私の妹、キリサキ・ミサトは不思議な子だった。
ガンプラバトルはそれほど強くはなかったが、異様に攻撃を避けるのが巧いという特技があるミサト。当然私も疑問には思って彼女に訊いてみると、訳の分からない言葉が帰って来た。
「姉さんには、綺麗な光が見えないの?」
綺麗な光が何を指しているのかは分からなかった。でも、ミサトには自分達には見えない、特別な何かが見える事はなんとなくだけど理解できた。大切な妹の事でもあるので、彼女とバトルしながらもネットや本でその事を調べてみると、答えこそ出ないがある予想が私の中で浮かんだ。
もしかしたらミサトはプラフスキー粒子の流れを見る事ができるのではないか?という物だ。
ガンプラを動かすうえでプラフスキー粒子は必要不可欠。でもその粒子を目視する事は普通はできない。
ガンプラの能力による作用で目視することはできるが、それとは別にステージを構成している空気中の粒子、ガンプラを動かしている粒子。それらの目には見えないであろう粒子の流れをミサトは見る事ができた。
そう考えるとミサトは粒子の微量な機微を見定めて攻撃を先読みしたと考えても良い。稀有な才能、それが最初に抱いた私の感想で、次に思ったのは、私とミサトが一緒に戦えば、非の打ち所のないガンプラが生まれるのではないか、というものだった。
当然、ミサトにも全て話したうえで相談し、快く了解を貰って私達はミサトの力を最大限に生かせるガンプラ作りに取り掛かった。作るうえでモデルとしたものが『冥王計画ゼオライマー』に登場する圧倒的な強さを誇るスーパーロボット、ゼオライマー。
なんでこれ?とミサトにやや引かれながらも聞かれたが、なんか強くてカッコいいからだとしか言えない。正直に言うなら……自分の中で思い浮かぶ最強のイメージと言ったら、真っ先にこれが思い浮かんだから、というのが一番の理由かもしれない。
高校一年生の時から一年間を費やし、ようやく完成させたゼオライマー……いや、冥・Oは私達の予想を超えた強さのガンプラとなった。
不可視の無線兵器、クリアファンネルミサイル。
ミサトの目と補助によって相手の挙動を先読みし、私に伝えるシステム。
そして問答無用で広範囲を一気に殲滅することができるメイオウ。
正直に言うとやってしまった感が半端なかった。
冥・Oの力試しとして出場してみた選手権、県予選の最初の相手をあっという間に倒してしまった時は、自分でもあまりの呆気なさに思わず呆けてしまった。
私とミサトでガンプラを楽しみたいからこそ作った冥・Oではあるが、対等な相手がいないという理由で躓くなんて思いもしなかった。
相手を侮っている訳ではない、逆に油断なく全力で戦ってしまった結果、そうなってしまっただけだ。
イメージする最強が最恐すぎた。
私自身、冥・Oがついこの前完成して、柄にもなく舞い上がっていたのかもしれない。
県予選を終えた私達は、前年県代表の青嵐学園のバトルを少しだけ見てから帰ろうとしていた時、ある一つのバトルが私の目に留まった。
ガンタンクと灰色のGN-XⅢがバトルしている光景。
地味なバトル、他のダイナミックな戦い方をしているガンバスターに似ているザクとイデオンに似てるジムの戦いを見れば目移りしてしまうかもしれないが、何故か私はその地味なバトルに目を奪われてしまった。
ミサトとイサオはザクとジムの方に目が行っているようだが、どうにもあのジンクスからは目が離せない。ジンクスのパイロットの名はアンドウ・レイ。アンドウという有名なガンプラファイターの名は知っているが、彼はその関係者なのかもしれない。他の選手と比べてガンプラの操作が鮮やかだ。
彼のジンクスはその手に持った、ライフルとランスが合体したような武装でガンタンクを突く。しかし、相手の方も甘くはない。上半身を囮として切り離し、戦車のような形態となった下半身で、無防備なジンクスⅢを狙い撃とうとする。
ガンタンクは見た目は弱く見えるが、砲撃特化の重戦車、実弾を持つMSの中ではそれなりの攻撃力を持つ機体だ。そんな攻撃の直撃を受けて無事に済むはずがない。
