ULTRAMAN GINGA with GOD EATER   作:???second

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新作の情報が出ましたね。でも、アプリ…スマホの電池残量が気になっちゃいます。
でも一方で3と思われる新作が開発されようとしているみたいです。どうも、フェンリル本部に何か異変があったようで…けど、今は1の前半時期を書くのがやっとの状況ですね…

そしてオーブのサンダーブレスター…やばすぎww

暁の方でも別作品の最新話出してますので興味がある人はそちらもよろしくお願いします。

それと、ついにお気に入り件数が100を突破しました!ここまで読んでくださって本当にありがとうございます。
にじふぁんをやっていた頃からずっとですが、三桁を突破したことはないです。特撮とのクロス作品はジャンル受けがよくないし、小説サイトの人たちってたいていが神様転生ものを好む人たちが多いみたいですので、たとえ人によってはちっぽけな数値だとしても嬉しいです。

 …って思ってたらいきなり3件もマイナス…俺が何をしたんだ!?(汗)

※ザラキエルの名前が修正前のものになってました…すみません


グラスゴーから来た二人(後編)

スパークドールズが、サリエルの体に吸い込まれたことで奴の体に異変が大きかった。

体が肥大化し、女神と巨大蛾が合成したような美しくもおぞましい姿…『蛾神獣ザラキエル』に変貌した。

ザラキエルは、進化直後に一度叫び声を上げ始める。その叫びはザイゴートの、他のアラガミを呼び寄せる叫び声と似ていた。輸送機を襲っていたアラガミたちが、一斉にザラキエルに集まっていく。そして、ザラキエルの頭についていた眼球のすぐした部位が、ガバッ!とおぞましく口となって開かれた。その中にアラガミたちを、一匹残らず掃除機のごとく吸い上げていき、バリバリ!ゴキ!と生々しく気持ちの悪い音を立てながら捕食していく。

その影響でさらに体が膨れ上がり、ザラキエルはついに60mを超えた巨大な怪物となった。

「なにこれ…アラガミなの…!?」

ケイトは巨大な姿を見せつけるザラキエルを見て、かつてない恐怖を覚えた。

こんなアラガミがいたのか?というか、こんなデカすぎるアラガミと、一体どうやって戦えばいいのだ?

「…ちぃ…反則だぜ」

「真壁隊長…」

ハルオミも同感の様子だった。無理もない、こんな巨大すぎる怪物を相手にしては、ゴッドイーターでもどの方向から立ち向かっても勝ち目を感じさせもしない。

ユウはそれを横目で見て、嫌な意味で思ったとおりの現実を見たことを痛感した……

 

 

…というのは直後に打ち砕かれた。

 

 

 

「そんな出てるところをさらに出してくるとか、反則過ぎるぜ!」

 

 

 

そう叫びながら、ハルオミはかっこよくビシッ!と一直線に……

 

ザラキエルの『たおやかでたわわな二つの果実』を指差した。

 

ズルッ!!!

とんでもないコメントに、ユウとタロウ、ケイト、ヘリにいるサクヤとコウタ、果ては、アラガミであるザラキエルでさえ宙に浮いたままズッこけた。

「何を言い出すかと思ったら、いきなり何を言い出すんですかあなたは!!」

ガバッ!と立ち上がったユウが真っ先に突っ込みを入れた。

「いやぁでも、さっき俺たち言っただろ?この輸送機にいる連中を極東まで送りたいってな」

確かに言いはしたが、それとどう関係があるというのだ?と疑問を抱かされるユウたち。

「ん?ただの緊張ほぐしだぜ?」

「緊張の糸がほぐれすぎて落ちるところでしたよ!」

何時になく平静さをなくしてしまい、ユウは思わず怒鳴り散らしてしまう。そんなことで切れてしまう緊張の糸であって欲しくないのを痛感してしまう。

「まぁそれはともかく…」

軽く流した!?という直後に発せられたユウの突っ込みも意に返さず、ハルオミはさっきと変わらずお調子者じみた笑みを浮かべながら続けた。

「これで、こんなアホな男と一緒に死ぬより、死に物狂いで生き延びたくなっただろ?このまま死ぬには格好つかないもんな?」

「わ、わざとってことですか…?」

「やり方を考えてよ…もう。でも…なんかあいつに驚くのが馬鹿馬鹿しくなったな」

確かに、なんか絶望していることさえもばかばかしく思えてきた。

ユウたち第1部隊はザラキエルのような異常進化型の超大型アラガミとの交戦経験があるから慣れがあるため絶望まではしなかったが、ケイトとハルオミは今回が初めて。どんな状況においても、自分たちのいつもの調子を保ち続けることで生きながらえる。これが彼らのやり方なのかもしれない。…不純さ満載だが。

