幻想高校は土曜日と日曜日は基本的に休みである。今回は日々頑張っている生徒たちの休日の過ごし方を見て行こう。
~八雲一家の場合~
「まずい!」
藍が何か困っているようだ。
「どうしたんですか、藍しゃま!」
「ちぇん!実は…今日の料理に使う醤油も塩もないんだ。買いに行きたくても料理に手が離せない。このままでは紫様にどんな目に合わせられるか…」
「むむ…」
ちょっと考えた後、橙はこう言った。
「わかりました。ちぇんが買ってきます!」
「えっ!でも一人では…」
「大丈夫です!行ってきます!」
「まって!―――分かった。バックとお金だよ。気を付けてね!」
「じゃあ、行ってきます!」
こうしてちぇんのはじめてのおつかい(?)が始まった。
「よし!」
行先は人間の里だ。
「あっ、ちょうちょ!」
と、いきなり走りだす。そのとき石にけつまずいて…
「いて!」
その拍子にお金が飛び出してしまった。
「おっとっと。」
すぐに拾うが明らかにお金の枚数が足りない。―――しかしそれに橙は気づかず、
「よし、もう少しだ!」
―――一方こちらは藍
「よし、最後に醤油を入れて煮込めば…って、無いのか…―――やっぱり心配だ!!」
そういうと、火も止めず駆け出して行った。
「は~やっと着いた。」
と、人間の里に着いた橙。早速お店を見つけた。
「醤油と塩くださ~い!」
「はいはい。ん?お金足りないよ。」
「えっ、うそ!?」
やはり落としたときにお金を落としていた。
「どうすれば…」
橙が涙目になったその時、
「お金落としちゃダメじゃないか。」
「藍しゃま!」
藍が助けに来た。
「一緒に帰ろ。」
「はい!」
その頃紫は…
「お腹すいた~。藍まだ~?」
もちろん誰も答えない…
~にとりの場合~
「あ~!出来ない!」
発明で困っているようだ。
「幻想郷内で通信できるような機械があれば便利だと思ったのに…」
と、困っていたその時、
「にとり~!」
「へっ?あなたは確か…優斗?」
なんと人間の優斗が来た。
「突然だけど、電気起こせる道具ある?」
「え?―――うん、一応。」
と、いって手回しの充電器を渡した。
「うん、ありがとう。」
「代わりに何かちょーだい!」
「えっ?じゃあ…」
と、いって優斗はスマホをわたし、帰って行った。
「やった~機械だ。」
と、分解してみると…
「なにこれ!」
今まさに悩んでいた通信関係の機器がそろっていた。
「ラッキー!」
棚からぼた餅とはこのことか。
~魔理沙の場合withアリス~
「よう、アリス早いな。」
「今日は魔理沙の家で勉強会だしね。」
「おう。―――おっ、他の連中も来たぜ。」
と、優斗を先生として勉強していたのだが、意外な人が来た。
「おっ、頑張っているな~」
「手伝いに来たよ!」
「へっ?慧音先生と妹紅先生?」
おもわずアリスが声を上げた。
「まあ、たまたま二人で手伝おうということでな。」
(たまたまなのかな…)
大妖精は思ったが、おかげで勉強がはかどった。
「さて、そろそろ終わりだがみんな、テストと共に大事なことがあるよな。」
「おう、弾幕ごっこ大会だぜ!」
「そう、もう近いぞ。」
「あ~勉強したら体がなまったな。どうだアリス、一勝負しないか?」
「えっ、―――いや、遠慮しとくわ。こんどやるかもしれないし。」
「おう、そうか…」
そして日は過ぎ…
「それではこれから弾幕ごっこ大会を始めます。」
いよいよ弾幕ごっこ大会が始まった。
と、いうわけで第六話です。
いいですね~八雲一家(しみじみ)
次回はいよいよ弾幕ごっこ大会です!お楽しみに!
ではまた!