オリ主がIS世界でいろいろと頑張る話だけど・・・「全話完結」   作:どこかのシャルロッ党

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今回でコラボ終わります!


託される想いと全てを思い出した白龍皇

 

リオとリィスが加わり燐は二人に翔真を紹介する。

さらに翔真は二人に白龍皇の光翼を見せる

 

 

「翔真さんも・・・・聖闘士なんですか?」

 

「う~ん、それとはまた違うかな」

 

「でも凄くキレイですね」

 

《褒めてもらえるとは光栄だな》

 

「ふぇ!?」

 

「翼が喋った!?」

 

リィスとリオは突然アルビオンが喋り出した事に

ビックリしていた。

 

「オイアルビオン、いきなり声なんか出したら

この子達がビックリするだろ」

 

《しかしお褒めの言葉を頂いんだ。礼は言わなく

てはならんだろ?》

 

ビックリする二人に翔真は白龍皇アルビオンの

話をした。二人は興味津々に話を聞いていた。

 

 

「二人共楽しそうだね燐」

 

「ああ・・・・・・(もしかすると翔真なら)」

 

燐は翔真をずっと見詰めある決意を固め彼に声を掛ける

 

「翔真、この後闘技場で俺と戦って欲しい」

 

燐は真剣な眼差しで翔真に勝負を申込む。

 

「・・・・いいだろう、だが制限時間15分でいいな?」

 

「構わないよ」

 

「燐、急にどうしたの?」

 

「先生?」

 

「ただ翔真の力を試したいと思ってね・・・・・・」

 

 

燐はこの時ある決意を固めていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

場所は変わり闘技場、燐は獅子座のレオの黄金聖衣を

纏い翔真は白龍皇の鎧(ディバイン・ディバイディング

スケイルメイル)を纏っていた。お互いに戦う構えを

取る。

 

 

《翔真、あの燐という小僧はかなりの強さを秘めている。分かっているとは思うが・・・・・・》

 

「油断はするな、だろ?」

 

「翔真、そろそろ始めようか」

 

「望む所だ」

 

 

 

そして二人の戦いを見守るのは教皇であり牡羊座

アリエスユーノとリオ、リィスである。

 

「(燐、君は彼に託そうとしているのか・・・・・・

リオを・・・・・)」

 

 

彼が見守る中二人の戦いが始まる。翔真は最初

複数のエネルギー弾を作り燐に投げ付ける。

 

 

「遅いよ、翔真!」

 

 

燐は余裕で交わして翔真の後ろに回り込む

 

「はあああ!!」

 

「クッ!」

 

燐はそこから蹴りを沢山繰り出す、だが翔真は

両腕でガードしている。

 

《Divide!Divide!》

 

「ッ!急に力が!」

 

「行くぜ燐!」

 

翔真は隙が出来た所を狙い、燐に拳を入れる

 

「なんてパワーだ!だが!」

 

「次はこれだァァァ!!食らえ!ディバイン

シュート!」

 

翔真は右手からディバインシュートを放ち燐は

技を受け止める。だがこの時、翔真は全てを思い出す

 

 

「ッ!?(そうだ、俺にはまだなのはやフェイト達

愛する人達が居たんだ!!何で俺は忘れていたんだ!?)」

 

「クッ!(なんて力だ!これが翔真の力か!

黄金聖闘士よりも少し下だがこれ程とは!)」

 

 

二人はそこから格闘戦に入る、燐が殴りかかれば

最低限の動きで避け、腕を掴み勢いを利用して地面

へ叩き付ける・・・・が、寸前で地面を殴り付け威力を

相殺、反動を利用して宙を舞いそこからフェイント

を織り交ぜた無数の蹴りを繰り出しそれを弾き

反らしながらの攻防を繰り広げる。

 

 

 

「す、凄い!先生と翔真さんが互角に戦っている!」

 

「翔真さんって一体何者なの?」

 

リオは興奮して立ち上がりリィスは翔真を不思議に

思っていた。

 

