GANTZ 変な特典をもらった男の物語   作:鼻眼鏡26号

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「遅くなってほんとーに申し訳ございません。」

「アキバストリップ2にハマってしまって書くタイミングを忘れてしまってこんなに遅くなりました。」

「なるべく、早くやるように頑張ります。」

「それではスタートです」


人間VS石像

「イケるイケる!!」

 

 

「あいつに着いてけ!!」

 

 

竜伍が走り出すと他の奴らも走り出しもう一体の石像へと向かっていくが。

 

 

「ぬん!」

 

 

ブワッ!!

 

 

石像が腕を振った瞬間向かって行った人が全員宙を浮いていた。

竜伍も例外なく。

 

 

(腕を振るだけの風圧で人間が飛ぶんだな。………なら。)

 

 

竜伍は片手で地面を弾いて足を地面に着けると同時にスーツの性能をフル稼働させて石像に向かって走り出した。

 

 

「ぬん!」

 

 

再び石像は腕を振り風を起こすが。

 

 

「フン!」

 

 

竜伍は強化した右腕を地面に突き刺し掴んだ。

 

 

ブワッ!

 

 

竜伍は風を受けるも右腕のおかげで飛ばずに済んだ。

 

 

ズボッ!…ダンッ!!

 

 

「ハァァァァァァァァ!!」

 

 

竜伍はXショットガンを構えて走り出した。

 

 

「ぬん!」

 

 

石像は持っていた石像の武器を横から振り抜く。

 

 

「当然読んでた…ぜっ!」

 

 

竜伍はジャンプして飛び越えXショットガンを向けると同時に

 

 

ドォン!ドォン!

 

 

石像は頭から破裂した。

 

 

「どこから撃ったんだ?」

 

 

竜伍はすぐさま撃った本人を探した。

その本人はすぐに見つけられた。

 

 

「あいつか。」

 

 

竜伍が見た先は寺の屋根でそこからスナイパーのような体制でいた作業服男であった。

 

 

「ちょっと降りてきてくれ!」

 

 

加藤も気付いたようで男に話しかける。

作業服男は屋根から飛び降りてうまく着地をして見せた。

 

 

「何で誰も試さないんだ?」

 

 

作業服男は加藤に向かって言ったが。

 

 

「試さないんじゃないこいつらは素人なんだからこれを試すなんて考えもしねぇよ。」

 

 

竜伍はXショットガンを見せながら言った。

 

 

「ついでに言うと俺は性能知っていたがあえて士気を上げるためにさっきの行動に出た。」

 

 

「フッ……やるじゃねぇか。」

 

 

「それじゃあ、他に何体敵がいるか調べてさっさと片付け……いや、探す手間が省けたな。」

 

 

「「「!?」」」

 

 

竜伍がそう言うと全員が振り返り見たのは大量の様々な石像、銅像などがこちらに向かって歩いてきていた。

 

 

「試合再開だな。」

 

 

竜伍がそう言ったと同時に

 

 

 

 

バキバキバキバキ………ドォン‼︎

 

 

 

中心にあった一番でかい寺から10メートル位ある大仏がその姿を現した。

 

 

「で……でかい。」

 

 

加藤はあまりの大きさに驚いていて他も同様だった。

 

 

「あいつは俺一人でやる。後は適当にやっといてくれ。」

 

 

「!?竜伍君!?」

 

 

岸本は竜伍を止めようとしたがもう走り出していた。

 

 

(大きさからしてこれじゃあ大した火力は無い。……それなら)

 

 

「近くにいるやつ手伝ってくれ!!」

 

 

加藤はそう叫んで大仏に向かって走り出した。

北条や貞子、岸本がその意味をすぐに理解し走り出していた。

 

 

「あのクソジジイめ邪魔しやがって。」

 

 

竜伍がそう呟いたのは寺が壊れたことを知って入り込んでいた一般人の男性が居たからだ。

一般人からは竜伍達の姿を見ることは出来ず男性はその場に立ち止まりタバコを吸っているから大仏に踏まれそうになっていたのだ。

 

 

「グッ!…お…重い。」

 

 

「スーツが耐えらんない!」

 

 

「クソジジイ!さっさとどっか行きやがれ!!」

 

 

それぞれが叫ぶも一切動かない。

 

 

「やってやるか。」

 

 

竜伍は走り出して

 

 

「グヘッ!」

 

 

男性の服の襟を掴んでそのまま男性を外まで投げ飛ばした。

 

 

「つーか、そこからどう出るん……」

 

 

ドォン!!

 

 

竜伍が話しかけた瞬間に大仏の足が地面についた。

 

 

「スーツ着てるし大丈夫だよな。」

 

 

竜伍はそのまま四人をほっといて大仏に向かって攻撃を始めた。

 

 

(爆発させても表面が削れるだけ?……いや?血が出てているから中は人間と同じ構造か。)

 

 

「狙うなら頭だな!」

 

 

ギョーン!ギョーン!

 

 

ドォン!ドォン!

 

 

竜伍が発射した銃撃は大仏の眉間を爆発させた。

 

 

「大仏が仏頂面になったな。」

 

 

その名の通り大仏は怒りを表す顔になった。

それに加えて

 

 

「あの大きさで走んのかよ!」

 

 

大仏は従来の形で歩いていたが仏頂面になると同時に走り出した。

 

 

「気持ちわり〜っな!」

 

 

体格の大きさで大仏はあっという間に竜伍と距離を詰めて足で弾こうとしたが竜伍は方向転換して足を避けた。

 

 

「眉間に穴が開けばなんとかなるな。」

 

 

竜伍はさらに方向転換で背中を見せている大仏の背中を見た。

 

 

「ここから行けるな。」

 

 

竜伍はクラウチングスタートの形をとってスーツをフル稼働させた。

 

 

「竜ちゃん!?何やってるんだ!」

 

 

(スーツの性能は踏まれても大丈夫なようだな。)

 

 

巨体である大仏に踏まれた加藤が竜伍の行動に驚き声を上げる。

 

 

ゴゴゴゴゴゴ

 

 

再び振り返り大仏は竜伍の方向へ向いた。

 

 

「せーーの!」

 

 

竜伍は掛け声と同時に高く飛び上がり

 

 

ドプン!

 

 

そんな音を立てて竜伍は姿を消した。

 

 

「竜ちゃん!!」

 

 

「竜伍君!!」

 

 

加藤や岸本は急に消えた竜伍を見て驚いた。

 

 

「おい!あの大仏様子がおかしいぞ!」

 

 

北条は大仏を見てそう言った。

大仏は頭をおさえながら揺れ動いていた。

 

 

「た…倒れてくる!」

 

 

迷彩服のデブがそう言うなり全員が走り出すが。

 

 

「あいつヤバいぞ!」

 

 

迷彩服のデブは足が遅いようで

 

 

「ぎゃああああああああ!!……」

 

 

倒れてきた大仏に潰されてしまった。

 

 

「クソッ潰れたか。」

 

 

北条は悔やんでいると。

 

 

バキッ!

 

 

大仏の歯を蹴り砕いて

 

 

「フ〜何とか成功したな。」

 

 

血に汚れた竜伍が出て来た。

 

 

「…………フン、どうやら今回は優秀な奴が多いな。」

 

 

竜伍は周りを一瞥するとそう呟いた。







「次回岸本の命運はいかに」

感想、指摘待ってます!!

それではまた今度

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