GANTZ 変な特典をもらった男の物語   作:鼻眼鏡26号

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「前回死亡フラグを建てた俺は今日」




「車に当たりかけました。」

「マミさんヤベェな。」

それでは、スタート。


田中星人って沢山居るんだね。

「?何故それを向けているんだ?」

 

 

「取り敢えずお前は俺らの言う事聞け。」

 

 

デブヤンキーは銃を向けて竜伍に言う。

 

 

「?会話が成り立っていないぞ。」

 

 

「いいからその銃をよこせ。撃つぞ。」

 

 

そう言って2人は撃つように脅してくる。

 

 

(初めての実戦だがやってみるか。)

 

 

そんな事を考えて竜伍は銃を渡そうとすると。

 

 

「なめてっと殺されんぞ!!」

 

 

スーツを着た方のヤンキーが銃を持った手で殴りかかってきた。

 

 

「やって来ると思ったよ。」

 

 

ギョーン!

 

 

「うおっ‼︎何だ!クッソ動けねぇ!」

 

 

竜伍は捕獲用銃を発射してスーツのヤンキーを拘束した。

 

 

竜伍「そして…」

 

 

パキン!ヒュゥゥゥゥン

 

 

竜伍はスーツの至るところにあるボタンのような物の中のガラスを一つ割りスーツの機能を停止させた。

 

 

「こ…このやろ!」

 

 

もう一人のショットガンタイプの銃を持ってるデブヤンキーが銃を向けた瞬間。

 

 

「ほいっと。」

 

 

竜伍はスーツヤンキーから取ったハンドガンタイプの銃をデブヤンキーの顔面目掛けて投げつけた。

 

 

「ブッ!…つ〜いって〜。」

 

 

デブヤンキーは鼻を押さえ悶えていると。

 

 

「危ないオモチャは没収と。」

 

 

竜伍はデブヤンキーからショットガンタイプの銃を取り上げ銃を向けた。

 

 

「動くなよ。」

 

 

「…このやろぅ〜。」

 

 

デブヤンキーとスーツヤンキーは恨めしそうに竜伍を見るが。

 

 

「そう睨むなよ、第1お前らが俺を脅してそれを正当防衛しただけだ。」

 

 

竜伍は冷静にそう言った。

 

 

(スーツの弱点を知ってからこその勝利だな。)

 

 

実は召集がかかる前に竜伍が着替えの時偶然手がボタンのガラスに当たってしまい割れてスーツの性能が停止したと言う事があった為今回の勝利を勝ち取ったのである。

 

 

「取り敢えずデブヤンキーお前は俺とついて来い。スーツのお前はここでずっとそのままでいろ。」

 

 

「動けねえっつーの。」

 

 

(正直、拘束を外す方法は知らないんだよな。)

 

 

「行くぞ。」

 

 

「クッソ〜」

 

 

竜伍はデブヤンキーを連れて歩いて行った。

 

 

 

 

 

 

加藤サイド

 

 

 

 

 

 

「ここだ。近いぞ。」

 

 

加藤達がレーダー通りにたどった場所は住宅街で一本道であった。

 

 

ガシャン!ガシャン!

 

 

「!あれ!」

 

 

岸本が音に気付き前方にいる田中星人を指差した。

 

 

「怒ってる?」

 

 

加藤の言う通り田中星人の顔が怒りの表情になっていた。

 

 

「おい!後ろからも来てるぞ!」

 

 

「二体同時だと!?」

 

 

ヒュゥゥゥゥンドーン!

 

 

「三体目……」

 

 

今度は家の屋根から三体目の田中星人が降りてきた。

 

 

「おばあさんと子供は下がってて男は捕まえるぞ。」

 

 

「捕まえるってどうやって!?」

 

 

「こうやるんだ!」

 

 

加藤は一体の田中星人に走り出して胴体にタックルしてそのまま地面に叩きつけスーツの力を全開で締め付ける。

 

 

ドン!ドン!ドン!

 

 

他の三体の田中星人が加藤を囲んだ。

 

 

「さーわーやーかー!!」

 

 

三体とも加藤に向かって口から超音波を発射していた。

 

 

「ぐぅ!ぁぁぁぁ!!」

 

 

雄叫びをあげてさらに強めに締める。

 

 

そうすると

 

 

ブシュゥゥゥゥゥゥゥ!