「なんにせよ、この輸送機をあいつから絶対に守り通さなきゃ…!でないとグラスゴーで帰りを待っているあの子に顔を会わせられないもの」

「だな…」

ケイトとハルオミは、互いに並び立ちながらザラキエルを見上げる。まずは、こいつをどう切り抜けるかだ。幸い、ここには極東支部において百戦錬磨の第1部隊と、自分たちグラスゴー支部で活躍してきたゴッドイーターがそろい踏みだ。しかも内一人は新型。これらをうまく連携し利用しあうことで、なんとかこいつを切り抜けてみせる。無理に倒そうとはせず、全員が生き残る算段を積み重ねていかなければ。

「よぉ、新型の坊や。名前を聞いてなかったな」

ハルオミは剣を肩に担ぎながら、後ろに立っているユウに自己紹介を求めてきた。

「坊やじゃないです。ユウ、神薙ユウです」

「…神を薙ぎ払う勇者…か。今の時代にぴったりの洒落た名前かもね」

ハルオミと共にユウの名前を聞いたケイトが言うと、ハルオミが改めてユウに問う。

「じゃあユウ、こいつを輸送機から引き剥がすぞ。無理かもしれなくたって、やる。着いて来てくれるか?」

「そのつもりです。…サクヤさん、コウタ!」

『ええ、サポートは任せて!』

名前を呼ばれたサクヤとコウタも、ユウに対して頷きの姿勢を通信越しに現した。

「さっきまでの通り、俺が主な壁役になる。べっぴんさんの相手はやっぱ俺みたいなイケメンじゃないとな」

ユウとケイトの前に、ハルオミが立ちながらザラキエルを見上げる。自分は旧型だから近接パーツしか搭載していない。敵の攻撃が来たら装甲を即時展開して後衛を守らなくては。

「ハルが耐えている間、奴の目を潰す役と、攻撃で注意を引く役…この二つに分けるのね」

ケイトの言葉に続き、サクヤが作戦内容を纏め上げた。

『私たちやケイトさんが主に攻撃役。奴の目を潰して視界を潰し、輸送機とヘリをエリアから全速力で離脱させる。それまでユウ君がハルオミ隊長が倒れないように遊撃役としてサポートする。この作戦で行くのね』

「あぁ、頼むぜ…アナグラ1の凄腕部隊って聞いてるからな」

『新人からベテランまで腕は確かよ。そうでしょ?コウタ』

『は、はい!がんばります!!』

コウタが緊張しているのが伺える。さっきのハルオミのアホでスケベな一発ギャグ?では完全に収め切れなかったようだ。

「コウタ、ガチガチになってる?いつもみたいに調子よくすれば緊張が解けるよ」

『ユウはいいよな…なんだかんだで、一番緊張が解けやすいもんな』

「そんなことないって…」

とユウが遠慮しがちに謙遜したときだった。

「来るわ!」

ケイトがザラキエルを見て叫ぶ。そのとき、一定の距離を置いていたザラキエルがこちらに接近してきたやはり、奴の攻撃が始まろうとしていたのだ。

これは自分たちの腕にもかかっているが、限界がある。輸送機とヘリのパイロットにも腕を見せてもらわなければならない。だがその際に、輸送機とヘリが大きく揺れる可能性が高い。ハルオミは早速、命綱であるワイヤーロープを結うとケイトの二人にも配布、フックや機体の梯子部分にワイヤーを金具で固定。衝撃と揺れに備えた。

『ユウ、奴の攻撃は神機の装甲で防御するのは難しい。私が念力をかけて動きを鈍らせるから、そのときはケイトと一緒に砲撃して奴のビームを相殺するんだ!』

『うん、お願い!』

タロウもテレパシー越しにサポート対象であるユウへの指示を出す。

恐らく、これまでの異常進化したアラガミと同じように、スパークドールズを取り込んでいたのだ。それに伴って進化したアラガミの攻撃をしのぐのは難しい。だが人形になっているとはいえ、ギンガと同じウルトラマンであるタロウの力があれば何とかいけるかもしれない。

 

 

その頃の地上では…

「やばいな…」

よりによってリンドウたちは、アラガミの中でも危険中の危険な部類に入るアラガミ…『スサノオ』に見つかってしまっていた。一度は逃げおおせたかと思ったが、奴は神機を好む性質がある。そのせいなのか、自分たちゴッドイーターの気配にいち早く気づき、彼らがさっきまで隠れていたビルに向けて、捕食形態に似た両腕で食いちぎりにかかった。おかげでビルの中で隠れることもできなくなり、やむを得ずスサノオの前とわかっても、外に出るしかなかった。

しかもこいつは、接触禁忌種…立っているだけで周囲の偏食場に影響を与えこうして対峙しているだけでもヤバイのだ。果ては神機も好んで食らうというし、ゴッドイーターにとってこいつは天敵なのだ。

「ぐぅ…!」

アリサはうめき声を上げながら膝を着いた。さっきビルに隠れていた自分たちに向けてスサノオが攻撃を仕掛けたとき、彼女は不覚にも負傷してしまったのだ。

「まだ、まだ…!」

「無理してんじゃねぇ。てめえの体力がそれくらいが限界だ」

「勝手に…言わないでください!」

新型のゴッドイーターとして、一矢報いることもできないまま引き下がれない。ソーマの一言に対し、かえって対抗心をむき出したアリサは根性で立ち上がろうとしたが、それもままならなかった。

(情けない…!新型なのに、またこんな…!)

