ルピナスの花   作:良樹ススム

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大変お待たせいたしました。
久しぶりなため、簡単なあらすじをどうぞ。

謎のUNKNOWNの正体は主人公である真生だった。
真生以外のバーテックスは討伐済み。
先代勇者である乃木園子参戦(出番はまだ後の模様)
東郷美森は真生から満開の秘密を聞き出した。
友奈は味覚と記憶、風は左目、夏凜は右目、樹は声、美森は左耳の聴覚をそれぞれ散華している。友奈の記憶について、失われている範囲は不明。

今回のお話は前後編のうちの前編です。


第三十五話 甦る思い出

 

 ――――私は何のために此処にいるのだろう。

 

 そんなことばかりを考えては消していく。憂いを帯びた表情をする夏凜は夕暮れ時の砂浜に腰を下ろしながら、落ちていく日を眺めている。

 

 友奈たちが退院した翌日から、依頼の有無に関わらず夏凜は部活にいかないままこの砂浜まで来るようになっていた。今の自身の精神状況から、行っても迷惑になると考えたからだ。

 戦いの後から彼女はずっと迷いを抱いていた。それは今まで彼女が考えないようにしていたこと。未来のことだ。

 

 夏凜は元々、バーテックスと戦うためだけに送り出された()()の勇者だ。今まで自分の価値を見出せなかった夏凜に出された、大切な使命。それももはや半ばまで終わり、残るバーテックスはUNKNOWN一体のみ。彼の持つ力はどこまでも未知数であり、本来ならばこんなことを考えている暇などないのかもしれない。だが、どうしても夏凜は気になってしょうがなかった。

 自分の未来だけではない。――自分の去った後の勇者部のことが、彼女にとっての一番の気がかりだった。彼女は勇者部に関わって変わることができた。真生に出会ったことをきっかけに改善されつつあった他人に対しての冷たい態度が、勇者部に入ったことによってほぼ完全に改善されたのだ。

 夏凜はそれに表だっていうことはないが感謝もしていた。情が移った、とでもいうべきなのかもしれない。元々彼女がここに滞在している理由はバーテックスを倒すためだけでしかない。しかし今、自分の意思で勇者部に残りたいと思ってしまうほどになっている。

 

「……どうすりゃ、いいのよ」

 

 夏凜は砂浜へと寝そべり、溜め息をつく。

 

 ――どうしてこんなにも、先のことを考えると不安でいっぱいになるのだろうか。

 

 浮かんだ一雫の何かを、彼女はそっと弾き飛ばした。

 

 

 

 ◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

 

 

 

「結城友奈来ました~♪」

 

「草薙真生も到着しました」

 

「お~う。おつかれ~」

 

 授業も終わり、友奈と真生は一緒になって部室までやってきた。それを迎えたのは、気だるそうな声を出す勇者部の部長である風だった。

 波乱の春も過ぎ、もはや季節は夏そのものへと近づいている。夏特有の気温に苦しんでいたのか風は扇風機の前で涼んでいた様子だった。

 室内ですらこの熱気である。外に出たらどうなるかは想像するに容易いだろう。

 部室へと入った友奈は、風がいつもと変わった風貌をしていることに気づく。

 

「あれっ、風先輩眼帯が?」

 

「ふふ~ん。どうよコレ?」

 

「~~! 超かっこいいです~!!」

 

 友奈は風の新しい眼帯を見ながら興奮したようにそう答える。風の眼帯は病院にいたときの物とは変わっており、黒色の海賊のつけていそうなものへと変わっていた。俗に言う中二病というものに近づいた風と友奈のやり取りを横で見ていた真生と樹は苦笑するほかなかった。

 友奈の答えに気を良くしていた風だったが、いつも友奈と美森と一緒に来る部員の不在に気がついた。

 

「ん? ところで夏凜は?」

 

「あれ? 来てないんですか?」

 

「むむむ、サボリか……! 後で罰として腕立て伏せ千回やらせてやるわ」

 

「夏凜ちゃんなら本当にできちゃいそう~」

 

「否定できない……、サプリをキメながら『朝飯前よ!』とかいっちゃって……ん?」

 

 風は樹が何かを書いていることに気がつく。樹は書き終えると、疑問符でも浮かべていそうな顔でスケッチブックを勇者部の面々へと向けた。

 

『かりんさん何か用事でもあったんでしょうか?』

 

「そうかもね~」

 

「……そのスケッチブックは?」

 

 友奈は純粋に疑問に思ったからか、不思議そうに問いかけた。風はそれに笑いかけながら、仕方ないとでもいわんばかりにその理由を話した。

 

「声が戻るまでの応急処置。そのうち戻るから、それまで我慢ね~」

 

 友奈への説明と同時に、樹へ多少の不便を与えることへのフォローを加えた風は見るからに暑そうな外を見ながら、今回の依頼内容の説明を行った。

 

