比企谷八幡と黒い球体の部屋   作:副会長

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説明回②。


敢え無く少年少女達は、地獄のような戦場へと放り込まれる。

 

 潮田渚は混乱していた。

 

 人が、消えていく。跡形もなく、姿形を一切残さず、まるで幽霊のように。

 一度死に命を失った自分達は、幽霊と変わらない存在なのだと、思い知らせるように。

 この部屋に送られた時の逆再生のように、正体不明のレーザーを照射されて、徐々にこの部屋から――この世界から消失する。いなくなる。

 

「お、おいおい……こりゃあ、どうなってんだ、渚」

「ぼ、僕にもさっぱり」

 

 この部屋に同時に送られてきた、隣にいる金髪巨漢の虎の様な男――東条英虎が、シリアスな口調で渚に問いかける。

 

 いつの間にか互いに名前を教え合い、気が付いたら東条に気に入られていた渚は、東条が緊張していることに内心驚いていた。

 

 こんな状況でも「なぁ、渚! すげぇぞ、あの黒い球! いったい中に何人入ってんだ!?」とマイペースを貫いていた彼が困惑が篭った声を出したことに、渚はついにこの人もこの状況の異常さを感じ取ったのか、と目を向ける。

 

「……ああ。俺、あんな手品出来ねぇよ。……みんなすげえ上手いな。これいつ俺の番になるんだ? ヤバい、どうすりゃいい?」

「いや、これそういうオーディションじゃないから!?」

 

 ヤバい。この状況もそうだけど、この人も相当ヤバい。いろんな意味で器がデカ過ぎる。

 

 と、渚がどうにかしてこの人の危機感を煽らないと、と自分も相当に大変な状況であることを棚に上げて頭を抱えて思考する。

 

「あ、あのですね、東条さん」

「あれ? ここどこだ?」

「東条さぁぁぁぁあああああん!!」

 

 チラッと東条の方を見ると、すでに頭部の半分くらいが消えていた。それでも東条はまったく慌てずにへらへらと笑う。

 

「お! なぁ、渚見ろよ。ここって確かまくh――」

「僕、見えないよ!? ちょ!? 東条さん! しっかりしてください東条さん!?」

 

 あっという間に消失範囲が口に達し、東条の声が聞こえなくなる。

 それでも楽しそうに身振り手振りをする東条の体に触ろうとするも、すでに転送された部分はすかすかと空振りし、その空間に何もないことに改めて驚愕する。やはりこれは透明になっているとかじゃなくて、本当に人体が消失しているらしい。しかも、東条の体は元気に動いているので、生きたまま、人間の体を部分部分、いや細胞一つ一つを消している。

 

(……いや、送っている? さっき東条さんは“どこ”って言ってた。……つまり、ここじゃないどこかに移動させられてるのかな?)

 

 あまりにも東条が飄々としていたので少し恐怖がなくなった渚は、先程までの東条の様子から少なくとも死ぬことはないらしいと分かり、冷静になろうと努めて、周りの様子を見渡した。

 

 すでに大分部屋の住人は減っていた。皆どこかに“送られた”らしい。

 

 自分と一緒にこの部屋に来た残り二人と、自分達よりも先にこの部屋に来ていたあの漆黒のボディスーツの人もまだ残っていた。

 二人は顔面蒼白といった感じなのにも関わらず、黒いボディスーツの人は一切動揺することなく平然としている。……やはり、この人はこの状況について何か知っているのかもしれない。

 

 ごくっと唾を呑みこむ。……何かを聞くとしたら、今しかない。

 

 そう思い、勇気を持って立ち上がると――

 

「――ん?」

 

 自分のすぐそばに、扉があることに気づいた。

 

 この大きな部屋には、扉が二つある。

 一つは、先程あやせと八幡がいたあの廊下へと繋がる扉。

 

 そして、もう一つが――

 

 渚は、恐る恐るドアノブに触れる。

 

(……さわ、れる?)

 

 東条が窓の外の景色にはしゃいでいた時、渚はふと窓の鍵に触れようとしたが、すり抜けるように触れなかった。

 だが、このドアノブはしっかりと触ることが出来て、そして――

 

 ぎぃ、と扉を開くことが出来た。

 

 渚は一瞬躊躇する。だが、ゆっくりと中を覗き込み、その部屋に入ることを決意した。

 

 そこには――

 

 

「……なに、これ?」

 

 

――近代SF映画に登場するような、大きなタイヤにエンジンを搭載したようなマシンがあった。

 

 

「……乗り物? ……バイク?」

 

 見ると、巨大なホイールの中に乗り込む形のバイクとなっているようで、内側にシートとハンドルが装備されている。モニタもあり、塞がれた視界をカバーできるようになっているらしい。

 

「……なんで、こんなのが?」

 

