GANTZ 変な特典をもらった男の物語   作:鼻眼鏡26号

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一週間に一度書ければいいかなと最近思い始めた鼻眼鏡です。

特に話す事ないので始まります。





強敵現る

前回大仏を倒した竜伍は一人行動を始めて他は加藤のチームと北条チームで動き出した。

 

 

「囲め!追い詰めるぞ!」

 

 

「了解!」

 

 

加藤の合図で岸本と微妙日焼け女性が逃げ回る石像を囲んだ。

 

 

「!?………飛んだ!」

 

 

石像は逃げ場が無いことに空へと大ジャンプをするが。

 

 

「逃がすか!」

 

 

加藤は石像の足を掴んで空中で一瞬だが動きを止めた。

 

 

バババン!!

 

 

石像は3回ほど爆発を起こしバラバラとなった。

 

 

「助かった!そこから引き続き狙撃を頼む!」

 

 

「分かった。」

 

 

先ほどの爆発は作業服男が寺の屋根から狙撃をしたからで加藤達は石像の動きを一瞬でも止めるという作戦を決行していた。

 

 

「終わったね。後は北条君たちと合流しないと。」

 

 

岸本はレーダーを見ながら加藤に言った。

 

 

「ああ、北条達の援護に行こう。」

 

 

3人は北条達の居る寺に向かった。

 

 

 

 

 

 

 

千手観音像館

 

 

 

 

 

 

 

「!?…竜ちゃん!」

 

 

「…加藤か。」

 

 

加藤達は千手観音像館の入り口で竜伍と偶然合流した。

 

 

「掃除は終わったのか?」

 

 

「まぁ、なんとかな。」

 

 

「フン、まぁいい。さっさと行くぞ。」

 

 

「ああ。」

 

 

そうして、竜伍は扉を開けるとそこに居たのは。

 

 

「あ…ああ!!」

 

 

加藤が上げる声の先には下半身が無くなった北条と貞子の姿である。

そして、その後ろに立つ千手観音像

 

 

「岸本、加藤、周りの石像をやれ。俺はボスを殺る。」

 

 

竜伍が歩き出すと同時に。

 

 

「うおおおおおおお!!!」

 

 

竜伍を追い抜き一人で突っ走る加藤。

Yガンを構えるも他の石像にYガンを蹴り飛ばされた。

 

 

バシャッ!

 

 

千手観音像は持っている酒ビンのようなものから液体を飛ばした。

 

 

「ダメっ!!」

 

 

岸本は加藤を守るように前に出た。

液体に当たれば死ぬと、だが岸本はそれを承知で加藤を守ろうとした。

だがそんな事をさせまいと動いていた者がいる。

 

 

「岸本…自己犠牲は自由だが俺の前ではそんなことをさせるつもりはない。」

 

 

「え?」

 

 

竜伍は岸本と加藤をタックルで飛ばして液体を竜伍の左手で弾いたのである。

 

 

ジュゥゥゥゥゥゥ

 

 

焼けるような音が聞こえ竜伍の左手から湯気がたっている。

煙が無くなりそこには肘ほどまで無い左腕であった。

 

 

「ぐぅぅぅぅ。」

 

 

「竜ちゃん!!」

 

 

「竜伍君!!!」

 

 

加藤と岸本が駆け寄るが

 

 

「逃げるぞ!」

 

 

竜伍はXガンで千手観音像とその他の石像五体中四体を撃ち抜き走って外へと出て行った。

それにつられて続々と竜伍を追いかける。

 

 

四人は近くの寺の陰に隠れていた。

 

 

「腕の消えるのが進行してる。」

 

 

竜伍の左腕の消失がじわじわと進んでいた。

 

 

「こうすれば何とかなる。」

 

 

「竜伍君なにを…」

 

 

竜伍は右手でXガンで

 

 

ギョーン!

 

 

自分の左腕に向かって撃ち抜いた。

 

 

バシャッ!

 

 

タイムラグで爆発を起こして竜伍の左腕から血が飛び散った。

 

 

「何やってんの!?」

 

 

岸本は竜伍の行動に驚き竜伍の肩を掴んだ。

 

 

「っ――何とか進行を止めることができた。」

 

 

竜伍の言う通り進行は止まって消えてはいなかった。

 

 

「さて、後はどうやって奴を倒すかだ。」

 

 

竜伍は左腕をスーツの切れ端で止血をしながらそう言った。

 

 

「…竜ちゃん後は俺たちがやるから休んでいてくれ。」

 

 

「感情的になって岸本を殺そうとした奴が何を言う。」

 

 

「っ―――」

 

 

「やめてよ!そんな言い方!」

 

 

「事実を言ったまでだ。感情的になると動きが単調で隙を作りやすい。この場じゃ一瞬の隙も命取りだ。」

 

 

「でも、言い方があるでしょ!」

 

 

「…少しは自分の状況を思い出してみろよ。…お前さっき死ぬところだったんだぞ!」

 

 

「!?」

 

 

岸本二つの意味で驚いた。先ほどの自分の行動についてと。

 

 

今までどんな状況でも冷静な竜伍が感情的になって大声を出したことである。

 

 

「北条達が死んでお前を知る人間ももう俺と加藤位だ。そんな奴が自己犠牲で死んでみろ。そいつに自分が殺してしまったと一生植え付けることになるんだぞ。」

 

 

「…………………………………」

 

 

岸本も何も言わなくなった。

 

 

「話す時間も勿体無い。作戦を決めるぞ。」

 

 

こうして竜伍は作戦を説明するが誰も異論も言えずどんよりとした空気が漂っていた。

 

 




はい、そんなわけで岸本生存しましたね。

ここからどうなることやら。

強敵である千手観音像を竜伍は一体どんな作戦で挑むのでしょうか。

次回、決着するのかな?

次回もお楽しみに〜

感想、指摘待ってまーす!!




感想くれぇぇぇぇ!!!!

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