ルピナスの花   作:良樹ススム

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第二十九話 切実な思い

「――次は、犬吠埼さん」

 

「は、はいっ」

 

 先生の言葉に、樹は過剰に反応する。周りの生徒たちは樹のほうを向き、歌を聴くことに備えた。それが樹にはプレッシャーとなる。

 歌の歌詞が載せられた教科書を、過度の緊張によって逆さまに構えてしまう樹。教室にいるクラスメイトは、樹のドジに笑いをこぼす。それは樹の羞恥の感情を強めると共に、緊張を高めてしまった。クラスメイトに悪気があったわけではない。しかし、彼女は自らの歌を人に聴かせることが苦手であった。その事もあり、ピアノから流れ始めた音楽に体を固くする。

 ピアノの音で奏でられる旋律に、樹は沿うようにして歌を歌い始める。

 

 しかし、同時にピアノの音にあっていないどこかずれた声が教室に響く。誰も言葉を発していないからこそ、その声は教室中に響き渡っていた。

 樹はその事を理解しながらも、上手く声を音楽に合わせることは無かった。同時に思う。

 

(私……人前で歌うのがちょっと苦手です……)

 

 歌のテストは次の授業に実施される。この歌はまだ練習にしか過ぎないというのに、樹にとって最悪なスタートになったのだった。

 

 

 

 ◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

 

 

 

「うぅ……。憂鬱だよ……」

 

「樹ちゃん、歌上手なのに何で人前だとあんなに音痴になっちゃうの?」

 

「恥ずかしいんだよぅ、どうしよう……?」

 

「とりあえず勇者部に行こうよ。先輩たちと一緒なら何とかなるかも」

 

 一日の授業が終わり、樹と明は仲良く会話をしていた。しかし、樹の方はそこまで乗り気ではなさそうだ。

 樹は明にこう返した。

 

「でも、勇者部だって忙しいんだから私が迷惑かけるのは……」

 

「樹ちゃん、自分の部活の五箇条忘れたの? 悩んだら相談なんでしょ! 遠慮しちゃ駄目だよ」

 

 明は全て樹のためを思っていっている。そのことがよくわかるからこそ、樹は彼女の言葉を否定することができない。樹自身も、友奈たちもきっと同じことを言うと何となくながら察しているのだ。

 明は用事があるらしく、遅れて勇者部に来ると言って樹と別れた。

 

 樹が部室に着くと、既に真生がいた。真生は樹の方向を軽く見て挨拶をしてくる。

 

「こんにちは。樹」

 

「あ、はい。こんにちはです」

 

 挨拶を終えた真生は再び方向を変える。いつも美森が使っているパソコンで何かをしているようだ。それが気になった樹は、真生のほうへと近づき、パソコンを覗き込んだ。

 真生は真剣な面持ちでディスプレイと向き合っている。近づいてきた樹も気にならないようだ。樹は覗き込んだディスプレイに映っているものを見て、驚いた。

 そこに映っていたのは、小説だった。それも見ている限りでは恋愛物の様にも思える。

 

「……真生さんもこういうもの読むんですね。……あれ? この小説、更新が止まっているみたいですけど……」

 

「……あぁ、きっと作者が書くに書けない状況にでも陥っているんだろう。仕方ないさ」

 

 真生は樹の質問に答えながら、パソコンを閉じる。樹は真生の答えに納得し、少し残念にも思う。自分が読むことの出来た範囲だけでも、よく出来ていた小説だったからだ。

 真生は樹の顔を見ながら、曖昧に笑う。

 

「なんだ、作者の心配でもしているのか?」

 

「……はい。作者さんの体も良くなったらいいなって」

 

「ハハハ、また簡単に信じるんだな。ただ作者はやる気が無くなっただけかもしれないぞ?」

 

「えぇ!? そうなんですか!?」

 

「また簡単に信じたな。全く将来が不安になるな、樹は」

 

 樹は自分が騙された事に今更ながら気がつき、真生に抗議の視線を向ける。真生はその視線をさらっと受け流し、扉の方へと視線を向ける。

 

「来たみたいだぞ」

 

「えっ……来たって」

 

「失礼しま――す! あれ、真生くんと樹ちゃんだけ? 風先輩は?」

 

「ちょっと遅れるってさ。それにしても三人で揃って部室に来るとはまた仲良くなったもんだな」

 

 真生は部室に現れた友奈と美森、そして夏凜の三人を見ながらからかう。夏凜は真生の言った仲良く、という部分にむっときたのか。反論をしてくる。

 

「クラスが同じな上に行き先まで同じだから一緒に行かざるをえないだけよ! 好き好んで一緒に来てる訳じゃないわ!」

 