 そういった工学技術に特別詳しいわけでもない渚でも分かる。これは、とんでもなく凄まじい技術だ。もし実現できたら、それこそ世界中が大騒ぎするような“発明品”が、今、渚の目の前に存在している。しかも、一台ではなく、この部屋の中だけでもすでに三台もある。

 

 なぜ、こんなものが、この部屋に。

 そんな疑問を感じながら、部屋の中を見渡すと――渚は他に、クローゼットのようなものを発見する。

 

 もうここまできたらと半ばやけくそのような気持ちで、一瞬心の準備をしてから、一気に開け放つ。

 

「わ!」

 

 中の光景に思わず驚愕の声を上げる。

 

 そこにあったのは、お洒落な服飾品ではなく――――様々な武器、武具だった。

 

 機動隊が使うような軽量な盾や特殊警棒のような近代的な武器から、長槍や三節棍やトンファーといった武芸の達人が愛用していそうな特殊な武具まで。

 

 古今東西の様々な武装品が、まるでコレクションルームかのように取り揃えられている。といってもデザイン自体はあのバイクや、球体の中から出てきた銃などと同様にSFチックで、カラーリングも光沢のある黒で統一されているが。

 

(……隠し、アイテム?)

 

 まるでゲームの中に気まぐれに設定する遊び心のような印象を受ける部屋だ、と渚は漠然と思った。

 

「……!」

 

 そして、ふと目に入ったそれを、渚は惹きつけられるかのように、緩慢な動作で手に取る。

 

 恐る恐る、だがしっかりと取り出したそれは、真っ黒で光沢のある刀身が特徴の――サバイバルナイフだった。

 

「……………………」

 

 渚は、まるで見蕩れるように、憑りつかれるかのように、ジッとそれを見つめ続けた。

 

「――あ」

 

 そして、ついに渚は転送される。その漆黒のナイフを、その手に所持したまま――――初めての戦場に。

 

 

 そこで、渚は。

 

 

 

 そのナイフで、初めて“殺し”を経験することとなる。

 

 

 

 

 

+++

 

 

 

 

 

「おい! なんなんだよ、これ!? いい加減説明しろよ!!」

 

 この部屋に最初に送られてきたうちの一人――全身黒いファッションの男が、俺の肩を掴んでギラギラとした目で俺を睨みつける。

 ……本当は胸倉を掴む場面なんだろうが、ガンツスーツはピッタリフィットで掴めないからな。いや、そんなことどうでもいいか。

 

 すでに転送は粗方終わって、残りは俺とコイツ、あとさっき廊下に出てきた黒髪ロングの女くらいか。

 

 ……くそっ。ガンツも空気読んでさっさと送ってくれりゃあいいのに。

 

 目の前の男は、完全に俺をこの状況の関係者だと断定したようだ。……やはりずっとだんまりは不味かったか。だが、こんな恰好をしておいて都合よく誤魔化せるようなトークスキルは持ち合わせてないから、遅かれ早かれこうなっていたんだろう。

 

 真っ黒は、荒ぶった感情を抑えるように強く目を瞑り、必死に押し殺した低い声で俺に更に問いかける。

 

「……なら、質問を変えるぞ。お前が着ている“ソレ”はなんだ? “アレ”と同じものじゃないのか? ……それにアンタは迷わず銃を選んで手に取った。その後も別に観察するわけでもなく、そのスーツのホルスターにセットして後はただじっと待つだけだ。この“消える現象”が起こることも知っているみたいだったしな。……ここまで条件が揃って、今更何も知らないじゃ済まされないぞ……ッ」

 

 ……限界、か。

 この状況に戸惑うばかりかと思いきや、それなりに観察していたみたいだな。

 誰かが開けたはいいが銃みたいに分かりやすいものじゃないから興味を失って放置したであろうスーツにまで目を付けるとは。思ったよりも、コイツは“センス”がありそうだ。

 

 ……もしかしたら、それなりに働いてくれるかもな。

 

「――ッ!おい――」

「――これから俺達は、命懸けの戦争(ゲーム)に送られる」

 

 俺がそう言うと、目の前の男はビクリと動きを止めた。

 

 それは呆気にとられているような、怯えているような、そんな表情だった。

 

 俺は構わずに続けた。

 

「懸けるものは、“新たな自分の命”――死んだらそこで“死亡(ゲームオーバー)”の、命懸けの“戦争(デスゲーム)”だ」

 

 これは、黒い球体(ガンツ)玩具(おれたち)で無邪気に遊ぶゲーム(ころしあい)

 

「――って、言ったら信じるか?」

 

 俺の言葉に、目の前のコイツは顔面を蒼白させていた。額に不健康な汗を流し、俺の肩を掴む手をガタガタと震わせて。

 

 それは、ついさっきまで人が消えて送られる場面を目撃した時よりも、はるかに重症に。はるかに真っ青に。

 

 まるで、絶対に触れてはいけない心の傷(トラウマ)を抉り返されたかのような――

 

「あ、あの!」

 

 声の方向に目を向けると、黒髪の女がこちらを不安げな眼差しで見上げていた。

 

 ……こいつは苦手だ。さっきも思ったが、コイツの見た目、声は……なぜか“アイツ”を想起させる。

 

「じゃ、じゃあ、私たち……これからどうすればいいんですか……」

 

 ……だから嫌だったんだ。

 こうやって頼られることが。こうやって縋られることが。

 

 どうする? 俺はコイツにどうすればいい?

