命が尽きるまで   作:練火

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おはよう!!!

練火です(。・ω・。)ゞ

久々の投稿で。主人公の喋り方とか忘れかけてたど阿呆う者ですorz

駄文だけど許してね?


第9話

医務室を出ると、レーアに止められた。

 

「ねぇ、カズ」

 

「?なんですか?」

 

振り返り尋ねると、未だに目が赤いレーアが少し俯きながら

 

「その…ついさっきのアレは忘れてくれないかしら…」

 

ついさっきのアレ……?

カズは掌にポンッと手を置き

 

「あぁ、ついさっきのワンワン泣いてたこtーーーーグボォッ!?」

 

言った瞬間、目にも止まらぬ早さで頬をグーで殴られたカズ。レーアは恥ずかしさのあまり、顔を紅くしながら

 

「今、ここで言わないでくれる!?」

 

「だからと言って殴らないでくれますかねぇ!?」

 

頬を押さえながら立ち上がるカズ…っておかしいな…

カズは少し疑問に思い、レーアに質問をしてみる。

 

「レーアさん。ここはどこなんですか?やけに体が重いですけど…」

 

ベットから降りた時に感じた体の重さはてっきり横になりすぎたからだと思っていたが、ある程度時間が立つのにそれが収まらない…

レーアは少しキョトンッとした後、少し笑い。

 

「フフッ。そうだったわね。カズがおかしいと思うわよそれは……カズ、自分でいつまであのベットにいたのか解るかしら?」

 

「??いや、解りませんが……それって俺の質問に関係あるのですか?」

 

疑問を投げ掛けたら疑問で返されたので、さらに疑問を出しなら聞いてみると、

 

「えぇ、貴方が眠っている間だから知らないかもね。ここは地球連合本部で、貴方は約二日ほど眠っていたの」

 

……二日……!?マジですか…

 

「地球連合って言うと…もしかしてここは地球ですか…?」

 

おそるおそる聞くと、レーアはまたもや少し笑い

と言うより、なんかレーアさん…いつもの堅さが無くなったのか…?笑うなんて珍しいな。

 

「フフフフッ…もしかしてじゃなくても、カズの予想通り。ここは地球、スペースノイドが一度は夢見る、懐かしの故郷よ」

 

レーアが窓のある所まで歩き、外を見せてくれた。カズは覗き込むと、目に入るのは

 

ーーーーーー何処までも続く蒼い空

 

ーーーーーー遠くの方で見える自然が作り出した木々の緑

 

 

 

そしてーーーーー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーそして、近くには軍施設の灰色……

 

「ーーーーー台無しだ!!」

 

「えっ!何で!?」

 

解ってた!解ってたけど!!

まさかの回答に驚いたのかレーアがビックリしている。

 

「おお!!ホントに目が覚めたんだな、カズ!」

 

近くの曲がり角からカレヴィが嬉しそうに言ってきた。カズもカレヴィに近づき、お互いに生きている事を確かめあえた。

 

「起きたばっかなのに動き回って平気なのか?」

 

「大丈夫ですよ。ようやく地球の重力に慣れてきたので」

 

心配そうに聞くカレヴィにカズは笑顔で答えると、カレヴィは真剣な顔つきで言った。

 

「そうか…なら丁度良い。カズ、すまないが少し着いてきてくれ」

 

 

 

 

 

 

 

カレヴィはカズ達を連れて外に出た。今は夏なのか、それともこの大陸の平常気温なのかとても暑い。

コロニーの生活ってあまり気温の変化が無かったしな………

っと真上でさんさんと熱気を出す太陽に顔を向けながら、そう思うカズであった。

 

「行くぞカズ、乗ってくれ」

 

カレヴィはそんな事を思うカズに気づかず、停めてあったジープを起動しながら呼び掛けている。既にレーアは後部座席に乗り、カズを待っている。

 

「すいません。今、行きます!」

 

カズがジープに乗り、ジープが動き出した。前から来る風が心地いい。

 

「暑いだろうけど、直ぐに着くから。少し我慢してくれよ?」

 

カレヴィの言う通り、基地から出て五分くらいの所にアークエンジェルが止まっていた。

ジープから降りた後、カレヴィの案内で艦長室に行くことになった。

 

「中である人達がお待ちだ。くれぐれもバカな真似は止めてくれよ?」

 

カレヴィは苦笑いしながら中に入ると、

 

「あっ、カズさん無事だったのですね!」

 

「フム、おはようと言っておこうかなカズくん?」

 

そこにいたのは艦長代行のルルと、副長代理のマドック。

 

そしてーーーーー

 

 

 

 

「ありがとう。すまないが、ルル艦長とカズ君以外は退室してくれると嬉しいな」

 

 

 

 

 

ーーーー見知らぬオッサンが一人。だが、その顔は歴戦の戦士を想像させるような顔つきだ。このオッサンは結構な階級持ちだと見た。

ルルとカズだけが残り。カズは敬礼をするが、目の前のオッサンは

 

「いやいや。そんなに畏まれなくても良いよ。ーーーーー初めまして、私はウルージ中将。ルル艦長の父親でもある」

 

こちら手を握って握手してくるので、カズも握り返し、

 

「自分はカズ・アルバ訓練兵でありま……父親?」

 

挨拶を返そうとするが、言葉が止まった。

 

「なんども言うが、そんなに緊張しなくとても良い。それより、君は覚醒現象を発生させたのだね?」

 

不意に言われた発言が一つ。だが、その発言を聞いたカズは頭の中で緊急信号がなる。ウルージはまっすぐにこちらの目を見ながらまばたき一つしない。

カズはゴクリッと唾を飲んだ。

中将って事はほぼトップの人間だ……処刑されるか、はたまた、レアケースだから標本になって実験台されるか……

冷や汗が流れる中、ウルージはいきなりニカッと笑うと

 

「ハハハハっ!なに、そんな顔をしなくて良い。君のお陰でルルは生き残ったのだ。感謝こそすれ、君が思ってるような事はしないよ」

 

まるで顔に出てたのか、ウルージはそう言うとカズを抱きしめ礼を言った。

 

「中将。それで、私はなんでここに残ったのですか?」

 

「ルル。ここにいるのは私とカズ君だけだぞ?ほら、いつもみたいに『父さん』で良いんだぞ?」

 

「中・将!こちらの質問に答えてください!」

 

恥ずかしかったのかルルは顔を赤くすると、大きな声で言ってきた。それに対し、ウルージは肩を竦めるとカズに向き直り、

 

「昔のルルは『父たんと結婚する!』って言ってくれたのに、時が流れるのは早いなぁ。カズ君もそう思うだろ?」

 

「いえ、むしろまだまだ子供な部分がありますよ?例えば、道案内のハズが新しい物につられて迷子に成ったりとか。アイスクリームが買えなくて泣ーーグッ!?」

 

「ワーワーワー!!!」

 

真っ赤な顔をしたルルがカズの首を絞め、黙らしてくる。

 

「泣いてなんていませんよ!アイス買えなくて泣き出すなんて子供な事はしてませんから!!」

 

「わかった。わかったからカズ君の首を絞めるのは止めようか?」

 

「違います!違いますからね!?」

 

ギブッ!ギブッ!!と声にならない叫びを出しながら

あっ……ヤバい……意識……が……

 

そこで、カズの意識が途絶えた。




お疲れ~(;´д`)

久々って言うのは最悪だね……書けそうで書けないと言う矛盾!!

とりあえず、のんびり不定期なので許してくださいorz

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