パズドラがバーチャル化?   作:ぷーすけ

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誤字脱字があったらすみません。
初投稿なのでそこらへんはよろしくお願いします^_^


はじまり

友「いいから始めてみろって」

 

俺「えー、どうしよっかなー」

 

俺と俺の友人は行きつけの店である話題について話していた。

その話題とは今人気を誇るアプリ「パズドラ」に今までにない新しいシステムが追加されたことだった。

 

友「悩むことないだろ、なんつったってバーチャルの世界が体験できるんだぞ! まだその機能はやってないけどぜってーすげえって!」

 

俺「興奮しすぎだろ笑 でも俺ゲーム自体苦手だしなあー、すぐ飽きちゃうかもしんないな」

 

友「んなことない!絶対ハマるお前は!」

 

俺「どうかな笑」

 

友「頼むよ…んっもうこんな時間か、行かなきゃな」ガタッ

 

俺「用事か?」

 

友「ああ、これだ」

 

そういって友は小指を立てる。

友はイケメンで高校の時からモテモテで今も彼女がいて仲良くやってるみたいだ。

まあ俺の方はというというまでもないのだが…

 

俺「そうか、じゃあまたな」

 

友「すまん、家に帰ったら入れとけよ!じゃあ」

 

カランカラーン

そういって俺と友人は店を出た。

 

 

〜家〜

 

俺「あー暇だーすることねー、彼女ほしー………」

 

俺「……あっそうだった、友がパズドラを入れろってうるさかったな、暇潰しにいれてみるか」

 

ポチポチポチ

 

俺「よしインストール完了、じゃあ早速噂のアプリを起動っと」

 

ポチ

 

俺「んっ? このアプリをバーチャル化しますか?だと? ははーんこれだな、友が言っていた新システムは…」

 

俺「…まあとりあえず押してみるか、ポチッとな」

 

その瞬間俺は白い光に包まれた。

 

 

 

気づくと俺は何もない草原にいた。

 

俺「ここは?」

 

当たりを見回してもなにも見えない。

どうすればいいのかと途方にくれようとした時、手にスマホが握られていることに気づく。

画面を見るとパズドラだった。

 

俺「そうか、ここがバーチャルの世界ってわけか、ってことはここではスマホだけが頼りってことだな」

 

そういって画面をみると`最初のパートナーを選んでください と書いてあった

俺は`はいを押す。その瞬間…

ボン

 

大きな音をたてて目の前に大きな金色のドラゴンが現れた。

 

俺「うおっ、びっくりしたあ! なんだあ? このドラゴンがパートナーか?」

 

しかしそのドラゴンは動く気配がない。

置物のようだった。

 

俺「いったいどうしろってんだ」

 

そう言いつつ画面を見るとこのドラゴンの説明?が書いてあった。

 

俺「なになに…ドラゴンの腕を引いてください、そうすればあなたのパートナーが決まります…だと? ふーん…ポ◯モンのように3体から選ぶとかじゃないんだな」

 

俺「じゃあ引くか! よいしょっと!」

 

ガラガラガラ…ポロッ

大きな音をたててドラゴンが揺れてお腹のあたりから銀色の卵が出てきた。

そしてそこからでてきたのは

 

俺「うおおお!? 女の子? しかもめっちゃ可愛い! ええっと名前は…」

 

ワル「ワルキューレといいます…よろしく…」

 

俺「おう、よろしくねワルキューレさん!」

 

白い装備を纏ったその女性はとてもモンスターとは思えないほど美しかった。

しかし何故か浮かない顔をしている。

 

俺「よしっ、パートナーも決まったことだしいよいよ冒険の始まりかな、さーて次にすることは…と」

 

そういってスマホを確認していると

 

ワル「あのぅ…」

 

俺「んっ? どした?」

 

ワル「リセットはなさらないのですか?」

 

俺「リセット? なんで?」

 

ワル「銀卵が出たので…」

 

俺「銀卵じゃだめなの?」

 

ワル「ダメというか弱いので…金の卵が出るまでリセットするのが普通だと思いますが…」

 

俺「普通?」

 

ワル「はい、前の皆様はそうしてきています」

 

俺「あなたはどうなっちゃうの?」

 

ワル「私のことはいいですから…」

 

俺「いや、気になるだろ 教えてよ」

 

ワル「……次の人が引きあてるのを待ってます…まあまたリセットされるでしょうけど」

 

フフッと彼女は笑った。

しかしその笑いには悲しみが含まれているようにみえた。

 

ワル「さあリセットしてください。次はいいモンスターを引いて下さいね」

 

俺「別にリセットなんてしないよ、俺はこのまま続けるよ」

 

ワル「………同情などしなくていいですから……そういう人も今まで少数いました…でも結局は……」

 

俺「……俺は違…」

 

ワル「いいから早く私を消してください!」

 

俺「…………」

 

ワル「…………」

 

俺「いい加減にしろ!!!!」

 

ワル( ビクっ

 

俺「さっきから聞いていれば、リセットリセットと…そんなにされたいか! それは自分で本当に望んでいることなのか!!」

 

ワル「そ、そんなこと…」

 

俺「いままでどんな酷い扱いをされたかは知らないが、俺は必要のない人材などこの世にないと思ってる。だから俺は君を責任もって育てる! そして強くなって見捨てた奴らを見返してやればいいじゃないか! だから…こう…もっと自分に自信をもて!」

 

ワル「…私が…必要とされている…?」

 

俺「ああ、そうだ」

 

ワル「……ううっ…ぐすん……」

 

俺「ええっ!? なんで泣くの!? なんか俺悪いこといった?」アセアセ

 

ワル「い、いえ こんなこと言われたの初めてなんで感動してしまって…大丈夫です」

 

俺「そっか じゃあこれからよろしくね ワルキューレさん」

 

ワル「はい!! よろしくお願いしますねマスター!!」ニコッ

 

俺(笑った!! めっちゃ可愛い!!)

俺「よーしそれじゃあ冒険の旅にー……はい!!」

 

ワル「………はい?」

 

俺「ああもう! しゅっぱーつ!」

 

ワル「すみません! こういうノリ私うまくわからなくて…」ショボン

 

俺「いいよ、いいよ気にしないで! 俺のアホみたいなノリなんかに合わせなくても」

 

ワル「…クスッ、いえ頑張ります!」

 

俺「あー今笑ったなー、傷ついたわー俺ガラスのハートだから…」しくしく

 

ワル「ご、ごめんなさい!」

 

俺「なんちゃってー嘘だよーん」ばあっ

 

ワル「もう! からかわないで下さい!」

 

俺「はははっ、すまんすまん」

 

俺「よしじゃあいくか!」

 

ワル「はい!」

 

ワル(こんなに感情を出したのはいつ以来だろう。やっと私を必要としている人に出会えた…マスターありがとうございます…)

 

 

こうして私たちの冒険ははじまった。

 

 

 

 

 

 




続くと思います。たぶん笑

ワルキューレって弱くないですよね?

他に出したいモンスターとかいたらお願いします。

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