オリ主がIS世界でいろいろと頑張る話だけど・・・「全話完結」   作:どこかのシャルロッ党

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今回は束さん、ギンガがかなりヒロインチックかも


第204話「想い人」

 

 

 

 

アークエンジェル、アルビオンⅡは大気圏を突破

していた。その中で束、ギンガは自分達の部屋で

想いを寄せる翔真、和馬の事を考えていた

 

 

 

 

 

 

 

 

束side

 

私は人間そのものが嫌いだった。だってね!束さん

が作り上げたISを全否定されたんだよ!だから私は

白騎士事件を起こしてISの凄さを見せつけてやった。

でも結局は人殺しの道具にされて挙げ句の果てには

家族までをバラバラにして私は箒ちゃんやお父さん

達になんて謝ればわからずに行方を眩ました。死に

たいと思った事もあったよ、何度何度もISコアを

作れって追いかけ回されて我慢の限界だった。

でもそんな時、私は出会ったんだ・・・しょう

くんに・・・いや・・翔真に、束さんは最初ただ

利用価値があったから彼に近付いていたけど一緒

に居る内に好きになっちゃったんだ、しょうくん

は私の作ったISを凄い!格好いい!とか褒めてく

れた。初めてだった、誰かに褒められて凄いって認め

てくれた事が。そこからしょうくんを好きになって

私はいつからか彼に夢中で結婚まで考えたぐらい

なんだよ!だけどしょうくんが転生者で過去に

明日菜ちゃんだったかな?その子を救えずに悲しみ

を抱えてる事を知った。そこからしょうくんは

いつ壊れてもおかしくない状況だった。でも・・

それでも戦う事をやめなかった、前にウイング

ガンダムゼロ(Ew)で宇宙に上がった事があって

ね?その時私としょうくんはコクピットから地球を見て・・・

 

『ねぇねぇ!しょうくん!見て!あんなに

地球が凄く青いよ!・・・・しょうくん』

 

『どうしたんだ?』

 

『しょうくんは辛くない?いつもMSで戦って

あの明日菜って子と会う度に辛そうだし・・・

戦う事をやめないの?』

 

『・・・・辛くないと言ったら嘘になる。

それに俺が戦いをやめたら誰かが死んでしまう。

だから俺は戦うんだ、大切な者全てを守らないと

いけないんだ・・・』

 

『しょうくんは強いね・・・・・』

 

『いや俺は弱いよ。この世界に強い人間なんて

いない、俺はただの弱者にすぎない。でもこれ

だけは覚えておいてほしい・・・・・・・

 

 

 

 

 

 

守りたい人達が居れば強くなれるんだ・・・・・

 

 

 

 

 

 

この言葉を聞いて束さんもしょうくんを守りたい

と思った。そこからいろいろあったけど今は

こうして子供を身ごもってる、にゃはは。まさか

妊娠しちゃうとは思わなかったけど、私はこの子

と一緒に・・・・あなたの帰りを待ってるよ。

 

 

 

束side end

 

 

 

 

 

ギンガside

 

 

私は和馬が好きだった。彼と出会ったのは約数年

前の事だった。地球蒼生軍と戦う為にはMSでの

戦いが必要だった為、私達はGspirits隊の人達から

MSの操作技術を学んでいた。そんなある日の事だった

 

『お前らに何が分かるんだよ!この温室育ちが!』

 

『んだと?もう一回言ってみやがれ!和馬ァァ!』

 

和馬とニックさんが殴り合いの喧嘩をしていた、

あの時の彼は何処か近寄り難い雰囲気でいつも

誰かと喧嘩をしては大東さんやお父さんに注意

されていた。でも不思議と私は彼に何時からか

興味を持っていた、毎日毎日誰かと衝突しては

一人で空を見上げていた。だから私は・・・・・

 

 

『ねぇ、となりいいかな?』

 

『・・・勝手にしろ』

 

私は勇気を出して彼の座るベンチに座った

 

 

『和馬君でいいんだよね?』

 

『だから何だ?』

 

『い、いや・・・その・・・何でいつも隊の

人達と喧嘩してるの?』

 

『関係ないだろう・・・・』

 

『・・・そうかもしれないけど・・・でも

このままだと和馬君が一人になっちゃうから・・・』

 

 

『・・・・・・』

 

『もし辛い事があるなら・・・・私に相談してよ!

出来る限りの事はするつもりだから・・・』

 

『・・・・・ああ・・』

 

 

私は彼にそう言ってその場から立ち去った、でも

そこから彼は少しつづだけど回りの皆と話すように

なった。後から聞いた話だけど俺が変われたのは

ギンガのお陰だって言われてその時はとても嬉し

かった・・・・・だけどある事件の際に私の母さん

であるクイント・ナカジマの遺伝子から作られた

戦闘機人だという事が和馬に知られてしまった。

私は過去に付き合っていた男の人達にこの事実

が知られては何回も捨てられた事があった、きっと

和馬だって私を遠ざけると思ってた・・・・でも

彼は違った・・・

 

 

『お前が戦闘機人だろうが俺は知らない、お前は

ギンガ・ナカジマっていう一人の女の子じゃな

いか、俺がそんな事で遠ざかるとでも思ったのか?

ギンガ・・・・自分に自信を持てよ、せっかくの

可愛い顔が台無しになるぞ?』

 

 

そんな事を言われたのは初めてだった。彼は

いつも通り私に接してくれていた、この頃から

私は和馬の事を好きになった、今は行方知らずかも

知れない・・・・・それでも彼は生きてる・・・

何処かで・・・・・・・和馬、私はあなたが乗る

予定だった「Hi-νガンダムヴレイブ」で戦場に

行く・・・・・生きているなら・・・帰って来て・・

 

 

 

ギンガside end

 

 

 

 

 

 

 

二人の乙女の気持ちはやがて宇宙を駆ける。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 





ちなみに和馬の容姿はあかね色に染まる空の
長瀬準一に似てます。Hi-νガンダムヴレイブは
皆さん分かりますかね?次回は遂に最終戦闘の
始まりだ!

ちなみに翔真、一夏のイメージ曲は

綾崎翔真・・・・Primal Innocence(シン・アスカ)

織斑一夏・・・・Tomorrow(キラ・ヤマト)


てな感じです!ではまた次回!


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