東方混迷郷   作:熊殺し

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今回は年明け回です。
ちなみに慧音と妹紅は出てきません、理由は妹紅の店が忙しいからです。
投稿が遅れたのはただ単に話が思い付かなかっただけですwなのでちょいと無理矢理な部分がありますがそこはもう,,,気にしないでください



14話

今日は大晦日、一年の総締めのこの日は博麗神社で皆で宴会をすることとなった。

今宵の幻想郷は除夜の鐘が鳴り響き、年の終わりを告げていた。

 

 

~博麗神社~

 

 

リュウトが酒を飲みながら縁側に座っていると、若干千鳥足の霊夢が居間から出てきてリュウトにドサリと後ろから倒れこんできた。

 

 

霊「まぁたこうやって集まって騒ぐだけ騒いで全部私任せで帰ってくのよぉこいつらはぁ~手伝ってくれるのはリュウトと咲夜だけよぉ~ヒック」

 

リ「うわっ!霊夢酒臭いぞ!もうそんなに飲んだのか!?」

 

 

顔を自分の肩に乗せて愚痴り出した霊夢の口臭はアルコールの臭いでとてつもなく臭く、つい口に出してしまったので霊夢は膨れっ面になった。

 

 

霊「臭いって何よ臭いってぇ~!

こぉんな美少女が絡んできれくれてるのにさぁ~もったいない男ねぇ~ヒぇック。

それともあれかなぁ~?枯れちゃってるのかなぁ~?」

 

リ「そんな酒臭い女に近寄るような男じゃないんだ俺は。

全く、誰かこれをどうにかしてくれ」

 

 

リュウトは背中に乗る酔いど霊夢をどうにかするように言うと、隣に空間の裂け目が現れ、中から紫が出てきた。

 

 

紫「あらあらリュウトも大変ねぇ、霊夢は私に任せて楽しんでらっしゃいな」

 

リ「すまないな、じゃあ頼むよ」

 

 

霊夢を離して紫に渡し、リュウトは少し離れた咲夜たちのいるブルーシートの上に座った。

 

 

リ「はぁ、酔っぱらいの介護は疲れる」

 

咲「そうですわね、同意いたしますわ・・・。

でもこれでゆっくり出来ますね♪」

 

リ「ハハハ、そうだな」

 

 

リュウトと咲夜が楽しそうに談笑していると、見慣れない人物がリュウトに話かけてきた。

 

 

文「あややや!あなたが噂のリュウトさんですね!!」

 

 

文文。新聞で知られている射命丸文だ。

こちらの世界に来てから文とははじめて会う。

 

 

咲「あら?文じゃない、久しぶりねぇ」

 

文「咲夜さん!お久しぶりです!」

 

 

文と咲夜は面識があり仲も良いようだ。

挨拶が終わると文はリュウトに話しかけてきた。

 

 

文「リュウトさん、今日はあなたにお願いがあるんです!」

 

リ「取材だろ?」

 

 

ズバリ当たったので少しビックリしてしまったが文は話を続けた。

 

 

文「あややっ!話が早くて助かります♪というわけで取材をさせてもらいたいのですが」

 

咲「リュウトさんに取材しても意味無いと思うわよ文?」

 

文「そんなことはありません!リュウトさん!よろしいですか?」

 

リ「俺は構わんぞ」

 

文「よっしゃぁぁぁぁあ!!!では質問タァーイム行ってみましょう!」

 

 

かなり嬉しかったのか、ガッツポーズをして喜ぶ。

その後、文はリュウトに取材をしたのだが、殆ど答えられるものはなく、あまり意味のあるものではなった。

慧音の時とデジャブを感じる。

 

 

文「もう!真面目に答えてくださいよ!これじゃ取材になりません!」

 

リ「そんなこと言われてもなぁ・・・」

 

咲「だから言ったじゃないの」

 

文「うぅ~・・・ならこの前の異変の時になってたひかr 」

 

リ「なっ!?す、ストップ!!」

 

 

突如リュウトは文の口を押さえて慌てたような反応をしだした。

 

 

咲「ど、どうしたんですかリュウトさん?」

 

魔「なんだなんだ?何かあったのか?」

 

フ「リュウトーどうしたのー?」

 

ア「どうしたのよリュウトそんな声出して?」

 

