緋弾のアリア~二丁拳銃の猛犬~   作:猫預かり処@元氷狼

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Re:EpisodeⅠ‐Ⅷ

――――――――――――純愛の紫酒と強襲科。

 

 

 

 

 

 

 

 

俺が昨日依頼で出かけている同時刻、キンジは俺の予定通り猫探しで神崎とデートしたらしい。

本人は強く否定するが、公園に行ってハンバーガーを買って食ってというのは完全にデートという物だろう。そして此奴は馬鹿をやらかした、猫も見つけて以来も終わった最後の最後で此奴は

 

「一日限り強襲科に戻る……ねぇ」

 

「ああ、其処で俺は神崎にはっきり言う」

 

「一発かます!的な感じで言われても気色悪いだけなんだが……」

 

「そういう事だからカズ。お前も強襲科に来い、自由履修だ」

 

自由履修か……

 

「いいだろう、だがお前と同じ一日のみだ」

 

「助かる‼」

 

そういう事で自由履修を受けるために俺は一応12万した赤ワイン持って教務科(マスターズ)にやってきていた。当然相手は蘭豹である。

 

「らんらんいるー?」

 

なんという、教務科の扉を受けると中には教師がほとんど勢揃いしていた。

 

「おいテメェどういうつもりじゃボケェ」

 

よく分からんが絶対に元マフィアの人が日本のやんちゃな人たちの口調を真似して話しかけてくる。

 

「あ、ギャロップ先生には興味無いので」

 

「なんじゃと⁉」

 

「あー蘭豹先生」

 

俺が手の持つ赤ワインを見せると

 

「よし行こか、ギャロップはどっか行ってろ。シッシッ」

 

その主要時間僅か2秒。酒への執着はすごい。

 

「おい、蘭豹。お前調子乗ってるじゃろ」

 

「乗ってへんわ。はよ消えろ、殺すぞ‼」

 

「チッ」

 

武偵高の教師は男性女性で随分仲が悪いらしい。ニューヨークの武偵高の教師と生徒は男派閥から女派閥と別れているという噂もある。そう比べると東京武偵高は教務科だけなのでましなのか。

 

「はよォ行くぞ灯央」

 

「ういっす」

 

向かう場所は教務科の蘭豹専用の担当教師室。

俺の部屋よりは酒のにおいはマシだが、おいてある酒の数は圧倒的にこちらの方が多い。なぜかと言うと俺が持ってくるワインやシャンパンたちがここに倉庫みたいな感じで置きっぱなしになっているからである。

 

「おいらんらん、これまだ飲んでなかったのか⁉」

 

俺が指差したのは三週間ほど前に持ってきた6万の白ワイン。

 

「よし飲むか」

 

「ぇ?この12万は?」

 

「またでいいやろ」

 

えぇー……

 

「まぁ、いいわ」

 

倉庫となりつつある教務用の本棚からワイングラスを二つ取り出してコルク抜きでコルクを抜く。

 

「ん」

 

普通のワインの飲み方は最初に香りや味を口の中で、鼻で楽しむものなのだが、この雌豹にはそんな奥ゆかしい者は存在しえない。一気にワイン瓶を傾けて満タンに入れて一気飲みする。これを見たワインを作った人はどう思うのだろうか。

 

「美味いなぁ、流石6万や」

 

そしてまたグラスに入れて一気飲み。いつか肝臓壊すぞ

 

「で?なんや、うちに用があるんやろ?」

 

「ああ、自由履修で明日強襲科に行くから」

 

その瞬間蘭豹がワインを吹き出す。

 

「おい、6万の……「ちょい待てェ」……6万」

 

「灯央、お前明日強襲科に来るんか?」

 

「ああ、そのつもりだが」

 

「……………………チッ」

 

なんだよその舌打ちは⁉

 

「ああ、それとキンジも自由履修だ」

 

「遠山………………チッ」

 

だからなんだよ、その舌打ちは⁉

 

「あ、無くなってもうた。12万出せ12万」

 

僅か五分程の間で6万のワインが蘭豹の腹に儚く消えて行った。俺まだ一杯しか飲んでなかったのに……と言いながらも12万の赤ワインを開けてしまう俺はどうなんだろうか。

 

「ん」

 

さっきと同じようにグラスをこっちに渡す蘭豹。心成しか顔が赤いように見える。

 

「らんらん、顔が紅いぞ。酔うの今日は早いな」

 

「死ね」

 

なんだ此奴、いつもよりスゲェピリピリしてやがる。

其の時

 

「おいらんらん、流石に12万のワインをラッパ飲みはアカンだろ」

 

ついに12万(これ本当に重要)のワイン瓶を片手にラッパ飲みしようとした蘭豹の手を掴み、阻止する。蘭豹がぱっと手を離し、意外と早く奪えたことに驚きながら蘭豹に注意しようとする。

 

「らんらん、それはマナー違反だ。少なくともグ……ラス……に」

 

蘭豹に顔を見ると、さっきより比べ物にならないほど顔が赤くなっていた。

 

「お、おい!大丈夫か?」

 

慌てて手を蘭豹の額に当てて熱を測る。熱いか?いやそれほどか?

