命が尽きるまで   作:練火

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皆さん~こんにちは!!
練火です!!(`◇´)ゞイェイ

不定期更新ではありますが一生懸命頑張りますのでヨロシクです!

駄文なのは許してください<(_ _*)>


第1話

-争いは繰り返す-

 

-だけど-

 

-君ならこの争いを終わらせられるだろうか-

 

-さあ、君自身の物語を見せて……この終わりなき争いに終止符を……-

 

チュンチュンッ

 

「また、あの夢か……」ムクッ

 

少年は目を覚まし、ベッドから降りる。

 

『カズ~!朝飯が出来たから降りて来なさ~い!』

 

一階から母親の声が聞こえ、少年ことカズは気だるげに返事をするとゆっくりと一階に降りて行った。

 

『ーー以前として、このコロニー・フロンティアⅣは戦争被害は受けておらずーー』

 

朝飯のパンを口に入れながら、そのニュースを聞いていた。

 

「アンタ、今日は急ぐ日だって。自分で言ってたでしょ?なら早くしなさい」バシッ

 

母親に背中を強めに叩かれ、カズは口に入れていたパンを吹き出しかけた。

これは朝のやり取りだ。

カズは食べ終わり、制服に着替えると。

 

「それにしても、カズが卒業式だなんて…… 」

 

「止めてくれよ母さん」

 

「だってアンタ……父さんが死んでから何もやる気になって無かったからね……それが今や、テストパイロットに成れるとはね……私は嬉しくて嬉しくて……」

 

後ろでそう言っている母親。実際にそうなのだ。父は何かの研究中に不慮の事故で死んだらしい。カズ自身はその日から何かをすると言う事に嫌気がしていた。しかし、ある人のお陰で復活し、父と同じような道を進もうとテストパイロットを目指した。一応、まだ(仮)状態なんだが……

カズは逃げるように玄関に向かう。

 

「それじゃあ、私は少し遅れるから。先に行ってて」

 

いまだに少し涙を流している母を背に向けてドアを閉める間際

 

「行ってらっしゃい」

 

母のそんな言葉が聞こえた。

 

バタンッ

 

「行ってきます」

 

ドアを閉めた後、カズもそう返した。

 

~~

 

学校に向かう途中、

 

「おはよう!カズ!」

 

「おはよう、昨日のテレビ見たか?」

 

友達と会い、馬鹿話をしながら登校する。これもいつもの風景だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

……それが突然、無くなるとは…あの時の俺はそう思っていなかった。

 

~さぁ、始まる……再び、争いが……~

 

頭の中で声が聞こえ。ちょうどその時、友達がカズの横を指している。

 

「なぁ、カズ……あれって」

 

カズも指している場所に目を向けると

 

「……何で、連合のMSがこんな所にいるんだよ……」

 

まるでカズの問いに答えるように、MSは近くのコロニー壁にバズーカを向けた。

そして

 

「……何してんだよ?」

 

ドゴォンッッッッ!!!

 

バズーカはコロニー壁を壊した。

カズと友達や周囲にいた人達は呆気にとられながらその場に尻餅をつく。

 

ウーッウーッウーッッ!!!

 

少し遅れて、警報発令音がコロニー内に響いた。その音に続き、フロンティアⅣを自警するMS部隊も出ていく。

 

「カ、カズ!俺達も早くシェルターに避難するぞ!!」

 

友達は急ぎシェルターがある道に走るが。

 

「カズ!何してんだよ!?急がないと死ぬぞ!!」

 

来た道を戻るカズ、振り返らずに

 

「すまん!先に行っててくれ!!母さんが心配なんだ!」

 

友達の返答は聞かず、そのまま走り去った。

 

ガキィィィンッ!!バジュンッ!!ボォンッ!!!

 

どうやら、穴が空いた部分からMSが入って来ているのか、自警のMSが劣性になっているのがみえる。

そして、自分の家にもうすぐ着く。

カズは最後の曲がり角を曲がり、そこで見たのは。

 

「……嘘だろ……?」

 

MSの下敷きになっている自分の家があった。

連邦MS(ザク)のパイロットは逃げたのか、コックピットが空いた状態でピクリとも動いていない。

 

(大丈夫だ、母さんがそんな簡単に死ぬわけがない……大丈夫)

 

頭の中で否定しながら、家だった瓦礫に近づくと

 

ガラッ

 

下の……多分、リビングがあった場所の瓦礫が崩れて。母のぐったりした姿が見えた。

 

「母さん!そんな所にいたんだ。すぐに出してあげるからちょっと待ってて」グイッ

 

母の片腕を掴み、力強く引っ張った。

 

「うわっ!?」ズルッ

 

予想以上に軽く、カズは尻餅をつく。そして、カズは母の姿を見ると

 

「~ッ!!ヴェェェッ!!ガハッ!!」ビチャビチャッ!!

 

……吐いた。

それもそうだろう。そこにいるのは上半身だけがある母親だ。下半身は千切れたか。千切れた血管から血が流れ出ている。

吐き出し終わったカズはゆっくりと視線を母に戻す。片腕を掴んでいた手を離し、母を仰向けにして、見開いている目をゆっくりと閉ざした。

 

「……サヨナラ、母さん……」

その言葉を言い、カズもシェルターに急ごうとしたら目の端に、あるものが見えた。

それは母さんがもう一方の腕で抱き締めていた

 

「……箱?」

 

カズはおそるおそるその腕を優しく退けて、オモチャとかにありそうな小さなオモチャ箱を手に取り開ける。

その中には、1枚の手紙と、一つのカードキーが入っていた。

カズは手紙を開けて読む

 

『我が親愛なる息子……カズよ

この手紙を見ている事は、私は多分。死んだのだろう。私はテストパイロットからパイロットになり平和を守っていたハズだった。あの時を見るまでは……だが、その事を手紙に書くわけにはいかない。カズにも迷惑がかかるだろう。そして、カズ。私は君の誕生日に毎年プレゼントを渡していなかっただろう。なので、私から最初で最後のプレゼントを送りたい。高校の卒業式にはすでに使われていない7番ドッグに向かってくれ。そこにプレゼントがある。それを売ろうが使おうが君の勝手だ。最後に私はカズと言う息子に出会えて本当に良かった、本当ならこの手紙は私が目の前で言いたかったのだがな……すまない、そして、生きてくれ。

父より』

 

「……馬鹿親父……事故で死んだんじゃないのかよォ…」ポロッ

 

読んでいるうちに涙がこぼれながら、カズは7番ドッグを目指して走った。




お疲れ~
第一話はどうでしたか?やはり駄文でしたか?それはすみませんでしたorz
けどこんな感じで書くのでそこはヨロシクです

これから頑張るであります(`◇´)ゞ

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