アリサはこの極東に来て、自分が戦果を上げられたのが最初のうちだけであることを気にしていた。期待を寄せられたというのに、それに応えるべく抗議も訓練も模範生とも言うべき成績を収めたのに、いざ実践となるとなんとも情けなくて間抜けなのだろうと、自分の無力さを痛感させられるばかり。

スサノオがうなり声を上げながらこちらに迫ってくる。リンドウとソーマは、負傷したアリサとそいつの間に入って、スサノオと対峙する。こうして立っているだけで、奴の放つ偏食場パルスの影響で気分が悪く感じる。なんとかこの場を切り抜けられる手はないものか…!

と思ったときだった。

一台のカーゴつき大型六輪トレーラーがリンドウとスサノオの間に割って入ってきた。

「…?」

救援部隊が来てくれたのか?いや、スサノオと遭遇してからヒバリには一切連絡を入れていなかった。だとしたら…?ふとよぎった疑問の答えだが、すぐにわかった。トレーラーにはフェンリルのマークが刻まれていた。とすると…

(こいつらが俺たちが出迎える予定の…!)

そう思っている間に、トレーラーのコンテナの扉が開かれ、一人の赤い髪の少年が飛び出し、トレーラーの上に乗っかった。

「スサノオか…!」

恐ろしいアラガミ、その中でも危険中の危険な種と対峙しているというのに、彼は楽しそうに笑っていた。彼の手には、神機が握られていることから、ゴッドイーターであることがすぐにわかった。その神機の形状は、かなり変わっていた。目の前にいるスサノオとどこかよく似ている。しかも…銃と剣の両方が彼の神機にしっかり装備されている。

「新型…!?」

アリサが絶句する。ユウはともかく、自分以外にもまたもう一人新型のゴッドイーターがこの極東にやってきたという事実に驚かされた。

すると、呆然とする三人に向かって、トレーラーに付けられたスピーカーから声が聞こえてきた。

『そこに立っていると危険だ、早く「グレイブ」に乗れ』

若い男の声だった。確かにここに立っているのは危険だ。三人は促されるがまま、トレーラーに搭乗した。中は、後部が主に神機の簡易整備のための環境、運転席側は建物の一室のような、テーブルや椅子の置かれたいたって普通の生活環境の整ったものだった。

運転席にいたのは、まだ10代半ばの少女と20代初期の青年の二人。青年がさっきのスピーカーから聞こえた人物の正体なのだろう。

「お前らか?本部から寄越されたのは」

「あぁ…そうだ」

青年はリンドウからの問いに、表情一つ変えず淡々と答えた。

「あ、すみません…ヴェネってちょっと無愛想だけどいい人なんですよ」

ちょっと気を悪くされるのを気にしたのか、少女がささやかなフォローを入れた。

「あぁいや、気にしないでくれ。そういうのはいちいち気にしないタチだからな」

「よかった…」

リンドウが気さくに言い返したその一言に、少女は安心した。しかし、横からヴェネが警告を入れてきた。

「マリー、喋っている暇はない。ここにいるとギースの邪魔になる」

「邪魔って…まさか、あいつひとりにやらせる気か?」

ヴェネと呼ばれた青年に、リンドウは目を細める。さっきの少年の実力がいかほどかは不明だが、あの接触禁忌種のアラガミであるスサノオに一人で立ち向かわせるなど無謀にしか思えない。しかし、ヴェネはいちいち応えることなく、マリーと呼んだ少女にトレーラーを出すように指示を出し、彼女もうんと一言だけ言ってトレーラーを下がらせた。

「一人じゃあんなのを相手にできねぇだろ。俺だけでも下ろしてくれ」

「おい、リンドウ」

自分も加勢すると進言するリンドウに対し、ソーマが嗜めるように後ろから肩を掴んできた。リンドウは逃げろと命令するくせに、他人のために自分から危険に飛び込むことが多いことを知っているからだ。

「雨宮隊長、下ろすなら私にしてください!」

さっきのやられた借りを返したがっていたアリサも志願したが、直後にソーマからきつく指摘を受けた。

「お前馬鹿か。それこそダメに決まってるだろうが。負傷している以前に、経験不足なてめえが勝てる相手なわけねぇのは頭で分かるはずだろ」

「ッ…!」

確かに事実だが、無遠慮なソーマの言い分にアリサはカチンと来た。

『気遣いありがたいが、ヴェネの言う通り「あれ」に任せてもらおう』

すると、そんな第1部隊の三人に、内部のスピーカーから別の男の声が聞こえた。もう一人別の男がいるようだ。ここは運転席とその後部にある荷台。おそらく、このトレーラーに付けられたカーゴの中にいるのだろう。

