俺の新たな高校生活と2人の姉妹   作:ブリザード

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やばいです。これがスランプってやつなんでしょうか?
この話書くのにすごい時間かかりました。

それはそうとニセコイOVAのシンコン。
春ちゃんのバージョンもあったらよかったのに……泣

あとルーリンさんすごい可愛い。マジカルパティシエ小咲ちゃんのルーリンさんを小咲ちゃんのような魔法少女にして、ルーリンさんが主人公の話書けないかな、と少し考えてるブリザードです。もちろんそうなったら名前は宮本るりにしますよ。。動物の役は俺の凡高での日常の主人公の神崎黒をどうにかしようかな、みたいなwwそれかマジカルパティシエの一条的なポジションに置くかですね。そうなると動物役をどうするか難しいので考え中です。

前書き長くなりましたね。今回は風ちゃんのキャラが崩れるのでご了承ください。
あと、展開進みますよー!!
では、どうぞー


第22話 ジブンノ気持ちに正直に

「で、今日はどこに向かうんだ、風?」

 

「どこへ向かうとかはあんまり決めてないかな〜。凪君は?」

 

昨日の夜、風にいきなりデートしようと言われたが、朝なんとか起きることができた俺は約束通り風とデートしている。はたからみたらこれはデートなんだろう。というか、デートの定義って一体なんなんだろう。

 

「俺も特に行きたいところがない。ていうか、風が誘ったんだから風が行きたいところに俺はついてくぞ?」

 

「凪君優しいー。じゃあとりあえず公園行こ」

 

なんの予定も考えてなかった風は公園の方へと足を向ける。俺もそれについていくような形で歩く。

 

「よく二人で遊んだよね、公園で」

 

「ん?そうだな。俺はまぁお前のワガママに振り回されていた事が多かった気がするけどな」

 

主におっきい砂のお城作れだの、二人でかくれんぼしようだの、おままごとで俺が二股の男をやってみせろだの。なんか難しい事ばかりやらされてた気がする。

 

「まぁそれは置いといて。でも凪君と一緒に居れたのが楽しかったのは確かだよ。凪君もそうでしょ?」

 

「…………そうだな。昔から振り回されてばかりだけど、風といるのが悪いことは一回もなかったな」

 

「でしょー?私もだよ。春といるのが私好きだけど、凪君といるのも好きだからねー」

 

ふふっ、と笑ってこっちを見る風。この顔はまた俺をからかう時の顔だ。いつもの手には乗らぬ!

 

「そうだなー。俺もお前と一緒にいるのが好きだぞ」

 

いつもなら俺がテンパってからかわれるんだ。だが今回は違う。風はどう返してくるのか………

 

「ホント?私たち両思いだね。付き合っちゃおっか?」

 

「うんうんそうだな………………ってはぁ!!?」

 

え、何いってるのこの人。付き合う?俺たちが?マジで意味わかんないんだけど。

 

「あ、やった。オッケーしてくれたね凪君」

 

「いやいや、待て待て。今のはあれだ。お前の返答が予想外すぎたからであってそういうことではないんだけど」

 

「え、じゃあ今の言葉は嘘なの?」

 

ウルウルとした涙目で俺を見る風。見るな。そんな目で俺を見るんじゃない!

 

「まぁそういうことになる。仕方ないんだ」

 

「むぅ………せっかく凪君が私に振り向いてくれたと思ったのに、残念だな」

 

いや待って何その言い方。まるで俺と付き合いたいみたいな。そんなの風にはあるわけないけど、なんか期待させるような感じ。……てか俺結局風に振り回されてるじゃん。

 

「てか風。結局なんで今日俺とデートしようなんて言い出したんだよ。なんかわけがあるんだろ?」

 

俺はこのまま風のペースにもってかれるのが嫌になり話題を逸らす。

 

「あ、凪君話題逸らした。……まぁいいけど。………ねえ、凪君。少し真剣な話するよ。いい?」

 

