オリ主がIS世界でいろいろと頑張る話だけど・・・「全話完結」 作:どこかのシャルロッ党
しばらくして翔真、燐はサンクチュアリの付近に
到着していた。
「ここからはかなり歩く事になるけど大丈夫か?」
「心配いらねぇよ。こう見えても体力には自信が
あるから任せてくれ。けど何で歩きなんだ?」
「アテナ神殿までは黄道十二宮を全て経由して
行かないといけないんだがここの周りにはアテナの
小宇宙が満ちているからあらゆる能力が使えない。
例えば飛ぶ事や瞬間移動とかが出来ないんだ」
二人は喋りながらゆっくりと歩き出した。
翔真は燐と歩きながらサンクチュアリの中に並ぶ
街並みを見ていた。
「燐、一つ聞きたいんだけどさここには人が住んで
るのか?」
「ああ、サンクチュアリには聖闘士育成機関学校
や聖闘士選抜闘技場があるんだ。さらには子供達の
家族が住む住居区もあるんだ」
「へぇ~」
「おっと、そろそろ金牛宮に到着するぞ」
二人は金牛宮の目の前まで来ていた。
「ん?燐じゃねぇか?」
「おぉ、牡牛座のヴィータ」
燐に声を掛けたのは顔に仮面を付け黄金聖闘士の
鎧を纏い少し小さい女の子であった。名前は
ヴィータという可愛いらしい名ではあるが翔真は
何処かで聞いた事がある名前だと頭の中で思い出そう
としていた。
「(ヴィータ?何処かで聞いた名前だけど・・・・・・・
なんか思い出せねぇ・・・・・・知っているはずなのに)」
「お前は?」
ヴィータは次に翔真に話し掛ける。
「お、俺か?俺は綾崎翔真だ。ある事情から
この世界に飛ばされて来たんだ」
「ふ~ん、それで女神アテナの所に行くってわけだな。ま、気を付けてな」
「ああ」
翔真は燐と十二宮を巡る後に「シグナム」、「アインス」「アリシア」と名乗る黄金聖闘士と出会う。
どれも聞いた事のある名前に翔真は頭の中でまた
考えていた。
「(シグナム、アインス、アリシア、何でだ?
思い出せねぇ!)」
(翔真少しいいか?)
「(何だよアルビオン)」
(先程からふっと思ったのだが何故女性は全員
マスクを付けているのだ?)
「言われてみれば・・・・・・・」
アルビオンが言った通りさっきから会う女性聖闘士達は
全員顔に仮面を付けていた。
「なあ燐、なんでヴィータ達は仮面を付けてんだ?」
「・・・・・聖闘士の女性は仮面を付けるのが決まりなんだ。自らを男子と同格にする為にね。そして仮面の
下の素顔を見られた場合どうなると思う?」
「どうなるんだ?」
「殺すか、もしくは愛する・・・・・・・どちらかの
選択肢しかない。もし翔真ならどちらを取る?」
燐の問いに翔真は・・・・・・・・
「殺すなんて俺はしないね。どうせなら俺は
愛する方を取るね」
翔真の答えを聞いた燐は
「君は変わってるね翔真」
「よく言われるよ」
そしてアテナ神殿へと到着した二人。すると中から
「リッ君!お帰りなさい!」
「ただいま戻りました、女神アテナ」
「(嘘だろ・・・・・・・女神アテナが・・・・・束だと!?)」
女神アテナ、その姿間違いなく篠ノ之束であった