GANTZ 変な特典をもらった男の物語   作:鼻眼鏡26号

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先週は送れなくてすいません。

何とか頑張って書きました。

それではスタートです。




謎の転校生和泉 紫音+チビ星人

竜伍宅

 

 

 

今現在、和泉は俺の家に来ていた。

 

 

「パソコン借りるぜ。」

 

 

和泉は家に入るなり机の上のパソコンを開いた。

 

 

和泉の行動は謎だ。

不良達を一蹴した後に黒い玉の部屋の事を聞かれて俺は何も答えないでいると和泉から

 

 

「今日お前ん家に行って良いか?」

 

 

そんな事を言ったのである。

 

 

帰り途中和泉の彼女が一緒に帰ろうと言っていたのにそれを断り俺の家に来たのである。

 

 

「有馬これを見てみろよ。」

 

 

和泉が作業を終えてパソコンをこちらに向けた。

 

 

「!?…………GANTZ?何だこれは。」

 

 

俺は一瞬驚いたが気づかれぬように言葉を続けた。

そこにあったのはとあるブログで黒い背景に赤文字でGANTZと書かれていた。

 

 

「黒い玉の部屋に死んだ人間を集めて宇宙人と闘わせるって言うSF小説でよ、知る人ぞ知る小説なんだ。」

 

 

和泉は淡々と話を続け

 

 

「管理人は中学生らしくてな。」

 

 

(!?………中学生…って事は西か?)

 

 

俺は中学生と言う事を連想させて考えた。

 

 

「でも、このネギ星人編で止まっちまったんだ。」

 

 

(確かに西だな。田中星人で死んだからな。)

 

 

「だが、このネギ星人で面白い書き込みがあってな。初参加でスーツを着てさらに星人をぶっ殺した男…カタカナでアリマ リュウゴって書かれてるんだ。」

 

 

(!?…あの中坊!!何勝手に名前書いてんだよこの野郎。)

 

 

「このGANTZてのな?本当にやってるんじゃないかって話まで出てんだよ。この小説通りの事が例えばこのネギ星人で破壊された壁が本当にあったり地下鉄で轢かれた2人の男子高校生の死体が無くなるって言う話まで出て来やがる。」

 

 

(頭いい奴も居るな、そうなると俺も危ないな。)

 

 

和泉は話を終えるとこちらに向いた。

 

 

「取り敢えず聞きたい事はこのアリマ リュウゴってのはお前か?」

 

 

和泉の目は真剣である。

それに対して俺は呆れるように

 

 

「そんな訳ないだろ。俺以外にもアリマ リュウゴなんて居るだろ?」

 

 

演技をして淡々と言葉を繋げた。

 

 

「じゃあさ、あの色黒ボクサーにパンチを顔面に食らっといて何で無傷なんだ?…………着ているんじゃ無いか?黒いスーツとやらを。」

 

 

痛いところを突いてくるな。

 

 

(着替える暇が無かったからから着ている状態だ。どうやって乗り切るか。)

 

 

竜伍は思考をフル稼働させて言い訳を考えるが。

 

 

「なんてな。」

 

 

和泉は笑いながらそう言って立ち上がった。

 

 

「悪かったな突然来て。」

 

 

「ああ…そうだな。今度から彼女と帰ってやれよ。」

 

 

俺はチャンスだと思ってとっさに話を変えるように話題を突っ込んだ。

 

 

「ああ、そうするよ。」

 

 

和泉はそう言って帰って行った。

 

 

全く謎な奴だ。

 

 

 

 

その日の夜

 

 

 

 

ゾクッ

 

 

俺は座ってテレビを見ていたら首筋に寒気を感じた。

 

 

「来たか……………」

 

 

俺はまだ見ぬ星人に殺意を出しながらスーツに着替えた。

 

 

「一匹残らずぶっ殺してやる。」

 

 

そう言った瞬間転送が始まった。

 

 

 

 

ガンツ部屋

 

 

 

 

ジジジジジジジジジジ

 

 

あーたーらしいあーさがきたきーぼーおのあーさーが

 

 

「?…1人か?…なんて無理ゲーだよ。ふざけんな。」

 

 

俺は戸惑うが

 

 

「まぁ、いいか。守るものが無い分殺すのに全神経を注げる。」

 

 

そうして音楽が終わった。

しかし、なんでこんな音楽なんだ?

↑早速、他のことに気を取られる。

 

 

 

 

 

チビ星人

 

 

特徴 つよい 根にもつ

 

気にしている事 背の低さ

 

特技 人マネ 心を通わす

 

 

 

 

 

「毎回こうだと読む気も失せるな。」

 

 

開いたガンツから武器を取り出す竜伍。

 

 

竜伍はXガンを両足につけて両手にはXショットガンを持った。

 

 

「さて、行くか。」

 

 

竜伍は転送された。

 

 

 

 

 

 

どっかのビルの屋上

 

 

 

 

 

 

「珍しい場所だな。」

 

 

俺はXショットガンを置いて柵から乗り出し周りを見た。

 

 

「ん?………貯水タンクの上になんか居るな。」

 

 

それは道路を挟んだ隣のビルの屋上にある貯水タンクの上に居た。

え?なんで夜なのにそんな遠くまで見えるかって?

なにを隠そう俺の視力は2.0だ。

 

 

「取り敢えず跳ぶか。」

 

 

柵から離れて助走をつけた。

 

 

「1…2の3!!!」

 

 

そのまま柵を蹴って大ジャンプした。

あ、蹴った柵が凹んだ。

 

 

「うお!高い。」

 

 

俺の感想はそんなもんだった。

 

 

ブシュゥゥゥゥゥゥゥ

 

 

靴から大量の煙を出して何とか着地が出来た。

 

 

「一回跳べば慣れるな。さて、標的はあいつか。」

 

 

竜伍の見る先には貯水タンクの上から見下ろすチビ星人がいた。

 

 

チビ星人は貯水タンクから飛び降り竜伍の前に出てきた。

 

 

ギョーン!

 

 

降りてくると同時に竜伍は素早くXガンをチビ星人に向けて撃った。

 

 

「以外とバカだな。飛び降りれば空中に逃げ場はないと言うのに。」

 

 

ドパンッ!

 

 

チビ星人の左足が爆散した。

それでバランスを崩し地面に倒れた。

チビ星人は呼吸が荒くなって少しすると出血多量か何かで息を引き取った。

 

 

「フッ……無様な肉塊だな。」

 

 

俺はこのチビ星人だったものを見て口角が上がっていた。

数秒前まで生きていたものが死んで動かなくなっているこの状況が俺にとって恐怖よりも強い感情があった。

その正体が何なのかは分からないがそれが俺の本性なのかも知れない。

 

 

ドン!

 

 

「………………来たか。」

 

 

俺は音の方へ顔を向けると周りには九体のチビ星人が俺を囲んでいた。

 

 

「さて、第二ラウンドの開始だな。」

 

 

 




私はラブコメ展開なんて無縁だったからそんな事してみたい。


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