そんな事を考えていた私の目の前で、ジンクスが亜音速で迫りくるガンタンクの放った砲弾をサーベルで両断する光景が視界に映りこむ。
思えばこの時、予感していたかもしれない。
チーム『イデガンジン』は、この大会で冥・Oの力を出し切って戦えるチームだということを……。
「……楽しみにしてるよ、アンドウ・レイ君」
少し恥ずかしい独り言を呟いた直後。彼、アンドウ・レイと偶然ファミレスで相席になってしまうという中々に気まずい体験をしてしまうことを、この時の私は知る由も無かった。
『メイオウ』は戦闘の最中、吸収した周囲の粒子を自身に取り込み、圧縮し一気に周囲へ破壊のエネルギーとして撒き散らすだけの単純な技。周りのファンネルを全て破壊してしまい、尚且つエネルギーのチャージに少しばかり時間を掛けてしまう事が難点だが、それに値する威力が備わっている。
攻撃範囲は吸収したプラフスキー粒子に比例して拡大、そして早く広まっていく。
技が発動すれば並大抵の相手はどんな方法を用いても回避は不可能。
バンシィであろうと、トランザム中のガンプラであろうと、最大出力のメイオウからは決して逃れられない。
少し古い漫画のように言うなら、冥王からは逃げられない、だろうね。
「でも、なんでかなぁ」
まだバトルは終わっていない。まだまだ私と、冥・Oと戦ってくれる。それが今まさにメイオウに飲み込まれたであろう、レイ君のジンクスのいる場所からモニターを通して伝わって来る。
「姉さん」
「うん?」
「私はもう何もできない。ファンネルも、集めた粒子も全部使っちゃった」
「……そっか」
ミサトはこの真っ白い空間の中で見る事ができたのだろう。彼女の言葉で、離しかけた手元の球体に再度手を置き、力強く握りしめる。
「後は、私が好きにやるよ」
「うん」
メイオウが内側から霧散するようにフィールドに解けていく。徐々に開けてゆく視界の中、胸の中で熱く燃え上がる『何か』を感じとる。彼等とバトルしている時、ずっと私の心を滾らせるように訴えていたもの。
断じて恋とかそういう甘酸っぱいものではない。もっと別な、もっと熱く、心を揺さぶるような躍動する感情。
「ワクワクしているんだなぁ、私」
光が全て消え去り、私の目の前に現れたのは、全身を酷く損傷した赤く大きなジムと、片腕と片足がない紺色のザクが、レイ君のジンクスⅢを守る様に壁になっている光景だった。
俺の目の前に赤いジムと濃い紺色のザクが居る。
いや、正確に言うならば、紺色のザクが俺のジンクスⅢを覆うように片手を広げ壁になり、さらにその前に赤いジムがその後ろで、ミサキの放った冥・Oを受け止めていた。
「ノリコ……コスモ……っ」
二人のガンプラが俺とメイオウの間に同時に割って入り、俺を庇っていたのだ。荒れ狂う嵐を思わせる粒子の波に、徐々に装甲が剥がれ落ち、腕、脚が千切び、痛々しい姿に変わっていく二人のガンプラ。
「お前等、何で……」
「すいません、勝手に動きました」
「私もッ……です!」
ノリコに至っては浮いていられるのもやっとの状態じゃないか。何で、こんな半壊に等しい俺なんて、見捨てても良かったはずなのに。
「俺は、自分の役目を成し遂げられなかった駄目な後輩です。でも、そんな俺でも……先輩に、貴方に勝ってほしいです……ッ」
「私とコスモはっ、先輩に勝って欲しい!!だから私はっ……だから無理でも無茶でも、不可能でも言わせてください!!先輩戦ってください!!」
「………困ったな」
だからといって身を挺して俺を助ける事はないだろうに……お前達だけで戦うという選択肢もあっただろうに……それをさせるほど、信頼されてたのか……。全く、どこまで責任感が強くて、素直で実直で、可愛い後輩達だよ……。
そんなに期待されたら俺もやる気を出さざるを得ないじゃないか。
「任せろ」
メイオウの光が途切れ、視界に映る光景が元の景色に戻る。それと同時に装甲が焼け焦げ変り果てたジムが、その役目を終えた様にゆっくりと、後ろへ倒れ込むように森林へ落ちていく。
そして、ノリコのザクもコスモより少し遅れて落ちていく。その光景を見届け、ミサキの冥・Oの方に視線を移そうとしたその時、ノリコの大声が聞こえた。
「せんぱぁぁぁぁぁい!!受け取ってくださぁぁぁい!!」