しかし気に入らないものの言い方だ、とリンドウは思った。あれ、とは外でスサノオと戦おうとしている少年の事のようだが、まるで物扱いだ。

そんなリンドウの意に返すことなく、スピーカーの男は続けた。

『君たちは黙って、我々「アーサソール」の活躍を見ているといい』

 

 

 

奴の頭の目を狙って、サクヤが狙い打つ。

ユウとコウタ、そしてケイトが注意を引くために奴の体中を狙撃して援護射撃する。

ハルオミが盾となってケイトとユウを守る。

タロウも隠れて念力を使用することで敵の攻撃を逸らす。

 

その作戦で、ザラキエルから輸送機を守るユウたち。

そして、サクヤの放った一発の弾丸が、ザラキエルの頭についている目を貫いた。

「ギエエエエエ!!!」

頭の目を潰され、悲鳴を上げるザラキエル。

「今よ!」

サクヤが通信越しに、ヘリと輸送機のパイロットの両名に、今の内に振り切るように指示を出す。彼女の指示と同時に、輸送機の上のユウ・ハルオミ・ケイトの三人は輸送機の中に戻ろうとする。

ユウ以外全員が乗り込んだところで、輸送機とヘリは速度を上げた。だが、そのときだった。

ザラキエルが悪あがきにも近い形で、全力速度で逃げようとした輸送機とヘリに向かって、レーザーを無差別に放ってきた。

「ッ!」

まずい!このままでは!

ユウは乗り込むのを一度中断し、急いでザラキエルの放ったレーザーを相殺すべく、神機を銃形態に切り替え、弾丸を連射した。

まずは輸送機の方を撃つ。しかしレーザーはうねるように避けながらながら輸送機に近づいてくる。

『ウルトラ念力!』

すかさずタロウが念力をかけてそのレーザーを操り、二つのレーザーを互いにぶつけ合わせることで相殺した。

「このまま見逃したらまた奴は…」

もう一発あの厄介なレーザーで狙ってくるに違いない。ここはやはり…

「ユウ、ウルトライブだ。今ならサクヤ君たちも見ていない」

促され、ユウはギンガスパークを取り出す。しかし、ユウはすぐに変身しようとしなかった。

「…」

「おい、どうした⁉早く…」

「ねえ、タロウ」

ユウはタロウに視線を向けてきた。

「前に、元に戻りたいって言ってたよね?」

「あ、ああ。だが今それとこれと…ッ!」

タロウは、ユウの言葉の意味をすぐに理解した。

「今ならタロウを元に戻せるチャンスだ。いいかな?」

「あぁ!ユウ、ありがとう」

ユウは忘れずにいてくれていたのだ。自分が元の巨人の姿に戻りたがっていたのを。タロウはその事にものすごく感涙した。

「た、タロウってその姿でも泣けるんだ…」

涙を流す人形…端から見たら完全に怪奇現象である。それはともかくとして、ユウはタロウを左手に、そしてもう片方にギンガスパークを持つ。

「では頼むぞ」

「うん」

もしタロウが元の巨人の姿を取り戻したら、頼もしい味方として戦ってくれるかも知れない。それとも、いつもみたいにギンガではなく、タロウにライブするのだろうか?様々な期待を胸に、タロウの足の裏のサインに、ギンガスパークが押し当てられた。

(ギンガ、タロウを元に戻してあげて…)

 

が…

 

 

「あれ?」

無反応だった。

「な、何⁉」

あり得ないとばかりにタロウは声を上げた。そんな馬鹿な‼ギンガスパークの力なら、元の姿に戻れるはずなのに!

もう一度押し当てたりしてみても結果は変わらなかった。

しかし、ザラキエルはタロウたちにそれ以上試す時間も与えてくれず、予想通りレーザーを放った。補食して取り込んだたアラガミのオラクルを活性化させたことで、目が治ったのだろうか。

ヤバい!ユウのその感情に呼応するかのように、彼の右手の甲に選ばれし者の紋章が浮かび、ギンガスパークからギンガの人形が姿を現し、自ら足の裏のサインにリードする。

 

【ウルトライブ!ウルトラマンギンガ!】

 

その後はいつも通りだった。光に身を包んだユウが、ウルトラマンギンガに変身、ザラキエルに向けて飛び立った。

なぜか元に戻れないタロウに対し、何一つ変わったこともなくいつも通りのギンガ。

「な、なぜ何だ!なぜ私だけは元の姿のままなんだ!ああもう…」

 

