命が尽きるまで   作:練火

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こんにちは(^^)/

練火です(´・ω・`)

久しぶりの投稿で少々疲れていました。

だけど駄文は治らない!!
それではどうぞ!!


第4話

先に攻撃をしたのはアルテミスだった。右から左へ大振りにビームサーベルで切りつけようとするので、トールギスは後ろへ下がる。

 

ビュンッ!!

 

『なっ!!?』

 

下がった瞬間にアルテミスは体勢を低くして持っていたビームサーベルを投擲した。

トールギスはそれを避け、もう一度。突撃をする。

 

『貴様の武装はショットガンだけ…ならば!!』

 

アルテミスは近付いてくるトールギスにショットガンを向けて放つが

 

ドンッ‼

 

『甘い!!』

 

ゴオォッ!!

 

その場で横に動き、ショットガンの射程範囲を越えた瞬間。ブースターをフルに活動させて一気に近づき

 

ビュンッ!!

 

アルテミスのショットガンを持っている腕を斬りつけたのだが

 

『浅いか…!』

 

その直前にアルテミスはその腕を引き、斬れたのは持っていたショットガンだけであった。

 

『だが、これで貴様の敗けだ!!』

 

下に降り下がっているビームサーベルでそのまま切り上げるトールギス。

 

『カズ、避けて!!』

 

レーアの悲鳴にも近い声が響くが

 

『くたばれぇぇぇぇッ!!』

 

ビュンッ!!

 

それと同時にビームサーベルはアルテミスを切り裂いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

バチィィィンッ!!!!!

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーハズだった。

 

『なん……だと…?』

 

トールギスのビームサーベルが当たる直前にアルテミスは《ビームサーベル》で防いでいる。

アルテミスはそのまま滑るようにトールギスに切りかかるがバックステップで回避された。

 

『貴様、そのビームサーベルはどこに隠し持っていた!?』

 

エイナルはMSの機体を一目見た時に確信していた。アルテミスにはビームサーベルが一つだけの汎用型MSだとなのに何故……

エイナルはアルテミスが持っているビームサーベルを見る。

 

(そう言うことか)

 

『貴様、私のビームサーベルを使ったな?』

 

エイナルの問いにアルテミスは答えないが、その足下にはさっき落とされた片手が落ちている。

 

『フッ…面白いぞアルテミス!』

 

トールギスは突撃の構えをするが、そのすぐ後に。

 

『!?……わかった……全員、ここは引くぞ。撤退だ!』

 

その言葉にアークエンジェルの前にいたザク達は港から警戒しながら出ていく。

 

『アルテミスのパイロット!この勝負は預ける!去らばだ!!』

 

トールギスもこちらに背を向け一直線に港から去っていった。

 

『勝負とか言ってんなよ。恥ずかしい』

 

カレヴィが軽口を叩いた途端にアルテミスから出ていた赤い光が消え、その場で立ち往生をしている。

レーアがアルテミスに近付きながら返事を呼び掛けている。

 

『カズ、聞こえる?聞こえるなら返事をしなさい!』

 

数回に渡る呼び掛けでアルテミス起動し返事を返す。

 

『聞こえています。こちらは異常無しです』

 

その言葉を聞き、安心する二人。すると、今度はアークエンジェルから通信が来る。

 

『聞こえていますか?こちらはアークエンジェルブリッジ、ルル・ルティエンス中佐です。現時刻よりこの船の艦長代理に着任しましたレーアさん、カレヴィさん聞こえますか?』

 

『ルル艦長ですか?ハイ、こちらは聞こえています』

 

ルル艦長(声から察するに俺より年下か?)と呼ばれた女性は応答を聞くと嬉しそうな声で

 

『良かったぁ~。二人とも無事なんですね?』

 

『ああ、そうだが。それよりもルル艦長。今までどちらに?』

 

カレヴィが質問すると、ルル艦長はあーっと目を反らすような声で言うと。少し黙ったのち、まるで子供が嘘をついたような声音で

 

『……ちょっと別の用事で……』

 

『捕虜になってたんですね?』ハァ

 

カズがため息混じりに言うとルル艦長は動揺したのか

 

『ち、違いますよ!?こ、これはその……そう花を摘みに行ってたのです!?その後に捕まったとかそんなのでは有りませんからね?!』

 

『ルル艦長、墓穴を掘っていますよ?』

 

『はうぅぅ……』

 

ルル艦長の通信からおじいちゃんの声が聞こえ、少しため息も聞こえている。

 