声のする方に驚きながらも目を向けると、隻腕のザクが落下しながらも、こちらへ灰色の突起状の物体を投擲してきたのだ。こちらのすぐ横を通り過ぎる軌道で投げられた、突起状の物体を空中で掴み取る。掴み取ったソレを見て、俺は感慨深い気持ちになった。
「………俺だけじゃ、勝てなかったな」
この大会は何時だって後輩達が居たからここまで来れた。
コスモには自由な発想力を教えて貰った。
ノリコのガンプラバトルへの溢れる活力には驚かせて貰った。
そしてこの試合でも、俺一人ではミサキには勝てなかった。ノリコがいなければ、彼女のファンネルミサイルに落とされていただろう。コスモに試作二号機を任せて置いたおかげで、安心してミサキと闘う事が出来た。コスモとノリコがいなければ、自分はメイオウで落ちていた。
結果的にそうなったと言えばそれだけかもしれない。でも、俺が今この場で戦えることが、何よりの証拠だ。
『良い後輩だね。私もあんな後輩が欲しいよ』
「そうだな、俺には勿体なさ過ぎる奴等だ」
左腕の肩から先はないし、左足もない。サーベルも盾もライフルも全てなくなってしまったし、今は切ってあるがトランザムの残り時間も僅か。でも俺には後輩から受け取った槍がある。
冥・Oによって森林に捨てられ、後輩の手によって再び俺の手に戻って来た『GNガンランス』を腕に装備し直す。右腕にしっくり来る装備にどこか懐かしい物を感じながら、機体をミサキの方に向かせる。
『私は全てを出しきったよ。君はどうだい?』
「出しきるさ、今からな」
背のGNドライブから粒子を放出させてランスを構える。遠距離武器は効かない、全部近接攻撃のみで勝負を着ける。そしてチャンスはトランザムが続く数分のみ。
「トランザム!!」
『さあ、このバトルに決着を着けよう!!レイ君!!』
赤く発光したジンクスと、全身のスラスターを噴かし白い光を拳に纏わせた冥・Oが、同時に前に飛び出した。
空中で白いガンプラと赤く輝くガンプラがぶつかり合う。トランザムを作動したジンクスⅢは、その手に持ったランスを冥・O目掛け、叩きつけるように横薙ぎに振るう。
冥・Oはそれを粒子を纏わせた拳で弾き、上方に勢いよく上昇する。
「うおおおおおおおッ!!」
トランザム状態のジンクスも上昇し、冥・Oを追跡する。しかし冥・Oの最大出力はトランザムのスピードとそうは変わらない。徐々に距離が狭まっていくと、冥・Oが突然急停止、側方のスラスターを一瞬だけ噴かしてこちらへ振り向いた。
全身にスラスターを内蔵しているジ・Oだからこそできる芸当。スピードの乗った今のジンクスが冥・Oの一撃を食らったらただでは済まない。良くて半壊、悪くて木端微塵。
それを予測したうえで敢えてショットランサーを撃ち出し、ミサキの注意を逸らす。
『それは見たよ!』
即座に弾かれるもそのまま接近し、近距離から再びショットランサーを放つ。間髪入れずに放たれたソレは、冥・Oの肩の関節に突き刺さった。
『……っ……』
「今!」
肩に突き刺さったショットランサーに合わせるようにランスを繰り出し、冥・Oの腕を肩から切り離す。苦悶の声を上げるミサキだが、冥・Oが無造作に振りぬいた左腕がジンクスのメインカメラを捉え、側頭部が深く抉り取られる。
「ぐッ……」
『やってくれるね……ッ』
一瞬視界が暗転したせいか、数秒の間重力に従って落ちていくがすぐに建て直し、再びショットランサーを二つ放つ。しかしミサキは同じ手が効くような相手じゃない、宙で横に回転するようにして弾かれる。
『これが、これがしたかったんだよ!私は!!』
「何を!!」
『これが私が求めたガンプラバトルさ!!』
すごく楽しそうな声だ。
……いや、楽しいんだろうな、俺だって楽しい。こうした死力を尽くしたバトルはある意味初めてかもしれないけど、こうやって楽しんでするのもガンプラバトルだ。何もおかしい事ではない。
全国にはミサキみたいなすごく強い選手が沢山いるんだろうか。一番最初に頭に浮かぶのはガンプラ学園の選手達。去年は届かぬ距離にいた全国への舞台は、今や目の前。
こんな楽しくて面白い事をここで終わらせて良いのか?
