オリ主がIS世界でいろいろと頑張る話だけど・・・「全話完結」   作:どこかのシャルロッ党

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明けましておめでとうございます!この作品も連載
してはや一年が立ちます!この二年後編もあと僅か!
それでは今年一年間宜しくお願いします!


ゼロ対ゼロ、そして記憶を取り戻す鬼神 ー後編ー

 

 

「「はああああっ!!!!」」

 

颯魔と翔真のウイングガンダムゼロがぶつかり合う。

 

ビームサーベルがぶつかり合い火花が散る。

 

「はぁ、はぁ、はぁ、遅い!遅いぞゼロ!奴の

反応速度を超えろ!」

 

颯魔のウイングゼロ(TV版)はビームサーベルを

翔真のウイングゼロ(EW)のビームサーベルにぶつける。

 

「颯魔!自分を取り戻せ!システムに翻弄されるな!」

 

「黙れェェェェェ!!!」

 

「今のアイツじゃ・・・・・・だが颯魔、お前はそんな

システムに惑わされる奴じゃない!」

 

翔真のウイングゼロは颯魔のウイングゼロと共に

遠くへと行く。

 

 

 

記憶を無くしている颯魔はコクピットの中で

息を荒らしながら戦いを続けていた。

 

「(僕は、僕は何がしたいんだ・・・・・・)」

 

颯魔は弱い心と葛藤しながら翔真のウイングゼロと

戦っていた。しかしそんな時颯魔の頭の中にある

人物達の顔が過る。

 

 

「カナ姉さん、篠ノ之さん、綴先生、ジャンヌさん

・・・・・・ッ!うわあああああァァァ!!!!」

 

 

 

カナ達の事が頭から酷い頭痛を起こす、そして

記憶が次々と呼び覚まされていく。

 

「・・・・・・僕は・・・・・・・・いや『俺』は!」

 

 

 

 

一方で通信がつながらず翔真は必死に颯魔に呼び掛ける。

 

「颯魔!目を覚ませ!お前がそんなシステムに惑わされるような男じゃないはずだ!」

 

翔真のウイングゼロは颯魔のウイングゼロの腕を

拘束して動きを止める。

 

「お前はハーレム王で俺はいつかお前を越えるって

決めてんだ!いい加減に目を覚ませェェェ!!!」

 

翔真のウイングゼロが右拳で颯真のウイングゼロを

殴ろうとしたその刹那、颯魔のゼロが拳を受け止めた。

 

「ッ!」

 

[よう翔真、誰がハーレム王だァ!ハーレム王は

お前だろうがァァ!!]

 

「颯魔、お前記憶が!」

 

[当たり前だ!・・・・・・・遅くなったが久し振りだな

翔真]

 

「たく、遅そすぎだろ」

 

 

 

 

 

二人はその後機体を近くの浜辺へと置いてコクピット

から降りた。

 

「それにしてもMSだったか?あれを動かすなんて

お前スゲーよ」

 

「別にスゴいッて訳じゃないよ」

 

「いやスゲーッて・・・・・・なあ翔真、話は変わるんだが」

 

「分かってる。お前は帰れるぞ、元の世界にな」

 

「そうか、世話を掛けたみたいで悪かったな翔真」

 

「別に気にしてないぜ?さあ今日はごちそうに

しないとな!」

 

二人は機体を楽園の地下ガレージに収めた後

颯魔は翔真が作ったご馳走を綺麗に完食した。ちなみに

翔真が子供であるヴィヴィオと椿を颯魔に紹介した際に

ビックリしてひっくり転けたのは言う間でも無い。

 

 

 

 

 

 


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