その手もまたバシッと払われ、俺がなんだよ……と言いかけると

 

「な、なんなんや……ホンマお前なんなんや‼」

 

「ゴフッ」

 

ボディーに一発フックが入り、俺が悶絶し蘭豹は担当教師室から走って行った。

そして入れ替わりで煙草をくわえた綴が入ってくる。

 

「ついに、この時が来たかァ」

 

何を言っているのか、サッパリわからん‼

 

「灯央、これから気を付けろよォ…………」

 

そう、この時俺は知らなかった。

常に凶暴な雌豹のある人間として当たり前の感覚を俺だけに向けられていることに……

 

「だから意味わかんね―――ッ‼」

 

時間は飛んで次の日となる。俺は今キンジと共に戻ってきた。

人呼んで『明日無き学科』である強襲科……なぜそのような呼び方が付いたのかというと。

ここの学科の卒業時生存率が『97.1%』、ということは百人に三人は死ぬ。ということ。

それが強襲科、昨日何故か立ち去った雌豹である蘭豹という人外が担当教師をしている所以であり、武偵としての仕事の暗部である。武偵校内でも一番硝煙に臭いにまみれ俺の煙草の匂いを打ち消す唯一の場所。

 

「さて、始めますか」

 

「何を?」

 

「当然、的撃ち」

 

俺はコルトコンバットコマンダーを右のレッグホルスターから抜き取る。

もう一つの神崎も使っているというガバメントは左のホルスターのまだ入っている。

ここの的撃ちのシステムはランダムに的が出現して、頭、胴、腕、足という風に得点が決められている。武偵法では武偵は人を殺してはいけない、ので頭にあてたらポイントが一気にすべて消えて胴が10ポイント腕が15ポイント、そして足が25ポイントとなる。一つの的の出現時間は三秒。それが2分間続けて最終的な点数が出される。どこに当たったのか、というのはコンピューターの衝撃確認で割りだされる。平均的にAランクが1500点。Sランクが2000点以上となる。

 

『3,2,1……start‼‼』

 

Bi――――――――――‼というブザー音と共に的が現れる。

俺はその的を確実にコンバットコマンダーで撃っていく。マガジンの交換をコンマ8秒で終わらせ次の的へと集中する。

 

『end』

 

またもやブザー音が鳴って的が出なくなる。

 

『total score.…………2235』

 

2235点。過去最高得点は一丁では2490、二丁拳銃では2800。随分なまったものだ。

周りで見ていた俺の事を知らない一年が呆気にとられる。

キンジや二年、三年達は気にせずそのまま訓練を続けているが、俺が的撃ちをしていた時は俺の方を見ていた。

 

「ふー……」

 

カシャンとホルスターに銃を仕舞い、次はキンジだ。という風にアイコンタクトをするがキンジは嫌だと手を振って、昔強襲科内でパーティーを組んだ奴らと話している。

 

「おい」

 

「あ?」

 

話しかけてきたのは、一年の男子。

何の様だろうか

 

「二年だか知らねぇがいきなり何してんだ」

 

何此奴?周りに説明を求めるが強襲科時代仲良かった奴はくすくす笑い、頑張れ~と手を振る。

三年の男子一人が瞼でモールス信号を送る。

 

『ソイツハ チョウシニ ノッテイル ダカラ タタキノメセ ヒオウ』

 

だという事だ。

 

「おい聞いてんのかテメェ‼」

 

うん、確かに調子に乗っている。

 

「なんだよ一年坊。先輩に向かって何様だ」

 

「うっせぇよ‼いきなり強襲科(ここ)に来て何してんの、って言ってんのォ‼」

 

説明不足だ、コイツは何故こんなに調子に乗っている。俺はまたさっきの先輩に目線を送る。

 

『ソイツハ Aランク』

 

なるほどな、要するに此奴は

 

「Aランクになっていきがっている甘ちゃんか」

 

「あァ⁉ふざけんなよゴラァ‼」

 

コイツ、武偵は結構先輩関係って大事にするものなんだが……。

というよりさ、自慢じゃないけどさっきのスコア見て何か思わねえの?

