比企谷八幡と黒い球体の部屋   作:副会長

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イケメンズの奮闘。


彼らはそれぞれの相棒と共に金剛力士像に挑む。

 

「ッ!? 馬鹿野郎!!」

 

 陽乃は、急に踵を返して仏像に向かって駆け出す八幡を見て、反射的に叫ぶ。

 仏像は両手で作った巨大な拳を、八幡に向かって叩きつけようとしていた。

 

「八幡!!」

 

 しかし、八幡は足を止めようとしない。

 

 ドカンッ!! と仏像は攻撃を振り下ろす。

 もの凄い衝撃と砂塵に思わず目を閉じてしまいそうになる。

 

 周りの人達も叫び声を上げながら吹き飛ばされる中、陽乃の脳に一瞬最悪の想像が過ぎった。

 

 陽乃はスーツの耐久性を八幡や葉山からレクチャーされた知識でしか知らない。強いて言うならあの部屋で葉山がボンバーやラッパー、白人からの攻撃にびくともしなかったくらいか。

 だが、あの攻撃がそんなものとは桁違いなのはどう見ても明らかだ。

 

 もしかして……嫌、そんなわけ……。

 

 陽乃の心にかつてない冷たさが走った。が――

 

「俺は大丈夫です! 陽乃さんは少しでも遠くに逃げてください!!」

 

 仏像の向こう側――おそらく寺院の外から彼の声が届く。

 

 それにより、無意識の内に強張っていた陽乃の体から余分な力が抜ける。

 

 そして、すぐさま思考を巡らせる。

 せっかく寺院の中に入れたのに、彼は一瞬でそれを放棄し、危険を冒してまで外に出た。

 

 彼がそんな非合理的な行動に出た理由は?

 

 葉山やミリタリーに加勢する為?いや、それなら扉を開けるのを他の連中に任せてすぐさま加勢するはずだ。一度中に入る必要はない。

 

 なら、これはアクシデント。不測の事態。

 

 陽乃は視線を巡らせる。やはり足りない。おそらく彼は誰かを助けに行ったんだ。

 

 その人は逃げ遅れたか?もしくはとんでもない方向に逃げてしまった?

 

 どっちにしろ、危険だ。敵は一体じゃない。おそらく彼はそれにすぐに気づいて、だからこそすぐに助けにいった。

 

 まったく、彼は変わらない。誰だって助けてしまう。

 自分が一番大事だとか悪ぶっているくせに、いざという時は我が身を省みるということを疎かにする。

 

(そんな彼を――一人にしておくわけにはいかないじゃない!)

 

 陽乃は一瞬で思考を終え、次の瞬間には駆け出していた。

 

 仏像はアクションが大きい攻撃の後で、体勢を立て直すのに手間取っていた。

 

 陽乃はそんな仏像に向かって真っすぐに駆け出す。

 

「ちょ、陽乃さん!!」

「危ないですよ!!」

 

 相模と折本が悲鳴を上げるが、陽乃は止まらない。

 一刻も早く、八幡の元へ!

 

 仏像が体勢を戻し、サッカーボールを蹴るかのように左足を大きく後ろに反らす。

 

 陽乃はそれを見てYガンを構える。

 

 そして、仏像が勢いよく足を振り抜く!

 

 陽乃はその足が通過する場所に的確にYガンを発射。捕獲ネットで簡易的なトラップを仕掛ける。

 ちょうど体重が前方に傾く箇所に的確に設置されたネットは仏像の蹴りを受け止め、バランスを崩した仏像の体が前に倒れ込んでくる。

 

 陽乃はそれを最小限の動きで躱し、ズズーンという音を背中で聞きながら、寺院の外に躍り出た。

 

 その時、門の右側から葉山が現れる。

 

「陽乃さん!」

「隼人、八幡は!?」

「あっちだ。男が仏像に狙われてて、それを助けようとしてる」

「分かった!」

 

 そして、陽乃は一目散に左に向かって走る。

 

 後ろから葉山が叫んでいるが、意に介さず進む。

 

 大事な存在を、失わないために。

 

 

 

 

 

+++

 

 

 

 

 

 遠ざかっていく陽乃を葉山は複雑な表情で見つめたが、意識を切り換え、寺院の中へと踏み込む。

 

 陽乃の優秀さを、別格さを、葉山は雪乃と同じくらい知っている。身をもって知っている。

 常に目の前に立ちふさがる壁。どう頑張っても越えられない壁。

 それをずっと見せつけられてきたのは、決して雪乃だけではないのだ。

 葉山には、雪ノ下陽乃が敗北するなど、想像も出来ない。

 それに、あっちには自分よりも強い八幡がいる。おそらくは大丈夫だ。

 