 

早く大きくなりた~~~~~~い!!(T0T)

 

 

一人元の姿に戻れない嘆きの叫びをあげるタロウであった…

 

 

 

「ふう…」

先に輸送機の中に避難したケイトとハルオミの二人は一息着いた。目を潰して視界を奪った。輸送機がその隙に奴を全速力で振り切る。これで一安心といったところか。

「にしても、まさか俺たちの輸送中に、噂の異常進化したアラガミが襲ってくるとはな…」

自分たちが極東に向かっていつ途中で遭遇するとは思わなかった。

「ねぇ、ハル。あの子は?」

ケイトが回りを見渡して、ユウの姿がないことに気がつく。さっき、輸送機の速度を上げて敵の追撃から逃れるため、一緒に中に入ったはずだ。それを聞いて、ハルオミもまた回りを見てユウの姿がないことに気がつく。

「まさか!」

嫌な予感がしたハルオミは扉に向かおうとするが、ケイトに肩を掴まれて止められた。

「待ってハル!今の輸送機は速度を上げてるんだよ!下手に外に出たらあなたが落ちるわ!」

確かにケイトの言う通りだ。外に出てしまっては自分が落ちてしまう。すると、輸送機のパイロットからの放送が二人に届いた。

『外に異常発生!』

「異常?まさか、敵がまた進化したの?」

『今映像に出します!』

近くに設置されていた、外から襲ってきたアラガミを見るためのモニターが映り、二人はそれに目を向けた。そこには、さっきのサリエル異常進化種と同等の巨体を誇る巨人が、アラガミに向かって行く姿があった。

「この巨人は、最近極東で噂の…!」

「あれが…ウルトラマンって奴か…」

実際にこの目で見る、噂の巨人の勇姿に、二人はひきつけられた。極東から遥か遠くのイギリス・グラスゴーという遠い地で戦っている二人にとって、この巨人はアナグラのゴッドイーターたちが思っている以上に得体の知れない存在として捉えられた。

だが…それでも自分たちの仕事に変化などない。

「パイロット、今の速度は?」

『すでに十分な距離を離しています!今の状態なら、数十分後に極東に着くはずです!』

そうか、それならまだ余裕がある。

「ケイト、俺は今の内に外に出て、あのユウって坊やを回収する。そこで待ってろ」

「いえ、私も外で見るわ。なんとなく、あのでかいアラガミがまた来るような予感がするもの」

だからこそここでじっとして欲しいところだが…と言いたかったが、ハルオミはそれ以上言わなかった。言っても彼女は受け入れない。自ら危険に身をさらしてでも仲間を守るのがこのケイト・ロウリーという女性なのだ。そんな彼女を守りたくなったから、自分はこうして彼女の夫になっている。

「…わかった。あんま無理すんなよ」

「ハルもね」

 

 

 

 

ギンガの登場はサクヤとコウタが乗っているヘリの窓ガラスからも確認された。

「ギンガ、また来てくれたのか!」

「まさか、また来てくれるなんて…!」

歓喜に打ち震えるコウタと、また巨人が現れたことにサクヤは驚く。なぜこんな都合のいいタイミングで来てくれるのだろうか。

「コウタ、今の内にバレットを装填しなおして!いつでも敵の攻撃に備えられるように!」

「は、はい!」

 

 

「シュア!」

変身直後の飛行と同時に、ギンガはザラキエルに向けて拳を早速叩き込み、怯んだところで奴の体に掴みかかり、足で奴の腹を狙って蹴飛ばした。

とにかくこいつを輸送機とヘリから引き離さなければ。ギンガはさらにザラキエルに接近して引っつかみ、より遠くへ押し出していく。

ザラキエルはそんなギンガの背を翼で打ち、さらに顔に向けてビンタを叩き込んでギンガを突き放す。その際にバランスを崩したギンガに向けて牙をむき出して近づくと、宙で体制を整えたギンガがタックルでドラゴリーの体に飛びつき、肩の上で持ち上げた。

その状態のまま、ギンガは自らの体を回転させていく。その速度は次第に速くなり、まるでベーゴマのごとき高速回転を展開した。そして、その状態のままギンガはザラキエルを彼方の方へと投げ飛ばした。

勢いをつけまくった分、その分ふっ飛ばし力も半端なものではなく、豆粒ほどの大きさになるまでザラキエルは飛ばされた。

ここまで突き放したのなら、奴がこちらに向かってくるまで時間がかかるはずだ。今の内に輸送機の方へ…向かおうとしたときだった!

 

ビイイイ!!

 

「グア!?」

突然ギンガの背中に赤い色に染まったレーザーが直撃した。背中の痛みを感じつつも、咄嗟に周囲を見渡すギンガ。だが、敵の姿はどこにも見当たらない。

どういうことだ?確かに今攻撃を受けたはず…と思って左側にたまたま視線を泳がせたとき、今度は右後ろの方から同じレーザーが飛んできてギンガの体を痛めつける。

「グゥ…!!」

敵の…ザラキエルの姿が見当たらない。一体どこに消えた?それに、あれだけ距離を離したというのに、どこからどうやって?

