練火です(。・ω・。)ゞ
第3話書きました。
駄文では有るけれど一生懸命書いたので!
それではどうぞ!!
敵はあらかた撤退しているのか、少量の部隊だけしかいない。カズはそれを殲滅しながらカレヴィの後を追うが、一つ疑問が出た。通信を繋げ、口を開こうとしたら。
『なぁ、カレ』
『ねぇ。私達は今どこに向かってるのかしら?』
レーアに先を越された。だが良いだろう、こちらも同じ質問なのだ。
カレヴィはその問いに素直に答えた。
『?何処って……港だけど?』
『『港?』』
『確か一番最初に制圧されたのよね?』
『そうだよ』
カレヴィは何を当たり前だろと言うような顔で答える。いやいや、
『カレヴィさん、一体港に何かあるのですか?最初に制圧されたのなら、あそこには船が無いはずですよ?』
正直な疑問を口にすると、カレヴィはその場に立ち止まり、近くの遮蔽物に身を隠した。カズ達もそれに倣うように近くの遮蔽物に隠れる。
『確か、アルバ君だったね?俺はさん付けや敬語はしなくていいぞ』
『あっ。じゃあ、俺も君づけじゃなくて呼び捨てで良いですよ?』
『それはありがたい………それでカズの質問の答えだが、あそこにはアークエンジェルがある』
『………連邦の船ですよね?』
『そうだが、今は俺達の船だ』
『…………盗みました?』
『何でそうなる?』
目の前に見えるのは港への入り口だ、そこには三体のザクが見張りとしてたっている。
『一人一体で行くぞ』
カレヴィのその声に頷く二人。そして、ザクが離れたのを見届けると
『今だ!!』
ゴオォォォォオッ!!
掛け声と同時に自分の倒すべきMSに襲いかかった。
『き、貴様は敵か!?』
ジャキッ‼
相手がこちらに気付き、マシンガンを向けるが
「遅い!」
ズシャッ‼
そのときには既に目の前のザクをビームサーベルで切ったところだった。
「恨むなら、ここに来た自分を恨め」
周りを見渡すとカレヴィは終わったようでこちらに向かってきている。
『お疲れさん、ところでレーアは?』
『ここにいるわよ』
その方向を見るとまたもや上空から降りてきた。空中戦が好きなんだろうか?
『近接しかしてない貴方に言われたくはないわ』
『謝るんで、心の中を読むのは止めてください』
『おいおい、お話は後でゆっくりとしてくれ。目的地は目の前なんだから』
カレヴィは港の入り口を指しながら言ってきて、そして入っていった。二人もその後に続く。
➰
三体は壁に身を隠しながら、アークエンジェルを見る。ってかあれがアークエンジェルか……実物は凄いな。
素直に感心を持っているとカレヴィが
『あれがアークエンジェル、俺達の船だ』
『制圧されてますけどね』
レーアの冷たい言い方に少しだけ苦笑するカレヴィ
『そして、今あそこにいるザクとは違うMS《トールギス》あれがここの隊長機だ』
アークエンジェルの真下を見ると確かに一つだけ違うMSがザクと向かい合って何かを話している。
『とすれば余り当たりたくは無いわね』
『もう少し待って見るか…』
三体は少しだけ待ってみると、トールギスは何かを伝えに行くのかその場から離れていった。
『よし、行くぞ!!』
壁から躍り出て一直線に目の前の敵へ向かうアルテミス、ザク×5はこちらに気付き
『新手か!!』
ブウゥゥゥウンッ!
一斉にヒートホークを構えた。アルテミスは片方の手にショットガン、もう一方の手にビームサーベルを持っている。
一体のザクがアルテミスへ前から襲いかかった。
『くたばれ!!』
バチィィインッ!!
振りかぶったヒートホークをビームサーベルで防ぎ、コックピットに向けて。
「お前がな!」
ドンッ‼
ザクのコックピットに穴が開き、そのままドスンッと倒れた。
『セェェヤァァァッ!!』
ザシュンッ‼
『おらよっと!!』
ドスッ‼
二人もMSを倒し、残りは二体。カズは機体を走らせ、違うザクを狙いに行こうとすると。
バシュンッ‼
『そこまでだッ!!!!!』
カズの目の前でビームが当たり、その場で急停止をして声のする方を見る。
『来やがったか……』
『貴様らは一度とならず二度までもこのアークエンジェルを奪おうとするのか!!』
トールギスに乗っている男はアークエンジェルの前に降り立ち、憤っていた。っておい
『やっぱりアレ、盗んだんですね』ハァ
カズが溜め息をつきながらそう言うと
『おいおい、盗んじゃいない。奪ったの間違いだ』
『『どっちも同じだ(です)!!』』
自信満々に言うカレヴィに向けて、トールギスの男とカズの息があった。…もしかしたら、あっちの人と話が合うかもしれない。
トールギスはビームサーベルを構え、カレヴィに襲いかかった。
ギィィィンッ!!
『まあまあ、そんな熱くなんなよ』
そのビームサーベルをウイングガンダムのビームサーベルで受けながら軽く言うカレヴィ。
『貴様、カレヴィか!?』
『あ?そういうお前は誰だ?』
トールギスはウイングに蹴りを入れ、距離をおきながら
『貴様!!!忘れた…とは言わさんぞ!!』
『ハッハッ。冗談だよエイナル』
憤るトールギスの男(エイナル)と笑うカレヴィ。……なんかシュールっぽいな。
そう思いながら二人のやり取りを見ているとカズのすぐ近くで
『援護するわ!』
ジャキ‼
レーアがビームライフルをエイナルへ向けて構える
『ッ!!馬鹿!止せ!!』
『私の闘争を邪魔するな!!!』
エイナルは標的をカレヴィからレーアに変えて襲いかかる。
『早い!?』
レーアはトールギスに向けてビームライフルを構えるのだが、トールギスは蛇行しながら進んでいるので狙いが合わない。そうこうしているうちに
『もらった!!』
トールギスはビームサーベルを振り上げ、
ビュンッ!!
そのままガンダムエクシアに向けて降り下ろす。
しかし
カランッ
『……貴様…………!』
そのビームサーベルが降り下ろされる事は無かった。ビームサーベルを持つトールギスの片手が切られそのまま落ちたからだ。エイナルは目の前の人物を見る。シルバーカラーのガンダムタイプがエクシアとエイナルの前に振りかぶったビームサーベルで両者を制している。
エイナルは距離を取り、低く憤るような声音で目の前のMSめがけて言う。
『何者だ……』
『……アルテミス』
『……良い名だ』
その問いに答えたのは少年の声だった。そして、次の瞬間。MSが赤く光り輝いた。
『あ、アレは……』
『覚醒現象だと…!?』
それを見てレーアとカレヴィが驚く。エイナルは少し笑うと壊されていない片手で腰にしまってある予備のビームサーベルを引き抜き。
『面白い!!』
アルテミスめがけて攻撃を開始した。
(少し前)
トールギスの片手を壊したカズはある事に戸惑っていた。
「な、なんだ。この光りは……!?」
急いで片手を切った直後、コックピット内が紅い光に包まれていく。その途端、カズの心の中が騒いでいく。そして、意識がだんだんと遠くに消えていく。
『………………』
エイナルが何かを言ってきているが聞こえない。カズはタッチパネルに触れながら
『止まれ、アルテミス。止ま……れ』
そこで意識は完全に失った。
終わった~疲れた~orz
やっぱりガンダムって良いよね!!