 

「次で決める!なのはから教わったこの技で!」

 

「なら俺もこの技を持って応えよう・・・・・獅子座レオ

の最大の拳で・・・・・・」

 

 

「「はぁぁぁ・・・・・・・・・」」

 

二人は技を発動する為気を高め合う。燐の身体

から黄金のオーラ、いや宇宙が見えやがて黄金に

輝く獅子が咆哮を上げ姿を現した。白龍皇の半減を

受けているのにも関わらずさらに高まりを見せたのを

合図のように二人は構えた。

 

 

「エクセリオンディバインバスター!!!」

 

「聞け!獅子の咆哮を!ライトニングプラズマ

-電光放電-!!」

 

 

無数の光の軌跡と極太の閃光が放たれ、ぶつかりあい

凄まじいまでの爆発と破壊の余波が生まれ闘技場を

震わせ余波がリオ達を襲おうとした時、ユーノが

前に出て腕を交差した。

 

 

「いけない!クリスタルウォール-水晶防壁-!!」

 

見えない不可視の壁、牡羊座アリエスの黄金聖闘士

ユーノの技《クリスタルウォール》が展開され防がれ

るも軋み始めた。

 

 

「(なんて力のぶつかり合いだ!先生と

互角に戦える人が同じ黄金聖闘士以外に居たなんて)」

 

 

リオはただビックリしながらクリスタルウォールの

向こうにいる二人の姿を探す。少しづつ爆発が

収まると煙が晴れていく先には燐と翔真の姿。

二人は少し息を切らしながらもやがて互いに臨戦

体勢を解いた。

 

「これなら大丈夫だな・・・・・・翔真、少し耳を貸してくれ」

 

「?」

 

翔真は燐の側に来るとワザとふらつく燐に肩を貸す

フリをしながら耳を傾けた時、燐から告げられた

言葉に耳を疑う。

 

「(何!?燐やリィスを俺がしばらく預けるだと!

一体どういうつもりだ?)」

 

「(・・・・・・俺達はこの後やらなければならない事

があるんだ。リオは聖闘士候補生の中でも抜きん

出た才能を持っているがまだ子供だ。これから

起こる戦いに巻き込むわけにはいかない・・・・・・)」

 

 

「(そうか。だけど何で俺なんかに頼む?)」

 

「(さっき戦って分かったんだ。リオやリィスを

預けても大丈夫だと・・・・頼む、リオ達を連れて

いって欲しい)」

 

「(・・・・・・分かったよ。だが燐、ちゃんとお前の

口から言ってやれよ)」

 

「(ああ、分かってるさ)」

 

 

 

それから燐はリオやリィスにしばらくサンクチュアリ

を離れ翔真と一緒に付いて行くように告げた。だが

リオやリィスは最初は抵抗したものの燐の真剣な

眼差しと「二人にはサンクチュアリ以外の世界を

知ってもらいたい」と言われ二人は翔真に付いて行く

事を決めた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アテナが時空のゲートを見つけ今は獅子宮の外に

いた。翔真はリオとリィスを引き連れて元の世界へ

帰ろうとしていた。

 

「リオ達をお願いね翔真」

 

「私からもお願いするね!しばらくはお別れだけど

また会えるからね!」

 

「リオ、リィス、ちゃんと翔真の言う事を聞くんだぞ?」

 

「「はい!!」」

 

「よしその意気だ。じゃあ翔真」

 

「俺が教えられる事は少ないがリオ、リィス。

これからはしばらく宜しくな?」

 

「「はい!翔真さん」」

 

「いい返事だ。燐、気を付けろよ」

 

「ああ、心配してくれてありがとう」

 

 

 

 

 

こうして翔真はリオ、リィスの二人の手を繋ぎ

元の世界へと帰って行った。

 

 

 

 




心滅獣身オウガさん!コラボありがとうございました!
リオ君は第2部でも活躍しますのでお楽しみに!さて
次回は最後のコラボ、翔真がなんと第四真祖の力を・・・

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