 

「無視してんじゃねぇよ‼」

 

殴りかかって来たので、素通りして右ひざを腹にぶち込む。

 

「ウグェ」

 

気持ち悪い声出しやがって

 

「仕掛けてきたってことはやられてもいいってことだよなぁ……」

 

今度は右足を腹にぶち込んで蹴り上げて左アッパーを胸骨に入れる。

 

「カハッ」

 

「ちょっと調子に乗るのは辞めような。ここはヤンキー校ではないんだよなッ‼」

 

最後に自慢の左足での延髄蹴りで気絶させる。

バタッと倒れてソイツはすみませんすみませんと言いながら一年生に運ばれていった。

 

「さて、他誰かいるか?」

 

「はいはい、居ないから落ち着こうねカズ君」

 

後ろに回った強襲科所属不知火が俺を一本背負いする。なに?不知火ってこんなキャラだたっけ?

そうみすみすやられる俺ではないので、叩きつけられる前にCQBの技という物か分からないが、その投げ飛ばされる勢いを俺の一本背負いの力に移行して逆に投げ飛ばす…………それも8メートルほど。

 

「イタタタタタタ……」

 

不知火が痛そうに背中をさする。

 

「し、不知火先輩が……」

 

っと一年達がざわざわとし始める。なるほど、不知火はこう考えたんだ。いつも強襲科に居て、一応実力もあるAランクである自分が俺に一瞬でやられれば、的撃ち以外でも現実的にとらえられるという事だ。

うむ。素晴らしいな我が友人は

 

「し、し、し、不知火先輩の仇ー‼」

 

ちょっとおかしい奴が一人いたけど……一応女の一年だったので手刀を首筋にあてて終わらせる。

其の時いた全員が『ええー』と言ってしまったことはしょうがないと思う。

その後は強襲科で仲が良かった先輩や二年の男子たち、そしていろいろと強襲科にいた頃合っていた女子達と近々カラオケに行く約束をして、一年坊に質問攻めにあって終わった。

強襲科の専門施設からキンジと共に出ると……

 

「夕焼けの中一人さびしく黄昏ている奴が居た」

 

「おいそれは思っても言っちゃ駄目だろ」

 

当然神崎の事だ。いや、本当に黄昏てるんだぜあの子?

その神崎はというと、俺等の存在に気づき小走りでやってくる。

 

「……あんた、人気者なんだね。ちょっとびっくりしたよ」

 

これは俺では無くキンジの事だろう。

 

「こんな奴らに好かれたくない」

 

「嘘付け、なかなか強襲科に居たお前は楽しそうだったぞ」

 

「あたしもそう思った」

 

こう、なんというかね。こいつは落ち着いていればいい子に見えるのだが。こういうのは落ち着いているときの反動で相当暴走する。だから嫌だ、好きになれない。

 

「……カズ……!」

 

「あんたって人付き合い悪いし、ちょっとネクラ?って感じもするんだけどさ。ここの皆は、アンタには……なんというのかな、一目置いてる気がするんだよね」

 

それはきっと、キンジの入学試験の事を覚えているからだろう。

他の試験者もすべて制圧し、抜き打ちの隠れていた教師五人も捕縛した……俺が最初にやっていたんだけど……

 

「カズヒサも……的撃ち。あたしも二丁拳銃で2550しか行ったことないのに……」

 

此処で俺が、二丁拳銃では最高スコア2800だと言ったらどうなるだろうか。俺は絶対に言わない。

 

「カズは二丁拳銃でその時の最高得点は2800だぞ神崎」

 

なァッ⁉キンジ貴様ァ⁉

 

「それに一丁での過去最高得点でも2490点だ」

 

神崎を見ると、驚きを顔に染めて顔を赤くする。

 

「にせん……はっぴゃく?」

 

「ああ、そうだ。俺の最高得点は2800。ちなみにキンジは一丁だが2680だ」

 

「カズ⁉」

 

当たり前だ糞野郎、ヒステリアモードも関係ねぇ

 

「逃げるべし」

 

そうして俺はその場から逃げ去った。

 

 

 

――――場所は変わり、綴の尋問部屋。

二人の教師が酒と煙草を満喫して、一人の男の話をしていた。

 

「梅ちゃーん。どうすればいいねん、うち、何を考えとるん?」

 

結構一人の教師は乙女な感じで……

 

「まずさぁ蘭ちゃん、いつから灯央の事……」

 

「……だからうちは」

 

「見栄張るのはいいからァ…」

 

「う、うちが灯央のこと気になりだしたんわ……

 

アイツが一年の時、ウチはいつも通り酒を飲んでた。担当教師室でや。

そしたらなアイツが……せや、灯央や。そん時灯央はそこが教師室やと知らんかったらしくてな。ビール缶と煙草持って入ってきよったんや。そん時おもいっきり殴ったろうと持ってんけど、アイツウチのジャブ受け流しよって、アイツ酔ってたらしくてな?そのままウチが居るのと気付かずにビール飲みだしてん。最初はウチも怒ったで?いきなりウチの縄張り荒らされてんもん。梅ちゃん以外に入れたことなかったし……。そしたらな、アイツ言うねん。今の蘭豹先生は落ち着いてんなって。可愛いぜとか言うねん。

