東方好きの優斗と大妖精と   作:ゆう12906

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第五話 能力発動

「いってらっしゃい」

 

 今日も大妖精を送り出した後、パソコンを開ける。今日も東プロ辞書だ。―――と、いきなりすごいことを発見してしまった。

 

「えっ、うそ!」

 

 そこにはこう書いてあった。

 

 八雲紫のスキマ……どこにも行ける

 

「と、いうことは……」

 

 紫先生嘘ついたな。

 

「あとでちゃんと言っておかないと。」

 

 そしたらまた驚きの事実を知ってしまった。

 

「な、何だってー!」

 

 ルーミアの「わはー」は二次創作なのかー!って、なに変な独り言つぶやいてるんだ俺。

 

 いや~知らないことばっかだな。―――そういえば紅魔郷のルーミアのスペルは…

 

 調べてみると3枚あった。その中から闇符「ディマーケイション」のタグをクリックしてみる。

 

「きれいなイラストだな~」

 

 イラストをクリックしてみるとなんだか画面がゆがんだ。

 

「ん?」

 

 そこからなんと弾幕が出てきた!

 

「おわっ!」

 

 間一髪のところでよけ、そのまま弾は外へ出て行った。

 

「えっ?えっ?どういう事だ?」

 

 落ち着いて考えよう。俺はルーミアのスペルのイラストをクリックした。そうすると弾幕が出てきた。と、いうことは…

 

「これが俺の能力…ということか!」

 

 今でも信じられないが、こういうことなんだ。

 

「じゃあ…」

 

 外に出て、もう一度ルーミアのスペルをクリックしてみた。

 

「月符『ムーンライトレイ』!」

 

 レーザーと弾が出た。すげ~きれいだな~

 

「お~じゃあ、能力名決めないと。」

 

 パソコンのイラストから弾幕を出す程度の能力なんてどうだろうか……いや長すぎるな。それならいっそ……

 

「『パソコンを操る程度の能力』にしよう!」

 

 よし、ならば…時間を止めてみよう!

 

「『咲夜の世界』!」

 

 しかし今度は何も起こらなかった。

 

「あれ?」

 

 何回かやっているうちに法則があることに気が付いた。

 

 ルーミアのスペルはできるけど、咲夜はできない。リグルとキスメはできるけど、霊夢とさとりはできない。つまり……

 

「1面ボスのしかできないのか!」

 

 これじゃ、大したのは出せないから、魔理沙とかとは弾幕ごっこはできないか。

 

「ただいま~」

 

 そうしてる合間に大妖精が帰ってきた。

 

「あれどうしたの?」

 

 俺は今日の事を説明した。

 

「えっ!じゃあ、弾幕出せるの!」

 

「ああ。」

 

「そうなの、じゃあ…今度の大会の練習相手になって!」

 

「え?練習相手?なんの?」

 

「はーい!それは私が説明しましょう!」

 

 突然文が飛んできた。いま、学級新聞の取材をしているんだそうだ。

 

「幻想高校では、期末に弾幕ごっこ大会が開かれるんですよ。」

 

「へ~それで俺に」

 

 いや~できるかな~。まだ弾幕ごっこ未体験だし。

 

「あっ、これ取材させてくださいね~」

 

 こうして二人の練習と、文々。新聞の取材が始まった。

 




と、いうわけで第五話です。

なんと優斗は弾幕が出せたんですね~(1面ボスだけですが…)

優斗は大妖精にどうやって教えるんでしょうか。また、文の新聞も注目です!

では、次の6話でお会いしましょう!

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