お久しぶりです、ブリザードです。
大学生活なめてました。こんなに忙しいとは思ってませんでした。
この作品を一ヶ月以上も出さなかったのは初めてかも?
これからも頑張ります。
ニセコイ二期始まりましたね!!
小咲の声がまた聞けます。さらに、春の声は佐倉綾音さん!自分の大好きなごちうさのココアや艦これの那珂ちゃんと同じです!!姉妹揃って最強ですね〜。やばいほど嬉しい。早く春の声を聞きたいです!
ではどうぞ〜
今日の朝、春や風と色々あったけど普通に過ごす事できた。いや、できたと思うような気がする。俺と風はいつも通りだった。だが、春の態度がまったく違うかった。例えば……
「春ー、そこのプリントとって」
「あ、うん…………はい、風ちゃん」
「……何で私が?」
「いや、なんとなく」
俺が春からプリントを受け取ろうとしたら、直接渡せばいいものを何故か風に経由して渡してきたり。
「春、その唐揚げ美味そうだな。俺のハンバーグと交換しない?」
「……私のより風ちゃんの唐揚げの方が美味しそうだよ?」
これもおかしい。いつもならいいよー、ってくれるのに。
「なぁ、凪。お前いつから小野寺の事を下の名前で呼ぶようになったんだよ?やっぱり、お前らはお似合いだな」
「なっ!?翔太、ふざけた事を言うなよ!なぁ、春?」
「そ、そうだよ!私なんかより風ちゃんとの方がお似合いだよ!」
これも変だ。普通にそんなわけないでしょ、と言えばいいところをなぜ俺と風がお似合いだということになるんだろう。
とにかく、朝の事が原因なのか春がおかしい。だけど、今日あったどれもが俺と風がお似合いみたいな感じになっている……あいつの中で何があったんだろう?
「ふむ……よくわからないな」
「何がよくわからないの?」
そして今はバイト中。春は買い出しに行っていて、俺と小咲さんの2人でレジの前で立っている。だけど、客が来なくて少し暇だ。
「こっちの話ですよ」
「………もしかして春の事?」
流石は姉妹。やっぱり妹の様子がおかしいこともわかるのかな?
「まぁ、そうですね。小咲さんも春の様子がおかしいと思いますか?」
「うん。朝の時とは全然違うから少し心配で。今日何かあったの?」
「まぁ、それなりに」
「私には話せない事?」
「そういうわけじゃないんですが、ちょっと……」
「……わかった。もう何も聞かないから。もし話せる時が来たら話してね」
俺の気持ちを理解してくれたのか、小咲さんは俺に優しく微笑んだ。いつも思うがこの人本当に優しいな……一条先輩も酷な人だよ。早くこの人の気持ちに気づいてあげろよな。
「小咲ー、凪君、ちょっといいかな?」
「小野寺さん?なんですか?」
「これを二人でキッチンまで運んで欲しいの。いいかな?」
小野寺さんは俺たちの目の前にいくつものダンボールを置いてくる。
「わかりました」
「じゃあお願いね。私は今からちょっと車で出るからあとよろしく」
そう言って、小野寺さんは車でどこかに行ってしまった。
「じゃあ、これ運びますか?」
「だね。よいしょっと」
まず比較的に軽そうなダンボールから運んでいく。1人だったら大変だったかもしれないけど小咲さんも一緒だったから早く終わりそうだ。
「ふぅ……さて後は重そうなやつ1つだけだな」
暑さのせいででる汗をタオルで拭い最後のダンボールを運ぶためにレジの方へ戻る。すると、そこでは……
「んっ!………えい!………凪君、これ重たいよ……」
大きくて重たそうなダンボールを一人で運ぼうと力を入れている小咲さんの姿が。やばい、超可愛い。理性飛びそうだ。
「……小咲さん。それ重たそうですから俺が運びますよ」
顔を赤くなるのを感じながら、俺がダンボールを抱え持つ。
「うん…ごめんね。ありがとう、凪君」
「いえいえ……よいしょっと…………ととっ!?」
持ってみると予想以上にダンボールは重たくて俺はバランスを崩してしまう。
「うおっ……とっ!」
「危ないっ!」
ドシーンッ!