「今日の依頼内容は、近所のおばあちゃんの家の猫探しね。メンバーも四人しかいないし、外も暑いからちょっと大変かもしれないけど、終わったらおばあちゃんがお菓子くれるそうだからがんばりましょ」

 

「はいっ! 猫探しって意外と久しぶりかも」

 

「そうか? 猫探しは初めてだぞ?」

 

「えっ、あれ? 確か前にもあったよね!?」

 

「真生の変な冗談よ、真に受けちゃだめでしょ友奈」

 

『前の猫探しもけっこう骨が折れましたけどね……』

 

 迷子の猫探しの依頼が来たのはまだ真生と友奈が一年生だった頃だ。たまたま近くにいた樹も自主的に手伝ったおかげで手分けして探すことができていたが、なかなか見つからなかった。思い出すだけでも少し疲れる気がするほどの依頼だった。それを忘れることなどないといっても過言ではない。

 冗談のような言葉を混ぜながら、真生は探っていた。友奈からどれほどの記憶が失われているかを。

 そんな真生の内心など知らない風たちは、依頼に集中して四人それぞれが手分けして探すなどの段取りを決めていく。比較的早めに決まった時点で彼女たちは学校を出た。風と樹、友奈と真生がそれぞれ同じ方向に探しにいく。

 

 真生と友奈は途中で別れ、猫を見つけたら連絡をすることを約束する。真生は外の暑い気温の中でも汗ひとつかかずに猫を探す中で彼は何か嫌なものが近づいている感覚に襲われていた。

 

(何か……来てる? この気配は……!?)

 

 バーテックス同士による共鳴に似た感覚。それに加え、人間の気配に鋭いバーテックスの力によって真生はわかってしまった。何が近づいてきていたのかを。それは彼が最も嫌いなものだった。だからこそ、真生は走り出す。こんなことは記憶に刻まれていなかったから。

 

「ふざけるなよ……!? なんで此処にいるんだ!!」

 

 普段の彼ならば言わないであろう愚痴に似た言葉を零す。走る途中で彼は猫を追いかける友奈を発見する。それと同時に猫と友奈の進行方向に、自らの感じたものの気配があった。

 

「友奈、そっちは……!」

 

 真生の言葉も時遅く、友奈は猫を捕まえるために飛び込んでいた。その先にいる人影にも気がつかないまま。

 友奈は猫を捕獲するのに失敗し、猫とは別の柔らかい何かを抱きしめながら残念がる。

 

「あーん、逃げられちゃった」

 

 そのとき、友奈に抱きしめられている何かを心配している人影が友奈に話しかけた。

 

「えっと~、お姉さんは?」

 

「あっごめんね。私は結城友奈。讃州中学の二年生! 勇者部の部活動なんだー」

 

 よろしくね~、と笑顔で返す友奈に、もうひとつの人影が困ったように喋りかける。

 

「ともかく……そろそろ離してやってください。ずっと抱きっぱなんで」

 

「わっと!?」

 

「ぷはっ」

 

 抱きしめられたままだった人影は息苦しかったのか、解放された後もしばらく荒い息を吐いていた。その人影は見た目だけで見るならば、友奈たちよりも少しだけ年下に見えた。

 友奈は悪びれもせず、抱きしめていたことに対する正直な感想を告げる。

 

「抱き心地があまりにもよくてつい」

 

「そりゃあうちの大切なマシュマロぼでーですから~」

 

 笑いあう友奈と初めに友奈に声をかけた人影に、抱きしめられていた人物は釈然としない顔のままその様子に文句を言っている。抱きしめられていた人物を含めた三人は少女のようで、その中にたった一人だけ少年がいた。

 

「まぁ、怪我もなかったしよかったじゃないか」

 

 そういいながら少女をたしなめる少年。

 

 草薙真生はこの光景を見たことがある。いや、この光景を見たのではない。

 

 ()()()()()のだ。それは彼自身がその中に混ざっていたから。真生が忘れたくても忘れられない存在たち。

 

「あれ? お兄さん、()()()()にそっくり~」

 

 少女の声に反応して振り返る少年。少年は青に近いながらも黒い髪色をしており、振り返った直後の驚いたような知っていたようなという感情が入り混じった瞳は、鮮やかな橙色をしている。

 

 

 服装も違う。体格も違う。

 

 

 だがそれでも確かに、彼は紛れもない“草薙真生”だった。

 

 

 忘れもしないその顔を確認した真生の心の中は強くざわつく。驚きによるものではなく、“草薙真生”としての憤怒と憎悪、そして憧憬を宿した心がもう一人の“草薙真生”の存在を否定する。しかしそれは表に出ることはなく、彼の瞳が一瞬蒼く染まると彼の心の揺れは一時的に収まった。