疑問を抱くギンガの頭の中に、タロウのテレパシーが聞こえてきた。

『ユウ、気をつけろ!奴は恐らく、ドラゴリーを基にしたアラガミだ!』

(ドラゴリー?)

タロウはどうやら、そのドラゴリーとやらを知っているようだ。この不測の方角から来る攻撃の意味に気づいたのか?

『ドラゴリーは、かつて私とエース兄さんをはじめとしたウルトラ戦士が戦った強敵…「ヤプール」が作り出した怪獣兵器「超獣」の一種。奴らは通常の怪獣以上に強力だ。そして…』

「もったいぶらないで教えてくれ!こっちはちょっとヤバイ…!」

ギンガの姿のまま、ユウがタロウに速く教えてくれと頼むと、またしてもギンガの体に向けてどこからか放たれたレーザーが襲ってきた。

『ヤプールと超獣たちは、空間を破壊した箇所から攻撃を仕掛けることが可能だ!つまり、どこにでも現れ、そしてどこにでも攻撃を仕掛けることが可能なんだ!』

「!」

じゃあ、どんなに突き放したところで、無意味だということ。それどころか奴を遠くへ飛ばしたことが、逆にザラキエルの的になってしまったということなのか。

となると、いったいどうすれば…。

『ユウ、後ろだ!』

直後にタロウの声が聞こえ、ギンガは咄嗟に振り返って身構える。すると、さっきのようにレーザーが襲ってきたが、先ほどと違って両腕を盾にして防ぐことができた。

そしてタロウの言葉の意味を実際に見て理解した。空間を破壊…それは見たとおりに言うと…

空がガラスのようにひび割れ、その割れた箇所から赤い空間が口を開けることだった。赤い空間の中に、ザラキエルの姿が確かにあった。

「ガアアアアア!!」

(空を割って、その中から攻撃を仕掛けるなんて!!)

なんて奴だ。こんな方法で攻撃を仕掛けてくるなんて思いもしなかった。敵はここまで強力に成りつつあるのか。

だが…ここで退いてしまっては仲間たちや輸送機の皆が…!それだけは阻止しなければならない。

ギンガは次のザラキエルの攻撃に備える。すると、ザラキエルが開いた空間の破損箇所が、時間が巻き戻されて窓ガラスが元に戻ったかのようにすぐに直っていき、元の空に戻った。それに伴ってザラキエルも姿を消してしまう。

今度はどこから来る…?じっと待って敵の姿を見定める。

だが、じっと待ってもザラキエルの姿が見当たらない。なぜ出てこない?逃げたのか?

思わず構えを解いてしまうギンガだが、直後にタロウの声が再び聞こえてきた。

『ユウ!奴がこっちに現れた!』

「ッ!!」

しまった!姿を消したのはそういうことだったのか!

今回自分たちの任務が極東までハルオミたちの乗る輸送機を護衛すること。不要ならばアラガミを討伐する必要はない。だがそれは奴とて同じこと。獲物を食らうためにわざわざ強敵と戦う必要がないということだ。

タロウが言っていた通り、

ちょうどそこへ、ハルオミとケイトの二人もユウを探しに輸送機の機上に立っていた。そして、割れた空間の中にさっきの巨大アラガミの姿があったことに驚愕する。

「空が割れて…!?」

ケイトが思わず驚きのあまりそのまま突っ立ってしまった隙をザラキエルは見逃さない。彼女に向けて、赤く染まったレーザーを放った。

サリエルのレーザーと、ドラゴリーの目から放つ稲妻上の怪光線が融合した、破壊光線。それがケイトに死をもたらさんと襲い掛かってきた。

「ケイト!!」

咄嗟にハルオミが横から妻を突き飛ばし、自分は瞬時にタワーシールドを展開して奴のレーザーをやり過ごそうとした。だが、やはり奴の攻撃の方がハルオミの神機の防御に勝っていた。

「ぐああああ…!!!」

「ハルぅ!!!」

爆風で吹き飛ばされ、宙に飛ばされてしまうハルオミ。ケイトは我に帰り、自分の夫が輸送機から落下してしまう様を見て、届かない手を伸ばすばかりだった。

 

だがピンチはこれだけじゃない。

 

輸送機の護衛として近くを飛び回っていたヘリの中、サクヤたちもザラキエルの脅威に戦慄した。

「空を割るとかありかよ!」

「なんて能力なの…」

コウタが反則にも取れる敵の能力に思わず文句を言ったが、すかさず彼らの乗っているヘリにもマグニチュードが高い地震のような、強い衝撃とゆれが入った。

「た、大変です!機体のプロペラが奴の攻撃を!」

「何ですって…!」

ヘリの上につけられたプロペラが、攻撃を受けて破壊されてしまったのだ。

「や、やばい!落ちる落ちる!」

酷く慌てるコウタ。とはいえ、本当にまずい。このままでは…落ちる!!

