命が尽きるまで   作:練火

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こんにちは!

練火です(。・ω・。)ゞ

毎日が退屈で眠たいです

それでは、駄文ですがどうぞ!!


第8話

バシュゥンッ!!バシュゥンッ!!

 

「俺の機体はあまり持ちそうにないか……すまんが、ビグザムに行くまでの援護をする!」

 

『了解!なら、私がトドメを刺すわ!』

 

ビグザムに迫りながら短く伝え会う二人、カレヴィはこちらに迫り来るメガ粒子砲等を相殺したり、注意を反らす動きをしている。

 

『さっさと終わらせるぞ!』

 

バシュゥンッ!!バシュゥンッ!!

 

ビグザムを動かしている奴は、ビーム類はダメだと気付いたのか。今度は大ジャンプをして

 

「!!?避けろ!!」

 

エクシアとアルテミスは急バックでかわすが

 

ドシンッ!!ビュオッ!!

 

着地をしたと同時にタックルをしてくるビグザム。シールドで守りに入るアルテミス。ビグザムその頭頂部がアルテミスのにぶち当たった。

 

ギュオッ!!

 

「吹っ飛ばされた!?」

 

ドゴンッ!!

 

「グハッ!!」

 

背後にある壁に思いっきり叩きつけられ、口の中が鉄の味でいっぱいだ……

一瞬だけ意識を手放してしまったからか、覚醒現象が解けていく。

 

『カズ!大丈夫!?』

 

「なん…とかな……」

 

通信から安堵の息が聞こえる。

 

「カレヴィ。後一回ぐらいフルチャージで撃てるか?」

 

『一応はな。後、フルチャージ一回分と調節して十回分ってところだ』

 

それを聞いて、カズは博打に出ることにした。

 

「二人とも聞いてくれ。これ以上はアルテミスが持ちそうにない……だから博打を打つ」

 

そこから説明に入るカズ。レーアとカレヴィは迫り来る対空ミサイルやメガ粒子砲を防いだりかわしたりしながら聞いていく。説明を終え、最後に確認を取るカズ。

 

「一回限りのラスト勝負だ……いけるか…?」

 

『やるしかないわね』

 

『これで失敗したら、笑い事だな』

 

そういうとウイングはビグザムの真上に翔び、そこからバスターライフルを構えていく。

 

キュウウウウウゥゥゥゥゥウウンッ!!!!!!

 

ビグザムが注意が上に向いた瞬間、その膝裏を…

 

『お願い……倒れて!!』

 

ザシュッ!

 

「倒れろォォォォッ!!!!」

 

ザシュッ!!!

 

エクシアとアルテミスが叩き切り、まるで、達磨落としのように倒れるビグザム。

そこへ、

 

『当たれよぉぉぉぉぉッ!!!!』

 

ゴオオオオオオオォォォォォォォォォッ!!!!!!

 

バスターライフルを撃つカレヴィ。

 

「いくらiフィールドがあっても一定は防げるだろう……()()()……な?」

 

それはちょうど操縦席にぶち当たり、iフィールドと互角に渡っている。………だが……

 

『こっちはな……コイツ(バスターライフル)がぶっ壊れるまで止まねぇぞ!!!』

 

ゴオオオオオオオォォォォォォォォォッ!!!!

 

さらに勢いを増していくウイングのバスターライフル。そしてついに

 

ーーーーーーバチィッ!!

 

その音が聞こえると同時にバスターライフルがビグザムの操縦席を貫通した。

それと同時に

 

バキィッ!バラララッ!!

 

ウイングのバスターライフルとその両腕が砕け散った。

 

ドゴオォォォッ!!

 

ビグザムも大爆発を起こし、その場で散った。

 

『カレヴィ!大丈夫!?』

 

エクシアがその場から動かないウイングに近寄り安否を確かめると

 

『ああ、少し反動がデカかったみたいだ』

 

『そう……良かった……』

 

「何とか……勝ったな……」

 

三人で一息ついていると、

 

 

 

 

『そこの敵MS三機。今すぐ、投降しろ!!さすれば命だけは助けてやる』

 

 

 

 

その通信と共に周りの壁から数十機のジェガンがカズ達を包囲していた。

 

『だとよ……どうする?』

 

『こっちは半壊一機、戦闘不能が一機……絶望的ね……』

 

レーアが落ち込みながらそう言う。

 

『もう一度言おう。すぐに降服しろ!そうすれば命だけは助けてやる!』

 

隊長機なのか、一機のジェガンが降服勧告を出しながらこちらに近づいてくる。

 

「レーア……後、燃料はどのくらいある??」

 

落ち込んでいるレーアにカズが不意に問うてきた。レーアはいきなりの質問に狼狽えたが…すぐに

 