 それよりも、中。

 八幡と陽乃というWジョーカーが抜けているこちらの方が、よほどピンチだ。数では圧倒的でも、こう言っては難だが、質が違う。

 

 葉山は寺院の中に入る。

 

 

 その瞬間、ビュオォ!!という風切音が轟いた。

 

 

 それの発信源は、葉山の前方。そこから更に前方に向かって突風が吹いている。発信源の後方にいる葉山にはその余波しかこないが、それでも目を開けていられない。

 

 

 やがて収まり、葉山が目を開けると――――そこは大惨事だった。

 

 

 葉山と八幡、陽乃とリーマン、ミリタリーを除く全メンバーが、みな蹲っている。

 

 先程の突風で石階段や石畳や砂利などに叩きつけられ、スーツ組は何とか外傷はないようだが、着ていないものは立ち上がれすらしないようだ。

 

 皆、目の前に迫る巨体の仏像の恐怖に呑まれている。

 経験者の相模や折本ですら、たった一撃で心を折られたようだった。

 

 こんな奴に、勝てるのか?

 

 そんな思いが表情から滲み出ている。

 折本と相模は何とか気丈に銃を向けているが、その手は震えていて、とてもじゃないが引き金など引けそうにない。

 

「なんだよ、これ!?誰か何とかしろよ!!」

「ふざけんな!!こんなん勝てるわけねぇだろ!!」

 

 ボンバーやラッパーが大声で喚く。それはここにいる全員の心の声を代弁したかのようだった。

 

 仏像が右拳を作り、後ろに引いて溜めを作る。

 

 それは、銃を向け続ける二人の少女に向けられた殺意だった。

 

 葉山はそれを察し、フリーズしていた体を瞬時に動かして、後ろから仏像に特攻を仕掛ける。

 葉山は不意打ちという利点がなくなるのも気づかず、己を鼓舞する為、大声で雄叫びを上げた。

 

 

「「うぉぉぉぉぉぉぉおおおおおおおおおオオオオオオオオオオオオ!!!!!」」

 

 

 轟いた雄叫びは二人分だった。

 

 相模や折本たちの後方から、助走をたっぷりとってトップスピードで石段から一人の男が飛び上がる。

 

 達海龍也。

 

 葉山隼人。

 

 二人の男が、10mの巨像に戦いを挑む。

 

 

 

+++

 

 

 

 

 

 ダンッと着地し、達海は目の前の敵を睨みつける。

 そして、口元を歪める。獰猛に笑う。

 ついに来た。あの日からずっと待ちわびた瞬間に、歓喜する。

 

 そして、ふと仏像の向こう側にいる葉山に気づく。

 笑みを消し、目を細めて、闘志を露わにする。

 

「コイツは、俺の獲物だっ……!」

 

 

 葉山は走りながら銃を構える。

 Xガン。葉山は今までこの銃を撃てたことがない。

 撃とうとする度に、一度目のミッションの恐怖が蘇り、体が震えてしまう。

 

 葉山はその事を分かっていた。だからこそ、できることならYガンだけで乗り越えたいと、自身を客観的に捉えながらそんなことを考えていた。

 

 だが、この巨体を見た途端、それは諦めた。これを送るには時間がかかるし、何より転送の間、Yガンのネットで捕獲し続けられるとは思わなかったからだ。

 

 しかし案の定、葉山はXガンを構えた時に顕れた震えで、自身がトラウマを完全に克服できていないことに気づく。

 

 くっと舌打ちをすると、仏像を挟んで達海と目が合う。

 達海の目は闘志に溢れていて、鋭い目でこちらを睨んでいた。

 邪魔をするな、と。

 

 それを見て、葉山はXガンを仕舞い、Yガンへと持ち替えた。

 

 

 仏像が達海に地を這うかのようなローキックを仕掛ける。それも左足で左側にいる達海を狙う為に踵を滑らせるような形で。

 達海はそれをジャンプして躱すが、仏像は左足の勢いをそのまま右足に乗せ空中で身動きのとれない達海にミドルキックを放つ。

 

 達海が目を見開く。折本が小さな悲鳴を漏らす。

 

 その時、仏像の右足が葉山の放ったYガンの捕獲ネットにより軌道を逸らされた。

 

 しかし仏像も学んだのか、そのまま逆回転するように脚を引き戻し、転倒を避ける。

 

 達海は葉山を見る。そして、葉山はアイコンタクトで応える。

 

 それだけで、二人は意思を共有した。共にハイレベルなサッカープレイヤーだからだろうか。無言の意志疎通などお手の物だった。

 

 そして、先程の一撃により、葉山が仏像のターゲットとなった。

 

 葉山は距離をとり、仏像をおびき寄せる。

 仏像は再び大きく腕を引き、葉山を殴りかかろうとする。

 

 ギュイーン

 

