緋弾のアリア~二丁拳銃の猛犬~   作:猫預かり処@元氷狼

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Re:EpisodeⅠ‐Ⅹ

――――――――――――欠陥品と高級な酒は。

 

 

 

 

 

 

 

バスジャックから一日たち、目を覚ました時は白い天井、そしてシンプルな入院衣に身を包んだ俺と真横に『1年A組より』と書かれた花と俺のコルトカスタム二丁だった。それにしても……腹減った‼

一応真横に携帯もあったため、電話を掛ける当然キンジに。

 

「もしもし」

 

『お、おいカズ‼大丈夫なのか⁉』

 

「大丈夫だから、焼きそばパンとから揚げ弁当買ってきて。ついでにビールも……っと言いたいところだがここは病院だ」

 

『わ、分かった』

 

プツリと電話が切れて俺は携帯を花瓶の下に置く。

自分の腹を見ると、包帯が巻いてあり少し捻るような動きをすると内側から痛みが伴う。

やはり、骨がいかれたのか……と思ったが背骨がいかれているのだったら絶対に固定されてるはず。という思想が浮かび、内臓が少しやられたのか、そう結論づけた。

数分すると俺の個室の扉越しが騒がしくなる、時間は10時30分。そろそろ面会可能時間だからだろう。

其の時キャー!というナースか誰か女性の叫び声と男の怒鳴り声。そしてなにかが倒れるような音が扉の中から聞こえる。

 

「「「「カズ(和久)(君)‼‼」」」」

 

バンッと扉が開き、男二名、女二名が個室になだれ込んでくる。

キンジと白雪、そして武藤兄と貴希だ。

 

「大丈夫か⁉」

 

キンジが真っ先に焼そばパンとから揚げ弁当を俺の机の上において俺の現在状況を確認する。

 

「ったく、心配かけやがって‼」

 

「野郎に心配されても嬉しかねぇよ」

 

「チッ!ほら、お望みの女の子だぞ」

 

キンジが後ろで手を振る貴希と安堵のため息をついている白雪を親指でクイッと示す。

 

「和久やっほぉー」

 

「か、カズ君が死んじゃったら私、私……」

 

一人とても深刻そうな幼馴染がいるがいつもの事だ。

 

「お前が倒れた時貴希が悲鳴あげてうるさかったんだ」

 

武藤も笑いながら言う。

 

「黙って、お兄ちゃん」

 

貴希の武藤へのアイアンクローが決まる。

 

「あぁー、まぁ迷惑かけたな。すまん」

 

「親友に死なれたら次の日の寝覚めが悪くなる」

 

「そうか、それじゃあ焼きそばパンを食うか」

 

苦笑しながら見ると焼きそばパンは4個ある、さすが幼馴染。分かってらっしゃる。

 

「頂きます」

 

あれ?そう言えば飯って食っていいんだっけ……まぁいいか

十分ほどで焼きそばパン四つを食べ終えて、次はから揚げ弁当に移る。

俺の大好物、焼きそばパンとから揚げ弁当と、酒だ。ついでに煙草も

 

「うめぇー」

 

こうやって食べ物を食べていると、生きていると実感できる。

背中が痛むのも生きてるから、友の顔を見れるのも生きてるから。

それだけで俺は生きていたいと思える。

 

「ごちそうさまでした」

 

手を合わせて食い終える。

紅い俺の前髪がうっとおしいのでかき上げて、置いてあったタオルを頭に巻く。

そうすると俺の外見が完璧に工事現場で働いている若者になる。

 

「うわぁー高校生に見えない」

 

貴希がもっともな事を言う。

 

「だろうな」

 

「カズの私服は高校生には見えないぜ」

 

「え、そうなのお兄ちゃん?見たいなー」

 

「まぁ、今度な」

 

私服と言ってもファーコートにワイシャツ、そしてジーパン位しか持ってない。

時々スーツも着るがそれもは強襲科時代の依頼ぐらいだ。依頼で燕尾服を着たこともあったがあれはもう嫌だ。

 

「そういえばカズって強襲科の依頼で燕尾服も着たよな」

 

キ、キンジィッ‼

 

「えぇー‼見たい見たーい‼」

 

「き、気分がいい時な」

 

「やったー!」

 

ハァ、なんか疲れる。

 

「おい、神崎にはあったのか?此処にいるんだろ?」

 

俺がそう言うとキンジは黙る。

 

「アイツ…………ッ‼」

 

キンジが怒ってる?

