作者「前書きがめんどいんで本編始まります。」
人生は一度しかない。
みんなそうだ。
転生?なにそれおいしいの?
そんな風に考えていた時もありました。
「だが、こんなことが起きるなんて。」
彼の名前は有馬 竜伍《アリマ リュウゴ》
成績、運動共に平均的容姿も平均。
いわゆる、モブまたは、平均的。
そんな彼は現在、真っ白い空間にいる。
「これはいわゆる神様転生だな!絶対そうだ。」
竜伍は1人大声を叫ぶが誰も返事をしない静かなままであった。
「………ちょっと不安になってきた。どうしよう。こんなところで一生1人なんて耐えられないぞ。」
しかし、やはり誰もいない。
「どうしよかなー何もないしただ広い空間に1人ってのは《一人じゃないよ。》なっ!?だっ誰だ!」
突然の声に驚く竜伍だが周りには誰もいない。
《ひぃ!ど…怒鳴らないでくださいよ〜》
「あっ…す…すいません。」
罪悪感から竜伍は謝った。
「そ…それよりあなたは誰なんですか?姿は見えないけど。」
「私は神様育成学院3年8組のミコトと申します。」
「か…神様育成学院?何それ」
「名前の通り神様に育成する学校です。この度あなたに担当することになってますよろしくお願いします」
「おいおい、話が飛んでるぞ。担当?何のだよ。」
「それはですね。今年私は卒業試験を受けることになっていてそのテスト内容がこいつは平均的な顔だな〜と思う人を転生させてその世界で偉業を成し遂げると言うことになってます。」
「……………まじかよ。…じゃあ俺は顔面偏差値が平均的なのか!?」
よくわからない絶望に竜伍は打ちひしがれていた。
「ここにいる以上そうなりますね。」
竜伍の顔は蒼白となっているのにミコトは話を進める。
「うーん、納得したくないけどけど。急にそんな事になるなんて正直ついていけないな。つか、家の事とかどうなってんの?」
「竜伍さんは他の皆様とは違う反応をするんですね。」
「他のみんな?」
竜伍はミコトの言葉に疑問を持った。
「はい。普通はもっと怒ったり早く転生してくれってうるさいんですよね。」
「そりゃそうだろ。なんせ急に人生を終わらせるんだからな。」
「さて、竜伍さんお話はここまでです。本題に入りましょう。」
「俺の質問に答えてもらってないが?」
ミコトが打って変わって真面目な声にになり多少驚く竜伍。
「竜伍さんはどんな世界に転生しますか?。」
「無視ですか……………うーん。」
竜伍は手を顎に当てて悩んだ。
「………………………ガンツかな。」
竜伍は絞り出したかのように言葉を放った。
「…ガンツって何ですか?」
「え?知らないの?」
「はい、聞いたことないです。なんせ大抵の人はラノベとかなので!」
見えないがミコトがえっへんとばかり突き出すように言ったのが容易にわかる。そして何故かムカついた。
「漫画だよ漫画。ガンツって作品なんだけど大丈夫?」
「あーちょっと待っててくださいね〜調べてきます。」
そう言ってミコトは何処かへ行ってしまったような気がした。
5分後
「竜伍さ〜ん調べてきましたので転生をやらせてもらいまーす。」
どうやらミコトは帰ってきた。
「早いな、5分でやったみたいだけど大丈夫なの?」
「しっかりと全話読んできましたので大丈夫です!」
「多少心配はあるんけど………特典とかないの?」
「特典は残念ながら教えるのを禁止されていて転生世界で考えるな感じろ。だそうです」
「まじかよ。ブルー○リーかよ」
「大丈夫ですよ。なんとかなりますって。」
「不安しか残らんぞ。」
「あと、ここでの内容や前世の記憶とかは消えるのでご了承を。」
「ちょっ!?それを先に言えって「行ってらっしゃーい」聞けぇぇぇぇぇ!」
竜伍は地面に空いた穴に落ちていった。
「…うーん、何で転生特典が『どんな状況でも冷静でいられる』なんだろ。」
ガンツ、スタート
作者「これからも頑張っていきますのでよろしくお願いします。」
感想指摘待ってまーす。