「私たちは夏凜ちゃんと一緒に居たくて、一緒にいるのだけどね。夏凜ちゃんはそうでもないみたい、悲しいわね、友奈ちゃん」

 

「えぇっ、そうなの? 夏凜ちゃん……」

 

「うえぇっ!? えっと別に嫌じゃないけど……」

 

 思いもよらない美森の言葉によって、友奈は夏凜の方向を見ながら不安げに訊いてくる。夏凜はその友奈の様子にしどろもどろになりながら、先程の言葉を簡単に撤回する。

 彼女自身も勢いで言った言葉だったため、撤回するのにも特には何も感じなかったようだが、周りにいる真生たちはそれをニヤニヤしながら見ている。

 もしも風がこの場にいれば、きっと夏凜のことを弄り倒したのだろうが、あいにく彼女は遅れている。真生もそこまで弄るつもりは無いのか彼女たちの様子を笑いながら見ているだけだ。

 事の発端のその様子に、夏凜はまた怒りそうになるがぐっと抑えた。何を言っても勝てる気がしないからだ。

 

 夏凜は結局にぼしを食べる事で落ち着きを得た。

 

 

 

 

 

 それからしばらくして、風が部室に到着した。

 

「遅れてごっめ~ん☆ あれ? 夏凜何食べてるの?」

 

「にぼし」

 

 風は物珍しそうに夏凜を見る。夏凜は先程までの憤りをどうにかするために、無心でポリポリとスナック感覚でにぼしを食べ進めている。にぼしを食べ進めるうちに機嫌が良くなるのが目に見えて分かる夏凜に、風と真生はあきれた様子を見せる。

 

「学校でにぼしを(むさぼ)り食う女子中学生は夏凜位ね」

 

「健康にいいのよ」

 

 夏凜が返事をすると、風は何か良いことを閃いたような反応をする。そして彼女は言った。

 

「じゃあ、これから夏凜のことにぼっしーって呼ぶ~」

 

「ゆるキャラにいそうなあだ名つけるな――!」

 

 当然夏凜はそのあだ名に抗議した。しかし、彼女の抗議はあっさりと風に笑って受け流される。

 

「そういえば、にぼっしーちゃん」

 

「待って、その名前定着させる気?」

 

「それより、飼い主探しのポスターは?」

 

 友奈は面白がってにぼっしーというあだ名を定着させようとしていた。

 そして、夏凜がにぼしを食べてリフレッシュしている間に行っていた飼い主探しのポスターについて質問をした。

 

「そんなのもう作ってあるわ」

 

 そういって夏凜は作られたポスターを取り出す。友奈はお礼をいい、美森たちと一緒にポスターを覗く。そこに存在したのは、猫……とは言い辛いナニカだった。

 

「えっと……妖怪?」

 

「猫よ!!」

 

 彼女たちが騒いでる中、一人だけ輪の中で溜め息をついている人物がいた。犬吠埼樹である。彼女に全員の視線が集まる。

 樹はそのことに気付くのが遅れた。彼女が気付いたときには全員の注意が自分に向けられている。樹はそれに困惑していた。

 

「……何?」

 

「どうしたの? 溜め息なんてついて」

 

 樹はその時ようやく自分が溜め息をついたことに気がついた。

 そして、明の言葉が樹の頭の中で再生される。

 

『樹ちゃん、自分の部活の五箇条忘れたの? 悩んだら相談なんでしょ! 遠慮しちゃ駄目だよ』

 

「……うん。あのね、もうすぐ音楽の歌のテストで上手く歌えるか占ってたんだけど……。死神の正位置。意味は“破滅”、“終局”……うぅ」

 

 語尾が段々と涙声になっていく樹に風は慰めの言葉をかけた。

 

「う~ん、当たるも八卦、当たらぬも八卦って言うし、気にすること無いでしょ」

 

「そうだよ! こういうのってもう一度占ったら全く別の結果が出るもんだよ!」

 

「…………」

 

 二人の励ましに再び占いを行う樹。

 

 一回目、死神の正位置。

 

 二回目、死神の正位置。

 

 三回目、死神の正位置。

 

 何度占っても全く同じ結果が現れる。これは彼女の占いの的中率の高さがよく分かる結果だが、死神の正位置では喜ぶことすら出来ない。

 流石に連続で全く同じ結果を出されると何も言えなくなる友奈かと思われたが、占った回数を利用して新しい励ましの言葉を彼女に送る。

 

「……だ、だいじょーぶ! フォーカードだからこれはいい役だよ!」

 

「死神のフォーカード……」

 

「あぁ、いや悪い意味じゃなくて~」

 

「まあこういう問題は気の持ちようで変わるものだと俺は思うぞ?」

 

