オリ主がIS世界でいろいろと頑張る話だけど・・・「全話完結」   作:どこかのシャルロッ党

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第60話「怒れる瞳」

 

 

翔真はあれから明日菜を失って以来笑顔や

泣くという事をしなくなった。そして明日菜

をここまで追いやった女子生徒9人を放課後に

グラウンドに呼んだ。

 

『何かしら、綾崎?』

 

すると翔真は無言で殴る

 

ドカ!

 

『っ!何すんのよ!』

 

『・・・・・・・テメーらだけは!』

 

今の翔真はただ復讐しかない。ただ怒りに身を任せ

女子生徒をボコボコにしている、あとから駆け付け

た男子生徒数十人に止められたが止まるはず

がない。

 

『綾崎・・・お前。』

 

『これだけは言っておく、俺はお前らを

許さない!見てみぬふりをしていた奴もな!』

 

それ以降翔真は隣クラスだろうが年下のクラス

だろうがイジメられている奴が居れば助けて

いた。そして小学校の先生達の間では綾崎翔真

はただの暴力魔であり『スクラップ』や『死神』

などと言われ最終的には『薔薇ガキ』とまで

言われた。

 

ある日の事翔真が学校の帰り道で歩いて

いると

 

『お前が綾崎か?』

 

『誰だよ・・・・』

 

と翔真に絡んで来たのは中学生3人であり

何でも綾崎翔真は小学生でありながら最強

で強いと噂になっているからだ

 

『お前さ、強いんだってな?』

 

『何ならお兄さん達と遊ばない?』

 

すると

 

『いいよ・・・・・でも・・・手加減は

しないから。』

 

翔真は中学生3人を相手に喧嘩をした。

だが中学生という力は半端なく強い。翔真

は腹や胸、頬などを殴られる。当然ダメージ

が来ないはずがない。口からは吐血、あちこち

は悲鳴を上げている・・・・・だが

 

 

『・・・くそが!』

 

翔真は小学生でありながら中学生に勝ったが

血まみれで顔は無表情でその場から立ち去る。

 

 

『明日菜、俺はこれからどうすればいい?

・・・・・・俺自身分からない。』

 

 

 

そして翔真達は6年生となる。だが翔真は

それ以来学校には来なくなった。ただ学校には

行かず外でぶらつくだけだ。父親に関しては

もう手がつけられないとほったらかし沢山の

お金を置いてゆき出ていったのだ。

 

『・・・・うぜぇ・・・もう何もかも』

 

と翔真は商店街を歩いていた。彼の目は

小学生なのか?と言うぐらい目が死んでいた。

もう感情すらさえも無くなっていた。

 

 

 

 

 

 

 

時は立ち翔真は中学生になった、あれから

どれだけの時間を無駄に過ごしただろう

翔真は小学6年の冬に明日菜の母から

こんな事してたら翔真君がダメになる

よ!と強く説教されたのだ。それ以来

翔真は周りの大人に見放されていたのを

明日菜の母が養子として白雪家に引きとっ

たのだ。

 

『もうさすがに、義母さんに迷惑は掛けられ

ないな。』

 

それ以来は自分がやってきた罪の償いとして

真面目に勉強したり、学校行事などに取り組む

ようになり普通に過ごしていた。ただ一つだけ

失った物が一つ、それは

 

 

 

 

笑顔。翔真はこのIS世界に来てからは笑って

いる。だがそれは偽りの笑顔で心から笑った

事は一度もない。

 

『俺は・・・・・・これからどう生きていけ

ばいいんだろうな?』

 

 

 

そしてそこからは映像が変わる、翔真がIS世界

に来てからの話だ。束や二ャル子達や一夏達

と出会いISで戦ったりMSガンダムでの戦闘

記録である。

 

 

 

そして映像が終わる。これらを見た一夏達は

何も言えなかった。いや色々ありすぎて何も

言えないのである

 

「何だよ・・・これは・・・」

 

最初に口を開いたのは一夏だ。

そして箒から順に

 

「なんて酷いんだ・・・・」

 

「翔真さんが一番傷付いているはず

なのに・・・」

 

「あんまりよね・・・」

 

「こんなのって・・・・」

 

「綾崎翔真・・・・か。」

 

「辛かったんだね」

 

 

二ャル子達は

 

「翔真さんはただひたすら頑張って

いたんですね。」

 

「翔真・・・・ひぐ・・・ひぐ」

 

「辛い過去。」

 

「翔真お兄ちゃん、」

 

「綾崎君が・・・・可哀想ですよ!

うぐ!・・・ひっく・・・」

 

「綾崎の過去はこんなにも酷かったのか。」

 

 

「まあそう言う事だな、(神のじいさんから

聞いていたがここまで酷いなんてな・・・)」

 

 

「しょうくん・・・・あんなに傷付いてまで

どうして・・・・」

 

 

 

 

 

 

場所は変わり保健室では翔真が寝ていたが

 

「・・・・・・あれ?・・・ここは?」

 

翔真は目が醒める

 

「そうか・・・あのあと俺はZEROシステム

で暴走してたんだっけ・・・多分アスナ相手

だったからか?・・・」

 

 

翔真が途方に暮れていると

 

ブウオオオオン

 

突然学園内に警告音が鳴り翔真は急いで

窓を見ると

 

 

「あれは・・・・デュエル!!」

 

そうIS学園の上空に居たのは10メートルは越える

人型兵器MSで、しかもデュエルガンダムが飛行

ユニットに乗ってビームライフルで攻撃してい

たのだ。

 

「こんな時に!」

 

翔真は急いでアリーナの方へと行く

 

 

 

 

そしてアリーナに到着し

 

「はぁ・・・はぁ・・・ストライクで

出るか!」

 

 

翔真は膝を着いたストライクガンダムに

よじ登りコクピットを開けてOSを立ち上げる

 

 

「I.W.S.Pだが・・・大丈夫か!」

 

そしてストライクガンダムは空へと舞う

 

 

 

一方で整備室でも

 

 

「一体何が起きている!」

 

「織斑先生!実は!」

 

「どうした山田先生!」

 

「今IS学園の上空でMSが交戦中と

言う報告が!」

 

「何だと!?」

 

すると束は

 

「まさか!」

 

束は急いでモニターを展開すると

そこに写っていたのはデュエルと交戦していた

ストライクガンダムだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




次回は再び戦闘だ!頑張るぜい!



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