『副長代行のマドック少佐だ。今横で落ち込んでいるルル艦長の代わりに頼み事がある。アークエンジェル発進のため、宇宙港を開けてもらいたい』

 

『了解だ』

 

おじいちゃん(マドック少佐)の頼み事に即座に返事を出すカレヴィ。

その後は港を開けるため移動を始めた。

その移動途中にレーアから通信が入った。

 

『艦長代理、ずいぶん若く見えたけど?』

 

その質問にカレヴィが

 

『お偉いさんのご息女らしくてな。安全な移送任務を与えられたんだろうが……』

 

ウイングとエクシアがゆっくりと止まり、その場で着地して

 

『愛されてるってことでしょ』

 

「そういえば…なんで敵は退いたんでしょうね?」

 

『ん?どうしたカズ』

 

この移動中にずっと考えていたことがどうやら口に出てしまったようだ。

 

「いや、ちょっとおかしいなって思って……なんで突然退いたんだろうなぁって」

 

『………それもそうね…どうしてかしら?』

 

レーアも疑問を口に出した瞬間

 

ピュリィィィィン!!!

 

『接近警報!!』

 

カレヴィが叫ぶと同時に身構えた瞬間

 

ザゥン!!ザゥン!!

 

ビームが足下から発現した。そして数秒後には……

 

「なんだよこれ……コロニーがバラバラに……」

 

『おい!警戒しろ、来るぞ!!!』

 

呆然するカズにカレヴィは叱咤の声を飛ばしながら身構える。三人の前からきたのは……ガンダム?

 

『ネズミが、逃げられると思うな!』

 

機体が周りを飛びながら

 

『私と……このデンドロビウムが来たのだからな!』

 

カズは未だにコロニーを眺めていると、視界のすみに有るものが移った。カメラを最大にしてみるとそこに浮かんでいたのは………死体、人の死体であった。

その死体の周りにはたくさんの民間人がもがき苦しんで死んだのであろう……

 

「あ……アアアアアァァァァァアアアアアアアアアアアアアァァァァァ!!!!!!!!」

 

その死体の中に、カズは見つけた……見つけてしまった。シェルターに逃げていたハズの友達の無惨に苦しんで死んだ骸を……

 

バシュゥゥゥゥゥゥッッ!!!

 

カズは悲鳴にも似た絶叫で叫ぶとデンドロビウムに背を向け、その友達の亡骸に向かって出来るだけ急いで翔ばした。

 

『ちょっと!いきなりどうしたのよ!?』

 

『バカ野郎!何してやがる!!?』

 

レーアとカレヴィが静止の声を飛ばすが、カズは一心不乱にその亡骸を目指すばかりだ。

 

(後、ちょっと……もうすぐで届く……!)

 

アルテミスが腕を伸ばし、その骸を掴める範囲まできた瞬間。

 

『カズ!!よけろ!!!』

 

後ろからカレヴィの叫び声に直ぐ様、横に緊急回避をした途端

 

ビュンッ!!

 

一筋のビームがカズのついさっきまでいた場所を通りすぎた。

 

「…………………ハ?」

 

そう通りすぎたのだ、すぐ目の前にあった友の亡骸までも消滅し尽くして…………

カズは後ろを振り返ると

 

『貴様は私を無視するとは……無礼な奴め!』

 

デンドロビウムがアルテミスに向けてメガビーム砲を構えていた。

 

『まずは一体……死ね!!』

 

ビュンッ!!

 

デンドロビウムからメガビームが撃たれるがアルテミスは一向に動こうとしない

 

『!?何やってるの!?避けなさい!!!』

 

「…………く………す………も」

 

レーアの叫びにカズはその場で何かを呟いている。

 

『カズ!!避けろ!死ぬぞォ!!!』

 

カレヴィの叫びにも反応しないカズだが、当たる直前に周囲にGNフィールドが展開されメガビーム砲を防いでいく。

 

『チィ!小癪な!』

 

「よくもよくもよくもよくもよくもよくもよくもよくもよくもよくもよくもよくもよくもよくもよくもよくもよくもよくもよくもよくもよくもよくもよくもよくもよくもよくも……」

 

デンドロビウムはメガビームを撃つのを止めると、大型ビームサーベルを構え、アルテミスに迫った。

 

『死ねェェェェッ!!』

 

「ーーーーーー殺してやる!!!」

 

またもや自分の体に赤い光が纏った。

 

 




疲れましたぁぁぁ

多分次の話で覚醒現象についての説明を書くと思います…その他の説明も!!!(。・ω・。)ゞ

それでは次回で会いましょう
バイバイ~(・ω・)ノ

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