GANTZ 変な特典をもらった男の物語   作:鼻眼鏡26号

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「イヤー勉強は大変だね。」

「今回から不定期更新になりそうですね。」

「それではスタート。」


あっという間に倒壊だ。

「このアパートに居るらしいが。」

 

 

竜伍は現在オンボロなアパートの一階の廊下にいた。

 

 

「一階には誰も居ないな。…そうなると二階か。」

 

 

推測から二階だと考えた竜伍だが二階に行こうとしない。

 

 

「………そう言えば集まってる俺たち以外の人間には見えないんだよな。」

 

 

「………………」

 

 

竜伍はゆっくりと銃を壁に向けた。

 

 

「一階だし全方向に撃てば何とかなるよな。」

 

 

ギョーン!ギョーン!ギョーン!ギョーン!

 

 

竜伍は至る所に銃を乱射した。

 

 

「それじゃ!さよなら!!」

 

 

竜伍は撃ち終えたと同時に逃げるように走った。

 

 

ドォン!ドォン!ドォン!ドォン!

 

 

アパートの一階は爆発してそれを支えきれなくなったアパートは。

 

 

ミシミシミシミシ………ドゴォォォン!!!

 

 

倒壊した。

 

 

「よし!終わり!!」

 

 

「お前マジかよ。」

 

 

竜伍はスッキリしたかのような顔をして楽しんでいた。

 

 

その竜伍の外道さに哀れみの目で元アパートを見るデブヤンキー。

 

 

「竜ちゃん!?何やってんだこんな所で!?」

 

 

「ん?暇だったからこのアパートの田中星人ぶっ倒してた。」

 

 

「うわ〜本当だ。アパートがめちゃくちゃ。」

 

 

岸本は現場を見て驚いてた。

 

 

「中に人が居るとか確かめたのか!?」

 

 

「ちゃんと確かめたよ。(一階だけな)」

 

 

竜伍は真実を心に隠した。

 

 

「つーか、いい加減これ解けよ!!」

 

 

「転送されるから解く必要ねえよ。」

 

 

「それにしては遅くない?」

 

 

岸本が転送されてないことに疑問を持った。

 

 

「…………それもそうだな。」

 

 

「まだ、何か残りが居るはずだ。」

 

 

そう行って加藤はレーダーを出した。

 

 

「残りは……!?……上だと!?」

 

 

加藤の声に一斉に全員が上を向いた。

 

 

「いない?」

 

 

上を向いたがそこには何も居なかった。

 

 

「うわぁぁぁぁぁ!!!」

 

 

突如悲鳴をあげたデブヤンキーは体長約2メートル以上の羽を生やしカラスのような顔面の大型鳥に捕まり捕獲レーザーごと持って行かれた。

 

 

「な…何だあの化けモン!!」

 

 

北条のあげた声は全員が思っていたことである。

今まで羽のない小さい田中星人しか見ていないのに対して今回のは全く形が違うので全員困惑が隠せなかった。

 

 

「あ、デブが死んだ。」

 

 

竜伍がそう言った途端

 

 

ボトッ!

 

 

「うわぁぁぁぁぁ!!!」

 

 

デブヤンキーの頭が落ちてきて北条は叫んだ。

 

 

「降りてくるぞ!」

 

 

加藤が声をかけたと同時に。

 

 

ドンッ!

 

 

「でっけーな。」

 

 

「………」ガタガタ

 

 

「…ハァ…ハァ…」

 

 

「どうする…考えろ。」

 

 

竜伍以外は全員が震えていた。

 

 

そして一番最初に動いたのは。

 

 

「うおおおお!!」

 

 

北条が黒い銃をボスに向けたが

 

 

ドンッ!

 

 

「うわぁぁぁぁぁ!」

 

 

北条が銃を向けたと同時にボスは羽を北条にぶつけ吹き飛ばした。

 

 

「ガァァァァァァァァ!!」

 

 

「ヤッベ!今度は俺だ!」

 

 

ボスは走り出して今度の標的が竜伍であった。

 

 

「やっ…やめろ!!」

 

 

ギョーン!

 

 

「は…速い!」

 

 

加藤と岸本は銃を撃つがボスの走りが早すぎて避けられてしまった。

 

 

「あ、捕まった。」

 

 

竜伍はその言葉と同時に竜伍は捕まり空高く飛んで行った。

 

 

「竜ちゃぁぁぁぁん!!」

 

 

「竜伍君!!」

 

 

2人の悲痛な声が響くが。

 

 

「うーわー高いな〜落ちたら死ぬね。」

 

 

物凄い冷静であった。

 

 

ガチンッ!

 

 

「うおっ!あぶねっ!」

 

 

ボスはくちばしで竜伍の頭を噛み付いたがギリギリで避けた。

 

 

「あれ?あいつくちになんか付けてるな。」

 

 

竜伍はボスのくちばしに付いているチューブのようなものを見つけた。

 

 

「あー呼吸器的なやつか。……引きちぎるか。」

 

 

くちばしの呼吸器に手を伸ばし思いっきり引っ張った。

 

 

ブシュゥゥゥゥゥゥゥ!!

 

 

「ガァァァァァァァァ!!!」

 

 

ボスは悲鳴をあげて降下して行った。

 

 

「あ。」

 

 

ボスは捕まえていたひづめを放して竜伍は落下していた。

 

 

「まぁいいや狙うか。」

 

 

ギョーン!

 

 

バァッン!

 

 

竜伍の放った銃はボスの頭を弾け飛ばした。

 

 

「何だかあっけないーガッ!」

 

 

言葉途中に竜伍は屋根に背中から着地した。

 

 

「いってぇぇ〜けど、終わったか。」

 

 

竜伍は大の字で寝っ転がっていると。

 

 

「竜伍君!!」

 

 

岸本がスーツを使って竜伍の下へやって来た。

 

 

「おお岸本ちゃんとやれたか?」

 

 

「そんなことよりも!何でこんな無茶したの!!」

 

 

岸本は竜伍に対して怒っていた。

 

 

「協力出来そうにないとは言ったがやらないとは言ってないぞ。」

 

 

「そんな屁理屈。」

 

 

「結果的にはなんとかなった結果よければ全て良しだろ?」

 

 

「…………」

 

 

「転送が始まったな、また後で。」

 

 

そう言って竜伍は転送されて行った。

 

 

「結果なんて全てじゃない。私は傷ついて欲しくないだけなの。」

 

 

岸本は空を見上げながらポツリと言葉をこぼした。

 

 

 

 

 




「英語は大変だね。」

「次回もよろしくお願いします。」

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