 

「アイツの所為だ、アイツが自分勝手にやりやがって‼もう少しで俺の幼馴染を失くすところだったんだぞ‼何がリーダーだ、何が奴隷だ、何がSランクだ、何が期待しているだ‼今回アイツは何をした?カズに銃弾を身代わりで受けてもらっただけじゃねぇか‼」

 

「お、おい。キンジ?」

 

「良く考えれば、何故会って一週間もたってない奴に此処までしなきゃならねえ!俺は武偵を止めるんだ、それが俺の兄さんへの覚悟でもあるからだ、なのにその覚悟をたかが一週間のやつにッ‼壊されてたまるかよ‼そんな奴のために俺の幼馴染……親友を失うなんてバカみたいなことは許さねえ‼」

 

キンジは……泣いていた。

いつもは絶対に弱音を吐かないキンジが、諦めて逃げても弱音を吐かなかったキンジが。

白雪もそれには驚いていた、俺が知る限りではキンジが泣いたのは金一さんが死んでしまったとき。それも微妙になってきたが……とにかく、キンジは泣かなかった。だが、今キンジは泣いていた。

 

「き、キンジ。お前……」

 

「俺は……!」

 

キンジは病室の扉を開けて去っていく。

 

「キンちゃん⁉」

 

「白雪ッ‼……行くな」

 

「か、カズ君……でも」

 

「今は、アイツは武偵を止めるか止めないかの瀬戸際に居る。それは俺達が口をはさむ事じゃない、キンジがこれからの行動で決めることだ…………神崎の所に行く」

 

俺はベットから降りてスリッパをはく、薬をチューブで投与しているためその台ごと車輪を動かして進む。

扉を開けると

 

「キャッ!……ひ、灯央さん?ベットに戻ってください!」

 

ナースだった、それもメッチャ美人の。だけど

 

「すみません、神崎・H・アリアの部屋って何処です?」

 

「駄目です、戻ってください!」

 

俺の体を押すが、それくらいの力じゃビクともしないさ。

 

「おい灯央」

 

そして左側から声をかけられたんで見ると……

 

「はよ、こい」

 

ビール缶を二本持って俺を手招きする蘭豹がいた。

 

「はいよ」

 

ナースの女性の腰をポンッと打ち、砕かせてストンと座らせる。

腰が抜けたような感じになるんだよな、これをやったら。

俺はそのままビール缶を持っている蘭豹の前に行く。

 

「負傷中の生徒に酒を飲ませる教師って教育委員会に突き出されるぞ」

 

「ウチの実家が揉み消すわボケ」

 

「なんだっけ、香港の貴蘭曾だっけ?」

 

「せや、ウチの親父がボスやっとる。蘭虎王(ラン・フーワン)日本語読みでは蘭虎王(らんこおう)や」

 

「へぇー、そりゃまた大層な名前だ」

 

蘭『豹』と同じようにインパクトあるわ。

 

「ウチの親父は二手目にチャカが出る」

 

「おぉーこわっ……で?神崎の部屋は?」

 

「焦るな、焦るな。ちゃんと教えたる」

 

な、なんか今日の蘭豹おかしいな……私服も今日はなんか違うし……あれ?

 

「なんだ、今日らんらん化粧してるのか?」

 

よく見ると今日の蘭豹は少し化粧していて唇にも何か塗ったのか艶が出ていた。

 

「わ、わかったか?」

 

「あ、ああ。まぁな」

 

いつも酒を飲んで不健康的な蘭豹と違い肌も明るく、眼も煌びやかに輝く。

 

「何というか……綺麗、だな」

 

「ぬぁっ!な、な、何言うとんねん‼」

 

バァンッ!と俺の背中を叩く蘭豹。

わ、忘れてたッ‼こいつ、怪力なんだったッ‼

昔学園島を綴と樽酒飲んで傾けたって言いう逸話もあるくらいの‼

 

「な、内臓がッ」

 

「あ、やってもうた」

 

口の中に血の味が広がり、血が逆流してきたことを確認する。

今此処で血反吐吐くとめんどくさいため、此処は飲みこんでおく。うえぇー

 

「大丈夫だ、行こう」

 

「…………そう言うとこや、アホゥ」

 

「あ?なんか言ったか?」

 

「言うとらん、行くで」

 

そして俺はほぼ引きづられるように神崎の部屋へと連れて行かれた。

よく考えると蘭豹、教師という役職にとらわれて20代以上だと思っていたが、今日化粧してきた蘭豹を見て19才であることを思い出した。うむ、何が蘭豹を変えたのだろう。変えた人に会って蘭豹の嫁にもらってほしいぐらいだぜ。今から少し時間は経つが、俺は此の思想を一回でもしたことを悔いるだろう。知らないけど。俺の部屋は個室だが小さいテレビしかなかった。俺は神崎の部屋もそうだろうと思っていた、だから今俺は慟哭する。

 

「なんで人間は此処まで差がッ‼」

 

