キャベツ…もとい足立が参戦です。
活動報告に書いたヤバいシーンは次回に持ち越し。1クッション置かせてもらいます。もし、沈めてほしくない艦娘がいたらご一報ください。詳しくは活動報告のログにあります。
また、今回は地の文が行方不明になってしまいました。
勢いで書いたらこんななっちゃいました。安定しないね。ちゅらいね。
こんな不安定な素人小説、お楽しみ頂ければ幸いです。
〜〜太平洋・地図にない島〜〜
?「フンフンフーン♪」
鼻歌を歌いながら浜辺を散歩する一人の少女。ただし、その肌は灰色。
?「ン?」
少女は何かを見つける。
?「コレハコレハ珍シイ、人間ガコノ島ニ流レ着クトハ。コノアタッシュケースハコイツノカ?」
少女は倒れている人間を担ぎ、アタッシュケースを拾って帰路につく。
?「見ツケタノガ俺デヨカッタナ。優シイ優シイレ級様ガ助ケテヤロウ。」
〜〜深海棲艦軍本部基地・レ級自室〜〜
?「うーん…あれ?ここは…?」
レ級「オオ、起キタカ。」
?「君は…人間?」
レ級「イヤ、俺ハ深海棲艦、戦艦レ級flagship。レフトデモ呼ンデクレ。オ前ハ?」
?「レフちゃんね。僕は足立透。よろしくね。」
レフ「アァ、ヨロシク。」
足立「ところで…ここはどこなんだい?僕は町で買い物をしてた筈なんだけど…」
レフ「ココハ深海棲艦軍本部基地。オ前ハ浜辺ニ倒レテイタノサ。ソレヲ俺ガ見ツケテ自分ノ部屋ニ運ンダンダ。
感謝シロヨ?モシカシタラ殺サレテタカモシレナインダカラナ。」
足立「そ、そぅ。ありがとう。質問ばっかりで悪いんだけど、深海棲艦ってなんだい?君は人間じゃないのかい?」
レフ「アー…知ラナイ?…足立、オ前ノ国ハドコダ?」
足立「え?日本だけど?てか、君もそうじゃないの?日本語使ってるし。」
レフ「イイコトヲ教エテヤル。コノ世界ニ日本ナンテ国ハ無イゾ?」
足立「………あはは、そんなまさか…」
レフ「……」
足立「本当に?」
レフ「アァ。」
足立「………ええぇっ!じ、じゃあここは…異世界?」
レフ「サアナ。ダガ、ソノ様子ジャア多分ソノ予想デ当タリダロ。」
足立「ね、ねぇ、地図!地図ない?世界地図!」
レフ「チョット待ッテロ…アー…」ゴソゴソ
「アッタゾ。ホラヨ。」
足立「ありがと。えーと…あ!なんだ!あるじゃーん!ほら、ここに日本が…」
レフ「ソノ島国ハ
足立「…え?だって形も一緒だし…。…あー!分かったぞ!パラレルワールドってやつでしょ⁉︎うーん、なんだか冴えてるぞ!」
レフ「ヨカッタナ、謎ガ解ケテ。合ッテルカ知ランガ。」
足立「…ええぇぇっ!ちょっと待って!これどうすんのさ!僕、どうやって元の世界に帰ればいいのさ!」
レフ「落チ着ケ。ホラッ、オ前ト一緒ニ拾ッタアタッシュケースダ。コレニナニカヒントガアルカモシレナイゾ?」
足立「え?なんだろ?僕のなの?まぁいいや。開けるよ?」ガチャッ
「えっと…これは銃?ハンドガンってやつかな?こっちは靴?」
レフ「オオ、マリンフローターダナ。」
足立「マリンフローター?」