「シュワ!!」

だが、そこへギンガが超特急で接近。落ちていくハルオミ、そしてコウタたちのヘリを手のひらに乗せた。

そのまま、ザラキエルが再び輸送機を狙って放ってきたレーザーに向けて、紫色に光った頭のクリスタルから光刃を発射する。

〈ギンガスラッシュ!〉

その光線によって、ザラキエルのレーザーは輸送機に直撃する前に相殺され、輸送機は無事だった。

「お前…!」

ハルオミは手のひらの上から、ギンガの姿を見上げる。ギンガは何にも言わず、ただ手のひらに乗せたハルオミと、破壊されたヘリに乗っていたコウタ、サクヤ、ヘリパイロットを輸送機の上まで運んだ。

これで安心…そう思っていた矢先だった。

「グオオオ!!!」

「ッグア!!」

突然ギンガは背後から首を締め上げられた。それもものすごい力。今にも首をもぎ取りにかかるほどの勢いだった。

後ろから、ひび割れた空から飛び出してきたザラキエルが、ギンガがハルオミたちに気を取られている隙を狡猾にも突いてきたのだ。

『いかん!すぐに引き離せ!』

タロウがギンガに向けてテレパシー越しに大声で警告する。奴の素材となった超獣ドラゴリーは、怪獣の一匹をその豪腕でばらばらに引き裂いて殺したほどの力を持っているのだ。最悪の場合…!

『やらせんぞ…ウルトラ念力!』

タロウも抵抗するギンガに力を貸すべく、念力をさらに強力にかけてザラキエルの動きを妨害する。元の姿に戻れない分、ここで挽回せねば!

その影響でザラキエルの、ギンガの首を掴む力がわずかに緩み始めた。だがそれでも、ギンガはザラキエルの高速を振りほどくことができない。

「ギンガ、今助けるわ!!」

と、そのときだった。ザラキエルの頭や腕に向けて、サクヤとコウタ、そしてケイトがバレットを連射した。だが、奴の巨体からすれば豆鉄砲のごとくで、あまりダメージは見られない。

「くそ、やっぱ神機じゃあいつを倒せないのか…!」

「うぅん。そうでもないみたいだよ?」

悔しがるコウタ。だが一方で、ケイトは眼鏡をかけなおしながらザラキエルの様子を見る。

よく見ると、ザラキエルがわずかに苦しみ始め、そしてギンガから体を離してしまう。一体これは?奴からすればバレットの威力などものともされないはず。

その理由を、ケイトは一つのバレットを見せながらコウタに説明した。

「特性の封神弾だよ!」

アラガミには、不利な状態変化の一つとして毒(ヴェノム)、一時的に動きをその場に固定させ行動不能にするホールド、そして…一時的な弱体化を促す『封神』の三つがある。

ケイトが撃ったのは、その封神状態を促すバレットだったのだ。それがタロウの念力の効果と相乗効果を果たし、ザラキエルの動きを鈍らせたのだ。

よし!ギンガはザラキエルの力が弱まったところで、肘うちと蹴りのコンボで奴を突き放す。十分な距離を開いた。今だ!

〈ギンガクロスシュート!〉

「デエエヤアアア!!」

全身のクリスタルを光らせ、L字型に組まれた両腕から放たれた光線が、ザラキエルに直撃した。

「やったか!?」

ハルオミが爆発の中に姿が見えなくなったザラキエルがどうなったのか、目を凝らす。

ギンガはこれで、ようやくこの火の戦いが終わったと思っていた。

 

 

しかし、現実はそうはいかなかった!

 

 

 

「ガアアアアアアアアアアア!!!!」

 

 

 

怒り狂った咆哮が爆炎の中から轟いた。その中から、激昂しているザラキエルが再び姿を現した。今度こそギンガと、ゴッドイーターたちを喰らい尽くすために。

 

なんて強さだ。ギンガの光線にも耐えうるなんて。

だが、このまま退いては仲間たちと輸送機にいる人たちが…!

背水の陣の状態に陥っても、背後にいる大切な人たちのためにも退くことができない。ギンガはザラキエルに向けて再び身構え直した時だった。

 

 

 

「ギャアアアア!!」

 

 

 

突然、ザラキエルに向けて光線が放たれ、ザラキエルに直撃した。光線を受けたザラキエルは姿を覆い被せられたかのように、光の中に消えていった。

「!?」

思いもよらない攻撃によって敵が倒されたことに、ユウ…ギンガたちは、今何が起こったのか理解するのに時間を要したが、それ以上に目を疑う光景が彼らの視界に飛び込んだ。

「あれは…!?」

雲海の中に、何かが見える。それも、暗雲のように光を遮るほどの巨大な何かが見える。

 

 

グオオオオオオオオ…!!