 

 コイツの面倒をずっと見る気なんて、俺にはない。

 下手に構い過ぎて、向こうに送られてからも付き纏われるのが最も避けるべきことだ。

 

 ……なら、ここは――

 

 俺は黒い球体の、後方に飛び出した部分を指さす。

 

「……あそこにスーツケースがある。こいつが言った通り、俺が着ているのと同じ奴だ。自分の名前が書いてある奴を取れ。そして着ろ。……そうすれば、少なくとも簡単には死なない」

「……わ、わかりました」

 

 黒髪少女はスーツケースを取りに行った。

 

 ……軽率だったか。だが、もう俺がここに詳しいというのはバレていることだし、スーツを着ているのは明らかだ。ここら辺はしょうがないラインだと思おう。

 

「……なぁ」

 

 目の前の男が、掠れた声で言った。

 

 ……コイツ、目が――

 

「これは、何かのVRMMOなのか……? あいつの……茅場晶彦の、模倣犯の仕業なのか……?」

 

 ……あのSAO事件の関係者なのか。

 

 確かに、これはあれと同じ、死んだら“本当に”終わりの、正真正銘のデスゲームだ。だが――

 

「違う」

 

 俺は強く否定した。違う。これは、このゲームは、あんなに“やさしく”ない。

 

 男は顔を上げる。……俺はSAO生還者(サバイバー)じゃない。VRMMOをやったことすらない。だから、あの“中”がどれだけ悲惨な状況だったのかは、想像もつかない。

 

 だが、これは言える。ここは――ここも、“地獄”だと。

 

 そして、SAOと違って、ここは――

 

「確かに、ここに使われるのはとんでもなく非現実的な技術だ。仮想世界とでも思った方が合理的なのかもしれない。だけど違う。これは、間違いなく現実だ――現実で、俺達は戦うんだ。新たに手に入れた本物の体で、新たに手に入れた本物の命を懸けて。……この手で本物の命を奪うんだ。殺すんだ。相手を殺して、自分が生き残る為に。……その為に、殺し合うんだ。……忘れるな――」

 

 

「――ここは“現実(じごく)”だ」

 

 

 男は息を呑んだ。そして、力無く腕を俺の肩から滑り落とした。

 

 ……見込み違い、だったか。

 

「……あ、あの、これどうやって着るんですか?」

 

 黒髪少女がケースからスーツを取り出して戸惑っている。

 俺は思わず反射的に答えた。

 

「全裸だ。裸にならなきゃそれは着れない」

 

 あ、やべ。

 そう思った時には、黒髪少女は顔を真っ赤にしてキッと俺を睨みつけた。

 

「な、なんですかそれッ!? 変態! セクハラです!! ぶち殺しますよっ!!」

「……俺に言うなよ。俺が作ったんじゃねぇよ」

 

 ……なんだよ、この子。美人だと思ってたけど予想外に鋭い殺気出すじゃねぇかよ。思わず反射的に謝っちまいそうになったよ。

 

 そんなビビりまくってる内心を誤魔化すように、俺は飄々と告げた。

 

「……で。着るの? 着ないの?」

 

 黒髪少女はぐぬぬと真っ赤な顔で呻り、涙目で恨みがましく俺を見上げる。……だから俺が作ったんじゃねぇよ。そんな目で見るなよ。何かが目覚めちゃうだろ。

 やがて観念したのか、スーツケースを胸に抱えて廊下へと向かった。

 その時、扉を開けながら――

 

「……言っておきますけど、覗いたらぶち殺しますから」

「……覗かねえよ」

 

 バタン、と扉を閉めた際に、思わず息を吐く。……怖いよ。何、あの笑顔。陽乃さん並みの迫力だよ。なんで俺が出会う美人はあんなんばっかなんだ。

 

 ……さて。残りはコイツか。

 まぁ、これ以上、俺がコイツに何かをしてやる義理はない。むしろ、他の奴らに比べたら大分サービスしたくらいだ。

 

 ……おそらく先に転送していった奴等は……すでにもう何人かは――

 

 

「……俺らは、これからどんな戦争(ゲーム)をやらされるんだ?」

 