 フォローに回る友奈と真生だったが、特に効果はなさそうだ。

 頭を抱えていた風だったが、突然上を向くと黒板に文字を書く。そこには“今日の勇者部活動 樹を歌のテストで合格させる!”と書いてあった。

 

「アタシたち勇者部は、困ってる人を助ける。もちろん、それは部員だって同じよ」

 

「歌が上手くなる方法か~」

 

 いつの間にやら、黒板の前に半円状になって集合している勇者部メンバー。中心は樹だ。友奈たちが知恵を絞って、何とかする方法を考えてる中、最も早くに美森が意見を出した。

 

「まず、歌声でα波を出せるようになれば勝ったも同然ね」

 

「α波……」

 

「いい音楽や歌というものは、大抵α波で説明がつくの」

 

「そうなんですか!?」

 

「んな訳無いでしょ!」

 

「また騙されてる……」

 

 またもや騙されかけている樹に本格的に不安になる真生。美森のいい加減な意見は当然の如く却下となった。何故か本人は自らの主張を自信満々に言っていたが。

 次に樹のことを良くわかっている風が意見を出した。

 

「樹一人で歌うと上手いんだけどね~。人前で歌うのは緊張するってだけじゃないかな?」

 

「そっか。それなら、――習うより慣れろっだね!」

 

 

 

 ◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

 

 

 

 そんなこんなで遅れてきた明を入れて、計七人で勇者部メンバーはカラオケへとやって来た。

 

「~~♪ イェ――イ! 聴いてくれてアリガト――」

 

「「イェ――イ♪」」

 

 気持ち良さそうに曲を歌う風。歌い終えたときには気が昂ぶったのか、アイドルのように振舞うほどだ。比較的ノリの良いほうである明と友奈は、風の歌を聴いて大盛り上がりをしていた。

 

「お姉ちゃん上手!」

 

「えへへ~、アリガト~」

 

 手をひらひらと振りながら、樹に応える風。

 夏凜は我関せずを貫いていたが、それは友奈からの誘いによって破られることになる。

 

「ねえねえ夏凜ちゃん。この歌知ってる?」

 

「……一応知ってるけど」

 

「じゃあ一緒に歌おう!」

 

「ふぇ!? な、何で私が、馴れ合う為にここにいるわけじゃないわ!」

 

 夏凜が友奈の誘いをすげなく断ろうとしたが、突然の風の言葉によって意見を翻すことになる。

 

「そうだよね~。アタシの後じゃ、ゴ・メ・ン・ね~」

 

 風の歌の得点は92点。かなりの高得点だ。

 しかし、風に偉ぶられると逆らいたくなるのが夏凜の(さが)。友奈に背を向けたまま、夏凜は友奈にマイクを所望した。

 

「友奈、マイクをよこしなさい」

 

「え?」

 

「早く!」

 

「は、はい!」

 

 次の瞬間には、夏凜は友奈の手元にあった機械を奪い取り、曲を選択して席を立った。そして、友奈と共に流れ出した曲を歌い始めた。

 堂々と歌うさまに、まるで彼女たちの周りに光の粒子があふれているような感覚さえする。

 歌が終わる頃には、やりきったように揃って椅子に腰掛けた。

 

「夏凜ちゃん上手じゃん」

 

「ふん、これくらい当然よ!」

 

 頬を少し赤く染め、自信満々にそう告げる夏凜。

 画面に表示された得点は風と同じく92。二人で歌った結果がこれなら十分に誇れる点数だろう。友奈は得点を流し見て、樹のほうへと顔を向けた。

 

「次は樹ちゃんだね」

 

「は、はい」

 

 全員の期待の眼差しに樹の緊張が高まる。

 スピーカーから流れ出した音楽に、画面の方向へと向き直り、樹は歌い始めた。しかしその結果は芳しくなかった。音程が幾度も外れてしまったのだ。

 歌い終わったときには、再び溜め息をついてしまっていた。

 

「やっぱり固いかな」

 

「誰かに見られてると思ったらそれだけで……」

 

「重症ね」

 

「まぁ今はただのカラオケなんだし、上手かろうと下手だろうと好きな歌を好きに歌えばいいのよ」

 

「そうですよ! 樹ちゃん次は一緒に歌ってみよ? 根本的な解決にはならないかもだけど、一緒なら何とかなるよ!」

 

 明は風の言葉に便乗して、樹を歌に誘う。樹はそれを快く受け入れて、歌う曲を仲良く決め始めた。

 

「あ、私が入れた曲」

 

 次に流れ始めた曲を聴いた瞬間、夏凜と真生を除く勇者部メンバーと明は立ち上がって敬礼をする。それに困惑する夏凜と苦笑いをする真生。真生はどこからか取り出した日の丸の旗を両手に持って振っており、夏凜は全く着いていけていない様子だ。そして美森は最早慣れた様子で歌い始める。それはカラオケで歌うようなものではなかったが、美森は好んで軍歌のようなこの曲を歌うのだ。