 

 彼は一度冷静になった頭で、少女たちへと自己紹介をする。まるで初めて出会ったかのように、他人に対する言葉を持って。

 

「……“初めまして”。俺の名前は草薙真生。偶然だな。ここまで顔が似た子は初めて見るよ」

 

 彼の姿を確認した少年は警戒心がにじみ出ている状態ながらも、努めて冷静な顔つきで彼と友奈に対して自己紹介をした。

 

「初めまして。俺の名前も草薙真生です。本当に恐ろしいほどの偶然ですね。顔も名前も同じ人と出会うなんて夢にも思いませんでした」

 

 明らかに真生を意識しているような物言いで、友奈は草薙真生を名乗る少年を不思議そうな顔で見ていた。すると、その少年の頭を先程までたしなめられていた少女がポカッと叩く。

 

「こらっ! 初対面の人に失礼でしょう。……ごめんなさい、えっと結城さんと草薙さん」

 

「友奈でいいよ! 真生君は……わかりづらくなるかな?」

 

「好きな呼び方でかまわないよ。真生でも草薙でも呼びやすい方で呼ぶといい」

 

 少女は二人の友好的な様子に安心しながら、自らたちの自己紹介を始めた。

 

「ありがとうございます。友奈さん、真生さん。それでは改めまして、私の名前は鷲尾須美といいます」

 

「アタシは三ノ輪銀。気軽に銀って呼んでください」

 

「私は乃木園子です~」

 

 鷲尾須美と名乗った少女の容姿は、まさに端麗といえた。将来必ず美人になるだろうと容易く予測できるような陶器のような白い肌。肌に相まってよりいっそう際立つ絹のような美しい黒髪。どれをとっても非の打ち所はない。

 

 続いて三ノ輪銀を名乗る少女は、鷲尾須美とは比べるには明らかにジャンルが違うと言えた。鷲尾須美という少女が東郷美森のような大和撫子というなら、彼女は友奈と同じ天真爛漫だろう。快活そうな様子に可憐な容姿も伴って、こちらも人気がありそうな風貌だ。名前の通りの銀色に似た髪色も彼女の魅了を引き立たせているだろう。

 

 最後に乃木園子を名乗る少女。彼女は金髪によく似た黄土色の髪色をしており、どことなく放っておけば空に飛んでいってしまうような風船を連想させる。彼女もまた先の二人に負けず劣らずの美少女であり、のんびりとしている様子から攫われないかと心配になるほどだ。

 

 彼女たち三人は同じ制服を身に着けており、少年も細部は違うものの同じ学校のものと思われる制服を着ている。だが、これらの制服は友奈たちが住む辺りではなかなか見かけない制服である。それも当然だ、この制服を着ることを義務付けられている学校である神樹館は讃州中学のあるこの辺りからでは歩きでいけるような距離ではないのだから。

 

 しかし、そんなことは知らない友奈は先ほどまで追いかけていた猫の事を今になって思い出した。

 

「あ!? そいえば猫ちゃん!」

 

「一緒に走ってたあの猫ちゃんのこと~?」

 

「……あっちに走ってったけど」

 

「うひゃんっ!? ようやく見つけたのにっ~~!」

 

 友奈は捕まえる一歩手前まで行った猫を取り逃がしたことに、ショックを受ける。だが彼女は立ち直りも早い。猫をまた探すために申し訳なさそうにしながらも四人の小学生に別れを告げようとした。

 

「じゃあほんとゴメンね! あの子捕まえないとっ」

 

「……あの!」

 

 須美は友奈を引き留めると、少し躊躇った様子でありながらはっきりと言った。

 

「お困りでしたら手伝いますよっ」

 

 邪魔になることを心配してか、須美はそれ以上の言葉は言わなかったが、銀、園子、“真生”の三人は須美の言葉にうんうんと頷くと須美に対して発言した。

 

「まあ、須美のせいだしな」

 

「わっしーのせいだね~」

 

「うん、須美が悪いな」

 

「私が悪いの!?」

 

 私たちも手伝うよ~、と手伝う意思を見せるが、思わぬ裏切りにあった須美は精神的なダメージを負っていた。暗い顔でぶつぶつと私のせい、私のせい……、と呟く姿は幾らかホラーのようなものを感じさせられる。

 

「手伝ってくれるの? ありがとう、助かるよ~」

 

「……友奈、それならちょっと手分けしよう。友奈はこのまま女の子三人と行動してそのまま猫の行った方向を探しにいってくれ。俺は草薙と一緒に別方向から探しにいく」

 

 須美たち四人が手伝うことが決まり、猫を探しに行こうと意気込む彼女たちを見ながら、真生はそう言った。須美たちは真生の提案に怪訝そうにして、“真生”は真生を静かに睨み付けるように見つめている。