いいや俺はもっとガンプラバトルをしたい。全国という舞台で自分のジンクスがどれだけ通じるかも試したいし、知らないガンプラをもっと見たい。
「ああ、楽しいなぁ、ガンプラバトルは……」
小さくそう呟きながら、GNガンランスに施した『奥の手』を発動させる。
手元に近い部分からガコンとランスが根元付近から外れ、放射熱と共に中身が露わになる。
『それは……!?』
「全部出しきるって言っただろ……これが俺の奥の手だ」
円錐状に作られた緑色のクリアパーツのランス。やや小さなそれは、トランザムの光に呼応するように赤い輝きを放つと同時に、身の丈ほどの粒子でできた光の槍が形成される。
『光で一杯に……』
『クリアパーツ……プラフスキー粒子をそこまで……』
「これで最後だ、ミサキ」
大きな光の槍を形成したランスを振りかぶり冥・Oへと直進する。ランスから延びる光はより大きな光を放ち、周囲に溢れだすように粒子を放出する。
でも、不思議とエネルギーが消費している気がしない。その感覚を何処か不思議に思いながらも、上方に掲げたランスを力の限り冥・Oに振り下ろす。
『ああ……良かった。決勝の相手が君で……ホントに今そう思う……でも!負けてあげる程私は簡単な相手じゃないよ!!』
残りの粒子を全て左手の宝玉に集めたであろう冥・Oがランスを受け止める。こちらも振り下ろす腕に力を籠める。右腕が限界に近い、でもここで引いたら負ける。
「レッドゾーンまでぇぇぇぇ!!」
トランザムの粒子放出量を最大までに上げ、さらに力を振り絞る。機体がショートし今にも爆発寸前だが、お構いなしに機体を前に進ませる。
ジンクスが前に進むと同時に冥・Oの腕が爆発し、ランスの切っ先は左肩から左脇腹までを両断させる。
『く、うううううう!!』
だが行動不能に追い込むことはできなかったのか、辛うじて浮き上がる冥・O。俺の方はトランザムが終わってしまう。
『そのサーベルには驚かされたけどまだ勝負は―――』
「いいや!!」
トランザムが終了する数秒までにGNドライブのほぼ全ての粒子をランスに注ぎ込む。GNドライブの粒子を浮力を失い落下していきながらも、冥・Oの方へ振り返る。
「これはランスだ!!」
右腕のランスを逆手に持ち替え、思い切り投げ飛ばす。限界に達していた右腕が爆発すると同時に、現実の右腕に強烈な痛みが走るが、それを気にせず冥・Oへ視線を固定する。
『……あーあ、もっとバトルしたかった……』
その手を離れてなお形成された光の槍は、最早動ける状態ではない冥・Oの胸部を貫き、数秒ほどの静寂の後に浮力を失い爆発した。
落下しながらもそのミサキの声を聞いた俺は苦い笑みを浮かべる。
「お前とバトルするのは、時間を置きたいなぁ……」
【BATTLE!END!!】
『優勝は!!チーム『イデガンジン』です!!』
ゲーム終了のアナウンスが響き渡る。
ガンプラバトル選手権、茨城県大会決勝は……俺達の、チーム『イデガンジン』の勝利だ。
ステージの粒子が解除され、周りの景色が露わになると同時に、大きな歓声が全身を打ち付けるように響く。バトルシステムの中に居たせいか、どっと疲れが沸いて、脚に力が入らず倒れそうになる。
「先輩!!」
こちらへ走り寄って来たコスモとノリコが、後ろから俺を支えてくれる。
「すまない……ちょっと力が入らない」
「大丈夫ですか?」
「びょ、病院行った方がいいですか!?」
「いや、それほどじゃない……休めば、治ると思う」
心配げな声を上げる後輩二人の声を聞きながら、自分の脚で立つ。一応記者とかも来てるし、変な姿とか見せられないからな。後々学校でからかわれてはシャレにならない。
「大丈夫?」
何時の間にか近くに来ていたチーム『冥王』の面々、その先頭にいるミサキが俺の顔を覗き込んでそう聞いてきた。
「大丈夫、すぐに治る」
バトル中にどこかぶつけただけだろう。さっき見た感じ、腫れも青痣もできていないし、痛みも引いてきた。身体の疲れも寝れば治る程度のものだ。
「そっか……楽しいバトルだったよ。できればまたしたいな」
「少し間を置きたいな。お前とのバトルは……」
楽しい事には同感だけど、毎回こうも疲れては身が保たない。背後の妹らしき少女、キリハラ・ミサトも苦笑いしている所を見ると、未だ元気な彼女に呆れているかもしれない。
『凄かったぞ、お前のジム。あ、バトルの時は怒らせてすまないな。ああするしかなかった』
『いやっ、そんな謝って貰わなくても……』
ふと視線を逸らすと『冥王』のチームのオキツ・イサオとコスモが何やら話していた。バトル中何かあったのだろうか?まあ、仲良くする分には良い事なので口出しはしようとは思ってないけど……。
「はいっ!」
「うん?」
目の前に突然左手を差し出してくるミサキ、これは握手しろと言う事なのか。とりあえず何か期待するようにこちらを見るミサキに耐えられずに、痛みのない左手を差し出して軽く握手する。
「優勝おめでとう。全国、応援するよ」
彼女の言葉を聞き、ようやく俺は茨城県の代表として選手権に出る権利を得た事を自覚したのだった。
セラヴィ―って結構ネタガンダムですよね。
セラフィムとか完全に逆パターンの飛かg―――
これで県大会が終わりました。
かなり色々やってしまいましたが、今後の本編の展開によっては少し内容を変えるかもしれません。
次回は合宿扁を一応ですが予定しています。
感想蘭の方で多数のロボ案が出ていますが、予定としている者としては……。
顔がシナンジュ・スタインと若干似ている魔装機神とかがいいかなぁとは考えています。
丁度ゲームもやったので。
でも、あくまで予定なので必ず出すとは限らないです。本編の展開的に無理があると出せないこともありますので。