「バカ。エクシアを舐めないでよ?この子は内部にGNドライヴを積んでいるから常時エネルギーMAXだと思って良いわ」

 

それを聞くと、カズは少し笑いながら

 

「そうか……レーア、カレヴィ…よく聞いてくれ。二度目の博打を打とう…」

 

『『!!?』』

 

驚く二人を他所に、カズは淡々と言う。

 

『俺が今から道を作るから、レーアはカレヴィと俺を連れてフルブーストでアークエンジェルが居る所まで行ってくれ』

 

『…分かったわ』

 

『上手く行けるのか?』

 

「それはやってからのお楽しみですよ♪」

 

そう言って、近づいて来る隊長機ジェガンにバレないようにデファイン改ビームジャベリンに有るものバックパックから取り付けると。二つに分け、片方を地面に刺して

 

「分かった!!こちらは降服をする。だから、命だけは助けて欲しい!」

 

そう言うと、近づいて来た隊長機ジェガンは周りのジェガンに武器を下げるように言った。

 

『安心してくれ。君たちの命だけは確実に保障s』

 

ドスッ!

 

近づいて来た隊長ジェガンのコックピットに持っていたデファイン改ビームジャベリンが突き刺さり。

その直後に思いっきり蹴りを叩き込み、突き刺さったままで遠くに飛ばした。

 

『お、お前!!嘘つきやがって!!!』

 

その声と同時に一斉に武器を構えた。

 

『おい、カズ……お前、失敗して無いか?』

 

あ~あとため息を溢すカレヴィに苦笑いしながら

 

「大丈夫ですよ?」

 

『構えて!!』

 

ジェガン達が一斉に構えた。

 

『撃t』

 

「爆剣!!」

 

カズが叫ぶと、隊長機ジェガンに突き刺さっていたデファイン改ビームジャベリンが大爆発を起こした。

 

『グワァッ!!?何があった!!?』

 

『クソッ!煙が有るから狙いが定まらない!!』

 

「いまだ!!」

 

ジェガンに乗るパイロット達がいきなりの爆発で狼狽えてるのを見て、合図を出した。

 

『カレヴィ!ちゃんと捕まっときなさいよ!!』

 

『わかってる!』

 

エクシアがウイングを腕で掲げると、ビグザムが壊した壁に向けて思いっきり加速する。

その途中にはアルテミスが立っている。

 

『カズ!この手を掴んで!!』

 

手を横にしながら段々とトップスピードまであげていくエクシア。アルテミスもソレを掴もうとする

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーが

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ゴメンな……二人は無事に逃げ延びてくれ……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その手を上げ、エクシアとウイングにバイバイするように振った。

 

『やっぱりか……』

 

『なにしてんのよ!!?』

 

エクシアが止まろうとするが、カレヴィがソレを止めさせる。

 

『ダメだ、俺達は急ぎここから撤退しなければいけない』

 

『で、でも』

 

『良いから!!カズの行動を無駄にするつもりか!!!?』

 

カレヴィの剣幕に圧され、レーアはアルテミスが立っている場所を見ながら、その戦域を後にする。

 

「……行ったか……」

 

煙でよく見えないが、レーダーでは急速に動く反応見て確信するカズ。そして煙が段々と晴れていき、

 

『おい!!!二機逃げたぞ!追え!!』

 

その号令でジェガンが動こうとするが、

 

ドゴオォンッ!!ドゴオォンッ!ドゴオォンッ!

 

一番レーア達に近かったジェガンがカズのミサイルにより爆破され、全員が動きを止めた。

 

「おいおいおい、どこに行くつもりだよ………?」

 

デファイン改ビームジャベリンと腰からショットガンを両手に持ち

 

「それとも、今から逃げた二機を追って…死にたいのか?なら良いぜ?行ってこいよ逃げ腰野郎共……」

 

再び覚醒状態になりながらその二つで逆十字の形を取りながら言った。

 

「ーーーーーーその代わり、テメェら全員…地獄行きだ!!」

 

その言葉が開戦の合図となった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

レーアはカレヴィを抱え、逃げている。

 

背後には三機程度のザクが撃ち落とそうとマシンガンやらバズーカなどを撃ってくる。

ついさっきのジェガンが追ってこないと見ると……

 

『……上手くやっているらしいなカズは…』

 

カレヴィがレーアの不安に思っていることを口にして来た。

 

「……知ってたの?」

 

『いや?あの行動をするって言うのがわかったのは、カズが苦笑いしたときだ』

 

カレヴィの言葉にレーアは苦虫を噛み潰したような顔をすると

 

『それより、流石に俺を抱えてるからか?ザクどもに追い付かれそうだ!スピードをあげれるか!?』

 

「これでもトップスピードなのよ!!?」

 

レーアはスピードメーターを見ながら叫ぶ。

 

『それでもだ!やつら、ちょっとずつだが追い付いている』

 

「何でなの!?」

 

ガンッ!