 友奈は彼女たちを代表して、真生に問いかけた。

 

「どうして? 人数はたくさんの方が楽しいし、目もあるから見つけやすいと思うけど」

 

「分散させた方がもしも違う方向に猫がいっていた場合発見しやすいし、俺と友奈で連絡手段もあるから発見し次第挟み撃ちを狙うこともできる。それで土地勘のある俺たち二人は必ず分散して四人をそれぞれで分ける方がいいと俺は思ったんだ。男同士だから草薙となら気兼ねなく話せるしな」

 

「……俺も賛成します。猫が危険な目に遭う可能性もあるし早くに見つけるべきだ」

 

 “真生”が賛成したのが決定打だったのか、友奈たちは折れた。

 少し歩いた先にあった分かれ道で二人は友奈たちと別行動を開始した。別れる際に少し不安げな様子の三人の少女たちに“真生”が笑いかけたのを、真生は傍目には分かりづらいが確かに冷ややかな目で見ていた。

 

 

 

 ◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

 

 

 

 友奈たちが見えなくなり、真生たち二人は人気が来る気配のない場所へと歩を進めていた。

 彼らは歩いている最中もずっと無言で、話す気配がない。その沈黙は決して和やかなものではなく、今にも落ちそうな雫にも似た危うさのもとに成り立っている。

 そして今、一人の少年がその沈黙を破った。

 

「……そろそろこんなところまで連れてきた理由を教えてもらおうか。お前の正体についても答えてもらう」

 

 “真生”はどこからか取り出した一本の剣を真生に突きつける。しかし真生は突きつけられた剣を力任せに拳で殴りつける。それをした直後に同じように剣を取り出し、“真生”の手を切り裂いた。

 

「なっ……!? っが……ぁ……」

 

 驚愕に声が上がりそうになる“真生”の腹を、真生は剣を持った手で殴る。そして空いた左手を用いて首を掴むと、軽々と持ち上げた。それを何も感じさせない表情で行い、“真生”から目を逸らし、彼が手放してしまった剣を見つめる。

 真生は剣を見ながら、何の抑揚もない声で思い出したように呟いた。

 

「ああ、そういえばこの頃は剣に色すらついていなかったか」

 

 地に転がっている剣は、真生が持つ剣と形自体は瓜二つだ。しかし、剣が持つ色と、雰囲気そのものが欠片も似通ってはいなかった。真生が持つ剣の色が濁りに濁った漆黒に染まっており、誰も寄せ付けぬような威圧感を感じさせる。

 それに比べ、もう一人の“真生”が持つ剣は色を持っていなかった。いや、言葉にするだけならば色があるとはいえるのだろう。しかし、透明感を感じさせる水色とも取れるその色は、ガラスのような脆さも感じさせた。まだ何も染まっていない無の色。

 

 それは()()()であるともいえた。

 

「じゃあ、ひとつずつ答えていこうか。まずは此処まで連れてきた理由だったな。簡単だ、人に見られないようにするため。二つ目は俺の正体だったかな? 気づいている癖して何とぼけた振りをしてる」

 

 彼の首を離さないまま、真生は勝手に話を進めていく。二つ目の質問にかかったところで、“真生”は少しだけ悲しそうな表情を浮かべる。

 真生はその様子にうっすらと笑みを浮かべ、自嘲気味に現実を突きつけた。

 

「俺は君だ。意味など何一つとして見つけられてやしない。怠惰に日常を貪り、無為な時間を過ごしてきただけの化け物(バーテックス)の末路さ」

 

 その言葉には思いが篭っていた。先ほどまでの無感情な様子ではないそれは、

 

 

 

 ――“真生(じぶん)”に理解させるには十分だった。

 

 

 




 



 更新間隔が広くなっていく今日この頃。お待たせしてしまった読者様たちには謝罪の言葉しかありません。更新がなかった間もお気に入り登録を外さなかった方、お気に入りしてくれた方、読んでくれていた方に感謝です。
 現在三十六話は執筆中ですが、更新がいつになるかはわかりません。下手したら来年になるかもしれません。

 今回の話は前書きでも書いたとおり、分割したため前後編となります。原作第六話と結城友奈は勇者部所属のお話が混ざった話となっていますので、遅いかもしれませんが注意しておいてくださいね。

 作中のもう一人の真生の剣の色のイメージはSAOのキリトの持っているダークリパルサー(リズベットに作ってもらったほう)です。黒い剣の方はキリトのもう片方の剣であるエリュシデータをもっと黒くしたものだと思ってもらえればわかり易いかもしれません。SAOを知らない方には不親切かもしれませんが。

 気になった点や誤字脱字、明らかな矛盾点などがあった場合は感想欄かメッセージにお願いします。感想や批評もいつでもお待ちしています。
 では最後に、


 甦る思い出;アサギリソウの花言葉

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