・・・・思いついて気が付いたらいたら書いていた。
正直見切り発車感が半端ないですが・・・。
少しでも面白いと思っていただけたら幸いです。
個人的にはバイオ6はジェイクとピアーズが一番好きです。
うっそうとした木々がまるで樹海のように広がっている。
ババババババババババ
その上空を一機のヘリが飛行していた。
そのヘリの後部座席に座る一人の男がふと窓から下を眺めた。
そこがかつて多くの人々が暮らす大都市があったと言われてもパッと見ただけではわからないだろう。
しかしよく目を凝らせばちらほらとビルだったらしきものやコンクリートの建物の残骸が目に見えるだろう。
そしてその残骸の中を我が物顔で歩く巨大な赤い目の生物も。
ガストレア
西暦2021年に突如として表れた寄生生物だ。
このガストレアは現れてすぐに世界中に広がりありとあらゆる生物に寄生した。
魚、獣、鳥、そして人間にまでも。
そして寄生された者たちはほとんど残らず姿を変え異形の怪物と化した。
そして当然のごとくそれは人類を脅かし始めた。
初めのころはまだガストレアも少なく個体も弱い物ばかりだったので人類は何とか戦うことができた。
だがガストレアは驚異的な再生能力を持ち倒した人類が倒したと思った敵ですらも時間が経てば復活してしまった。
その結果人類は徐々に負けはじめこのまま滅びるのかに思われた。
しかしそこで一つの希望が見つかった。
とある企業が偶然に見つけた鉱石バラニウムがガストレアの再生能力を阻害しそしてしりぞけるこうかがあると判明したのだ。
そしてそのバラニウムを使い巨大な壁モノリスを各地に建てその中を人類の反抗の拠点とした。
しかし人類側の損耗は激しく世界中の軍はその機能のことごとくを喪失しもはや戦う余力すら残されていなかった。
その代りに新たにガストレアに対抗するための組織が二つ出来上がった。
一つは民間警備会社、略して民警が組織され多くの企業がプロモーターとイニシエーターというペアのチームを使い人類の拠点であるモノリス内に侵入してくるガストレアから市民を守る役割をしていた。場合によってはモノリス外に出て調査などをするケースもあったがこれはごく限られた場合のみだった。
プロモーターは戦闘技術を持った人間だがイニシエーターはガストレアウイルスに感染し何とか適応できている子供、しかも幼い少女たち。
しかもその少女たちは呪われた子供たちと言われ少なくない迫害を受けていた。
実際モノリスの外周近くには迫害され捨てられた子供たちがマンホールの中にひっそり住んでいる場合が多い。
場合によっては殺されそして犯人は捕まりもしないどころか罪にすらならない時もある。
用はバカが多い。そんなにガストレアが憎いなら外に出て自分で倒せと言ってやりたい。
まあそんな度胸もないだろうが。
・・・少し話がそれてしまった。
そしてもう一つの組織、それらはモノリス外を活動の拠点とし新種ガストレアの調査、殲滅、そして人類の活動領域を増やす役目を負っていた。
そしてその組織は民警とは違い一つの企業の部隊がそれを受け持っていた。
そしてその組織の存在は極秘裏とされ、表向きは製薬会社とその警備のための部隊いうことになっていた。
そして上空を飛んでいるヘリから下を眺めている男こそ、その企業の代表であった。
『社長、間もなく本社に到着します』
「・・・了解だ」
ヘリのパイロットからの声に男は思考を打ち切り、見えてきた自分の会社の本社ビルを見る。
そこには森の中に周囲を大きく丸い円で切り開かれた場所にぽつんとその場にそぐわない黒いビルが建っていた。
当然このビルの外装およびビルの周囲を広い範囲で覆うフェンスにもバラニウムが使われていた。
ちなみに男の乗るヘリにもバラニウムが使用されている。
ヘリはゆっくりとビルの屋上へ降りていく。
そして着陸すると屋上で待機していたのであろう秘書のような恰好をした女性がヘリのローターの風に髪を抑えながら歩いてきた。
そしてヘリから降りてきた男に深く礼をした。
「お帰りなさいませ、ジェイク社長」
「ああ、ただいま、シェリー」
そう言われたほほに傷のある男、ジェイクは似合わないシルバーフレームのメガネとスーツ姿のまま自分の乗ってきたヘリの方を振り返った。
そしてそこに描かれたエンブレムを見た。
白と赤のまるで傘を広げたようなマーク、そうアンブレラのマークを。
(ほんと・・・なんでこうなったんだろうな・・・・・)
そう思いながらジェイク・ミューラーに転生した少年は複雑そうにそのマークを眺めていた。
読む専門だったので表現が分かりにくい部分があるかも・・・。
良かったら感想ください。
たぶん本編じゃ誰も言わないからここで。
かゆ・・・うま・・・。