 背後から、達海がXショットガンによりその腕に命中させた。

 

 構わず仏像は葉山に向かって拳を放つ。

 

 しかし、葉山はすでに回避体勢に入っており。

 

 右腕は葉山に届く前に吹き飛んだ。

 

 急に腕がなくなったことでバランスを崩したのか、再び仏像が転倒する。

 

 その隙に、葉山は達海と合流していた。

 

「よぉ」

「悪い、助かった」

 

 二人とも、最低限のやり取りだけを交わすと、再び仏像に目を戻す。

 

「葉山君!」

「達海君、大丈夫!?」

 

 折本と相模が二人に近づこうとするが。

 

「来るな」

「まだ終わってないよ」

 

 達海と葉山が仏像に目を向けたままで制止させる。

 

 動きを止めた二人は恐る恐る目を向ける。

 その先には――

 

――隻腕となりながらも、ゆっくりと立ち上がる仏像がいた。

 

 葉山は表情を引き締めながらYガンを装備する。

 達海は獰猛に笑いながらXショットガンを肩に乗せた。

 

「行くぞ」

「ああ」

 

 達海が一言告げ、葉山が一言で応える。

 

 二人はすでに臨戦態勢だった。

 

 仏像に向かって駆け出す。

 

 仏像が左腕を大きく振るう。

 

 

 突風が吹き荒れた。

 

 

 葉山も、達海も、相模も折本もインテリもボンバーもラッパーも白人も。

 

 みんな立っていられず吹き飛ばされ、石段や灯篭や階段の柱や手すりに体を強くぶつける。

 

「くっ…………!」

 

 葉山はなんとか階段の一段目を掴み、吹き飛ばされないように耐える。

 

 その前方の達海は必死に踏ん張り、飛ばされまいとしていたが、やがて足が地面から離れる。

 

「!! なめんなぁぁぁぁ~~~~!!!」

 

 スーツの駆動音。

 達海が右腕を膨れ上がらせ、そのまま地面に突きたてた。

 

 その結果、体は鯉のぼりのようにはためかせていたが、腕一本でその場に根性で留まり続けた。

 

 そして、突風が止んだ瞬間、腕を引き抜き仏像に特攻を仕掛ける。

 

「おおおおおおおお!!!!!」

 

 仏像は腰に下げていた棍棒を引き抜き、左腕一本で無造作に振るう。

 

 それは明確に達海を狙っていた。だが、達海はスピードを落とさない。

 

 そして、棍棒はそのまま――――駆けつけた葉山が体全体で受け止めた。

 

「ぐぅ…………!!!!」

 

 葉山と達海は再び一瞬のアイコンタクトを交わし、達海は仏像に突撃した。

 

 ギュイーン

 ギュイーン

 ギュイーン

 

 走りながらXショットガンを連射する。

 

「うぉぉおおおおお!!!!」

 

 そのままスライディングの要領で仏像の股下を潜る。その間も体中の至る所に連射する。

 

 ギュイーン

 ギュイーン

 ギュイーン

 

 そして背後に出て、すぐさま立ち上がり、頭部に一発撃ちこんだ。

 

 ギュイーン

 

 その一発が合図となり、仏像の左腰が吹き飛ぶ。

 

 そのまま体中が一部ずつ連鎖的に吹き飛び、最後に頭部を弾けさせ、仏像は絶命した。

 

 

 

 

 

+++

 

 

 

 

 

 仏像の灰色の体液が雨のように降り注ぐ中、達海は葉山の元に歩み寄り、達海は満面の笑顔で、葉山は複雑な苦笑で、パァンとサッカーの試合でゴールを決めた時のようにハイタッチを交わした。

 

 そして、それを見て沸き立つボンバーやラッパー達。

 

「うぉぉぉおおおおおお!!!!勝ったぁぁぁあああああ!!」

「すげぇよ、アンタら!!ヒーローだよ、ヒーロー!!」

 

 達海はその声に嬉しそうに「へへへ」と少年のように笑っている。

 葉山は複雑な表情で俯いていた。

 

 相模と折本は、そんな2人を見て八幡の言葉を思い出す。

 

 

――『葉山の傍に、居てやれ』

 

――『達海の暴走を止める支えが必要だ』

 

 

 相模と折本は歓声を浴びる葉山と達海に近づこうとする。

 

 

 その時、寺院の門が吹き飛んだ。

 

 

 ドガーーンッ!! という衝撃と共に、門の欠片が嵐のように吹き荒れる。

 

「きゃぁああああ!!!」

「なんなんだよ!!」

 

 怒号と悲鳴が錯綜する中、葉山は一つの最悪の結論にたどり着く。

 

(まさか……もう一体の仏像が乗り込んできたッ!?)

