仮面ライダー×仮面ライダー SAO大戦   作:BRAKER001

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今回から二層です。
とりあえず、今はプログレッシブに乗っかって行きます。
ただ、そうするとエルフのクエストをどうするか考えないといけないんですが…二層終わるまでに考えておかなくては…


第二章
第二層到達


「ふぃ〜、ここが第二層か」

 

 

アインクラッド第二層、主街区《ウルバス》

 

 攻略組(と、第一層の転移門から真っ先にテレポートしてきた人々)に一足遅れて、俺達は第二層にやって来た。

 

「で、これからどうするよブレイド?」

 

 晴人に聞かれ、少し考えてから答えを出す。

 

「とりあえず街の設備を把握しよう。店の場所とか分かってないと面倒だからな」

 

 あんなことにならなければ、今頃キリトに案内してもらえてたのだろうか……。

 

 そんなことを考えつつ、俺達は街の散策を始めた。

 

 

 

「あそこが端っこみたいだな」

 

 中央の広場からまずは西へと真っ直ぐに向かうことにして、途中の施設を見ながら端まで辿り着いた。

 さすがに始まりの街に比べたら小さいが、それでも主街区なだけあって中々の大きさだった。

 

「よし、こっちはある程度把握したし、次は北の方にでも……」

 

 と、外周を歩こうとした時だった。

 

「「ご、ござるううううう!」」

 

 謎の叫び声に振り向くと、西門の外から走ってくる謎の二人組の姿があった。

 よく見ると牛のようなモンスターに追われているようだ。

 

 そのまま街の中に入ってきても走ることをやめようとしない二人に話しかける。

 

「おい、おいっ! あんたら!」

 

「な、なんでござるか! 拙者たちは今忙しいのでござる!」

 

「見てわからぬか! モンスターに追われているでござるよ!」

 

「いや、そのモンスターなら……」

 

 と、晴人が指をさした方には、街の衛兵にボコボコにされ、ポリゴン片と化した(元)モンスターの姿があった。

 

「はっ、いつの間にか街に入っていたでござるか!」

 

「教えて頂いて感謝するでござる!」

 

 やっと危機が去ったことに気づいた二人は、息を切らしながらその場で手を膝についた。

 

「いや、別にお礼を言われるようなことはしてないけどさ、気をつけろよ? ここは第一層と違うモンスターが居るんだから」

 

「かたじけない……」

 

 この口調には何か意味があるのだろうか……なんてことを考えていた時だった。

 

「くっ、おのれ……あの黒装束の伊賀者め。まさか口寄せが出来るとは……」

 

 何を言ってるのかほとんど理解できなかったが、1つだけ引っ掛かるところがあった。

 

 黒装束?まさか…

 

「結局あの情報屋も逃してしまった……今度会った時には必ずやエクストラスキルの話を!」

 

 続いて情報屋という単語まで。となるとやっぱりこいつらが話してるのって……

 

 いや、それより今なんて言った?エクストラスキル?

 

「そうと決まればこんなことをしている場合ではござらん! 早急に策を練らねば!」

 

「では、これにて御免!」

 

 相変わらず最後まで謎の口調のままだったが、二人が走り去っていくのを見ても、俺と晴人はしばらく固まっていた。

 

「なぁ、さっきあいつらが話してたのって……」

 

「十中八九、間違いないだろうな。それに、エクストラスキルなんて話もしてた」

 

 また少しの沈黙の後、俺たちは同じ結論を導いた。

 ウィザードが、さっきの2人が来た方向を指さす。

 

「あいつらはこっちから来た。モンスターに追われてたなら、おそらく時間もまだそこまで経ってない」

 

「街の散策は後回しだな」

 

 俺たちは、ウルバスを後にした。

 




大概の構造は練ってあるのですが、改めて読み返して見るとどこに何があるかをきちんと理解できて無いんですよね。
思いっきり改変するならまだしも、層の構造を変えない場合はなるべく原作設定に乗っかりたいもので……

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