たぶんアイツはすごい酔っとったから、性格も変わっとったし……

けどな、あん時な、変な感じしてん。全然変なの変わらんくて、顔赤くなるし。酒飲んでごまかそぉ思て飲んだらあいつめっちゃ酒強いねん、教師室来る前からベロベロやったのにウチより飲んでいつの間にかウチのこと喋ってもうてた。出会い系サイトの話とか酒の勢いに任せて言うてもうてん、それもあいつ真剣に聞くからまた恥ずかしーなってな。

 

「(うっわぁー、思ったより蘭ちゃん乙女……そして灯央ェ……)」

 

そんでな、飲むだけ飲んで動けへんからどうしよぉって悩んどったら。アイツがの送ってくれる言うからウチはそのまま乗ってん。そしたらな、そしたらな。…………アイツの運転するハーレー凄いねん。乗ってるとな、何もかも忘れられるような感じや。風が気持ちよーて、フラフラやったから灯央の背中捕まっててん。そこで思い出して、コイツさっき飲酒してたんちゃうん?って。別に事故ってもウチは平気やけど心配なって聞いてみてん。そしたら、「らんらんの話聞いたら酔いも覚めた」ってアイツ言いおってん。あいつ酒強いし、酔いがさめるの早いねん。その次の日実験してみたらアイツビール缶20缶飲んだのに、二時間ぐらいでアルコール消えてん。けど酒飲んだままね落ちたら二日酔いに絶対なるらしいけど。おかしいねん。あいつ可笑しいねん。絶対おかしい、ウチ等みたいな教師に故意に近づこうとする奴なんていいひんやろ?…………話戻すけどな、あの後アイツのハーレーで送ってもらった後教師寮の前に梅ちゃん来たやろ?その来る前な、最後にタバコ吸ってる灯央がな……か、か、か、カッコよかってん」

 

「わかった蘭ちゃん」

 

「な、なにがや?」

 

「それは…………恋だ」

 

「ブフォォッ‼」

 

蘭豹が一息つくために飲んでいたビールを吹き出す。

 

「こ、こ、こ、こ、こ、こ、恋ッ⁉」

 

「そう恋、教師が生徒に禁断の愛というやつだなァ」

 

「う、梅ちゃん⁉」

 

「よし。アタシが教えよう。蘭ちゃんのために親友はひと肌脱ぐぞォ」

 

いつもは死んだような眼をしている綴が、普通ならあり得ない煙草だと思う物を投げ捨てて足で火を消して目に生気を灯す。すると、幾分か顔がましに見えて特殊操作科に居てもおかしくない美貌となる。

 

「明日、買い物に行こう蘭ちゃん」

 

「買い物?」

 

「そうだ、行くよォ」

 

綴は財布を開けて中身を確認し、頷き明日灯央和久に金を奪う事を決意して財布を尻ポケットに戻し、久しぶりに和久に貰った(という名の窃盗行為)普通(・・)の煙草を吸った。

 

「灯央ォ、逃げられんぞォ…………」

 

ニヤリ、と顔を笑みで歪また雌狼と、ハテナを頭に浮かべている乙女な雌豹であった。

 

 

場所は戻って和久の部屋。キンジもまだ神崎を信用していないようで俺の部屋にいる。

そのキンジの携帯には自称最近女子中学生から高校生までに人気を誇るキャラクター『レオポン』のストラップがついている。さっき別れる前までは無かったものだ。

 

「デートにしたのか?昨日より本格的な奴を」

 

ほとんど同じ時刻、同じようなネタで危機を迎えている俺がニヤニヤとしながらキンジをからかう。

 

「ち、違う‼」

 

「何が違うだ、マセガキめ」

 

同い年なんだが、俺がこう言う発言をしても違和感がないと自分でも思ってしまうのはどうなのだろうか。

 

「ま、マセガキって…………そ、そうだカズ」

 

「あ?なんだ」

 

「一つだけ、神崎と決めたんだ」

 

「一つだけ?なんだ?」

 

「次に受ける依頼だけ、それで俺は神崎に示す。どんなに小さな依頼でも、大きな依頼でも。それは一つの依頼として真剣に受けると」

 

どうやら此奴は

 

「だからカズ」

 

真正の

 

「お前もだ⁉……ヘブッ⁉」

 

「クソ野郎が‼」

 

馬鹿らしい。

 

 




ということで八話、いかがだったでしょうか?
今回は強襲科戻りの話とらんらんでしたね。……乙女ェ……らんらん乙女……

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