 

 

「ガァ〜ーーーー!!!」

 

 

中から手のない二足歩行の顔面が鳥の生物が出てきて逃げていった。

 

 

「おおおおおお!!」

 

 

加藤は追い討ちで鳥を一発殴った。

 

 

「ガァ〜………」

 

 

鳥は倒れて動かなくなった。

 

 

ヒュゥゥゥゥンドロッ

 

 

「!!スーツが。」

 

 

加藤のスーツが停止してしまった。

 

 

ガシャン!ガシャン!

 

 

近寄ってくる田中星人。

 

 

加藤は動けない。

それはスーツがあったからの安心感から何もない状態での不安が急に押しかけて来たからである。

 

 

ギョーン!

 

 

「殺させない!絶対に!」

 

 

その音は岸本が田中星人を後ろから撃った音である。

 

 

そして

 

 

「こうすればいいのか!?」

 

 

スーツを着た高校生が田中星人を締め付け持ち上げた。

 

 

「ガァ〜ーーーー!!!」

 

 

田中星人の中身が逃げ出した。

 

 

「逃げた!」

 

 

岸本はいち早く追いかけ走り出した。

 

 

「おい!待ちやがれ!」

 

 

高校生も岸本の後を追うように走り出した。

 

 

「他の田中星人が逃げた!」

 

 

加藤は他の田中星人を見たが深追いはせず岸本達を追った。

 

 

 

しばらく走ると。

 

 

「!死んでる。」

 

 

田中星人の中身が道端で倒れて死んでいた。

 

 

「こいつ、走ってる時なんか息苦しそうだった。あのロボットスーツから出ると息が出来ないのか?」

 

 

「うーん………あ!おばあさん達は!?」

 

 

「!確か、どこかに隠れてる筈だ。」

 

 

「急いで戻ろう!」

 

 

全員が戻りに走ると。

 

 

「おい!あのガレージの中に奴が2体いるぞ。」

 

 

高校生がレーダーを使っていた。

 

 

「加藤君はここで待ってて!行くよ……えっと」

 

 

「北条だ。北条 政信《ホウジョウ マサノブ》だ。」

 

 

「北条君行くよ!」

 

 

岸本と北条は銃を構え隠れてガレージを見た。

 

 

「2体だ。合図で一斉に行くぞ。」

 

 

「うん………せーの!」

 

 

2人は合図で同時に入った。

 

 

「撃って!!」

 

 

「おおおおおお!!」

 

 

ギョーン!ギョーン!ギョーン!

 

 

2人は田中星人に向かい銃を連射した。

 

 

「キュイイイイイン!!」

 

 

「おい!本当に効いてんのか!?」

 

 

「大丈夫。」

 

 

バァッン!バァッン!

 

 

慌てる北条に引き換え岸本は落ち着いて待っていると田中星人はタイムラグで爆発を起こした。

 

 

「よかった。しっかりしてたなこの銃……………嘘だろ。」

 

 

「!………あ…ああ…いやぁぁぁぁ!!」

 

 

そこには子供を守るよう庇ったおばあさんと子供の死体があった。

 

 

 

 

 

 

竜伍サイド

 

 

 

 

 

「さっさと歩けデブ。」

 

 

現在竜伍はデブヤンキーを銃で脅しながら歩いていた。

 

 

「クッソ、覚えてろよ。」

 

 

「俺に勝ってから言いやがれデブ。」

 

 

「ん?……ここか、奴らの住処は。」

 

 

竜伍はレーダーを見てそう言った。

 

 

そこはオンボロなアパートであった。

 

 

え?どこからレーダーを持って来たって?スーツヤンキーから奪ったに決まってるでしょ。

 

 

「さてと、デブ行ってこい。」

 

 

「はぁ!?バカか?テメェ俺に死ねってのか?」

 

 

「…………まぁいい。」

 

 

ギョーン!

 

 

「て……テメェ!何しやがる!」

 

 

竜伍はデブヤンキーを捕獲レーザーで拘束した。

 

 

「逃げる時の囮よろしく。」

 

 

「て…テメェ!」

 

 

竜伍はショットガンと捕獲レーザー銃を置いて住処であるアパートへ歩いて行った。

 

 

「さてと、狩りを始めるか。」




「途中が変なのは疲れているからで決して手を抜いてはいない!!」

「それだけは分かってくれ!!」

「話は変わりまして感想って貰えると嬉しいよね。」


「……………………感想、指摘待ってまーす」

「決して話が浮かばなかった(以下省略)」

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