レフ「ソレハ海ヲ移動スル為ノ装備サ。カナリ良イモノダゾソレ。普通ノ靴サイズマデ小型化サレテルノハカナリレアダ。」
足立「ふーん…結局手掛かり無しかぁ…」
レフ「…ナルホド。ヨシ、足立、ウチノボスニ会ワセテヤル。」
足立「え?どういうこと?」
レフ「ソノアタッシュケースノ中身、マルデ戦エト言ワンバカリノモノダ。ドウセ行ク当テモ無イダロウ?深海棲艦軍デ働イタラドウダ?ナニ、俺ニ任セロ。」
足立「え?えぇっ⁉︎ちょっと待って!」
レフ「待タン。善ハ急ゲダ、イークーゾー。」
足立「ちょっ!引きずらないで!てか、力強ッ!」ズルズル
〜〜深海棲艦軍本部基地・指令室〜〜
レフ「入ルゾ〜。」ガチャ
足立「はぁ…結局連れてこられちゃったよ。」
?「ハァ…オイレフ、ノッククライシタラドウダ?」
レフ「ハイハイ、ソレヨリ面白イヤツヲ連レテキタゾ。ホラッ、アイサツ。」
足立「どうも、足立透です。浜辺に倒れていた所をレフさんに救助されました。」
戦艦水鬼「私ハ深海棲艦軍司令官、戦艦水鬼。…貴様、人間カ?」
足立「あ、はい。異世界出身みたいですけど。」
戦艦水鬼「異世界?ドウイウ事ダ?」
足立「僕、こっちに来る際の記憶が無くって。覚えているのは、町で買い物をしてた筈って事だけ。気づいたらこの世界に居て…。なんでこの世界に飛ばされたのか全然分からなくて。」
戦艦水鬼「ハァ…今ハ余計ナ事ヲシテル暇ハ無イノダガ…」
レフ「マァ、ソウ言ウナヨ。ソレヨリサ、コイツ仲間ニシナイカ?」
戦艦水鬼「ナニヲ馬鹿ナ事ヲ…使イ物ニナルノカ?」
レフ「知ラン。ダガコイツ、銃トマリンフロータート一緒ニコッチニ流レ着イテイタンダ。試ス価値クライハアルダロウ。」
戦艦水鬼「…オイ、足立トイッタカ?貴様ハ戦エルノカ?」
足立「え?えっと…」
(ペルソナ能力は…多分大丈夫かな?でも何と戦うんだ?)
「戦うのは大丈夫だと思うけど、何と戦うんだい?それに、僕は君達の事を何も知らないんだけど?」
戦艦水鬼「…レフ、オ前説明シテナイノカ?」
レフ「…スマン。」
戦艦水鬼「ハァ…足立、少シ長クナルゾ?」
足立「構わないよ。」
戦艦水鬼「サテ、何カラ話シタモノカ…」
私達、深海棲艦ハ初メカラコノ世界ニイタワケジャナイ。
コノ世界ニクル前、私達ハ単ナル負ノ感情ト記憶ノ塊ダッタ。
囮ヲ強要サレタ船、無謀ナ特攻ヲセザルヲエナカッタ艦隊。退路ヲ断タレ、嬲リ殺シニサレタ艦隊。建造サレタハイイガ、出来損ナイ、失敗作トサレ、マトモニ戦ウコトモナク解体サレタ船。
コウイッタ不当ナ扱イヲ受ケタリ、悲惨ナ最期ヲ迎エタ艦隊ヤ、ソノ乗組員達ノ想イ、ソノ塊トシテ、何モ無イ空間ヲタダ漂ウダケダッタ。今マデモ、コレカラモ、ズットソウナル筈ダッタ。
シカシ、私達ハコノ世界ニ深海棲艦トシテ生マレ変ワッタ。
理由ハ分カラナイ。ダガ、ソレデモヨカッタ。
私達ハ過去ノ無念ト怨ミヲ晴ラス為。散ッテイッタ同士ノ弔イノ為。
ソシテ何ヨリモ、私達ガ幸セニナレル世界ヲ作ル為。
