

「もう詰みだな。」

 

 

『クソッ!こんな…こんな事!』

 

 

「………そう言えばお前さっき正義がなんたら言っていたが俺には正義とかそんなの関係ない。」

 

 

ギョーン!

 

 

「これはただの八つ当たりだ。」

 

 

竜伍はXガンを発射し

 

 

ドパンッ!

 

 

チビ星人の体を破裂させた。

 

 

「さて、ここに居たら俺が疑われそうだな。…御言転送を頼む。」

 

 

その直後竜伍は転送されて行った。

 

 

 

 

 

被害

 

 

Cクラス

生徒36人死亡

Bクラス

生徒3名死亡

 

 

 





前書きでも書きましたが遅れてすみません!!

そして今後何ですがまたしばらく投稿が出来ません。

ほんっとーにすみません!!!

今後もよろしくお願いします。

感想、指摘待ってます。

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