幻想高校の日々   作:ゆう12906

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いえない…半分前フリだなんて!


第六話 学生たちの休日

 

幻想高校は土曜日と日曜日は基本的に休みである。今回は日々頑張っている生徒たちの休日の過ごし方を見て行こう。

 

~八雲一家の場合~

 

「まずい!」

 

藍が何か困っているようだ。

 

「どうしたんですか、藍しゃま!」

 

「ちぇん!実は…今日の料理に使う醤油も塩もないんだ。買いに行きたくても料理に手が離せない。このままでは紫様にどんな目に合わせられるか…」

 

「むむ…」

 

ちょっと考えた後、橙はこう言った。

 

「わかりました。ちぇんが買ってきます!」

 

「えっ!でも一人では…」

 

「大丈夫です!行ってきます!」

 

「まって!―――分かった。バックとお金だよ。気を付けてね!」

 

「じゃあ、行ってきます!」

 

こうしてちぇんのはじめてのおつかい(?)が始まった。

 

 

 

「よし!」

 

行先は人間の里だ。

 

「あっ、ちょうちょ!」

 

と、いきなり走りだす。そのとき石にけつまずいて…

 

「いて!」

 

その拍子にお金が飛び出してしまった。

 

「おっとっと。」

 

すぐに拾うが明らかにお金の枚数が足りない。―――しかしそれに橙は気づかず、

 

「よし、もう少しだ!」

 

 

 

―――一方こちらは藍

 

「よし、最後に醤油を入れて煮込めば…って、無いのか…―――やっぱり心配だ!!」

 

そういうと、火も止めず駆け出して行った。

 

 

 

「は~やっと着いた。」

 

と、人間の里に着いた橙。早速お店を見つけた。

 

「醤油と塩くださ~い!」

 

「はいはい。ん?お金足りないよ。」

 

「えっ、うそ!?」

 

やはり落としたときにお金を落としていた。

 

「どうすれば…」

 

橙が涙目になったその時、

 

「お金落としちゃダメじゃないか。」

 

「藍しゃま!」

 

藍が助けに来た。

 

「一緒に帰ろ。」

 

「はい!」

 

 

 

その頃紫は…

 

「お腹すいた~。藍まだ~?」

 

もちろん誰も答えない…

 

 

 

~にとりの場合~

 

「あ~!出来ない!」

 

発明で困っているようだ。

 

「幻想郷内で通信できるような機械があれば便利だと思ったのに…」

 

と、困っていたその時、

 

「にとり~!」

 

「へっ?あなたは確か…優斗?」

 

なんと人間の優斗が来た。

 

「突然だけど、電気起こせる道具ある?」

 

「え?―――うん、一応。」

 

と、いって手回しの充電器を渡した。

 

「うん、ありがとう。」

 

「代わりに何かちょーだい!」

 

「えっ?じゃあ…」

 

と、いって優斗はスマホをわたし、帰って行った。

 

「やった~機械だ。」

 

と、分解してみると…

 

「なにこれ!」

 

今まさに悩んでいた通信関係の機器がそろっていた。

 

「ラッキー!」

 

棚からぼた餅とはこのことか。

 

 

 

~魔理沙の場合withアリス~

 

「よう、アリス早いな。」

 

「今日は魔理沙の家で勉強会だしね。」

 

「おう。―――おっ、他の連中も来たぜ。」

 

と、優斗を先生として勉強していたのだが、意外な人が来た。

 

「おっ、頑張っているな~」

 

「手伝いに来たよ!」

 

「へっ?慧音先生と妹紅先生?」

 

おもわずアリスが声を上げた。

 

「まあ、たまたま二人で手伝おうということでな。」

 

(たまたまなのかな…)

 

大妖精は思ったが、おかげで勉強がはかどった。

 

 

 

「さて、そろそろ終わりだがみんな、テストと共に大事なことがあるよな。」

 

「おう、弾幕ごっこ大会だぜ!」

 

「そう、もう近いぞ。」

 

「あ~勉強したら体がなまったな。どうだアリス、一勝負しないか?」

 

「えっ、―――いや、遠慮しとくわ。こんどやるかもしれないし。」

 

「おう、そうか…」

 

 

 

そして日は過ぎ…

 

「それではこれから弾幕ごっこ大会を始めます。」

 

いよいよ弾幕ごっこ大会が始まった。

 




と、いうわけで第六話です。

いいですね~八雲一家(しみじみ)

次回はいよいよ弾幕ごっこ大会です!お楽しみに!

ではまた!


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