パ「珍しいわねリュウトがテンパるなんて、何かあったのかしら?」

 

 

リュウトがいきなり叫ぶのですぐそこで飲んでいた皆がが集まってきてしまった。

 

 

リ「い!いや!ちょっと文と向こうで話してくる!」

 

文「んぐ!んぐー!!」

 

咲「え?ち、ちょっとリュウトさん!?」

 

 

リュウトはそういうと口を押さえたままの文を強引に森の中につれていった。

 

 

文「ぶはー!リュウトさんって以外と大胆なんですね~初めてあったばかりなのにいきなり人目のつかない場所に女の子を連れていくなんて」

 

 

照れながら身体を捻らせ、まるで誘っているかのようだったが、今はそんなことどうだっていい。

 

 

リ「冗談はいい!それよりあれを見ていたのか!?」

 

文「アレ?あぁ、あなたが光の羽を生やした姿に変身した時ですか?実際には見てませんけど監視の白狼天狗に聞きました」

 

リ「椛かぁ・・・」

 

文「え?何か言いました?」

 

リ「あ、いや、何でもない、そのー。

あの事は忘れてくれないか?あれをあまりばらされてしまうと困るんだ」

 

文「う~・・・何やら複雑な事情がありそうですね。

わかりました、この話は口外しないことにします」

 

リ「そ、そうか!助かる!そうしてくれ!」

 

文「まぁとりあえず話も終わりましたし神社へ戻りましょう」

 

リ「あぁ、(よかったぁ・・・)」

 

 

話が済んだ二人は神社にもどってきた 。

何を話していたのか気になった咲夜達は文に聞いたのだがあやふやにされてしまって結局聞けなかった。

しかし文が、今から面白い情報を聞ける、というので同席することにした。

 

 

魔「なぁ文、面白いことってなんだ?」

 

文「まぁまぁ今から聞きますから♪」

 

文「さてさてリュウトさん?取材がまだ終わっていなかったので再開するとしましょうか?」

 

リ「えっまだ終わってなかったのか?てっきりもう終わったものだとばかり・・・」

 

文「そんなわけ無いじゃないですか!まだ重要な情報を取材していません!」

 

リ「何だ重要な事って?言っておくがさっきみたいなのは絶対答えられないぞ」

 

文「もうそれに関しては諦めましたよ、私の聞きたいのはリュウトさんの好きな人です!!」

 

皆「な!何ぃーーー!?」

 

咲「(な!なんて事聞いてるのよ!!)」

 

魔「おお!確かに気になるぜ」

 

レミ「え?誰?」

 

紫「面白そうねぇ~♪」

 

 

皆が一斉にリュウトに注目する。

そこまで気になるものかと思ったがやはり女の子は恋の話には目がないのだろう。

リュウトは仕方がないので答えることにした。

 

 

リ「す、好きな奴??と・・・言われても、まだこっちに来て日が浅いからなぁ。

特別な好意を持っているのは今のところいないな」

 

文「えー何ですかそのつまらない解答は、じゃあ気になるひととか居ますか?」

 

リ「う~ん気になるかぁ・・・紅魔館に住んでる皆は命の恩人だからなぁ。

あ、でもここに来て初めて逢った咲夜にはある程度好感を持ってるかな?」

 

咲「え?わ、私に!?」

 

文「おお!やりましたね咲夜さん!!」

 

レミ「明日紅魔館でパーティーしましょうか?」

 

魔「お!いいな!幻想卿に新しいカップル誕生だぜ!」

 

リ「お、おいそういう意味でいった訳じゃないぞ?」

 

レミ「わかってるわ、からかってみただけよ」

 

ア「あら?除夜の鐘が終わったわ」

 

 

ゴォーン・・・ゴォーン・・・

 

どうやら除夜の鐘が鳴りやんだようだ。

もうすぐ一年が終わる合図だ。

 

 

紫「そろそろ0時よ!」

 

 

0時まであと10秒、皆でカウントダウンをする。

 

 

 

魔「年明けまであと五秒!!」

 

パ「四」

 

フ「三!」

 

咲「二!!」

 

リ「一!!!」

 

皆「新年明けましておめでとうございます!」




これ正月回にしてもよかったかな~って書いてて思いましたw でも正月回は書く気がありませぬ。
次からは普通に日常に戻ります

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