 

 夏凜が目を点にしている間に曲も終わり、美森は息をつきながらマイクを口から離す。それと同時にビシッとしていた彼女たちも最後までしっかりとした様子で着席まで行った。立派に訓練されているようだ。

 

「さっきのって一体……」

 

「東郷さんが歌うときは私たちいつもあんな感じだよ」

 

「この旗は東郷からもらったな。友奈たちみたいに本物の軍人みたいなことはしない代わりに振ることにしてるんだ」

 

「そ、そうなの……」

 

 まだ歌っていない真生を他の全員で歌わせようとしていると、風の携帯に連絡が入る。それを見た風の雰囲気は先程までとは少し違っていた。それに気がついたのは、彼女の事情をよく知る真生と夏凜の二人だけだった。

 風が断りを入れてお手洗いに移動すると、夏凜と真生はアイコンタクトをした。夏凜は頷き、真生は歌を歌えと迫ってくる彼女たちの足止めをするように機械に曲を入れて歌い始めた。

 

 

 

 ◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

 

 

 

「――貴女は統率役には向いてない。私ならもっと上手くやれるわ」

 

 背を向ける風に向かって夏凜はそう告げた。

 大赦からの連絡が風に入り、そこには最悪の可能性を示唆するようなことが書いてあった。風はそのことに顔を歪め、下を向いた。夏凜はそこに風の優しさと弱さがあることを見抜き、先の一言を告げたのだ。

 しかし、風は譲らなかった。

 

「――――これはアタシの役目で、アタシの理由なのよ。……後輩は黙って先輩の背中を見てなさい」

 

 風はそれだけ伝えると、扉を開いて出て行く。一人になった夏凜は風の決意と強情さに呆れ、少しでも責任を誰かに与えることをしない彼女の自らへの厳しさに些かの寂しさを抱いた。それと同時に、彼女の在り方に酷く危うさを感じたのだった。

 

 

 

 ◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

 

 

 

 その帰り道、勇者部は珍しく全員揃って徒歩で帰っていた。風が険しい顔を隠しきれていないこと以外、いつも通りに仲睦まじく会話をしている。

 友奈は自分達が楽しむばかりで肝心の樹の練習にならなかったのではと思っていたが、それは当の本人である樹が否定した。実際に明や他の全員と一緒に歌ったりした結果多少の自信はついたのだ。身内である勇者部と親友の明限定かもしれないが。

 

「……お姉ちゃん?」

 

「――……へ? 何?」

 

「樹の歌の話よ……」

 

 いつの間にか全員が揃って風を見ていた。樹の声にも反応が芳しくなかった風に、友奈は心配になり声をかける。

 

「風先輩、何かあったんですか?」

 

「あ、ううん。何も……。樹はもう少し練習の対策が必要かなぁ」

 

 風が話題をそらしたことに気がついたものはいた。しかし、深く追求するものは一人もいなかった。一人は我関せずを貫き、一人は先程の会話の件で突っ込むのを諦め、一人は事態を上手く掴めないため関わるのを躊躇い、最後の一人はじっと実の姉の姿を見つめていた。

 

「α波出せるように」

 

「α波から離れなさいよ」

 

 そんな中でも美森は風の発言に便乗し、相変わらず本気なのか冗談なのか分かりづらいボケをしてくるが、夏凜が即座にツッコミを入れる。

 乾いた笑いを見せる風にどこか違和感を覚える樹。たった一人勇者部に所属しない少女は、勇者部を取り巻く謎の雰囲気に嫌な予感を感じていた。




 かなり期間が空いてしまいましたが何とか更新。原作四話のこの話は二つに分けることにしました。というか未だに四話なのか……。

 樹のこのイベントは樹の成長に関する大事なことなので、丁寧にやりたいですね。

 それはそうとそろそろゆゆゆの六巻の発売が近づいてきてますね。もう今から楽しみです。本家の春信が早く見たい。そして元気な勇者部と園子を早く見たい。

 ラジオが終わるらしいので、二期が少し不安になってきますが大丈夫かな。まだ残っている伏線を回収できればいいんですが。

 それとお気に入り件数が300件を突破したので、中途半端な時期ではありますがアンケートをしたいと思います。読みたい話やこれがいいという話があれば活動報告にて。もちろん本編をさっさと進めろノロマァ! という方のためにも本編を先に進めるという選択肢もあるのでご安心下さい。

 それでは気になった点、誤字脱字などがあったら感想欄かメッセージへお願いします。作品に関する感想や批評もお待ちしています。
 では最後に、


 切実な思い:トリトマの花言葉

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