 

 今、寺院の外で戦っているはずの仏像。

 その戦いが終わり、この中に乗り込んできたのか?

 

 その可能性が一番濃厚だが、もしそうだとすると、あの二人が……。

 

 葉山はその考えに至り、恐怖する。もう誰も死なせないと決めたのに。

 葉山は自身を保っている頼りない支えが折れかけるのを感じる。もしこれが折れてしまったら、自分は――――俺は――――

 

 葉山はそれを自覚していた。だから手段を選ばなかった。

 それもこれも、もしあの二人が死んでしまったのだとしたら、全てが破綻する。

 

 それに、葉山も見た。ここに存在する夥しい数の青点(せいじん)を。

 あんな仏像は前哨戦に過ぎない。もしこんな序盤であの二人を失ったら……。

 

 葉山は祈るような思いで土煙が晴れる先を見つめる。

 門を吹き飛ばしたものの正体が明らかになる。

 

 それは、葉山が危惧した通り。

 

 

 もう一体の仏像――――――の、上半身だった。

 

 

「!?」

 

 葉山は絶句する。そこに転がっているのは、まさしく先程ミリタリーを助ける際に葉山自身にも肉迫した、10m近い体躯を誇っていたあの仏像に間違いない。

 

 だが、今は見るも無残な醜態を晒し、おそらくすでに絶命している。

 

 下半身はなくなり、胸の辺りで真っ二つにされていて、全長3mくらいの肉塊と化している。

 

 その奇妙さに、葉山だけでなく全員が気づいたようで、ざわざわとし始めた頃。

 

 

 門から――正確にはついさっきまで門だった場所から――漆黒のボディスーツを身に纏った美女が現れた。

 

 

 その女性は自分の背丈よりもはるかに長い剣を携え、颯爽と寺院の中に侵入する。

 

「いやぁ~、これ凄い威力だね。気に入ったよ。わたしこれで戦う」

 

 そういって彼女は自身の右側の、何もいない空間に向かって嬉しそうに話す。

 

 

 すると、突如その空間が歪み、バチバチバチという電子音と共に、学生服の目つきの悪い少年が現れる。

 

 

「…………いや、陽乃さんがいいならいいんですけど。よくその剣一回で使いこなしましたね。っていうか伸ばしてるし。俺もまだ伸ばしたことないのに……」

 

 陽乃は八幡の背中を叩き気にするなとニコニコしながら励ましている。

 八幡はそんな陽乃に恨みがましい目線を送りながらも陽乃の歩幅に合わせて隣を歩いている。

 

 

 転がる星人の死体に。

 

 見向きもせず。

 

 まるで、勝つことなど当然だと言わんばかりに。

 

 

 二人は一番近くに居る呆然とした葉山に声を掛ける。

 

「よお、葉山。お前たちも一体倒したみたいだな」

「…………やっぱり、あれは二人が?」

「陽乃さんが色々試したいって言って、結構時間かかっちまったけどな」

「八幡もこの後のことを考えると決して無駄じゃないからってOKしてくれたじゃない」

 

 葉山は絶句する。

 自分たちは無我夢中でこの仏像をなんとか退けたというのに、この二人は次に戦う星人との練習代わりと捉えていたのだ。

 実際に陽乃はガンツソードをものにし、八幡は透明化の有用性を確認している。

 

「あ、そうだ、陽乃さん。一応、アイツ送っといたほうがいいですよ。もしかしたら再生とかするかもですし」

「それなら八幡が送りなよ。送っても点数になるんでしょ」

「俺はもう23点持ってるんで。大丈夫っすよ」

「そう?分かった。じゃあ、遠慮なくもらうね」

 

 そう言って陽乃は流れるようにYガンを発射し、転送する。実際にとどめを刺したのも陽乃なので、点数は確実に陽乃のものだろう。

 

 

「さて。次はどうする?」

「そうですね……なんか五体が一か所に固まっていて、後はバラバラに九体。目の前のあのデカい建物にも一体いるみたいですね。……あと十五体か。どんだけいるんだよ」

「まぁ、着実に倒していこうよ。八幡はどれがボスだと思う?」

「そうですね……前回もボスは固まっている所にいました。だから個人的にはこの五体固まっている場所が怪しいですね。根拠は薄いですが」

 

 そう言って、二人だけで今後の方針を話し合っている。

 

 その様子を、他のメンバーは半分怯えるように眺めていた。

 

 達海や葉山の時とは違い、歓声は沸かない。誰も声を掛けない。

 

 

 もしかしたら、この場で誰よりも歪なのは、この二人なのかもしれない。

 

 

 

 

 

 そんなメンバー達を、寺院の中にある幾つもの建物の屋根の上から、何体もの仏像が眺めていた。

 




 この戦いは、まだ始まったばかり。

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