神崎の部屋はデッカイ影響テレビはもちろん、生活用品。『レンジ』何に使うのかわからないが『洗濯機』そしていろいろフルーツや飲み物が入っている『冷蔵庫』まで……さ、流石貴族というべきか。

 

「ここが神崎の部屋かァ、憎たらしいほど豪華やな」

 

「マフィアの愛娘でアンタは、こんなことしょっちゅうだろ」

 

「そうでもないでーあんまウチも堅苦しいの嫌いやったから」

 

「ふーん」

 

まぁ、いつも酒を飲み散らかしてる奴がそういう上流階級とかマフィアでも金持ちはいるからそう言うパーティーとかは苦手なんだろう。俺はゴクリとビールを飲む。

 

「人の部屋にいきなり来てビール飲みながら何ていう話してんのよ」

 

横目で俺達を睨みながら言う神崎。

 

「へぇー、無事なようだな」

 

「それじゃあウチは帰るわ。明日酒持ってきいや灯央」

 

「了解」

 

「さ、酒って……アンタ未成年でしょ⁉」

 

「小っちゃいことは気にするな」

 

「せやでー」

 

それを最後に蘭豹は歩いていく、扉が閉まった瞬間、嬉々とした絶叫がしたのは気にしないことにする。人間にはわからない叫びだ。

 

「うっす」

 

「何よ」

 

「怪我は……あぁーあ。でこ撃たれたか」

 

「うっさい!うっさい!うっさい!」

 

神崎の目には涙が浮かんでいる、だがその涙はさっきのキンジの涙より汚い、薄汚れている。

 

「我儘、自分勝手、最後はなすりつけ。どうだ?今のお前は自分の額に傷が入ったのは俺達の所為だと思ってるだろ」

 

「そうよ!あなた達が、貴方達が私を守れば!」

 

「守ってやるって言ったのは誰だ」

 

「知らないわよ‼こんなにも使えない連中だったなんて……!」

 

「お前は何をした」

 

「私は事件解決に全力だったわ‼」

 

「全力じゃダメなんだよ‼武偵は結果が全てだ‼」

 

「何よ、何よ何よ何よ‼キンジもアンタも‼」

 

キンジもここに来たのか?昨日……か。

 

「お前、キンジに何を言った」

 

「はぁ?」

 

「キンジが、キンジが突然怒りだしたとかなかったか?いや、何を言ってキンジを怒らせた」

 

「あたしに―――あたしに比べればアンタが武偵を止める事情なんて、大したことじゃないに決まってるんだから‼」

 

そう、昨日行ったであろう言葉をそのまま吐き出す様に言う神崎。

あァ、確かに。大したことじゃない(・・・・・・・・・)って言われたらキンジは……

 

「怒るよな、そりゃあ怒るよキンジ。俺だって今滅茶苦茶怒ってるぜ?」

 

天井を見上げて、目をつぶる。

此処で、昨日ここでキンジが神崎と会って何が起きたのかを想像、否推理する。

 

「何を……」

 

「お前。ホームズ家だったよな」

 

そう俺が言うと神崎は驚いた顔になり、楽しそうに笑う。

 

「いいじゃない、キンジよりアンタの方「黙れッ‼俺の質問にはYesかNoで答えろ‼」―――OK……」

 

「これから話す事は俺がこれまで起きたことを推理して導いたことだ。

まず神崎・H・アリア。お前はホームズ家、―――シャーロック・ホームズの子孫で間違えないな?」

 

「yes」

 

「そうか、そうなるとお前は曾孫か……。お前は神崎かなえ、現在国際法廷に出廷している『武偵殺し』を無実と考え、真犯人を探し、行動中「ママは武偵殺しじゃないわ‼」そんな事は聞いてはいない‼お前はYesかNoで答えろ」

 

「……Yes」

 

「お前の家、H家は常にパートナーを探す。お前はそのパートナーを探すことも考えて東京武偵高に来た」

 

「……Yes」

 

「そこでお前はキンジと会った、そしてお前はキンジをパートナーにしようとした」

 

「……Yes」

 

「お前は俺達の命を危険に晒し……キンジを侮辱した」

 

「Noよ」

 

即答だった、そう言う神崎の目は確実に私はしていない。そう見て取れる。

駄目だ、やはりこいつには『常識』は通用しない。

 

「俺達をお前は奴隷と思っていた」

 

「…………Yes」

 

「それでは次の質問にはお前は真実を、心の底から思う真実を言え」

 

「わかったわ」

 

「シャーロック・ホームズのパートナー。J・H・ワトソンは――――

 

       ――――――――――シャーロック・ホームズの奴隷であった」

 

神崎は俺の意図に気づき、肩が小刻みに震えて口をパクパクさせる。

 

「答えろ、お前は」

 

「n,……no…………」

 

「聞こえない」

 

「……No、よ……」

 