いつもニコニコ笑ってて何を考えてるのかわからない風が、こっちに振り向いて今とても真剣な顔で俺を見つめてくる。

 

「な、何だよ?」

 

「凪君って、春の……ううん、春と小咲さんの事ってどう思ってるの?」

 

「………………え?」

 

凪side out

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

春side

 

「今日はいい天気だよね、春ー」

 

「うん。そうだねお姉ちゃん」

 

私とお姉ちゃんは『おのでら』が今日は人手が足りてるということで二人で買い物に出かけてた。

 

「ねぇ、お姉ちゃん。私こんな暑い中歩きっぱなしで疲れちゃった。公園で少し休まない?」

 

「うーん……そうだね。私も少し疲れたし休もっか」

 

二人で公園に入り、ベンチに座る。

 

「春、私飲み物買ってくるけど、何か欲しいものある?」

 

「んー、じゃあオレンジジュースがいいかなー。なかったらお姉ちゃんに任せる」

 

「うん、わかった。ちょっと待っててね」

 

そう言って自販機の方に走るお姉ちゃん。

最近私は悩んでる事がある。私の友達の凪の事だ。凪の事を好きって自覚してから彼の事を意識する事が多くなった。今日はバイトないけど今何してるのかな、とか一緒に遊びたいな、とか考えちゃう。

 

「はぁ……今日の買い物、凪も誘えばよかったかな。そしたらもっともーっと楽しくなったかもしれないな〜…………ってあれ?あそこにいるのって」

 

公園の入り口近くにいる人。もしかして凪かな?

 

「おーい、凪………と風ちゃん!?」

 

風ちゃんの姿を見た瞬間突然身を隠す私。何で風ちゃんが凪と一緒に?というかどうして私は身を隠したんだろ?

 

「二人で何の話してるのかな?ちょっと気になる…………」

 

バレないようにそーっと。そーっと近づく。

 

『………………て、春の……ううん、春と小咲さんの事どう思ってるの?』

 

……………………え?私?というか、私とお姉ちゃん?

 

『ど、どう思ってるってそれどういう事だよ』

 

「言葉通りの意味だよー。凪君は春と小咲さんの事を好きなんじゃないかな、って私は気になるんだけど?」

 

えええええぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!???風ちゃん何聞いてるのいきなり!!いや、私もそれ気になるけど……気になるけど!

 

『はぁ?何言ってるんだ?そんなもん好きに決まってるだろ?春も小咲さんも』

 

凪も何言ってるの!?そんな好きだなんて言われたら私…………

 

『春も小咲さんも可愛いし優しいし、一緒にいると楽しいし。可愛いし』

 

今可愛いって二回言われた!?

 

『でも凪君の好きって友達とか先輩としてでしょ?』

 

『ん?まぁ、そうだけど』

 

その言葉でずっこけそうになる。普通こういう時の好きって恋愛的にってどうしてわからないのかな?

 

『そうじゃなくて、凪君は恋愛対象としてどう思ってるの?って聞いてるの』

 

『はぁ?何言ってるんだよ、あの二人を恋愛対象として俺見れないよ!』

 

『どうして?』

 

『どうしてって………二人とも確かに可愛いけど、小咲さんは一条先輩の事好きだし、春は………』

 

『春は?どうなの?』

 

気になる!!私もすごく気になる!てかこれ私聞いてていいのかな?

 

『春は………もし俺が春を好きになれば翔太と風と俺と春の四人の関係が崩れそうだから。だから恋愛的に好きっていう風には見れない』

 

『でも、その言い方だと小咲さんが一条先輩を好きじゃなかったら。春や私や翔太君が私たち四人の事を気にしないって言ったら好きになっちゃう、みたいな感じなんだけど?』

 

『それは!……………いや、そうだな。そうなっちまう』

 

『でしょ?そういう変な言い訳しないとこ、私結構好きなんだー』

 

風ちゃんまた凪の事好きって………ううん、それよりも凪の気持ち……

 

「春ー?どうしたの、そんなとこに隠れて?」

 