私達ノ目的ハ、私達ヲ使イ捨テノ捨テ駒ニシタ人間ヘノ復讐ト、深海棲艦ノ、深海棲艦ニヨル、深海棲艦ノ為ノ国ヲ作ルコト。
ダガ、ソウ簡単ニ事ハ運バナカッタ。
人間ドモニ味方スル存在。『艦娘』
人間ダケナラコノ世界ヲ制圧スルノハ簡単ダッタダロウ。ダガ、突然現レタ、私達ト正反対ノ存在デアル艦娘達ハ人間ト手ヲ組ンダ。
ソコカラハ戦争サ、殺シ殺サレ…ダガ、私達ハ退ク訳ニハイカナイ。必ズコノ戦争ニ勝チ、私達ノ世界ヲ作ル。死ンダ者達ノ為ニモナ…
戦艦水鬼「マァ、コンナトコロダ。何カ質問ハ?」
足立「…僕と似てるな…」
戦艦水鬼「ン?似テイルダト?」
足立「いやいや!君達の過去と比べるなんて、とてもおこがましいんだろうけどさ。
…僕は少し前まで警察官だったんだ。その中でもキャリア組っていう、いわゆるエリートだったんだけど、僕のことが気にくわない上司がいてね。
その上司に些細なミスで揚げ足取られて、あーだこーだ難癖付けられて地方の田舎に左遷されちゃったんだ。
おかげで出世の道は閉ざされちゃったよ。
もう何もかもがどーでもよくなってね。
そんで、殺人、犯罪教唆、脅迫と色々やっちゃった訳。
まっ、最後は正義の味方に倒されて、『僕は何やってるんだろう』ってなってね。
そんで、裁判で執行猶予付きの実刑判決もらってね。そしたらいつの間にかこの世界に飛ばされてたのさ。
……あのさ、僕にも何か出来ることは無いかな?なんていうかさ、ほっとけないっていうか、罪滅ぼし…じゃなくて…とにかく!僕は君達の力になりたいんだ。…だめかな?」
戦艦水鬼「……ソコマデ言ウナラ入隊テストダ。
内容ハ鹵獲サレタ仲間ノ救出。潜水艦偵察部隊ノ報告ニヨルト、敵輸送船内ニ囚ワレテイルソウダ。
敵輸送船内ニ潜入シ、速ヤカニ仲間ヲ救出、仲間ヲ連レテ無事ニ撤退出来レバ合格ダ。
ホラッ、海図ト作戦要項ダ。準備ガ出来次第出撃ゲートニ来ルヨウニ。」
足立「え⁉︎あっ!はい!が、頑張ります!」
レフ「フフフ、ヨカッタナ。チャッチャト準備シテ行クゾ。」
足立「うわっ!また!引きずらないで〜!」
〜〜深海棲艦軍本部基地・出撃ゲート〜〜
足立「よし、準備オーケー!」
戦艦水鬼「ヨシ、言ッテオクガコレハ実戦ダ。シクジレバ殺サレルト思エ」
足立「わ、分かったよ。ん?君達は?」
リコリス「私ハ飛行場姫。ミンナカラハリコリスッテ呼バレテルノ。コノ子ハ…」
ホッポ「ホッポチャンダヨ!」
足立「そっか。よろしくね。」
リコリス「アノ…姉ヲ助ケテ下サイ!私達ヲ逃ス為ニ囮ニナッテ…ソレデ捕マッチャッタノ…オ願イシマス!」
ホッポ「オ願イ!ホッポノオ姉チャンヲ助ケテ!」
足立「任せておいて!こう見えて僕、結構強いんだよ!きっと助けてみせるから!じゃあ、行ってくるよ!」
無事…とは言い難いものの、敵輸送船内への侵入に成功した足立。
そこで足立が目にしたのは、水夫から暴行を受ける湾港棲姫の姿だった。
湾港棲姫「オ願イ…モウヤメテ…」
足立「おい…何してんだよ!お前らー!」
次回ペルソナ4 the K.C.
足立「任務変更だ…お前ら全員皆殺しにしてやる!」