重さに耐えきれなかった俺はそのまま地面に倒れてしまう。それを助けようとした小咲さんも俺と抱えていたダンボールの重さを支えきれず、結果小咲さんも倒れてしまった。
「痛てて……凪君大丈夫?」
「は、はい。なんと………か?」
倒れた勢いでぶつけたところをさすりながら起き上がろうとすると、俺の上には小咲さんが。
「………………」
「………………」
数秒の間、お互いを見つめ合う。この時の小咲さんは何を考えていたのかわからない。俺は俺が風邪をひいて小咲さんがお見舞いに来た時の事を思い出していた。
「……す、すいません!」
「い、いや、今のは支えきれなかった私が悪いから。すぐどくからちょっと待って!」
そうしてもらえるとありがたい。こんなところをもしお客さんに見られたりしたら。風とかならもっとやばい…………
「お、お姉ちゃん?」
いきなり声がしたのでそっちを向くとそこには右手に袋を持って棒立ちしている春が。どうやら買い物から戻ってきたようだ。
「は、春……これはその凪君がダンボール運ぼうとしたら倒れちゃってそれで私も一緒に倒れちゃって」
小咲さん、説明が意味わからないです!!
「つっ!!…………」
春は袋をその場に落として、走って店を出て行った。
「春!!」
「俺が春を追いかけますから、小咲さんは散らばったダンボールの中身を!」
「う、うん。春をお願い!」
「了解です!」
急いで外に出て左右を見る。春はちょうど曲がり角を右に曲がった所だった。
「春!」
春が走って行った方に俺も走って向かった。
「………凪君?」
「くそ、どこに行ったんだ春のやつ」
しばらく走ったが、途中で見失ってしまった。
「はぁ、大体何で春もあんなタイミングで帰って来るんだ?ただでさえ顔合わせにくいのに」
どうしよう。このままじゃ何も話ができない。
「ん?……あれは?」
「ねぇ、ブラックタイガー。あれ買ってちょうだい」
「ダメだ。お前は今日お菓子食いすぎだ。それにもうすぐ晩ご飯だ」
「ちぇ。じゃあ今日はハンバーグね」
買い物をしようとしているポーラと鶫さんがいた。あの2人なら何かを知ってるかも。
「ポーラ!」
「ん?……げぇ、なんであんたがここに」
げぇ、とか言うなよ。なんか傷つくじゃねえか。
「別にいいだろ。それより、春を見なかった?」
「あの子ならさっきすごい勢いで公園の方に走って行ったわよ。なんかあったの?今日のあんた達ちょっとおかしかったし
公園か。できればそこに誰もいないことを願おう。
「いや、何でもないよ。情報ありがとう!」
「今度、ポテチ奢ってもらうわよ」
「任せろ!」
鶫さんとポーラに手を振って、走って公園の方に向かった。ちゃんと今日の事を謝らないと……
「ポーラちゃん、鶫さんちょっといいですか?」
春side
「はぁ……なんで逃げ出しちゃったんだろ」
帰ってきた瞬間、お姉ちゃんと凪君があんな状態だったからいきなり逃げ出しちゃった。今日の朝の事もあったし余計になんか……
「春!!」
いきなり名前を呼ばれそっちの方を向くと、息を切らした凪君が立っていた。
「やっと見つけた……探したぞ」
「……ごめん。でも、帰ってきたらあんな状態になっていた凪君も悪いと思うよ」
「そ、それを言われると少し痛いな」
恥ずかしそうに頬を赤らめる凪君。あの時二人に何があったのかな?
「……春、今日の朝は……その、ごめん」
「い、いいよ。私もまさか2人があんな関係って知らなかったし」
(あんな関係ってなんだ?)
「い、いや。あれはその……ほら、風のいつものおふざけって言うかさ」
おふざけ?あれがおふざけって言うの?
「お遊びって言うのか?」
お遊び!?
「まぁ、風は中学校で俺と時々あった時もあんな感じな事してきたし」
中学校から凪君と風ちゃんはそんな事してきたの!?なのに、お姉ちゃんと仲良くして、挙句あんな事を?
「だから、春は今日の事は気にしなくてもいいんだよ。俺も少し悪い所があったけど……とにかく俺と風はそんな関係じゃ『パシンッ!』………え?」
我慢しようと思ったけど、耐えきれなかった。親友の風ちゃんの気持ちがこんな風にあしらわれたせいなのか、それとも単に凪君にイラついたのかわからない。だけど……
「凪君が…………凪君がそんな酷い人だなんて思わなかった!!」
涙を流しながら、私にビンタされて驚いて棒立ちしている凪君をほってさっきのように走り出した。
どうでしたか?
すれ違う二人の想いは一体どうなるのか?
次回の更新はいつになるかわかりませんが、気長に待ってもらえると嬉しいです。
感想と訂正があればお待ちしております。