「わぁ!!?お姉ちゃん!?ちょっとこっち来て!!」

 

いきなり現れたお姉ちゃんを私は手を掴んでこっちに引き寄せる。

 

「お姉ちゃん!!何でこんなタイミングで戻ってくるのさ!空気読んでよ!」

 

「え、何で私いきなり怒られてるの?」

 

「いいから少し静かにしてて!……二人にばれてないよね?」

 

頭に3つくらいはてなマークを浮かべてるお姉ちゃんは置いといて。凪と風ちゃんはこっちに気づいてない様子。よかった。バレなくて。

 

『というか何で風はいきなりそんな事聞いてくるんだよ!』

 

確かに。いつも私を助けてくれる風ちゃんがどうしてそんな事聞くのか私も気になる。

 

『うーん……私偶然見ちゃったの。この前の縁日で凪君が小咲さんの事おんぶしてるところ。その時の小咲さんの顔見たら…………凪君がどう思ってるのか聞きたくなって』

 

そういえば縁日の時、凪とお姉ちゃんが迷子になっちゃって私一人になっちゃったのを迷子になって一人だった一条先輩とまわる事になっちゃったんだっけ。本当なら凪ともっとお祭りまわる予定だったのに…………というかお姉ちゃんはどうして顔を真っ赤に?

 

『見てたのかよ。てか、その時の小咲さんの顔って?』

 

『それは秘密ー。乙女の秘密ですー』

 

『なんだよそれ。意味わかんないぞ』

 

『うーん、鈍感な凪君に言う事なんてありません』

 

『なんだよ鈍感って。俺別に鈍感じゃねえし』

 

「『『どの口がそれを言うの?」』』

 

私とお姉ちゃん。風ちゃんが声を揃えて言う。

 

『なんだ?今絶対いないはずの小咲さんと春の声も聞こえた気がするぞ!?』

 

やっぱり凪って鈍感だ。よくお姉ちゃんが一条先輩の事が好きって気づいたよね、凪って。

 

『気のせい気のせい。でも凪君。一つ覚えといてね。人を好きになるのに理由っていらないんだよ?凪君は小咲さんが一条先輩の事が好きだから、とか。四人の関係が崩れるから、とか言ってるけどそんなの恋愛には関係ないんだよ?』

 

『けど俺は…………』

 

『凪君。私たち四人の関係ってそんなに脆いものなの?』

 

『そんなわけない!わけない……けど』

 

『ならいいんじゃない?自分の気持ちに正直になっても、ね?』

 

『自分の気持ち……正直に』

 

風ちゃんがふふっ、と笑い凪の手を握る。

 

『さっ、話はこれくらいにしてデートの続きしよ。今日の凪君は〈私のもの〉なんだからね〜』

 

『お、おい、いきなり手を握るな腕組むな!少しは俺から離れろー!』

 

なんか今すごい私のものを強調された気がする。気のせいかな?

 

「というかお姉ちゃん。さっきから顔真っ赤だけど大丈夫?もしかして日にやられたの?」

 

「ち、違うよ。違うの………ただ」

 

「ただ?」

 

(私が凪君におんぶされたのを見てたって…………恥ずかしい……私あの時どんな顔してたの!?)

 

ただただ顔を真っ赤にしていくお姉ちゃん。というかどうして風ちゃんはあそこであんな話してたのかな………

 

春side out

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

風side

 

まさか話の当の本人の二人がいるなんて予想外だったな〜。まぁ、あそこでは春と小咲さんを助ける事になっちゃったような気がするけど。春には悪いけど私も頑張ろうかな〜。だって凪君は私の1番の友達の幼馴染だから〜。




どうでしたか?
感想と訂正をお待ちしております。
くれぐれも。この小説は春と小咲がメインです。
風ちゃんはメインではございません。風ちゃんファンに申し訳ないですが。

マジカルパティシエ小咲ちゃんの方も割とガチで考えてます。
どうなるかわからないですが、今後の自分の活動にご期待ください。

…………タグに風ちゃん追加したほうがいいんですかね?w

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