 

レーアは横の壁に拳を叩きながら

 

「なんでよ…なんで追い付かれるのよ!!…お願い……エクシア…力を貸して!!お願い!!」

 

だが、エクシアには…なんの反応も無く、レーアは涙を流しながら。

 

「お願いよ……もうこれ以上は大切な人が死ぬのを見たくないの……だから……お願い……!!」ポロポロ

 

キュウゥゥンッ

 

レーアの思いが通じたのか。その音が通じたと同時に、目の前のモニターが赤色に染まり文字が浮き出た。

 

「うそ……これって……一度も出来なかったのに」

 

『おい!レーア、大丈夫か!?なんかアルテミスと同じようになってるぞ!?』

 

カレヴィが何か言ってくるが、何も聞こえない。だって、今、モニターに出たコレが驚きなのだ。

 

TRAN(トラン)SーAM(ザム)…」

 

『大丈夫なのか!?おーい!レーア!?』

 

カレヴィの声に我に帰り、涙を拭いて。

 

「ええ、もう大丈夫よ!カレヴィ、今からさらに加速するから舌を噛まないように!!」

 

そう言うのと同時にエクシアがさらに加速して、三機のザクが見えなくなった。

 

(すぐに戻るから待ってて……カズ!!)

 

 

 

 

 

 

 

 

ザシュッ!!!

 

胴体を切られ、倒れるジェガン

 

「ガアァァァァァァァッ!!!」

 

ドゴンッ!!!

 

アルテミスはすぐさま、後ろから来ているジェガンに向けて照準を合わすこと無くショットガンを撃った。

 

『クソッ!相手はたった一機だぞ!!?なのに何で苦戦をしてるんだ!!?』

 

撃破数は十機を越えた辺りで数えるのをやめた。

 

(思考を止めるな……動け……動かせ!!)

 

迫り来るジェガン三機にショットガンを撃つが

 

カチッ

 

弾切れだとわかり、すぐさま腰からビームサーベルと交換して目の前のジェガン三機を切り捨てる。

 

「切り捨て……御免!」

 

残っているのは、後二機……アルテミスはその勢いのまま攻めにかかる。

 

『クソガあぁぁぁぁぁぁッ!!!』

 

ジェガンがバズーカを放ち、アルテミスに命中するが

 

ザシュッ!

 

『この……化け物……が…』

 

縦に切り捨て

 

『嘘だろ……??三十機だぞ……それが壊滅なんて……』

 

最後の一機に特攻するのだが……

 

ガクンッ

 

「!?こんな時に燃料切れ!!?」

 

覚醒状態が切れたアルテミスは背中から月面に落ちていく。ジェガンはこのチャンスを逃さないとばかりにビームサーベルを持ち、特攻する。

 

『死ねぇぇぇぇぇッ!!!!!!』

 

ビームサーベルでコックピットを突き刺そうとするジェガンだが。

 

「なら……一緒に死ね…!!」

 

残りのエネルギーを使い、外さないように、GNソードブラスターでその右肩口を突き刺し。

 

『ッ!!?まだこんなに力があったのか!?』

 

ドドドドドドドドッ!!!!!

 

戸惑った所へ近距離からのマイクロ・ミサイル・ポットを全弾射出した。

 

『あ……ウワアァァァァァ!!?!!!?!?』

 

ゴオオォォォォォォッ!!!

 

やはり近距離からは不味かったのか、爆風で勢いよく地面に叩きつけられ。そのまま、意識を失った。

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーー貴方には辛い思いをさせてしまってごめんなさい

 

 

ーーーーーー私には願う力しかない……

 

 

ーーーーーーだから、私は願う

 

 

ーーーーーー貴方に天の加護が有ることを……

 

 

 

 

 

 

目が覚める。この天井は一度見たことがある。アークエンジェルの医療室だ……

体を起こすと、少しだが痛みがある。……良かった…生きてる。

 

ボトッ

 

近く何か落ちた音がしたのでその方向に向くと、

 

「カ……ズ……?」

 

そこにいたのはレーアで、落ちたのはリンゴだった。カズは笑顔で

 

「ただいま、レーア」

 

その後、レーアに泣き付かれるのだが、割愛しておこう。




疲れてしまった今日 この頃

レーアさんの奴は作者自身、無理やり感が半端なかったです……ごめんなさいm(__)m
それでは、次回にまたお会いしましょう。

バイバ~イ(・ω・)ノ

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