「ではなぜ神崎、お前はパートナーを奴隷にする?言う事を聞かないから?自分の思うように動かしたかったから?何故奴隷?シャーロック・ホームズをお前は……侮辱している。J・Hワトソンを、お前は侮辱している」

 

「違う!違う違う違う‼」

 

「何が違う、パートナーを奴隷にする。立派な侮辱じゃないか……もういい、聞きたいことは聞いた。あとはお前次第だ」

 

俺はビール缶を握り潰して怒りを抑えて、扉を開ける。

 

「神崎、お前がどんなに辛くても、時間がなくても、それを人のせいにして他人を巻き込むな。いや、巻き込むなとは言わない、せめて土下座してお願いでもしろ。今のお前にはだれも信用という言葉は抱いていない」

 

部屋から出て、途中のゴミ箱に握り潰したビール缶を捨てる。

 

「チッ……」

 

近くにあった喫煙コーナーの横にある煙草販売機で煙草を買って喫煙室に入る。

見てみると、中には綴が居た。ええー……教師遭遇率高いなぁー

知らないふりをして俺は灰皿の横に移動して、煙草に火をつける。

 

「おい灯央」

 

ふー…………

 

「灯央和久」

 

煙草うまうま

 

「無視すんなよォ」

 

「ふー…………」

 

「調子のんな餓鬼が‼」

 

綴のジャブを華麗にスルー

 

「チィッ‼」

 

左ジャブ、スルー

右ジャブ、スルー

後ろに回って

 

「ふー…………」

 

「ひ、灯央ォォォ……!」

 

「あれ、綴じゃん」

 

「グガァァァァァァァァァァッ‼」

 

「つ、遂に人の意識さえ失ったか。南無……」

 

「もういいわ、疲れた」

 

「ダウン早いな」

 

「もうやらない……無理、コイツ無理」

 

おっと、人外に無理とか言われるのは心外だ。

 

「で?なんのよう?」

 

「……お前らしくないよなァ……、さっきのは」

 

見てたのかよ、趣味の悪い。

 

「まぁ……な」

 

今ので煙草が折れたので灰皿に捨てて二本目を取り出して火をつける。

煙を吸って肺に送る。あぁ、高校のうちからヘビースモーカーって俺の将来どうなってんだろ。

 

「しっかし神崎がホームズ家とはねぇ……」

 

「知らなかったのか?」

 

尋問科でほとんどの生徒の情報を掌握している綴にしては珍しい。

 

「んにゃあ、まあ……あちらさんから詮索はやめんちょ、とか言われてたからなァ」

 

あちらさん、かぁ……。

どうせ綴は結構深く調べる癖があるから面倒くさい所に足を踏み入れでもして痛い目にあったのだろう。

 

「知ってたことは知ってたんだがなァ……パートナー……ねェ」

 

「ワトソン家については何か知っているのか?」

 

「聞き方がなってないなァ……あたしは一応教師だよォ」

 

「綴先生、教えてください」

 

しょうがない、此処は妥協してやろう。

というより俺は何に意地を張っているのだろうか

 

「ワトソン家は今のホームズ家とは昔みたいに深く交流はしてないみたいだなァ。ホームズ家より情報規制激しいせいでそこまで調べられなかったしなァ」

 

「そうです……か」

 

俺独自でいろいろと調べてみなきゃいけないな。

さて、まずは目の前の事件を解決するか。

 

「バスジャックの犯人は?」

 

「逃走中、手掛かりも無し、次に行動を見てだなァ」

 

「手がかり一つもなしか。面白い会話はさっき聞いたけどォ?」

 

「神崎かなえの事か?」

 

「そうそう、あんまキョーミなかったから武偵殺しとか知らなかったけどォ……」

 

「調べてくれますかな?」

 

「報酬」

 

「あんたは教師、俺生徒OK?」

 

「報酬」

 

「腐れ鬼畜外道め‼」

 

「報酬」

 

「わかったよ‼今度好きなだけ奢ってやる‼」

 

あれ、俺今地雷踏んだ?

 

「よし、その言葉を忘れるなよォ……蘭ちゃんの分もなァ」

 

「いや、ちょっと待て‼おい逃げるな‼責めて煙草の火を消してから喫煙室から出ろ‼―――おわっ‼煙草を投げろって意味じゃねぇ‼畜生、腐れ外道が‼」

 

俺の制止も聞かず、綴という怪物は武偵病院を後にした。

その後綴を総理大臣官邸前で目撃したという情報が武偵高の情報科(インフォルマ)内で流れ、蘭豹と並ぶ武偵校の怪物が動いたことに、何かが起きると武偵高生が汗を流したのは無理もない。

なぜなら綴が独自で学園島から出て動くというのは、武偵高尋問科担当教師就任以来『初』であったからだ。

 

 


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