 

 俺は、唸るようなその声に、思わず目を向ける。

 

「…………!」

 

 この男は、鋭い目つきで俺を見上げていた。

 顔はまだ少し青いが、それでも目は、その瞳は。

 

 俺に突っかかってきた時と同様に、ゾッとするほどの“生”への渇望に満ちていた。

 

「教えてくれ……ッ。ゲームというくらいなら、それなりの“ルール”があるんだろう?」

 

 ……俺はコイツを見誤っていたのかもな。

 センスとか見所なんて、俺が上から目線で語れる奴じゃない。

 

 コイツは、別格だ。

 

 本物の――この部屋の“適合者”だ。

 

「……とりあえず、スーツを着ろ。話はそれからだ」

 

 俺はそう言って、ガンツの前に立つ。

 

 ……何となく、ガンツが急に再び人数を増やしたのかが分かってきた気がする。

 

「な! おい――!!」

 

 真っ黒が息を呑むのが分かる。

 ……やっと、俺の転送が始まったらしい。

 

 すると、ガンツの表面に何か文字列が浮かび上がる。

 

【こんドは いっぱい強いのも あツメたよ】

 

 ガンツの、俺個人へのメッセージ。

 

 そして、その文字はすぐに消えて、再び別の文字列が浮かぶ。

 

 

【もう ひとりぼっちに されないといいね】

 

 

 …………。

 

 

「大きなお世話だ」

 

 こうして、俺の、新たなメンバーとの、初めてのミッションが幕を開けた。

 

 

 

 

 

+++

 

 

 

 

 

 あの男の背中に隠れて見えなかったが、まるで男はあの黒い球体と会話をしてるかのようだった。

 

 だが、すぐに男も消え、この部屋の中には和人のみが残される。

 

「え!? 何!? きゃ――」

 

 廊下の方から女の子の悲鳴。おそらくあやせも転送されたのだろう。

 

 これで、正真正銘、和人一人が取り残された。

 

 和人は深く息を吐く。この期に及んで、自分だけは助かるかもなどという希望を持つほど、和人は楽観的じゃない。

 すぐに表情を切り替え、スーツケースを取出しに行く――そして、迷ったがせめてと短銃を一つ手に取る。

 

「…………う」

 

 誰もいないとはいえ、見知らぬ一室で全裸になるのは男であっても抵抗はある。

 だが、躊躇している時間はない。すぐに和人は服をせめて豪快に脱ぎ捨て、葛藤を捨てる。

 

「……うわ。キツイな」

 

 確かにこれは全裸でなければ着れそうにないと、少し苦労しながらも、何とか着替えを完了する。

 

 そして、部屋を見渡す。

 先程まではあれほど人がひしめき合っていたのに、もう誰もいない。

 

 途端に恐怖心が湧き起るが、それを誤魔化すように視線を巡らせて—―

 

「――ん? あれは……」

 

 和人は廊下側とはまた別の、半開きの扉に目を付ける。

 

 そして、恐る恐るその中に入ると――

 

「――これは……」

 

 そこにあったのは、渚も見つけた、あの近代的な単輪(モノホイール)バイクだった。

 

 それに和人が手を触れた所で――

 

「――あ」

 

 

 

 

 

+++

 

 

 

 

 

 こうして、この黒い球体の部屋には、誰もいなくなった。

 

 

 星人と黒い球体に導かれた傀儡(せんし)たちの戦いが、今、再び始まる。

 

 

 

 

 

+++

 

 

 

 

 

【いってくだちい】

 

 

【1:00:00】ピッ

 

 

 

 

 




 武器クローゼットはこの小説オリジナル設定です。
 威力は初期装備と比べて特別強力なわけではないけれど、使いこなすのには癖のある武器が仕舞い込んであります。100点メニューの二番とはまた別です。
 中に入っている武器は、100点メニューで手に入るZガンやハードスーツのように、標準装備の“上位互換”ではなく、作中の通り、盾とか警棒とか、トンファーとか槍とか、使いこなすのに少し苦労するような“癖のある”武器です。そこまで強力なのはありません。あくまで、隠しアイテムですから。

 このシリーズもそれなりに長くなり、ただ原作をそのままなぞるだけだと、いい加減マンネリ化してくる頃合いかと思ったので、こういったものも入れていくことにしました。まぁ、どうしても渚にナイフとスタンガン警棒を持たせたかっただけなんですけど。

 後、以前の話で、八幡はこの部屋に入って何もなかったっていってたじゃんと言われる方もいると思いますが、その通りで、この部屋は今回初めてガンツがこの部屋にバイクやクローゼットを用意したとお考えください。
 つまり、中坊はこの部屋の(装備の)ことは知りません。

 その辺はまたおいおい作品の中で明かせればと思います。

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