 

 

ギンガも、誰もがぞっとした。雲海より姿を見せたのは…

 

いくつもの足を持ち、角を持った…

 

 

 

ギンガの何倍もの巨体を誇る魔物だった。

 

 

 

「まさか、ウロヴォロス…!?」

その巨大な魔物を見て、サクヤも絶望を孕んでいるようにも見えるほど、目を見開いていた。

「ウロヴォロス…?」

聞いたことがない様子でコウタがサクヤを見た。彼女のリアクションから察しても、危険性がどれ程か、見ただけでは想像もつかない。

しかし、そのウロヴォロスらしき巨大なアラガミは手を出してくることもなく、雲海の中に姿を消した。

「…触らぬ神になんとやら…だな」

このまま去ってくれたのは幸いだった。サリエルの突然変異種一体でも、あの巨人の助力があっても苦戦したというのに、あんな化け物までは相手にできない。

 

 

輸送機の上の、ケイトたちから見られない位置から、タロウはウロヴォロスらしきアラガミが去っていくのを見届けた時、自身の中で何かがざわざわしたのを感じた。

(何だ?この奇妙な感覚は…)

なぜだろう。あのアラガミを見た途端に、彼は以前にも感じたことのある何かを感じ取っていた。

(いや、まさかな)

気の迷いに違いない。そう思って彼は考えるのをやめた。

 

 

 

 

 

 

その嫌な予感が、後に不吉な形で現実となることを知らずに…

 

 

 

 

 

 




●NORN DATA BASE

・蛾神獣ザラキエル
(ドラゴリー+サリエル)
サリエルの頭の部分がドラゴリーの物となっているが、目はサリエルが持っている一つ目のギョロギョロとした邪眼。
ドラゴリーが目から放つ雷状の赤い怪光線、サリエルのレーザー発射能力を用いた、追尾レーザーを使う。
また、サリエルが使っていた毒霧も発生させることも可能だが、バリア能力まで再現しているかどうかは結局不明のまま。
しかし、歴代の超獣たちがガラスのように割れた空から現れるのを利用して、ザラキエルはどこにでも短時間で移動することができるようになっている。

ちなみに初期では『ガブリエル』と名前をつけようと思ったが、意味合い的に違和感があったので、死の天使サリエルの別の読み方のものに急遽変更した。


・蛾超獣ドラゴリー
『ウルトラマンA』の序盤以降のシリーズに登場した、怪獣を超えた生物兵器『超獣』の一匹。口と牙を持つ蛾のような姿をしている。両手からミサイルを放つことが可能な他、初代ドラゴリーは『巨大魚怪獣ムルチ(二代目)』をバラバラに引き裂くほどの腕力を持つ。これをウルトラマンが受けたら……うん、たぶんジャックさんみたいになります。
「わざわざ口に出して言うこと!?」byコウタ


・「早く大きくなりた~い!!」
『ウルトラマンギンガ』本編での、タロウの名(迷?)台詞。
怪獣や自分以外のウルトラ戦士が、ギンガスパークの力でライブすることで元の姿に戻れるのに、なぜか自分だけ巨人だった頃の姿に戻ることができないことを嘆くタロウの、切なさと悲しみに満ちた魂の叫びである。

…最近一番使ってみたかった台詞(笑)


・アーサソール
小説版『禁忌を破る者』に登場した、主人公ギース、ヒロインのマルグリット、二人の幼馴染のヴェネが所属する、フェンリル本部直轄の特殊部隊。
その部隊が結成された意味は…。


・ボルグ・カムラン
騎士と蠍を組み合わせたような姿の大型アラガミ。全体的に体表が硬く、両腕の髑髏のような盾はあらゆる攻撃を跳ね返すほど頑丈。尾から生えている槍攻撃でこれまで自分には向かってきたゴッドイーターたちを貫いてきたに違いない。
しかしわずかな箇所に柔らかい部分が存在しており、破砕属性の武器攻撃が弱点。

・スサノオ
ボルグ・カムラン種の大型アラガミ。
アラガミの中でも危険な種『接触禁忌種』の内、さらに危険な部類『第一種』に相当する。
紫色に光る漆黒の鎧を身にまとった鬼神のような姿をしている。
神機を好んで捕食するらしく、『ゴッドイーターキラー』の異名を持つ。
今作品でのソーマは一度交戦経験があるが、仲間全員を結果的に犠牲にするほどの被害を負わされている。


※次回は未定です。
アーサソールや闇のエージェント、ヨハネスたちの扱いに悩みまくっているので。
できればアドバイスとかも聞いておきたいので、もしあるならメッセージ等でお願いします。

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